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第4章 魔王の影を払う少女
第88話 あの城で最も強かった者
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黒い毛並みに漆黒の馬具を着けた筋骨隆々の馬は人為的なものではない。
その体全てを魔王ミリアの力が覆った、もはや馬ではなく一体の魔物。
そしてそれと同じ力を纏う黒い甲冑の騎士もまた、人ではなく魔物だ。
――黒騎士
もしも形容するのならばそんな名前になるだろう。
2体なのか1体なのか分からない禍々しい魔物は、魔王城にて魔王ミリアの居た謁見の間の前を守護していたものだ。
これまでアルティス周辺に出現していた魔物は、次第にかつて魔王城の深部に配置されていたものになっていった。
黒い鎧は城の門番であったし、骸骨の仮面の魔導士は2階の大広間で遭遇した。
黒衣の暗殺者は4階に向かう階段の途中で戦闘になったし、今回のは最上階で対峙した敵だ。
ならば、これ以上はないとレオは結論付ける。
魔王城に居た魔物の中で目の前の黒騎士よりも強い個体は居なかったからだ。
「レオ様、一つ提案があります」
じっと黒騎士を見続けるレオに背後からアリエスが声をかけた。
「逃がさないようにしてください。
仮に倒したとしても、何があってもこの場から逃げられないように」
「……? あぁ、分かった」
指示の意図こそわからなかったものの、アリエスの要望ならば聞かない理由はない。
レオは外からも中からも侵入を遮断する広場程度の小さな結界を祝福で張った。
(さて、どうするか)
右へと視線を向ければ、刀を抜き放つエリシアの姿が映る。
黒衣の暗殺者を任せた以上、この黒騎士に関してもエリシアに任せるのが道理ではある。
しかし。
「エリシアさん、少し確認したいことがあるのであの魔物だけはレオ様に任せてはいただけないでしょうか?」
レオが聞く前にアリエスがそう問いかけた。
エリシアは首だけでアリエスを振り返り視線を交差させるものの、やがてゆっくりと頷いた。
戦いたいという気持ちはあるのか、その反応は渋々了承したといった感じであったが。
アリエスはエリシアのそんな雰囲気を全く気にすることなく、レオに告げる。
「レオ様、お願いします」
「……ああ」
背後からアリエスとエリシアの強い視線を感じてやや戸惑うものの、レオは頷いて剣を取り出した。
柄を握ると同時、体中の祝福を解放し、地を蹴った。
黒騎士が馬を使って瞬時に詰める距離を、それよりも速く詰め。
鋭く、重い槍が振るわれるよりも遥かに速く。
どんな冒険者の刃でも通さない漆黒の甲冑を、まるで紙のように斬り裂いて。
そのまま馬の首も一緒に斬り落とした。
魔王城での戦いを完全に再現した決着を迎え、レオは再び立っていた位置へと戻った。
たった一瞬の、出来事だった。
「……やっぱり、レオって本当にすごいわ」
呆れたようなリベラの声に呼応するように、他の三つの視線に込められた感情が変わる。
二つは誇らしいものに、そしてもう一つは、驚愕するものに。
――さて
崩れて黒い灰になっていく魔物を見ながら、レオはそれをじっと観察する。
いつも通り壊すことはできた。それならばこのあと、何が起こるのか。
地面へと転がり落ちた魔石を見てふと違和感を覚えた次の瞬間。
体内の祝福が、ざわついた。
何者かが、中から外に出ようとしたことを伝えてくる。
「……? ???」
レオは内心で首を傾げることしかできない。
結界は目に見える狭い範囲に張った。
けれど誰も外に出ようとはしていない。
レオはもちろんことアリエス達も、エリシアもじっとその場に留まっている。
けれども、何かが先ほどから外に出ようと藻掻いている。
やがて無駄だと諦めたのか、祝福のざわつきが消えた後、レオの目の前に異変が訪れた。
まず、地面に転がっていた魔石が解けた。
風に運ばれたのでもなく、砕けたのでもなく、急に赤ではなく、黒い粉のような山へと変わってしまった。
それは宙へと浮かび、円を描き始める。
そしてそこに、どこから現れたのか黒い灰が吸い込まれるように集まっていく。
「……黒い鎧も、骸骨の仮面の魔導士も、黒衣の暗殺者も、そして今のも、一つの魔物だったんです」
確信を得たであろうアリエスがはっきりと告げる。
「他の魔物に化けるその魔物は、魔石すらも偽装して倒されたように見せかけた。
そして次は別の魔物に化けて再び姿を現したんです。
きっと今頃、冒険者組合に提出したこれまでの魔石も消えているでしょう」
(……そうだったのか)
アリエスの説明通りならば納得がいく。
これまでなぜ魔王城の魔物ばかりと思っていたが、それが一体ならば深く考える必要はない。
ただ強い魔物に化けているだけなのだから。
そこまで考えて、レオはまた別の事を考え始めた。
(ってことは、これからは変身魔法だけじゃなくて、魔石の偽装を見抜く祝福とかも作らないとか)
やや明後日の方向へと思考を飛ばしたレオは剣を構える。
ちなみにその祝福を作ったところで、これから先に一度も使わないのは言うまでもない。
黒い灰は渦を描いて形を取っていく。
レオは魔王城の魔物の別個体が集まっているから、これ以上は無いと考えていた。
だがアリエスの言うように化けているだけならば、あと一つだけ先がある。
それを魔物と呼称していいのかは分からないが、魔王城には先ほどの黒騎士よりも強い者が一人だけ居た。
黒が、姿を作っていく。
影だけながらもそれが何なのか、誰なのかよく分かる。
人型のフォルム、女性の体、長い髪に、右手に握る装飾の施された細剣。
「……そうなるに、決まっているか」
表面が風で剥がされ、現れた一人の女性を見てレオは呟いた。
あの城で最も強かった者、魔王ミリアが立っていた。
(けれど、することは変わらない)
これまでの傾向から、目の前の魔物は化けた元の魔物の能力を完全には再現できない。
必ず元の個体よりも弱く再現されてしまうようだ。
それならば、本物の魔王ミリアを倒したレオの敵ではない。
それに魔王ミリアの力を再現するのは無理があるのか、今もところどころがぼやけて崩れそうになっている。
正体には驚いたが、レオがこの街に来た時点でこの魔物に勝ち目はない。
今回も一瞬で壊す。そう思って飛びだし、がら空きの胸に向けて剣を突き出す。
本物ですら反応できなかった一撃を偽物が反応できるはずもない。
目視できない一撃は的確に魔王ミリアの胸を、心臓を貫き、本物と同じ運命を辿らせる。
壊しきった。そう確信し、これでアルティスの騒動も一段落だと思ったとき。
「……せん……せい?」
アリエスの震える声が、耳に響いた。
その体全てを魔王ミリアの力が覆った、もはや馬ではなく一体の魔物。
そしてそれと同じ力を纏う黒い甲冑の騎士もまた、人ではなく魔物だ。
――黒騎士
もしも形容するのならばそんな名前になるだろう。
2体なのか1体なのか分からない禍々しい魔物は、魔王城にて魔王ミリアの居た謁見の間の前を守護していたものだ。
これまでアルティス周辺に出現していた魔物は、次第にかつて魔王城の深部に配置されていたものになっていった。
黒い鎧は城の門番であったし、骸骨の仮面の魔導士は2階の大広間で遭遇した。
黒衣の暗殺者は4階に向かう階段の途中で戦闘になったし、今回のは最上階で対峙した敵だ。
ならば、これ以上はないとレオは結論付ける。
魔王城に居た魔物の中で目の前の黒騎士よりも強い個体は居なかったからだ。
「レオ様、一つ提案があります」
じっと黒騎士を見続けるレオに背後からアリエスが声をかけた。
「逃がさないようにしてください。
仮に倒したとしても、何があってもこの場から逃げられないように」
「……? あぁ、分かった」
指示の意図こそわからなかったものの、アリエスの要望ならば聞かない理由はない。
レオは外からも中からも侵入を遮断する広場程度の小さな結界を祝福で張った。
(さて、どうするか)
右へと視線を向ければ、刀を抜き放つエリシアの姿が映る。
黒衣の暗殺者を任せた以上、この黒騎士に関してもエリシアに任せるのが道理ではある。
しかし。
「エリシアさん、少し確認したいことがあるのであの魔物だけはレオ様に任せてはいただけないでしょうか?」
レオが聞く前にアリエスがそう問いかけた。
エリシアは首だけでアリエスを振り返り視線を交差させるものの、やがてゆっくりと頷いた。
戦いたいという気持ちはあるのか、その反応は渋々了承したといった感じであったが。
アリエスはエリシアのそんな雰囲気を全く気にすることなく、レオに告げる。
「レオ様、お願いします」
「……ああ」
背後からアリエスとエリシアの強い視線を感じてやや戸惑うものの、レオは頷いて剣を取り出した。
柄を握ると同時、体中の祝福を解放し、地を蹴った。
黒騎士が馬を使って瞬時に詰める距離を、それよりも速く詰め。
鋭く、重い槍が振るわれるよりも遥かに速く。
どんな冒険者の刃でも通さない漆黒の甲冑を、まるで紙のように斬り裂いて。
そのまま馬の首も一緒に斬り落とした。
魔王城での戦いを完全に再現した決着を迎え、レオは再び立っていた位置へと戻った。
たった一瞬の、出来事だった。
「……やっぱり、レオって本当にすごいわ」
呆れたようなリベラの声に呼応するように、他の三つの視線に込められた感情が変わる。
二つは誇らしいものに、そしてもう一つは、驚愕するものに。
――さて
崩れて黒い灰になっていく魔物を見ながら、レオはそれをじっと観察する。
いつも通り壊すことはできた。それならばこのあと、何が起こるのか。
地面へと転がり落ちた魔石を見てふと違和感を覚えた次の瞬間。
体内の祝福が、ざわついた。
何者かが、中から外に出ようとしたことを伝えてくる。
「……? ???」
レオは内心で首を傾げることしかできない。
結界は目に見える狭い範囲に張った。
けれど誰も外に出ようとはしていない。
レオはもちろんことアリエス達も、エリシアもじっとその場に留まっている。
けれども、何かが先ほどから外に出ようと藻掻いている。
やがて無駄だと諦めたのか、祝福のざわつきが消えた後、レオの目の前に異変が訪れた。
まず、地面に転がっていた魔石が解けた。
風に運ばれたのでもなく、砕けたのでもなく、急に赤ではなく、黒い粉のような山へと変わってしまった。
それは宙へと浮かび、円を描き始める。
そしてそこに、どこから現れたのか黒い灰が吸い込まれるように集まっていく。
「……黒い鎧も、骸骨の仮面の魔導士も、黒衣の暗殺者も、そして今のも、一つの魔物だったんです」
確信を得たであろうアリエスがはっきりと告げる。
「他の魔物に化けるその魔物は、魔石すらも偽装して倒されたように見せかけた。
そして次は別の魔物に化けて再び姿を現したんです。
きっと今頃、冒険者組合に提出したこれまでの魔石も消えているでしょう」
(……そうだったのか)
アリエスの説明通りならば納得がいく。
これまでなぜ魔王城の魔物ばかりと思っていたが、それが一体ならば深く考える必要はない。
ただ強い魔物に化けているだけなのだから。
そこまで考えて、レオはまた別の事を考え始めた。
(ってことは、これからは変身魔法だけじゃなくて、魔石の偽装を見抜く祝福とかも作らないとか)
やや明後日の方向へと思考を飛ばしたレオは剣を構える。
ちなみにその祝福を作ったところで、これから先に一度も使わないのは言うまでもない。
黒い灰は渦を描いて形を取っていく。
レオは魔王城の魔物の別個体が集まっているから、これ以上は無いと考えていた。
だがアリエスの言うように化けているだけならば、あと一つだけ先がある。
それを魔物と呼称していいのかは分からないが、魔王城には先ほどの黒騎士よりも強い者が一人だけ居た。
黒が、姿を作っていく。
影だけながらもそれが何なのか、誰なのかよく分かる。
人型のフォルム、女性の体、長い髪に、右手に握る装飾の施された細剣。
「……そうなるに、決まっているか」
表面が風で剥がされ、現れた一人の女性を見てレオは呟いた。
あの城で最も強かった者、魔王ミリアが立っていた。
(けれど、することは変わらない)
これまでの傾向から、目の前の魔物は化けた元の魔物の能力を完全には再現できない。
必ず元の個体よりも弱く再現されてしまうようだ。
それならば、本物の魔王ミリアを倒したレオの敵ではない。
それに魔王ミリアの力を再現するのは無理があるのか、今もところどころがぼやけて崩れそうになっている。
正体には驚いたが、レオがこの街に来た時点でこの魔物に勝ち目はない。
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本物ですら反応できなかった一撃を偽物が反応できるはずもない。
目視できない一撃は的確に魔王ミリアの胸を、心臓を貫き、本物と同じ運命を辿らせる。
壊しきった。そう確信し、これでアルティスの騒動も一段落だと思ったとき。
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