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娼婦の行きつく先
しおりを挟む王子はその後、二日ほど宿に滞在した。
そんなに休んで公務の方は大丈夫なのだろうかと思ったが、私のような身分の者が気にしても仕方ないことだ。
まぐわい疲れれば共に寝る、腹が減れば食事を運ばせ、一緒に風呂に入り、街に出てお忍びで買い物をしたりと、世間の恋人と同じように過ごす。
彼は妻帯者ではあるのだが、妃とは上手くいっていないのであろうか。私に癒しを求めているようなので、そのように振る舞って差し上げる。
別れる時は「また会いたい」と私を抱き締めながら言ってくれる。仕方ないから頬にキスのサービスをしてあげた。
「お仕事、頑張ってください」
と笑顔で言えばやる気を出したようにキリリとした顔をして、宿を出ていく。
「ふぅ」
溜め息が出る。
やっと一人になれた。
彼は愛すべきバカであるが、一緒にいると私の正体がバレたりするのではと気を張るし、何よりお父様に似ていて行為自体は兎も角としてキスが不快だ。
媚薬効果のある香油を使うことで、不快感を紛らわしてはいるが、この香油を教えてくれた娼館時代のお姉さんには感謝をしなくてはいけない。
『お客といるときは何か準備をするときにも普段の倍時間を掛けてゆっくりやると良い。時間稼ぎになるから。』
いたずらっぽく笑いながら、客との時間をやり過ごすコツを教えてくれた彼女は元気にしているのだろうか。娼館には世話になったが、『公娼』になった後は連絡を取っていない。
そろそろ年季も明けて自由の身になっている筈であるが、どうであろう。
折角なので会いにいってみるのも良いかもしれない。
宿を出て、娼館のある方へ向かう。私が働いていた娼館以外にも同じような店が並んでいる、無許可の店もあるにはあり、治安はあまり良くないが、早朝であるため娼婦と別れたばかりの男も多く、この時間は比較的安全だ。
娼館の主は娼館の側で奴隷商人としての店もやっている。自宅も兼ねている筈なので、主に会いたければそちらの店にいるだろう。
もし年季が明けていればもう娼館にはいない。お姉さんに会いたければ主に聞きに行く方が早い。
ローブを深く被り、面倒な男に絡まれないよう、目立たないように歩く。
見慣れた道と思っていたが、ここ数年で新しい店が出来たらしい。真新しい看板がいくつかあった。
暫く歩くと見知った看板に辿り着く。以前働いていた娼館だ。相変わらず赤い看板が毒々しい。高級娼館らしく他の店舗とは店構えが違う。
此処には用はないので入らないが、良い思い出も悪い思い出もある場所だ。おかみさんは元気だろうか。
そして隣にあるのは主のもう一つの店であった。開店準備に忙しいらしく、隣の娼館が客を帰した後、娼婦達も上がり静かなのに対して、バタバタと人が出入りしていた。
一人、見知った顔があったので「あの」と呼び止める。平凡な顔の男だ。名前は知らない。向こうはすぐにこちらが分かったようで、驚いた顔をしていた。
「久しぶりだな。どうした。」
と忙しい手を止めて話を聞いてくれる。
「お館様に会いたいのですが。」
と言えば奥に言ってすぐに戻ってきた。手招きをされたので店の中に入る。
こちらの店の中に入るのは初めてなので、つい色々と見てしまう。娼館は女の地獄だったが、此処も此処で地獄のようだ。枷を付けられた人間がちらほら見えた。小さい子どもが一人、こちらを興味深そうに見ている。
奥の部屋に案内されると主がいた。娼館の主は相変わらず小太りな体型を維持している。以前よりも少し老けただろうか。しかし元気そうではある。
「お久し振りです」
つい声は固くなるが、向こうは何の感情もないような瞳でこちらを見ている。私はもう娼婦として店では扱えない。商品として扱えない女には興味がないようだ。
「何の用だ。奴隷でも買いに来たか。」
「そんなつもりはないのですが、少し聞きたいことがありまして。お忙しいところだとは思ったのですがお邪魔させて頂きました。」
客でもないと思ったからか、更に興味を失った顔をしている。こちらが無礼をしているので仕方がない。
「それで。何の用だ。」
「私と一緒に働いていたローゼさんが今どこにいるのかを聞きたいのです。もう年季は明けていますよね?」
年季が明けて、自分を買い戻すことさえ出来れば自由の身になれる。それがあるから耐えている女も多いだろう。
ローゼお姉さんはもうとっくに年季が明けている筈だ。主が覚えていない可能性もあるが、それも低いだろう。お姉さんは娼館で一番人気だったのだから。
金を稼いでくれた娼婦のことは覚えているものだと以前言っていた。私のことを覚えているのもその証拠だろう。
ローゼ、と名前を聞いて主の眉毛が上がった。そんなことか、下らないとでも言いたげだが、テーブルに金貨を数枚置けば話し始める。
「あの恩知らずのことか。ここに行け。」
住所の書かれた紙を放って投げられる。
恩知らずという言い方がひっかかったが、頭を下げて部屋を退出する。
部屋を出ると泣き声がした。
見ると先程私を見つめていた子どもが、何かを抱えて泣いていた。
奴隷を管理する役目の大男が、子どもに向かって拳を振り上げる。
胸糞の悪い光景だ。
思わず止めに動いてしまった。
子どもは、赤ん坊を抱えていた。
「リリス」
店先で私が声を掛けた男が慌てて間に入る。この男には一応客人として扱われているようだ。
「うちの商品の教育に手を出すな」
大男も無表情にこちらを見つめていた。
彼も私が商品だったことを知っている。客だとも思っていないから、言葉遣いも乱暴である。
この男は奴隷に対してやりすぎることがあったようで、娼館にいた時にも余り良い噂を聞いたことがなかった。子どももすっかり怯えている。
「すみません。余り口を出すことではないと分かっているのですが、一体何があったのでしょうか。」
「その娘は娼館に行くことになった。赤ん坊は置いていけと言ったのだが聞く耳を持たない。だから折檻をしていた。」
子どもはどうやら女の子だったらしい。確かに可愛らしい顔をしていて、これから磨けば良い娼婦になるだろう。労働奴隷よりかは幾分かマシな生活が送れるので、娼婦になることを嫌がる奴隷は少ないが、この子どもはどうやら事情があるらしい。
「助けてください!私と弟は騙されたんです!」
私に助けを求められても困るのだが、この状況で見捨てるのも何だが気持ちが悪い。話を聞いてやることにした。
「奉公に出ると聞いていたのに、此処に連れてこられました。聞いた話と違うので、弟と一緒に家に帰してください。」
成る程。良くある話だ。
子どもには奉公に出る、良いところだから大事にして貰えると言って奴隷として売る親や商人は多い。
勿論本当は違うので、商人としては金も払っているし騙したとも思っていない。
「帰れるわけないでしょう。貴女は売られたのだから。」
思わず本音が漏れた。逃げて家に帰ったとしてももう居場所なんてない。奴隷として売られるとはそういうことだ。
残酷な話だと思うが、希望を持つ方が可哀想だろう。
小さな弟のことは諦めるしかない。金を出して買っているのだろうから、殺されることはないだろう。運が良ければ子どものいない夫婦に自分達の子どもとして引き取られて幸せになれる可能性もある。男の子なので、跡継ぎとしての需要もありそうだし、姉がこれなので見た目にも期待できる。そう悪いようにはならないと思う。
柔らかく伝えたつもりであったが、子どもは泣き崩れた。あの平凡な男までもがこちらを非難するように見ている。どうすれば良いと言うのだろう。
大男は分かっているのなら早くどけと視線で訴えている。これ以上は仕事の邪魔になってしまうだろう。
「はぁ。.....この二人、いくらですか?私が買います。」
甘いかなと思うが、私にも弟や妹がいた。
守らなければいけないという幼い少女の気持ちも分かるつもりだ。
金はある。小さな奴隷二人買うくらい訳はないだろう。
ばっと子どもが顔を上げた。不安そうに見つめてくる。
平凡な男は主を呼びに走っていった。
大男は不服そうだが、子どもを立たせた。
子どもは兎も角として、此処で働いている者の殆どは私が誰かを知っているし、金を持っていることも知っている。
私の発言が無碍に扱われることもなく、金貨数十枚程度で、すんなりと二人の奴隷は買えてしまった。
少女の方は多少吹っ掛けられたが、仕方がない。娼館に出せば相応の稼ぎを得たのだろうから、けちらず払う。
娼館の主は少し呆れたように見ていたような気がするが、何も言わずに売ってくれた。
不幸な子どもはこの二人だけではない。全てを助けることは出来ないのは分かっている。分かってはいるが見捨てることも出来なかったのだ。
「おねえさん?」
店を出ると少女に話し掛けられた。
かなり気安いが、奴隷になって日も浅く奴隷としての躾も殆ど受けていないのだろうから、おねえさん呼びも妥当であろう。疑問系なのはどう呼べば良いのか分からなかったからだと思う。
「私のことはリルと呼びなさい。人前ではリリスと。」
元は物分かりの良い賢い子なのだろう。素直に頷いた。
「これから私たちはどうなるのですか。」
「家に帰りたいなら返しても良いけど。」
言うと慌てて首を振り、不安そうに私を見てくる。
いきなり買われたら不安にもなるだろう。
どうなるもこうなるも、子ども二人を連れて旅には行けないので、良く世話になっている村に連れていこうかと思う。そこならばこの二人も安心して暮らせるだろう。
親元に返しても、また売られてしまうだけであろうことは容易に想像がつく。それでは助けた意味がないため特別希望されなければ、こちらで引き取るしかない。
「私の知っている村に連れていく。そこで好きに暮らせば良い。」
少し突き放したような言い方であっただろうか。しかし、必要以上に優しくする必要もない。
「仕事はしなくて良いのですか。」
「村の人の手伝いをして欲しい。あとは学校に通うこと。その間の弟の世話は頼んでおくから安心しなさい。」
身体が小さいが話し方がしっかりしていると思ったら、先程の奴隷売買書には七歳と書いてあった。
読み書きを覚えるにはちょうど良い年齢だ。
「学校ですか?」
「ええ。今のあなたに頼めるような仕事は少ないから、頑張って勉強をしていつか私に貴女を買った分のお金を返してちょうだい。弟の分もね。」
それ以外何も求めていないと言うと、少女は目を丸くして頭を下げた。小さく嗚咽を漏らしているが、仕方がないと思う。道の真ん中は邪魔なので、泣きながら赤ん坊を背負う少女の手を引っ張り歩くことになった。
落ち着くと名前が聞けた。
少女がアイシャで弟がアドウィルと言うらしい。少し東寄りの国の名前だろうか。
確かに顔立ちがこの国の人達よりも濃いような気がしなくもない。聞けば母親が他国から来ているという。
旅人がそのまま定着してこちらで子どもを作るのは珍しい話ではないため、特に深くは聞かなかった。
これからお姉さんのところに行きたい私は、取り敢えず二人を今日まで泊まっていた所とは違う宿に連れていった。あそこの宿は高過ぎるし、こんな小さな子連れで行ったら良い思いはしないだろう。
中級くらいの宿で我慢して貰おう。
「ベッドがある...」
部屋に入るとアイシャは目を丸くした。
疲れているだろうが、先に風呂に入るようにとお湯を魔法で溜めながら伝えた。
奴隷商のところにいたので数日風呂には入っていないだろう。かなり匂う。
風呂には一人で入れるし弟も入れることが出来るというので、道すがら買った布オムツやらミルクやら軽食やらを置いて部屋を出た。
逃げる心配もあるが、大丈夫だろう。奴隷が主人から逃げれば死罪になることもある。子どもの足で逃げるのも難しいのは、年の割りに賢いアイシャには分かる筈だ。
私は娼館の主に貰ったメモを見ながら、お姉さんがいるという場所に向かう。
どんどん人通りの少ない道に入っているが、本当にこんなところにいるのだろうか。
それにこちらの方面は確か人が住むような区画ではなかった筈だ。
不安に思いながら歩くと、石が見えた。
十字架に切られた石の連なるそこはどう見ても墓地だ。
「恩知らずって、こういうことね。」
お姉さんは死んだのだろう。
娼婦が娼婦のうちに死んだとて、墓を作って貰える訳がない。集合墓地に入れられている筈だ。
私は大きいが、何も書いてない墓の前に立ち氷魔法で花を作り、置いた。お姉さんが好きだと言っていた向日葵の花だ。
時期には少し早いが、喜んでくれるだろうか。
どうして死んでしまったのだろうか。
娼婦が死ぬ理由など、沢山ある。流行り病にかかっても医者に掛かれるわけでもないからだ。病で死ぬこともあれば、性病を貰って死ぬこともある。折檻で死ぬことも少なくはない。
お姉さんがどうして死んでしまったのかは分からないが、理由を知ったところで虚しくなるだけだ。
年季が明けたら、人並みに結婚をして子どもが欲しいと言っていた。もう少しでその夢も叶ったかもしれないのに。
「お姉さん、お疲れ様です。」
娼婦の行きつく先なんて、やっぱりろくでもない。
私は流れてくる涙を拭いながら思った。
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