金になるなら何でも売ってやるー元公爵令嬢、娼婦になって復讐しますー

だんだん

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国一番の美姫でした

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重苦しい真っ黒なローブを身に纏った私は、この街を覆う、無駄に大きな城門を見上げていた。



ローブから漏れた長い金髪がそよ風に揺れる。

時刻は早朝。空がようやく明るくなったくらいで、ちらほらと仕事の準備を始めるのだろう忙しく動く人の影が見えてきた。



朝早くからご苦労な事だと、私も起きているというのに、どこか他人事のように思った。



近くを通り過ぎた冴えない顔をした若い男が、私の前を通り過ぎようとして……何故か足を止めた。



見せもんじゃないぞと深くフードを被り、顔を見えなくしてやっても、男が立ち去る気配はない。心中で息を吐く。



話しかけてくる気配を感じて、面倒なのでその場を立ち去ろうとするも、回り込まれて行く先を塞がれる。フードの奥の顔を覗き込まれるようにして、話し掛けられた。





「お前、名前は?」





「すみませんが、汚い顔を近づけないでくださいませんか。」





顔を背けた。



この男尊女卑の激しい国で、男に逆らう女はいない。

国も法律も制度も風習も男の味方だからだ。そんな中で私のように強気でいる女も珍しいのだろう。普段は反抗されることなんて滅多にない筈の男の顔が真っ赤に染まった。





「女の癖に巫山戯けた口利きやがって!」



「こんな近くで大きな声を出さないでください。煩いです。」





怒鳴られるも、怯える事なく平然とした様子の私を見た男は手を上げた。口の中に血の味が滲む。この国の男たちは短気で困る。





「顔を叩かないでください。私の商品なんですから。」





「薄汚れた女の癖に俺に逆らうからだ!」





はい、女を人間だと思っていない発言を頂きました。本当、屑過ぎて虫唾が走るんですけど。



赤くなっているだろう顔をさすって痛みを紛らわせる。男のなにがそんなに偉いのか誰か教えてくださいませんか。

口の中に溜まった血混じりの唾液をぺっと地面に吐き出して、男を睨み付けた。





「何だよ。そんなに睨むなって。ちょっと遊んでやろうと思っただけなのにさ。」





「余計なお世話ですし、遊んでもらわなくて結構です。遊ぼうとする相手を良く見た方がよろしいと思いますよ。」





懐に潜ませていた意匠の凝った作りの懐中時計を男の目の前に差し出した。何だこれはという顔をしていた男がさっと青ざめた。





「エメラルドが嵌められた懐中時計……それにこの百合の意匠は…。」





「私と遊ぼうなんて貴方には百年早いです。」





百年以上かしら?そういうと男は顔を真っ赤にしながらも立ち去った。

出したばかりの懐中時計を盗まれないよう、素早く懐に仕舞う。この町、治安悪いからなぁ。

まあ、これを盗んだことが知れたら、いくら男であっても死刑になるのだけれども。





今日は朝まで『仕事』をしていたら、変なものに絡まれてしまった。

お陰で無駄な時間を過ごした。とても憂鬱。

次からは『仕事』を早めに切り上げるか、もっと遅くまでかけるかのどちらかにした方が良いだろう。



暫くは『仕事』はしない予定ではあるのだけれども。



荷物が置いてある旅宿に足早く帰り、荷物をまとめる。もう完全に朝だ。人が多くなる前にこの街を出よう。

朝には、私のことが噂になっているはずだから。

人の噂というのは厄介だ。特に私のように人の悪意が向きやすい仕事をしていると。

噂のまだ広まらないうちにここを離れてしまわないと、面倒なことになる可能性がある。



それは避けるべきだ。



荷物を纏めて街に必要物資を買いに出る。





「聞いたかい。あの女がまた領主様のお屋敷に入ったらしいぞ。」



「またかい。領主様もお元気だこと。」







耳を澄ませば、『リリス』のことがもう噂になっているのが分かる。



私はフードを深く被り直した。



『リリス』というのは私の源氏名だ。『リリス』は自分で言うのもアレだが、この国屈指の有名な娼婦である。



娼婦ではあるが、ひとところに止まらず旅をしている旅の娼婦であり、貴族や王族相手にしか身体を許さない。



『リリス』は国からの許可を得ている娼婦だ。この国には、私のように国のお偉方を相手にする『高級公娼』が四人いる。



私たちは国の許可を得て商売をしているんだという特別な証が先程の懐中時計で、あれを見せれば国中何処の関所も通れるし、一応王城にも入れる。



普通、公娼といえば、国からでなく地方の領主から許可証を発行される。

仕事内容も貴族を相手にするのでなく、一般市民を相手にする。つまり、売春の商売許可証のようなものである。



私たちの持つ許可証代わりの懐中時計は、国王直々に授けられるものであり、四つとも意匠も少しずつ違う特注品である。



どうして私たち四人が特別扱いを受けているのかといえば、私たちが王位継承権所持者専用の娼婦だからだ。王位継承権所持者というのは、王族だったり公爵家の方だったりするわけで、本来ならば娼婦なんか呼ばなくても美女を選びたい放題、ハーレム作りたい放題だ。



実際、ハーレムを持つ方も多い。



じゃあ何故娼婦なんぞと思うだろう。それは単純な話だ。四人それぞれが傾城の美女として有名だからだ。



お偉い方というのは、珍しい美しい花を愛でたいものらしい。

例えば私は、一時期王都で高級娼婦として働いていた。その時に第一王位継承権を持つバカに惚れ込まれ、私に熱をあげ貢ぎすぎて彼は国の財政を傾けかけたことがあった。



つまり、私は文字通りの傾城だ。なかなか面白い冗談であったと思う。私が悪女のように言われて不愉快だったけど。



王子は更に、私に身請けを申し出てきた。

その時の私は、この男のものになれって?冗談でしょう?と思い、意地悪で、私の体重の50倍の重さの金塊を用意できるなら身請けされてやるって言ったら、あの馬鹿は本当にやろうとした。

その話を聞いた財務大臣が真っ青になって胃痛で倒れたらしい。



あの時は呆れて物も言えなかった。



あ、いや。馬鹿じゃないの?って言ったわ。そしたら言われた本人、へらへら笑ってたけど。



国を傾けられると思って慌てた国王がバカ王子を城に監禁して、その間に国王公認の公娼の証である懐中時計を私に渡してきた。



国王的には、国公認の公娼にしちゃえば、ハーレムに入れられないって法律があるので、王子もこれ以上の無茶はしないだろうと思ったのだろう。それが見事功を成したわけだが。



そんなわけで、公娼になったその後、王子に見つからないうちに王都から出てくれと頼まれた。私としても、しつこすぎる王子にうんざりしていた頃だったので、凄く有難い申し出だった。



かといって出禁になった訳ではなく、今でもたまに王都行くことには行く。

今でも第一王子に呼ばれるのは勿論、他の王位継承者にも客がいる。

ちょっと別の用事があったりもするので、全く王都に行かなくなったというわけではないのだ。残念なことに。







そんなこんなで娼婦になった私であるが、娼婦になる前は公爵令嬢だった。



この国の身分制度は上から王族、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵、準男爵があり、その下に騎士、そして平民がいる。

貴族には領地が与えられ、そしてそこに住む人々を治める義務と国に対する忠誠を誓う義務が生じる。



貴族としては最高の位にいた公爵令嬢だった頃の王位継承権は85位。女であることを考えるとそんなに低い訳ではない。

この国では王位継承権は男性に優先される。

例えば王に一人娘の王女がいたとする。王子がいない場合であっても、その継承権は王の祖父の時代まで遡った男系の男性王族に負ける。



三代前まで遡ってしまえば、王からしてみても他人同然なのだが、この国の制度はそうなっている。

今の男性王族・公爵家血筋の男性は50人程。

その後に王族の女性達が続き、その後が公爵家の女性達。

私の祖父は先代の王の弟で、家格も血筋も王家に次いで高いものだった。



しかし、私の家は没落した。



ある日、父と弟が領内の小競り合いを止めに行った帰り、落石事故によって帰らぬ人となった。

父はこの国には珍しく、男女差別をしない人だった。そんな人の子どもであることを私も誇りに思っていた。

私の役目は父や弟の役に立つような婚姻を結び、二人を支えることだとずっと思っていた。



それなのに、二人は死んだ。



悲しかったが、いつまでも悲しんでいても仕方がない。私が一時的に家督を継いで領地を守ろうと思った。

だが、そんな誓いも虚しく、領内で反乱が起こった。

『女に従うことは出来ない。』それが反乱軍の言い分。女であることが、そこまで差別を受けることだなんて私は知らなかった。知らなくて良いように守られていたことも、家の外で女性達がどんな扱いを受けていたのかも私は知らなかった。



何とか反乱を鎮めようと思ったが、私が動けば動くほど、人心は離れていった。

心を許していた筈の家臣も寝返り、私には守るべき妹と母しか残されていなかった。



そんな母と妹も、屋敷に乗り込んできた反乱軍に捕らえられ、殺された。

最後は無惨な姿になって晒し者にされた。



魔力が高く、転移魔法の使える私はその時、屋敷が占拠されてることも知らずに、知り合いに助けを求めに行っていた。

戻ったときには既に全てが終わっていたし、公爵令嬢としての『私』は死んだことになっていた。

私が帰ったときには、もう何もかもが手遅れになっていた。守るべきものも、居場所も何も残っていなかった。



消し炭になった屋敷を見て、晒された母や妹の亡骸を見て、幸せだった時のことを思い出して、私は泣いた。

それでも、何も戻っては来なかった。

幸せだった日常も、家族も、公爵令嬢としての地位や財産も、全てを失った。



しかもその理由が、私が女だからという、どうしようもない理由だった。



私はそのまま、領内から逃げ出した。

私が死んでいないと知ってた、元使用人達からの裏切りによって、私は追われる身となった。

着ていたドレスはすぐに捨て、奴隷の着るようなボロを着て私は毎日刺客と戦うはめになる。



復讐なんて、考えていなかった。あの時の私は空っぽで、ただ死にたくなかった。



追手に追われて、まともに食事も睡眠も取れない生活が続く。宿を取るお金も、パンを買うお金もなかった。貴族令嬢だったことが災いして、お金を稼ぐ方法すら私には分からなかった。



疲れ切ってボロボロになった私は追手によって深い傷を負わされ、そのまま川に転落した。

今度こそ本当に死んだと思われたのだが、私は何故か生き残った。川下で『とある女』に拾われ、命を救われたのだ。



私を死んだと思った追手はもう、追ってくることはなくなり、私は母と妹が死んでから、初めての休息が取れた。



私を拾った女は貧しい女だった。仕えていた家の主人に手を出され、奥方から追い出されたと身の上を語った女は小さい赤子を抱え、途方に暮れているようにも見えた。



そんな中、私の世話を甲斐甲斐しくしてくれ、食事や寝床をくれたのだ。

久しぶりに触れた人の優しさに、私はすっかり心を許していた。



ある日私は身体の揺れによって目を覚ます。

口を塞がれ、手足は縛られ、魔力の流れを阻害する首輪まで付けられていた。

見知らぬ男達に連れていかれそうになり、取り乱した私に、『彼女』は言った。



『あなたのこと売ることにしたの。とても美人だから高く売れたわ。ありがとう。これで助かった。』



涙を流しながら笑顔で言う彼女と赤ん坊の不穏な泣き声が印象的だった。



私はまた裏切られたのだ。

世間知らずの私でも気づいた。

だけど、抵抗する気持ちは湧かなかった。

私が彼女に救われたのは事実で。

そして、彼女の貧しい暮らしをずっと見てきていた。ジャガイモが食べられればその日の食事は上等な方で、塩をお湯に溶かしただけの飲み物だけの日もあるという彼女に私は助けられたのだ。

私の知らなかった生活だ。だが、少し一緒にいただけでも彼女が苦しい立場にいたというのも分かる。



彼女は、これからあの赤ん坊を守り、育てなければならない。赤ん坊の父親のことは愛していないが、赤ん坊のことは愛しているから。



だから、少し一緒に暮らしただけの私を売るのは彼女にとって正しい選択だろう。

憎いという気持ちは湧かない。ただ、不幸な女に幸せが訪れれば良いと思う。



私は男達によって、娼館に連れていかれた。

生まれて初めて人前で裸にされ、娼館の主だという小太りの男とその妻だというきつそうな瞳の女によく観察される。



恥ずかしかったが、隠すなと言われ、肌を隠すことすら出来ない。逃亡生活で痩せた私の身体は、公爵令嬢として甘やかされていた時より、骨が浮き貧相になっていた。

梳かされることの減った髪の毛も艶を失い、所々絡まっている。



それでも『国一番の美姫』と言われた私は、そこらの街娘よりずっと綺麗で、娼館の主は金を出した甲斐があると嬉しそうにしていたのを覚えている。



まだ15歳だった私は、こうして娼館に売られて娼婦となった。



『そういうこと』を何も知らなかった私は、先輩の娼婦に必要なことを教わった。

高級娼館であったから、そこまで待遇も悪くなかった。

良い思い出ではないが、悪い思い出でもない。

生きるためには必要だったし、身体を売るしか『死んだ』私に道はなかった。



初めて客を取るときに、覚悟を決めた。『金になるなら何でも売ってやる』と。



そして第一王子との何やかんやがあり、今に至るわけだけど。



私は自分を不幸だとは思っていない。寧ろ恵まれた容姿でいただけ、まだマシだった。運がなくて容姿まで悪かったら、本当に最下層の娼婦のように外で客を引いて身体を売ることしか出来なかっただろう。





*********



宿で身体を休めていると、小さな鳥形の魔獣が飛んできて窓を開けろと嘴でつつく。

中に入れてやると肩に乗った。

脚に小さな手紙がくくりつけられているのを見て、読む。



第一王子からの手紙だ。

早く私に会いたいらしい。



前に会ったのがもう一月も前だ。

そろそろ行ってあげないと、客として繋ぎとめるのが難しくなるだろう。



「次は王都に行こうか。」



返事を書き魔獣の脚に付けてやり、甲高く鳴いて窓から飛び出すのを見送った。



暫く仕事をするつもりも無かったが、呼ばれれば仕方ない。



私は王都に行く準備を始めた。

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