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第4章 魔王の影を払う少女
第93話 エリシアの中の闇
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何回か訪れたことのあるバランの宿屋に入り、エリシアは2階へと向かう。
長い廊下の先にある一番奥の部屋がバランとメイドの部屋だ。
音もなく廊下を素早く歩き扉を小さくノックをすれば、すぐに入室の許可が出た。
扉を開いて中に入れば、バランはまだ起きていたようで自分の訪問に驚いているようだった。
「……エリシア? こんな時間に部屋に来てはいけないよ。
そもそも出歩くこと自体、危険……まあ君は強いし一人が好きだから大丈夫だと思うけれど、一応ね」
「…………」
夜中に出歩いたことを注意するバランに対して、エリシアは言葉を返すことができない。
今も頭の中では声が鳴り響いている。
『殺せ。早く殺せ』
今も自分の腰には二振りの刀がある。
これまで数々の生命を奪ってきた。それこそ魔物も人間も、元々の所有者である父さえも。
それを行った、行ってしまった異形の化け物が殺せと選択を迫ってくる。
殺さなければならない。
もしも断れば異形は体を乗っ取り、自分では考えることすらできないほどおぞましい方法でバランを殺すに決まっている。
だって父も母も村の皆も、そのように殺されたのだから。
だから自分が一太刀で殺さなければならない。ならないのに。
体が言うことを聞かない。
震える体に鞭を打って、やらなければならないと言い聞かせ、刀の柄に震える手をかけようとしたとき。
『いや待て……これは……好都合だ』
体内の異形から待ったがかかった。
内心でエリシアは胸を撫で下ろした。
どうやら自分はバランを殺さなくても良さそうだ。
エリシアはバランが自分の事を気にかけてくれていたのは知っている。
自分の心はバランには答えられなかったけれど、そんなバランを殺すことは心苦しかった。
けれど、安堵が続いたのは本当に短い間だった。
ノックの音が響き、バランが再び「どうぞ」と答えれば部屋の扉が開き、誰かが部屋に入ってくる。
目の前でベッドに居るバランが目を見開いた。
「……お嬢さんたち? エリシアといい、こんな時間に男の部屋に来てはいけないよ?」
その言葉でエリシアは目を見開いた。
背後に居るのは二人。その二人が誰なのか、獣人である自分の耳はもう捉えている。
なんで。どうしてここに
「すみません、街中でエリシアさんを見かけてしまったので、つい」
アリエスの言葉に、エリシアは自分が決定的な見落としをしたことに気づいた。
体内の異形に命じられたことで頭がいっぱいになったために、つけられていることに気づけなかった。
いつものエリシアならば気づき、彼女達を撒くことだって出来たはずだ。
これは、まずい。そう思ったエリシアの心臓が早鐘のように鳴り始める。
――どうして、あの人は居ないの
彼が居ないのに、彼が大切に思っている2人の女性が居る。
それが、一番の問題だ。
だって、おそらくこいつは。
『どうやら天は俺に味方しているようだ。エリシア、その二人を殺せ。
バランなんかどうでもいい』
「…………」
――最悪だ
何もかも最悪だ。
バランを殺すという事だってできそうにもなかったのに、この2人なんてもっと無理だ。
怪我を治してもらった。自分なんかと話してくれた。
そして何より、自分を強くしてくれた憧れの人の大切な人だ。
そんな彼女達を自分の手で殺めるなんて、できるはずがない。
体が、震えはじめる。
けれど今この場には彼が居ない。自分を止めてくれる唯一の存在である彼が。
ここに来てエリシアは究極の選択を迫られる。
憧れの人の大切な人達か、大勢の知らない人か。
どちらか片方しか取れない。その場に自分という選択肢があれば、迷わずそれを取って自害するというのに。
--傾け、なきゃ
天秤を自分の意志で傾けなければならない。
もしもどっちにも傾けなければ、勝手に決められてしまう。
あの時と同じように。
――傾け、なきゃ
しなければいけない。
もうこれ以上は背負いたくない罪をさらに背負わなくてはならない。
なのに、なのに傾かない。
――傾け、なきゃ
頭を過ぎる彼の表情が、エリシアを迷わせる。
幼い頃から父に聞かされてきた勇者は彼女の憧れだった。
彼がそうだったことを知って、さらには魔王ミリアすら倒したことを知って、エリシアにとっての勇者は彼の事になった。
戦場で見た彼の強さはエリシアからしても次元の違う強さだった。
そんな彼から戦いを教わるたびに、自分の中に消えたはずの火が灯り始めた。
例え長い一生の中において刹那ほどしかない時間だとしても、エリシアの中でもっとも幸せな時間――宝物だった。
そんな時間をくれた彼の大切な人を、奪えるはずがない。
『……ちっ』
その舌打ちを聞くまでが、エリシアの限界だった。
彼女の意識は遠くなり、次第に体の制御権が奪われる。
『命令を聞けない人形はいらねえよ』
アトの心の声が頭に響く。
もう遅い。自分の体はアトに乗っ取られ、これから先虐殺が始まる。
世界が何もない闇で満ちはじめる。
知っている。この後何が起こるのか。
知らされている。この後何が起きてしまうのか。
既に声を出す手段は失われ、心の中でエリシアは叫ぶ。
それしかもう彼女には出来ない。
『やめて……やめて!』
もうどうにもならないと知ってもエリシアは心で叫ぶしかない。
止める術など持たないのに、いや持たないからこそできることをするしかない。
『分かった! やっ――』
やるから。殺すから。
その言葉を、エリシアは発せられなかった。
出来ないことを一番わかっているのは、自分自身だから。
そんなエリシアを鼻で笑い、アトは右手を素早く動かして刀を抜き放ち、振り向くと同時に金髪の少女の首を狙った。
自分の体だからこそわかる。あんな速度で、あんな力で、あんな角度で振り下ろせば彼女の首と胴体はあっけなく分かれてしまう。
『やめてぇぇえええええ!』
エリシアの必死の叫びはむなしく、刃が空を切った。
×××
その時、誰もがエリシアの凶行に反応できなかった。
唯一可能性のあるバランはベッドに居たために、反応に遅れた。
いや、反応できていたとしても折れた右手ではどうすることもできなかっただろう。
そしてアリエスとリベラからすればエリシアの動きを追うことすら不可能だ。
戦いに身を置いたことがない者が、エリシアのような戦士に敵うはずがない。
結果、刃は空気を斬り裂き、リベラの首筋に吸い込まれるように振り下ろされる。
元勇者の手で修復され、強化された刃はリベラの細く白い首など一瞬で斬り飛ばすだろう。
ランプの明かりを反射した刃がリベラの首を捉え、そして。
エリシアの姿をした何かごと、その刃を金の光が跳ね返した。
レオがリベラにかけた祝福は何の問題もなく起動し、彼女を護る絶対の鎧となる。
そのことを知らなかった何かは床を転がり、窓のある壁に背中を打ち付けた。
衝撃で苦しそうな息を吐き、目を見開くエリシアを見てリベラは一瞬困惑する。
しかしすぐに攻撃されたことに気づき、驚いて目を見開いた。
「ぐっ……なんっ……」
エリシアのだが絶対に彼女のものではない声を響かせ、それは起き上がろうとする。
その途中で目を見開き、それは逃げるように窓から逃走した。
リベラやアリエスの目からしても必死の逃走のように思えた。
窓を勢いよく割り、夜の闇へと消えていくエリシアの姿をした何か。
突然の行動に唖然とすると同時。
扉を勢いよく開いて、パインを背負ったレオが入ってきた。
長い廊下の先にある一番奥の部屋がバランとメイドの部屋だ。
音もなく廊下を素早く歩き扉を小さくノックをすれば、すぐに入室の許可が出た。
扉を開いて中に入れば、バランはまだ起きていたようで自分の訪問に驚いているようだった。
「……エリシア? こんな時間に部屋に来てはいけないよ。
そもそも出歩くこと自体、危険……まあ君は強いし一人が好きだから大丈夫だと思うけれど、一応ね」
「…………」
夜中に出歩いたことを注意するバランに対して、エリシアは言葉を返すことができない。
今も頭の中では声が鳴り響いている。
『殺せ。早く殺せ』
今も自分の腰には二振りの刀がある。
これまで数々の生命を奪ってきた。それこそ魔物も人間も、元々の所有者である父さえも。
それを行った、行ってしまった異形の化け物が殺せと選択を迫ってくる。
殺さなければならない。
もしも断れば異形は体を乗っ取り、自分では考えることすらできないほどおぞましい方法でバランを殺すに決まっている。
だって父も母も村の皆も、そのように殺されたのだから。
だから自分が一太刀で殺さなければならない。ならないのに。
体が言うことを聞かない。
震える体に鞭を打って、やらなければならないと言い聞かせ、刀の柄に震える手をかけようとしたとき。
『いや待て……これは……好都合だ』
体内の異形から待ったがかかった。
内心でエリシアは胸を撫で下ろした。
どうやら自分はバランを殺さなくても良さそうだ。
エリシアはバランが自分の事を気にかけてくれていたのは知っている。
自分の心はバランには答えられなかったけれど、そんなバランを殺すことは心苦しかった。
けれど、安堵が続いたのは本当に短い間だった。
ノックの音が響き、バランが再び「どうぞ」と答えれば部屋の扉が開き、誰かが部屋に入ってくる。
目の前でベッドに居るバランが目を見開いた。
「……お嬢さんたち? エリシアといい、こんな時間に男の部屋に来てはいけないよ?」
その言葉でエリシアは目を見開いた。
背後に居るのは二人。その二人が誰なのか、獣人である自分の耳はもう捉えている。
なんで。どうしてここに
「すみません、街中でエリシアさんを見かけてしまったので、つい」
アリエスの言葉に、エリシアは自分が決定的な見落としをしたことに気づいた。
体内の異形に命じられたことで頭がいっぱいになったために、つけられていることに気づけなかった。
いつものエリシアならば気づき、彼女達を撒くことだって出来たはずだ。
これは、まずい。そう思ったエリシアの心臓が早鐘のように鳴り始める。
――どうして、あの人は居ないの
彼が居ないのに、彼が大切に思っている2人の女性が居る。
それが、一番の問題だ。
だって、おそらくこいつは。
『どうやら天は俺に味方しているようだ。エリシア、その二人を殺せ。
バランなんかどうでもいい』
「…………」
――最悪だ
何もかも最悪だ。
バランを殺すという事だってできそうにもなかったのに、この2人なんてもっと無理だ。
怪我を治してもらった。自分なんかと話してくれた。
そして何より、自分を強くしてくれた憧れの人の大切な人だ。
そんな彼女達を自分の手で殺めるなんて、できるはずがない。
体が、震えはじめる。
けれど今この場には彼が居ない。自分を止めてくれる唯一の存在である彼が。
ここに来てエリシアは究極の選択を迫られる。
憧れの人の大切な人達か、大勢の知らない人か。
どちらか片方しか取れない。その場に自分という選択肢があれば、迷わずそれを取って自害するというのに。
--傾け、なきゃ
天秤を自分の意志で傾けなければならない。
もしもどっちにも傾けなければ、勝手に決められてしまう。
あの時と同じように。
――傾け、なきゃ
しなければいけない。
もうこれ以上は背負いたくない罪をさらに背負わなくてはならない。
なのに、なのに傾かない。
――傾け、なきゃ
頭を過ぎる彼の表情が、エリシアを迷わせる。
幼い頃から父に聞かされてきた勇者は彼女の憧れだった。
彼がそうだったことを知って、さらには魔王ミリアすら倒したことを知って、エリシアにとっての勇者は彼の事になった。
戦場で見た彼の強さはエリシアからしても次元の違う強さだった。
そんな彼から戦いを教わるたびに、自分の中に消えたはずの火が灯り始めた。
例え長い一生の中において刹那ほどしかない時間だとしても、エリシアの中でもっとも幸せな時間――宝物だった。
そんな時間をくれた彼の大切な人を、奪えるはずがない。
『……ちっ』
その舌打ちを聞くまでが、エリシアの限界だった。
彼女の意識は遠くなり、次第に体の制御権が奪われる。
『命令を聞けない人形はいらねえよ』
アトの心の声が頭に響く。
もう遅い。自分の体はアトに乗っ取られ、これから先虐殺が始まる。
世界が何もない闇で満ちはじめる。
知っている。この後何が起こるのか。
知らされている。この後何が起きてしまうのか。
既に声を出す手段は失われ、心の中でエリシアは叫ぶ。
それしかもう彼女には出来ない。
『やめて……やめて!』
もうどうにもならないと知ってもエリシアは心で叫ぶしかない。
止める術など持たないのに、いや持たないからこそできることをするしかない。
『分かった! やっ――』
やるから。殺すから。
その言葉を、エリシアは発せられなかった。
出来ないことを一番わかっているのは、自分自身だから。
そんなエリシアを鼻で笑い、アトは右手を素早く動かして刀を抜き放ち、振り向くと同時に金髪の少女の首を狙った。
自分の体だからこそわかる。あんな速度で、あんな力で、あんな角度で振り下ろせば彼女の首と胴体はあっけなく分かれてしまう。
『やめてぇぇえええええ!』
エリシアの必死の叫びはむなしく、刃が空を切った。
×××
その時、誰もがエリシアの凶行に反応できなかった。
唯一可能性のあるバランはベッドに居たために、反応に遅れた。
いや、反応できていたとしても折れた右手ではどうすることもできなかっただろう。
そしてアリエスとリベラからすればエリシアの動きを追うことすら不可能だ。
戦いに身を置いたことがない者が、エリシアのような戦士に敵うはずがない。
結果、刃は空気を斬り裂き、リベラの首筋に吸い込まれるように振り下ろされる。
元勇者の手で修復され、強化された刃はリベラの細く白い首など一瞬で斬り飛ばすだろう。
ランプの明かりを反射した刃がリベラの首を捉え、そして。
エリシアの姿をした何かごと、その刃を金の光が跳ね返した。
レオがリベラにかけた祝福は何の問題もなく起動し、彼女を護る絶対の鎧となる。
そのことを知らなかった何かは床を転がり、窓のある壁に背中を打ち付けた。
衝撃で苦しそうな息を吐き、目を見開くエリシアを見てリベラは一瞬困惑する。
しかしすぐに攻撃されたことに気づき、驚いて目を見開いた。
「ぐっ……なんっ……」
エリシアのだが絶対に彼女のものではない声を響かせ、それは起き上がろうとする。
その途中で目を見開き、それは逃げるように窓から逃走した。
リベラやアリエスの目からしても必死の逃走のように思えた。
窓を勢いよく割り、夜の闇へと消えていくエリシアの姿をした何か。
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