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第4章 魔王の影を払う少女
第95話 災厄に包まれた街、アルティス
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「……!」
レオは感じた。
足を進め、壊れた窓へと近づいて外を見る。
2階のバランの部屋はアルティスを見渡せる程広くはないものの、十分だった。
少なくともレオの感覚はこの街に異常が起き始めたことを捉えている。
そしてそれが合っていることをすぐ後に知った。
最初に聞こえたのは悲鳴だった。そして怒号に、血の吹き出す音。
次に街の明るさに変化が出た。闇が覆っていた街には多数のランプが灯り始め、そして朱色の光がそれらをかき消すように広がり始める。
「……レオ様、これ」
「ああ、街が何者かに襲われている。行こう」
「待ってくれ、俺も行く!」
街の状況を見て居ても経ってもいられなくなったのか、バランはベッドから起き上がろうとする。
しかし彼の右手は折れていて使い物にならない。
左手だけでも彼ならばそれなりの戦力にはなると思うが、彼には横で眠るメイドが居る。
「いや、バランは彼女を護ってくれ」
「けれど……いや、その通りだな……なら悪いが、城まで付き合ってくれないか?
この状況を何とかするために、兵に指示を出したい」
一度は引き下がらなかったバラン。
しかし彼は隣で眠るメイドの姿を見て諦め、別の要望を出した。
彼はこの国の皇子。それならば、城に行けば混乱に陥った街を何とかできるだろう。
レオは頷き、もう片方のベッドに近づいて慎重にメイドを抱きあげた。
バランと視線を交わせば、彼は意志の籠った目で頷き返してくれた。
レオ達はバランの部屋を出て廊下を足早に歩き、階段も素早く降りて宿屋の一階へ。
騒ぎは次第に大きくなってきているようで、バランの宿屋を使用している他の人も目を覚まし始めているようだった。
入口の扉を開き、大通りに出れば窓からしか見えなかった街の様子がさらに鮮明に映る。
朱色の光はいたるところで灯っていて、そこからは黒い煙が天に昇っていた。
来る途中には全く人の居なかった大通りには突然の出来事に戸惑う人がちらほらと見える。
一方で城の方にも明かりは見えるが、紅の明かりは少なく火に包まれてはいないようだった。
背後にアリエス達の気配をしっかりと捉えながら城に向けて歩みを進めれば、すぐにその行く手を狼型の魔物が遮った。
小型だが鋭い牙を持つ凶暴な魔物だ。けれど、先ほどまでは街の中に魔物の気配は全くなかった筈。
「魔物の大量発生? だが、こんな急に? レオ、彼女を俺に。
右手が折れていても、彼女一人は背負える」
レオはメイドをバランの背にゆっくりと預け、彼がしっかりと支えたことを確認すると前に進み出る。
右手に剣を取り出し、柄に指をかけ、ゆっくりと歩き出す。
アリエス達もそれに続き、彼らはまるで散歩するような気楽な足取りで城へと向かい始めた。
知性などない魔物達は戦闘を歩くレオに飛び掛かるものの、そのどれもが目視できぬほどの動きで生を終える。
一体。また一体と、邪な命が散っていく。
それを何度も繰り返しながら、レオ達は王城へと向かう。
レオが「それ」と相対するまでに数えきれないほどの魔物が散った。
けれど数多くの魔物を壊したことよりも、これだけ多くの魔物が街の中に居ることにレオは首を傾げる。
アルティスの街は周囲を城壁で囲まれているので外部から魔物は侵入出来ない。
仮に出来たとしても、ここまで数が多い筈がない。
けれどその考えは、「それ」と邂逅したことにより中断せざるを得なくなった。
「……どう……なって……」
姿を見て、レオは驚き目を見張る。
背後でアリエスが息を呑んだ音を聞いた。
目が見えなくても、その気配を今もしっかりと覚えているのだろう。
いや、彼女にとっては忘れることもできない魔物という奴だろうか。
「それ」はアルティスの街の兵士と戦っていた。
家の壁に寄生し、黒く鋼のような触手をもって槍や弓を弾き飛ばし、兵士の体に叩きつける。
たった今、一人の兵士が鎧ごと体を潰され、返らぬ人となった。
かつて何度も見た光景。
白銀の少女が、今の姿のアリエスがレオの右目の光景の中で見せたのと同じように命を奪われた。
けれどこれは右目の光景ではなく、現実だ。
だから今レオの前に居るのは、あの月下の廃屋で壊しきったはずの魔物に違いない。
「い、以前の姿を変える魔物が……魔物が……」
必死に声を出すアリエスだが、その続きが口にできない。
彼女もレオと同じように内心では分かっているのだろう。
この魔物が、あの時の魔物と全く同じであることを。
振り返り、戸惑うアリエスと目線を合わせ、レオは告げる。
「アリエス」
その一言で、魔物を恐怖の籠った瞳で見ていた白銀の少女は視線を自分へと移した。
「大丈夫だ」
その一言で彼女の中の恐怖が、微塵もなくなった。
安心させるために穏やかに微笑み、レオは正面を向く。
驚いた様子のバランが少し気になったが、今は無視した。
--することは、変わらない
敵が誰であろうと、かつて倒した敵であろうと、自分がすることはたった一つ。
完膚なきまでに壊すことだ。
そう自分に言い聞かせ、レオは進み出る。踏み出した一歩は力強かった。
「下がれ! 彼に任せろ!」
バランの大きな声に、魔物と対峙していた兵士達は戸惑いながらも少しずつ後退する。
彼らと入れ替わるように一歩一歩前に進み、レオは「それ」を直視する。
この世の中に魔物の数は多いけれど。
(これは、一番この世にあってはいけない)
「それ」が居ると彼女が悲しむ。
「それ」が居ると彼女が苦しむ。
白銀の少女の――アリエスの悲しみも苦しみも、レオは許しはしない。
――消えろ
あの時と同じ感情が呼び起こされる。
世界のために壊さなくてはならない、ではなく彼女のために壊したい。
強すぎる程の感情を刃に乗せて、レオは剣を振り抜く。
柄が軋むほど強く握られた剣はレオの想いに呼応し、そして刃から放たれた力の奔流が魔物に直撃する。
あの時の再現が行われ、「それ」が光に呑まれて消える。
今回はその最期を、壊れきるまでをしっかりと見届けた。
光が消えたときには魔物の姿は無く、居た家屋に関してはレオの一撃で半壊していた。
レオは右手を脱力し、剣を下ろす。
振り返り、正面からアリエスを見て、はっきりと告げる。
「終わったよ」
「……っ」
あのときと同じ言葉をかけ、頷く。
「行こう」
レオの言葉に、コクコクと何度も頷くアリエス。
彼女の反応に満足し、レオは振り返って再び城を目指す。
彼女を苦しめる万象一切、これから先も自分が全部壊しつくすと心に決めて。
×××
「ありがとうレオ、ここまでで十分だ」
無事に城まで送り届けたバランに礼を言われ、レオは首を横に振る。
彼の横には数人の兵士が控えていて、彼の到着を待っていたことが伺える。
これから先、バランは冒険者ではなく皇子としてその腕を振るうだろう。
彼の指揮の腕前など知る由もないが、バランならばなんとかしてくれるという予感がレオにはあった。
「エリシアを探してみる」
「ああ、頼む」
バランにそう告げて再び街の中を探そうとしたとき。
「レオ」
不意にバランに呼び止められ、レオは動きを止めた。
彼はまるで親が子を見るような瞳でレオを見ていたが、レオはその視線に込められた感情が分からなかった。
「お前は……護りきれよ」
「……?」
バランが何を言っているのか分からずにレオは内心で首を傾げる。
しかしバランはそれ以上は何も言わずに、「頼んだ」と最後に告げて兵士に連れられて歩き去ってしまった。
言葉の真意が分からずに少し戸惑ったレオだが、やがて頭からその考えを一旦追い出し、街へと繰り出した。
レオは感じた。
足を進め、壊れた窓へと近づいて外を見る。
2階のバランの部屋はアルティスを見渡せる程広くはないものの、十分だった。
少なくともレオの感覚はこの街に異常が起き始めたことを捉えている。
そしてそれが合っていることをすぐ後に知った。
最初に聞こえたのは悲鳴だった。そして怒号に、血の吹き出す音。
次に街の明るさに変化が出た。闇が覆っていた街には多数のランプが灯り始め、そして朱色の光がそれらをかき消すように広がり始める。
「……レオ様、これ」
「ああ、街が何者かに襲われている。行こう」
「待ってくれ、俺も行く!」
街の状況を見て居ても経ってもいられなくなったのか、バランはベッドから起き上がろうとする。
しかし彼の右手は折れていて使い物にならない。
左手だけでも彼ならばそれなりの戦力にはなると思うが、彼には横で眠るメイドが居る。
「いや、バランは彼女を護ってくれ」
「けれど……いや、その通りだな……なら悪いが、城まで付き合ってくれないか?
この状況を何とかするために、兵に指示を出したい」
一度は引き下がらなかったバラン。
しかし彼は隣で眠るメイドの姿を見て諦め、別の要望を出した。
彼はこの国の皇子。それならば、城に行けば混乱に陥った街を何とかできるだろう。
レオは頷き、もう片方のベッドに近づいて慎重にメイドを抱きあげた。
バランと視線を交わせば、彼は意志の籠った目で頷き返してくれた。
レオ達はバランの部屋を出て廊下を足早に歩き、階段も素早く降りて宿屋の一階へ。
騒ぎは次第に大きくなってきているようで、バランの宿屋を使用している他の人も目を覚まし始めているようだった。
入口の扉を開き、大通りに出れば窓からしか見えなかった街の様子がさらに鮮明に映る。
朱色の光はいたるところで灯っていて、そこからは黒い煙が天に昇っていた。
来る途中には全く人の居なかった大通りには突然の出来事に戸惑う人がちらほらと見える。
一方で城の方にも明かりは見えるが、紅の明かりは少なく火に包まれてはいないようだった。
背後にアリエス達の気配をしっかりと捉えながら城に向けて歩みを進めれば、すぐにその行く手を狼型の魔物が遮った。
小型だが鋭い牙を持つ凶暴な魔物だ。けれど、先ほどまでは街の中に魔物の気配は全くなかった筈。
「魔物の大量発生? だが、こんな急に? レオ、彼女を俺に。
右手が折れていても、彼女一人は背負える」
レオはメイドをバランの背にゆっくりと預け、彼がしっかりと支えたことを確認すると前に進み出る。
右手に剣を取り出し、柄に指をかけ、ゆっくりと歩き出す。
アリエス達もそれに続き、彼らはまるで散歩するような気楽な足取りで城へと向かい始めた。
知性などない魔物達は戦闘を歩くレオに飛び掛かるものの、そのどれもが目視できぬほどの動きで生を終える。
一体。また一体と、邪な命が散っていく。
それを何度も繰り返しながら、レオ達は王城へと向かう。
レオが「それ」と相対するまでに数えきれないほどの魔物が散った。
けれど数多くの魔物を壊したことよりも、これだけ多くの魔物が街の中に居ることにレオは首を傾げる。
アルティスの街は周囲を城壁で囲まれているので外部から魔物は侵入出来ない。
仮に出来たとしても、ここまで数が多い筈がない。
けれどその考えは、「それ」と邂逅したことにより中断せざるを得なくなった。
「……どう……なって……」
姿を見て、レオは驚き目を見張る。
背後でアリエスが息を呑んだ音を聞いた。
目が見えなくても、その気配を今もしっかりと覚えているのだろう。
いや、彼女にとっては忘れることもできない魔物という奴だろうか。
「それ」はアルティスの街の兵士と戦っていた。
家の壁に寄生し、黒く鋼のような触手をもって槍や弓を弾き飛ばし、兵士の体に叩きつける。
たった今、一人の兵士が鎧ごと体を潰され、返らぬ人となった。
かつて何度も見た光景。
白銀の少女が、今の姿のアリエスがレオの右目の光景の中で見せたのと同じように命を奪われた。
けれどこれは右目の光景ではなく、現実だ。
だから今レオの前に居るのは、あの月下の廃屋で壊しきったはずの魔物に違いない。
「い、以前の姿を変える魔物が……魔物が……」
必死に声を出すアリエスだが、その続きが口にできない。
彼女もレオと同じように内心では分かっているのだろう。
この魔物が、あの時の魔物と全く同じであることを。
振り返り、戸惑うアリエスと目線を合わせ、レオは告げる。
「アリエス」
その一言で、魔物を恐怖の籠った瞳で見ていた白銀の少女は視線を自分へと移した。
「大丈夫だ」
その一言で彼女の中の恐怖が、微塵もなくなった。
安心させるために穏やかに微笑み、レオは正面を向く。
驚いた様子のバランが少し気になったが、今は無視した。
--することは、変わらない
敵が誰であろうと、かつて倒した敵であろうと、自分がすることはたった一つ。
完膚なきまでに壊すことだ。
そう自分に言い聞かせ、レオは進み出る。踏み出した一歩は力強かった。
「下がれ! 彼に任せろ!」
バランの大きな声に、魔物と対峙していた兵士達は戸惑いながらも少しずつ後退する。
彼らと入れ替わるように一歩一歩前に進み、レオは「それ」を直視する。
この世の中に魔物の数は多いけれど。
(これは、一番この世にあってはいけない)
「それ」が居ると彼女が悲しむ。
「それ」が居ると彼女が苦しむ。
白銀の少女の――アリエスの悲しみも苦しみも、レオは許しはしない。
――消えろ
あの時と同じ感情が呼び起こされる。
世界のために壊さなくてはならない、ではなく彼女のために壊したい。
強すぎる程の感情を刃に乗せて、レオは剣を振り抜く。
柄が軋むほど強く握られた剣はレオの想いに呼応し、そして刃から放たれた力の奔流が魔物に直撃する。
あの時の再現が行われ、「それ」が光に呑まれて消える。
今回はその最期を、壊れきるまでをしっかりと見届けた。
光が消えたときには魔物の姿は無く、居た家屋に関してはレオの一撃で半壊していた。
レオは右手を脱力し、剣を下ろす。
振り返り、正面からアリエスを見て、はっきりと告げる。
「終わったよ」
「……っ」
あのときと同じ言葉をかけ、頷く。
「行こう」
レオの言葉に、コクコクと何度も頷くアリエス。
彼女の反応に満足し、レオは振り返って再び城を目指す。
彼女を苦しめる万象一切、これから先も自分が全部壊しつくすと心に決めて。
×××
「ありがとうレオ、ここまでで十分だ」
無事に城まで送り届けたバランに礼を言われ、レオは首を横に振る。
彼の横には数人の兵士が控えていて、彼の到着を待っていたことが伺える。
これから先、バランは冒険者ではなく皇子としてその腕を振るうだろう。
彼の指揮の腕前など知る由もないが、バランならばなんとかしてくれるという予感がレオにはあった。
「エリシアを探してみる」
「ああ、頼む」
バランにそう告げて再び街の中を探そうとしたとき。
「レオ」
不意にバランに呼び止められ、レオは動きを止めた。
彼はまるで親が子を見るような瞳でレオを見ていたが、レオはその視線に込められた感情が分からなかった。
「お前は……護りきれよ」
「……?」
バランが何を言っているのか分からずにレオは内心で首を傾げる。
しかしバランはそれ以上は何も言わずに、「頼んだ」と最後に告げて兵士に連れられて歩き去ってしまった。
言葉の真意が分からずに少し戸惑ったレオだが、やがて頭からその考えを一旦追い出し、街へと繰り出した。
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