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ラダの仕事2
しおりを挟む「風呂。早く準備しろ。」
そう言われて、急いで準備を始める。
お客様より前に部屋に付いていられたのなら準備も全て終わっていただろうに。
魔法を使えることは知られているため、魔法を使ってお湯を貯める。
「エルフ混じりの癖に微量な魔力だな。」
いつも魔法を使う度にこうして文句を言われる。
確かにわたくしはエルフ混じりと言ってもその血は薄い。魔力も少なく、使える魔法も少ない。
仕方の無いことだが、そう何度も言われるとどうしていいのか分からなくなる。
お客様が言ってくる酷い言葉は大体気にしなくていい、とお姉様は言っていたけれど、どうにも心につかえてしまうのはわたくしが弱いからだろうか。
「お風呂の準備が出来ましたわ。」
お姉様から教わった香油を中に入れて、準備を終了させた。
避妊用の魔導具もしっかり動いている。
大丈夫。
お客様を丁寧に洗う。
胸も使えと言われたので、頑張って洗ってみる。
動きがぎこちないのが自分でも分かって、どうしたら上手く出来るのか、試行錯誤をしているうちに、侯爵様に
「もういい。」
と言われる。
上手く出来なかったかな。
ダメだったよな。
そう思って落ち込んでしまう。
でもお客様に落ち込んだ顔を見せてはいけないというのはお姉様から教わったこと。
顔を上げて微笑み、湯船に入るように侯爵様を誘導する。
「侯爵様。」
わたくしはラダ。
この国で四人しかいない公娼。
「早く、欲しいですわ。」
熱くなった身体に、思わず言ってしまう。
侯爵様にバカにしたように嗤われて、無理矢理喉の奥に肉棒を突っ込まれる。
苦しくて涙目になりながらも何とか舌を這わせて、快感を感じるという場所を刺激する。
頭を抑えられて無理矢理動かされれば、わたくしは息も出来ずえずくことも出来なくなる。
暫くすると侯爵様の子種が放出された。
苦く生臭くしょっぱい、何とも一言では形容のし難い味が口に広がる。
出してしまいたいが、口を塞がれ飲めと言われ飲み込むと満足そうに侯爵様が頷いた。
「げほっ!!」
息が出来るようになって思わず噎せる。
そのまま立たされて、髪を引っ張られながらベッドまで連れていかれる。
頭の上でブチブチブチッと不穏な音が聞こえる。
皮膚が引っ張られる感覚に思わず悲鳴を上げそうになった。
ベッドに転がされ、そのまま挿入される。
ぬるりと自分の意思とは反して濡れている身体に軽蔑の気持ちを抱くも、次に来る快感には抗えず、腰が動いてしまった。
バチンッとお尻を叩かれる。
「勝手に動くなといつも言っているだろう。」
「ごめんなさい。侯爵様。」
侯爵様が動く度に、はぁ、はぁ、と自分の呼吸音が荒くなっていく。
顔や身体が熱くなって重くなって動かない。
気が付くと、後ろを向かされお尻を叩かれながら突かれていた。
痛みが続くと、段々とそれが快楽に感じるようになる。
「どうした?叩かれて気持ちいいのか?」
言われたことに頷く。
その後すぐ激しくなる音に、思わず大きな喘ぎが漏れた。
ビリビリとした感覚と、溢れる液が太ももまで垂れてきているのを感じる。
痛くて、嫌な筈なのに。
香油のせいだろうか。反応してしまうのは。
それでも香油がないと、お客様が怖くて対峙することも出来ない。
情けなく声を出しながらも妙に冷静になった頭と、快感でおかしくなっていく身体のギャップに戸惑いながら、布団を強く掴んだ。
身体が勝手にビクン、ビクンと跳ねてしまう。
もう限界だと伝えるも、知ったことかと続けられて涙で視界が歪む。
ひっくり返されて正常位の体勢になり、ガンガンと乱暴に突かれる。
痛くて苦しいが、反面快感が迫ってくる。
「もっ!.......やっめ!」
やめてください、と言おうとして首を絞められた。
息が出来なくて苦しい。
激しく突かれ、息が出来ず思考が纏まらない。このまま死ぬのだろうか。
そう思っていると、侯爵様の動きが止まり中でどくどくと脈打っていた。
ゆっくりと引き抜かれ、そのまま口の中に入れられる。丁寧に舐めていると歯が当たったとまた頬を叩かれた。
その後、三回ほど連続で行い、わたくしが動けなくなった所で侯爵様は帰っていった。
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