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特別試練
四
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「ソヨカさんもまだ探してないし……」
そういえばリスリも置いてきたのだ。どうしよう、後ろを振り返っても無我夢中で歩いてきたらしく、遠くはもう白に包まれていた。
とりあえず鬼ごっこでしたように私は各部屋の扉を開けていった。どれもちらりと見ただけで閉めてしまい、ついにあの男がいる部屋まで戻ってきてしまう。
四階は円になっていた。だから戻ってきてしまったのだ。作りの構造はめちゃくちゃで扉を開ければ部屋が傾いていたり、床と天井が逆になっていたり、ずらりとぬいぐるみだけが置かれた部屋もあった。
ぬいぐるみは本当に好きらしい。私はその部屋に向かい、ぬいぐるみを見渡した。
ブリキの人形やうさぎのぬいぐるみ、キャラクターものや、食べ物のぬいぐるみ等の中から私はピンク色のくまのぬいぐるみの前に座り込んだ。
「これ、なんか……」
そういえばリスリも置いてきたのだ。どうしよう、後ろを振り返っても無我夢中で歩いてきたらしく、遠くはもう白に包まれていた。
とりあえず鬼ごっこでしたように私は各部屋の扉を開けていった。どれもちらりと見ただけで閉めてしまい、ついにあの男がいる部屋まで戻ってきてしまう。
四階は円になっていた。だから戻ってきてしまったのだ。作りの構造はめちゃくちゃで扉を開ければ部屋が傾いていたり、床と天井が逆になっていたり、ずらりとぬいぐるみだけが置かれた部屋もあった。
ぬいぐるみは本当に好きらしい。私はその部屋に向かい、ぬいぐるみを見渡した。
ブリキの人形やうさぎのぬいぐるみ、キャラクターものや、食べ物のぬいぐるみ等の中から私はピンク色のくまのぬいぐるみの前に座り込んだ。
「これ、なんか……」
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