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第4章 魔王の影を払う少女
第90話 魔王ミリアとは
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バランへの報告も無事に終わり、魔石の換金も終わらせたレオ達。
アルティスに来た当初は心もとない路銀に危機感を抱いていたものの、いくつかの魔石の換金とバランからの報酬金のお陰でかなり余裕が出てきている。
さらにバランはレオ達の宿屋の金額も負担してくれているらしく、アリエスは申し訳ないと頭を下げていた。
しかしバランはむしろそんなことでレオ達が滞在してくれるならば安いものだと大らかに笑ってくれた。
彼の、いやアルティスの冒険者を重宝する気風はレオにとってはかなり過ごしやすく、呪いがなければこの国への永住すら考える程である。
そんなわけでするべきことを終えたレオ達は自分の宿屋へと戻ってきていた。
黒衣の暗殺者に黒騎士と一日で二回戦闘を行ったためにレオはともかく、アリエス達はやや疲れているようだ。
特に黒衣の暗殺者との戦いでは手に汗握る戦いだったとリベラは語っていたために、余計にだろう。
けれど、話さなければならないことはある。
四人はそれぞれタイミングは少しずれたとはいえ、気づいたときには全員が部屋のテーブルへと着席していた。
「で、魔王ミリアについて話を聞きたいんだけど、アリエスとレオの話だから私がそれぞれに聞いてゆっくり話してもらうってことで良い?」
「ああ」
「お願いします」
リベラはレオとアリエスが微妙な雰囲気にならないように積極的に間に入ってくれるそうだ。
彼女は二人の顔を交互に見て、まずはアリエスに質問を投げかけた。
「一応私も簡単には聞いたんだけど、アリエスには先生っていう魔法を教えてくれた人が居たんだよね?」
「はい、先生に外の知識や魔法などを教わりました」
「でも魔王ミリアの襲撃で村人と一緒に先生は亡くなってしまった。
ここまではあってる?」
「……その時には失明していましたので目で確認したわけではありませんが、おそらくは」
悲しげな表情をするアリエスは、過去を回想しているのだろう。
これはレオもアリエス自身から聞いた話だ。
死に際の先生なる人物は、最後にアリエスの怪我を治して息を引き取った。
状況的に考えると、生きている可能性はかなり低い。
「アリエスが村に招き入れた魔王ミリアはどんな人だった?」
「……淡い紫色の長い髪をした、女性でした。
当時は幼かったですが、お姉さんというよりもお姉ちゃんという感じで……少女のような方だったと思います」
アリエスが話した特徴はレオの知る魔王ミリアの情報には一切合致しなかった。
淡い紫色の長い髪も、少女も、あの城には居なかったはずだ。
「じゃあとりあえず次で一旦最後。今日であった女の人は、先生だった?」
「……顔や髪形は先生とそっくりでした。けれどあんな禍々しい気を放つ方ではなかった筈です。それに、表情も」
「中身はともかく姿かたちは先生だと思うってことだよね?」
「……はい」
そこまで聞きだして、「ありがとう」と言ったリベラは優しく手を叩いて、今度はレオの方を向いた。
悩み事を聞き出すことに慣れているようだが、孤児院でもよくこういったことをするのだろうか。
そんな事を思っていると、今度はレオに対して質問が飛んだ。
「じゃあ次、レオは魔王城の一番奥で魔王ミリアを倒した。
念のために聞くけど、これは間違いない?」
「あれが魔王ミリアである絶対的な証拠はないけど、少なくともあの城で最も強かったし、自分ではそう名乗っていたよ」
戦闘前に、彼女は自分が魔王ミリアである名乗りを上げた。
壊す対象だと判明した瞬間にそれ以上の情報は不要と考え彼女の言葉を遮断したのだが、こんなことならばきちんと聞いておけばよかったと後悔している。
リベラはレオの返答に頷き、続ける。
「うん、ずっと聞いてきたことだけど念のためにね。
その姿かたちはさっきの魔物が最後に変身した女性の姿だったんだよね?
魔王ミリアはどんな攻撃をしてきたの?」
あの魔王城での戦いを回想する。
あまりにも早く終わった戦いゆえに、話せる内容は少ないけれど。
「右手に持つ細剣で鋭い攻撃や、多種多様な魔法を使ってきた。
大技は細剣に様々な呪いを乗せて、それを光線のように放つ攻撃も」
「うんうん」
リベラは納得したように頷いて、アリエスへと向き直った。
「アリエス、先生と一致する点はある?」
「いえ、先生は杖を使ってはいましたが、細剣を持っているところは見たことがありません。
それに、呪われてもいませんでした。
魔法に関しては多くの知識を持っていましたが、いくらなんでもレオ様と渡り合えるほどとは……」
「ふむふむ。そうすると私はアリエスの言う先生とレオの言う魔王ミリアは姿かたちは一緒でも違う人のように思えるかな」
リベラの意見に対して、レオとアリエスはほぼ同時に頷いた。
「俺もそう思う。少なくともアリエスの話に出てくる先生は俺が倒した魔王ミリアとは全然違うように思える」
「確かに異なる点が多いですね……でもそうすると、どうして同じ姿なのでしょう?」
疑問を呈したアリエスに、リベラは腕を組んだままで一石を投じた。
「それなんだけどさ、なんで魔王ミリアはアリエスの村を襲ったんだろう?」
「それは、先生を狙っていたからで……」
レオも聞いた話だ。
魔王ミリアはアリエスの先生を狙っていて、そんなミリアを案内してしまったのがアリエスだと。
だからアリエスはその時の事を激しく後悔しているのだが、リベラは首を横に振った。
「うん、それは分かっているけど、なんで「魔王ミリア」が先生を狙ったんだろうって。
魔王ミリアが直々に襲撃した場所なんて聞いたことないよ。
それこそほとんどが部下の魔物達に進軍させてる。それはこのアルティスだってそう。
でも、アリエスの村だけは違った。魔王が直接、先生を殺しに来た」
「……あ」
思わずと言った形でレオは呟いた。
アリエスの後悔の方が気がかりであまり深く考えていなかったが、確かにそうだ。
多くの戦場に出ているレオでも、魔王の配下の魔物と戦ったことはあれど魔王ミリアと戦ったことは最後の一度しかない。
魔王ミリアは戦場に姿を現さず、彼女の配下の魔物が進軍する。
だからミリアという名前のみが広がり、彼女の容姿は広まりようがなかった。
けれどアリエスの村だけが唯一の例外だ。
「先生と魔王ミリアには……関係がある?」
驚いたように話すアリエスに対して、リベラは苦笑いする。
「あくまでも予想でしかないし、先生も魔王ミリアもどっちも死んじゃってるから確認しようはないけどね……ところでパイン、さっきから黙っているけど話着いてこれてる?」
「はい、先生なる人物は女神様を育てたさらに女神様で、ミリアは神様と敵対していた邪神ですね!」
「……全然合ってないけど、なぜか合ってるからまあいいや」
痛くなる頭を押さえながらリベラは首を横に振る。
息を吐いて気持ちを切り替え、リベラは再び語り始めた。
「魔王ミリアがなんでアリエスの先生の姿をしていたのかは分からないけど、時系列的に考えれば魔王ミリアが先生の姿を借りていたっていうのがしっくりくると思う。
正解は分からないけど、先生と魔王ミリアが別人である可能性が高いっていうだけでも気持ちは楽になった?」
「……はい、分からないことは多いですが、先生が魔王ミリアでないのなら、まだ……」
アリエスは渋々といった形で頷いた。
まだ完全に腑に落ちたわけではないが、リベラの言うように完全な正解が分からないことも事実。
彼女としては、先生がレオの言う魔王ミリアではないというだけでも多少は救いになったのだろう。
少しだが胸のつかえが下がった気がするアリエスの表情を見て、レオは内心で安堵した。
(……でも、あれは魔王ミリアがアリエスの先生に変身した姿だったのだろうか)
ふと、レオはそんな事を思ってしまう。
リベラの言うことが正しければ、それが一番しっくりくる回答だ。
当時のレオは変身魔法を見抜く術をまだ持っていなかったので、可能性は一番高い。
けれど。
――壊れた際、変身魔法はどうなるのだろうか
壊れ、この世から消えるときに変身魔法は効力を失って元の姿に戻るのだろうか。
少なくとも右目が見た光景の中で死んでいたアリエスは、今の姿だった。
つまり元の姿になる可能性が高くはある。
けれど、ミリアは魔王で、仮に変身魔法を習得していたのならばそれはアリエスよりも熟練度は高いだろう。
それを考えれば、変身したままの姿のまま壊れることだってあるかもしれない。
アリエスやリベラに尋ねれば、何か答えが返ってくるかもしれない。
けれどその問いを、レオは口にすることができなかった。
ようやく落ち着いたアリエスの心を、また乱したくはなかった。
アルティスに来た当初は心もとない路銀に危機感を抱いていたものの、いくつかの魔石の換金とバランからの報酬金のお陰でかなり余裕が出てきている。
さらにバランはレオ達の宿屋の金額も負担してくれているらしく、アリエスは申し訳ないと頭を下げていた。
しかしバランはむしろそんなことでレオ達が滞在してくれるならば安いものだと大らかに笑ってくれた。
彼の、いやアルティスの冒険者を重宝する気風はレオにとってはかなり過ごしやすく、呪いがなければこの国への永住すら考える程である。
そんなわけでするべきことを終えたレオ達は自分の宿屋へと戻ってきていた。
黒衣の暗殺者に黒騎士と一日で二回戦闘を行ったためにレオはともかく、アリエス達はやや疲れているようだ。
特に黒衣の暗殺者との戦いでは手に汗握る戦いだったとリベラは語っていたために、余計にだろう。
けれど、話さなければならないことはある。
四人はそれぞれタイミングは少しずれたとはいえ、気づいたときには全員が部屋のテーブルへと着席していた。
「で、魔王ミリアについて話を聞きたいんだけど、アリエスとレオの話だから私がそれぞれに聞いてゆっくり話してもらうってことで良い?」
「ああ」
「お願いします」
リベラはレオとアリエスが微妙な雰囲気にならないように積極的に間に入ってくれるそうだ。
彼女は二人の顔を交互に見て、まずはアリエスに質問を投げかけた。
「一応私も簡単には聞いたんだけど、アリエスには先生っていう魔法を教えてくれた人が居たんだよね?」
「はい、先生に外の知識や魔法などを教わりました」
「でも魔王ミリアの襲撃で村人と一緒に先生は亡くなってしまった。
ここまではあってる?」
「……その時には失明していましたので目で確認したわけではありませんが、おそらくは」
悲しげな表情をするアリエスは、過去を回想しているのだろう。
これはレオもアリエス自身から聞いた話だ。
死に際の先生なる人物は、最後にアリエスの怪我を治して息を引き取った。
状況的に考えると、生きている可能性はかなり低い。
「アリエスが村に招き入れた魔王ミリアはどんな人だった?」
「……淡い紫色の長い髪をした、女性でした。
当時は幼かったですが、お姉さんというよりもお姉ちゃんという感じで……少女のような方だったと思います」
アリエスが話した特徴はレオの知る魔王ミリアの情報には一切合致しなかった。
淡い紫色の長い髪も、少女も、あの城には居なかったはずだ。
「じゃあとりあえず次で一旦最後。今日であった女の人は、先生だった?」
「……顔や髪形は先生とそっくりでした。けれどあんな禍々しい気を放つ方ではなかった筈です。それに、表情も」
「中身はともかく姿かたちは先生だと思うってことだよね?」
「……はい」
そこまで聞きだして、「ありがとう」と言ったリベラは優しく手を叩いて、今度はレオの方を向いた。
悩み事を聞き出すことに慣れているようだが、孤児院でもよくこういったことをするのだろうか。
そんな事を思っていると、今度はレオに対して質問が飛んだ。
「じゃあ次、レオは魔王城の一番奥で魔王ミリアを倒した。
念のために聞くけど、これは間違いない?」
「あれが魔王ミリアである絶対的な証拠はないけど、少なくともあの城で最も強かったし、自分ではそう名乗っていたよ」
戦闘前に、彼女は自分が魔王ミリアである名乗りを上げた。
壊す対象だと判明した瞬間にそれ以上の情報は不要と考え彼女の言葉を遮断したのだが、こんなことならばきちんと聞いておけばよかったと後悔している。
リベラはレオの返答に頷き、続ける。
「うん、ずっと聞いてきたことだけど念のためにね。
その姿かたちはさっきの魔物が最後に変身した女性の姿だったんだよね?
魔王ミリアはどんな攻撃をしてきたの?」
あの魔王城での戦いを回想する。
あまりにも早く終わった戦いゆえに、話せる内容は少ないけれど。
「右手に持つ細剣で鋭い攻撃や、多種多様な魔法を使ってきた。
大技は細剣に様々な呪いを乗せて、それを光線のように放つ攻撃も」
「うんうん」
リベラは納得したように頷いて、アリエスへと向き直った。
「アリエス、先生と一致する点はある?」
「いえ、先生は杖を使ってはいましたが、細剣を持っているところは見たことがありません。
それに、呪われてもいませんでした。
魔法に関しては多くの知識を持っていましたが、いくらなんでもレオ様と渡り合えるほどとは……」
「ふむふむ。そうすると私はアリエスの言う先生とレオの言う魔王ミリアは姿かたちは一緒でも違う人のように思えるかな」
リベラの意見に対して、レオとアリエスはほぼ同時に頷いた。
「俺もそう思う。少なくともアリエスの話に出てくる先生は俺が倒した魔王ミリアとは全然違うように思える」
「確かに異なる点が多いですね……でもそうすると、どうして同じ姿なのでしょう?」
疑問を呈したアリエスに、リベラは腕を組んだままで一石を投じた。
「それなんだけどさ、なんで魔王ミリアはアリエスの村を襲ったんだろう?」
「それは、先生を狙っていたからで……」
レオも聞いた話だ。
魔王ミリアはアリエスの先生を狙っていて、そんなミリアを案内してしまったのがアリエスだと。
だからアリエスはその時の事を激しく後悔しているのだが、リベラは首を横に振った。
「うん、それは分かっているけど、なんで「魔王ミリア」が先生を狙ったんだろうって。
魔王ミリアが直々に襲撃した場所なんて聞いたことないよ。
それこそほとんどが部下の魔物達に進軍させてる。それはこのアルティスだってそう。
でも、アリエスの村だけは違った。魔王が直接、先生を殺しに来た」
「……あ」
思わずと言った形でレオは呟いた。
アリエスの後悔の方が気がかりであまり深く考えていなかったが、確かにそうだ。
多くの戦場に出ているレオでも、魔王の配下の魔物と戦ったことはあれど魔王ミリアと戦ったことは最後の一度しかない。
魔王ミリアは戦場に姿を現さず、彼女の配下の魔物が進軍する。
だからミリアという名前のみが広がり、彼女の容姿は広まりようがなかった。
けれどアリエスの村だけが唯一の例外だ。
「先生と魔王ミリアには……関係がある?」
驚いたように話すアリエスに対して、リベラは苦笑いする。
「あくまでも予想でしかないし、先生も魔王ミリアもどっちも死んじゃってるから確認しようはないけどね……ところでパイン、さっきから黙っているけど話着いてこれてる?」
「はい、先生なる人物は女神様を育てたさらに女神様で、ミリアは神様と敵対していた邪神ですね!」
「……全然合ってないけど、なぜか合ってるからまあいいや」
痛くなる頭を押さえながらリベラは首を横に振る。
息を吐いて気持ちを切り替え、リベラは再び語り始めた。
「魔王ミリアがなんでアリエスの先生の姿をしていたのかは分からないけど、時系列的に考えれば魔王ミリアが先生の姿を借りていたっていうのがしっくりくると思う。
正解は分からないけど、先生と魔王ミリアが別人である可能性が高いっていうだけでも気持ちは楽になった?」
「……はい、分からないことは多いですが、先生が魔王ミリアでないのなら、まだ……」
アリエスは渋々といった形で頷いた。
まだ完全に腑に落ちたわけではないが、リベラの言うように完全な正解が分からないことも事実。
彼女としては、先生がレオの言う魔王ミリアではないというだけでも多少は救いになったのだろう。
少しだが胸のつかえが下がった気がするアリエスの表情を見て、レオは内心で安堵した。
(……でも、あれは魔王ミリアがアリエスの先生に変身した姿だったのだろうか)
ふと、レオはそんな事を思ってしまう。
リベラの言うことが正しければ、それが一番しっくりくる回答だ。
当時のレオは変身魔法を見抜く術をまだ持っていなかったので、可能性は一番高い。
けれど。
――壊れた際、変身魔法はどうなるのだろうか
壊れ、この世から消えるときに変身魔法は効力を失って元の姿に戻るのだろうか。
少なくとも右目が見た光景の中で死んでいたアリエスは、今の姿だった。
つまり元の姿になる可能性が高くはある。
けれど、ミリアは魔王で、仮に変身魔法を習得していたのならばそれはアリエスよりも熟練度は高いだろう。
それを考えれば、変身したままの姿のまま壊れることだってあるかもしれない。
アリエスやリベラに尋ねれば、何か答えが返ってくるかもしれない。
けれどその問いを、レオは口にすることができなかった。
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