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第4章 魔王の影を払う少女
第78話 これまでとは違う王族
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負傷した冒険者たちをパインとアリエスで簡単に手当てをして馬車に乗せたために、レオ達は徒歩での帰還となった。
同時に馬車の護衛もできるから丁度良いとバランは言っていたが、それだけが目的ではないことは誰の目にも明らかだった。
「それじゃあ、さっきの質問に答えないとな」
「ちょっと待ってください。リベラ、どういうことか説明してください」
バランの話を聞く前にアリエスはまず、リベラに尋ねた。
レオとしてもリベラの言葉の意味が分からなかったために、視線を彼女に向ける。
彼女は最初なぜ尋ねられているのか分からないのかきょとんとした顔をしていたが、やがて「ああ」と呟いて口を開いた。
「結構有名な話なの。アルティス帝国の王族は国の紋様が入った武器を使うって。
それで、さっきバランさんの剣には紋様が入ってたから……」
レオが駆けつけたとき、バランは以前戦った時とは異なる剣を握っていた。
金色の装飾が施された両刃剣だったが、そこに紋様が刻まれていることまでは気づかなかった。
いや、それよりも。
「デネブラ国では兵士が普通に国の紋様付きの武器を支給されていたが……」
レオからすれば多くの兵士が決まった形の武器を持つことが普通だった。
そのために帝国は違うのかという意味で尋ねた。
「あぁ、うちは王族しか紋様付きの武器は使わないんだ。昔からそういう決まりなんだ」
「ということはバランさ……バラン様は王族?」
話の途中で急に敬称をさらに上のものに変化させたリベラに対して、バランは声に出して笑った。
「やめてくれよ、そういうのは好きじゃないんだ。
でも、そうだ。俺はアルティス帝国の王族だよ」
「…………」
王族。
その言葉がレオの心に重くのしかかる。
レオは権力者が好きではない。特に王族と聞くとデネブラ王国での国王の事をどうしても思い出してしまう。
レオを追放し、少ない金銭だけを渡して西へと向かわせた人物。
それと同じ身分である王族のバランに対して思うところがないと言えば嘘になる。
けれど、レオはバランを嫌いにはなれなかった。
「好きで冒険者をやっている変わり者なんだ。だから今まで通りに接してくれると嬉しい。
それに出来れば周りに言わないで欲しいんだ。頼む」
「私からもお頼み申し上げます」
困ったように笑うバランと、目じりを下げて心配そうにレオ達を見るメイド。
そんな彼らの姿を見て、レオは考えるよりも先に答えていた。
「分かった」
バランを王族ではなく、ただのバランとして扱う。
そうレオの中でルールを決めてしまえば、思うところなど特になかった。
(やけに国の事を気にしていたけど、王族だからか)
むしろそんなことを考える余裕まで出てきたくらいだ。
「……エリーはどうでもいい」
自分の事をエリーと呼称したエリシアはいつもの空虚な目で遠くを見ているだけだ。
それでもバランは彼女に対してありがとう、と告げていた。
「……それよりも、レオはなんでそんなに強いんだ?
昨日の決闘の時は恐ろしく速いのかと思ったが、さっきのは速さだけじゃないだろ。
俺達が苦戦した黒い鎧をまるで紙みたいに斬り裂くなんて……」
「俺は……」
答えに窮して、レオは思わずアリエスを見た。
視線を向けられたアリエスは少しだけ考えるそぶりをしたものの、やがてゆっくりと頷いた。
自分の正体を明かしてくれたバランの事を信じられると彼女は判断したのだろう。
「俺は、デネブラ王国の元勇者なんだ」
「……元勇者?」
元という言葉が引っかかるのか、バランは訝しげな顔をする。
説明をしないといけないか、と思ったそのとき。
「なるほど、だからそんなに強いのか。納得したぜ。
にしてもデネブラ王国も馬鹿だな。レオみたいな人材を手放すなんてさ」
笑いながらそう告げるバランに、レオは目を点にした。
彼は深く聞くことなく、レオの言葉を信じた。信じてくれた。
背後を歩くアリエス達の好意的な雰囲気を感じ取るとともに、レオの心も温かくなる。
「事前に聞いた話だと、レオは王国からここまで来た途中に寄生型の魔物や一本角の魔物を倒したんだろ? それらも一撃か?」
「……まあそうだな。
家に棲みついていた魔物も、一本角の魔獣も、そこまで苦戦はしなかった」
「勇者っていうのを知っているが、あれだけ強ければそりゃそうか」
不意にレオは視線を感じて振り返る。
しかしそこにはどこか遠くを見ているエリシアが居るだけで、彼女の他には誰も居なかった。
「その……聞いていいのか分からないんだが、右目は……」
言いづらそうだが好奇心を隠し切れないバランに内心で苦笑いをしながらレオは答えた。
「魔王ミリアを討伐するときにな。これのせいで散々だ。早く解けないかと思ってる」
「王国が魔王を倒した話は聞いていたが、本当だったとは……それに討伐したのがレオだったなんてな」
驚いた表情をしたバランは、しかしすぐに申し訳なさそうに目じりを下げた。
「でも……呪いを解く手助けはできなさそうだ。
少なくとも俺の耳には帝国が呪いを何とかできる、みたいな話は入ってないからな……」
「そうか……いや、ありがとう」
国のトップの一員でもあるバランが言うならその通りなのだろう。
解けないことは残念だが、これで次の国へ行くきっかけが出来た。
黒い鎧も人違いというか魔物違いであることが判明したし、これで帝国に居る意味もなくなった。
「それなら、俺達は明日には西に向かう」
「……そうか、レオのような人材が帝国に居てくれるのはありがたかったし、できればまだ滞在していて欲しかったんだがな。
よし、それなら黒い鎧を討伐した祝いに今日は奢るぜ。
といっても、俺はレオが来るまで黒い鎧を足止めしてたみたいな感じで何もしてないんだけどな」
おおらかに笑うバランの言葉に、レオはしっかりと頷いて答える。
短い間だったが良い出会いができたなと、そう思った。
×××
負傷した冒険者たちを組合に送り届けて後を任せたのち、レオ達とバラン達は組合の前で別れることになった。
「それじゃあ、夜に宿にエリシアを連れて行くな」
バランに宿の場所を共有し、夜の宴会の予定を決めた。
その後、まだ時間があることとバランのすることが残っているために一旦解散の流れとなった。
「ああ、分かった」
そう返事をして宿に向かおうと踵を返そうとした瞬間。
右目に、鋭い痛みが走った。
「っ」
来ないと思っていたタイミングでの激痛に、レオは一瞬だが苦しそうな声を出す。
それでも蹲るようなことはせずになんとか堪えた。
「レオ? 大丈夫か?」
「レオ様? レオ様!?」
心配するようなバランとアリエスの声を聞きながら、レオの右目は映し出していた。
褐色の肌に真っ黒な髪の女性が、狂気に満ちた笑みを浮かべながら魔物に喰い殺される光景を。
(なんだ……これ……)
レオの右目は光景を見せる直前にエリシアを視界にとらえていた。
けれど彼女の肌の色は肌色であるし、髪も白だ。
その姿かたちは、右目が見せる光景の少女とはまるで違う。
アリエスの時のようにエリシアが変身魔法を使っているわけではないことは分かっている。
なら、この右目が見せているものは一体なんだ?
混乱するレオをよそに、右目の激痛は収まってくる。
目に入るのは、相変わらず空虚なエリシアの瞳だ。
右目が見せてきた光景の少女が浮かべていた狂気に満ちた瞳ではない。
「すまない、時折発作が起きるんだ。もう、大丈夫だ」
「……そ、そうか」
以前にアリエス達と決めた言葉を告げて、レオは息を吐く。
いつものように、もうすっかり右目の痛みはなくなっていた。
「大丈夫か? もし辛いなら飯はなしにしても……」
「いや、大丈夫だ。それじゃあ、いったん戻る」
「あ、ああ……」
本当にもう問題ないのでそう告げると、バランは戸惑いながらも引き下がってくれた。
レオとしては一刻も早くアリエス達と情報を共有したかったので助かる。
今度こそ踵を返し、バラン達と別れてレオ達一行は宿屋への帰路へ着く。
振り返り際のエリシアは表情や目は変わらなかったものの、纏った雰囲気はどこか寂しげだったようにレオには感じられた。
同時に馬車の護衛もできるから丁度良いとバランは言っていたが、それだけが目的ではないことは誰の目にも明らかだった。
「それじゃあ、さっきの質問に答えないとな」
「ちょっと待ってください。リベラ、どういうことか説明してください」
バランの話を聞く前にアリエスはまず、リベラに尋ねた。
レオとしてもリベラの言葉の意味が分からなかったために、視線を彼女に向ける。
彼女は最初なぜ尋ねられているのか分からないのかきょとんとした顔をしていたが、やがて「ああ」と呟いて口を開いた。
「結構有名な話なの。アルティス帝国の王族は国の紋様が入った武器を使うって。
それで、さっきバランさんの剣には紋様が入ってたから……」
レオが駆けつけたとき、バランは以前戦った時とは異なる剣を握っていた。
金色の装飾が施された両刃剣だったが、そこに紋様が刻まれていることまでは気づかなかった。
いや、それよりも。
「デネブラ国では兵士が普通に国の紋様付きの武器を支給されていたが……」
レオからすれば多くの兵士が決まった形の武器を持つことが普通だった。
そのために帝国は違うのかという意味で尋ねた。
「あぁ、うちは王族しか紋様付きの武器は使わないんだ。昔からそういう決まりなんだ」
「ということはバランさ……バラン様は王族?」
話の途中で急に敬称をさらに上のものに変化させたリベラに対して、バランは声に出して笑った。
「やめてくれよ、そういうのは好きじゃないんだ。
でも、そうだ。俺はアルティス帝国の王族だよ」
「…………」
王族。
その言葉がレオの心に重くのしかかる。
レオは権力者が好きではない。特に王族と聞くとデネブラ王国での国王の事をどうしても思い出してしまう。
レオを追放し、少ない金銭だけを渡して西へと向かわせた人物。
それと同じ身分である王族のバランに対して思うところがないと言えば嘘になる。
けれど、レオはバランを嫌いにはなれなかった。
「好きで冒険者をやっている変わり者なんだ。だから今まで通りに接してくれると嬉しい。
それに出来れば周りに言わないで欲しいんだ。頼む」
「私からもお頼み申し上げます」
困ったように笑うバランと、目じりを下げて心配そうにレオ達を見るメイド。
そんな彼らの姿を見て、レオは考えるよりも先に答えていた。
「分かった」
バランを王族ではなく、ただのバランとして扱う。
そうレオの中でルールを決めてしまえば、思うところなど特になかった。
(やけに国の事を気にしていたけど、王族だからか)
むしろそんなことを考える余裕まで出てきたくらいだ。
「……エリーはどうでもいい」
自分の事をエリーと呼称したエリシアはいつもの空虚な目で遠くを見ているだけだ。
それでもバランは彼女に対してありがとう、と告げていた。
「……それよりも、レオはなんでそんなに強いんだ?
昨日の決闘の時は恐ろしく速いのかと思ったが、さっきのは速さだけじゃないだろ。
俺達が苦戦した黒い鎧をまるで紙みたいに斬り裂くなんて……」
「俺は……」
答えに窮して、レオは思わずアリエスを見た。
視線を向けられたアリエスは少しだけ考えるそぶりをしたものの、やがてゆっくりと頷いた。
自分の正体を明かしてくれたバランの事を信じられると彼女は判断したのだろう。
「俺は、デネブラ王国の元勇者なんだ」
「……元勇者?」
元という言葉が引っかかるのか、バランは訝しげな顔をする。
説明をしないといけないか、と思ったそのとき。
「なるほど、だからそんなに強いのか。納得したぜ。
にしてもデネブラ王国も馬鹿だな。レオみたいな人材を手放すなんてさ」
笑いながらそう告げるバランに、レオは目を点にした。
彼は深く聞くことなく、レオの言葉を信じた。信じてくれた。
背後を歩くアリエス達の好意的な雰囲気を感じ取るとともに、レオの心も温かくなる。
「事前に聞いた話だと、レオは王国からここまで来た途中に寄生型の魔物や一本角の魔物を倒したんだろ? それらも一撃か?」
「……まあそうだな。
家に棲みついていた魔物も、一本角の魔獣も、そこまで苦戦はしなかった」
「勇者っていうのを知っているが、あれだけ強ければそりゃそうか」
不意にレオは視線を感じて振り返る。
しかしそこにはどこか遠くを見ているエリシアが居るだけで、彼女の他には誰も居なかった。
「その……聞いていいのか分からないんだが、右目は……」
言いづらそうだが好奇心を隠し切れないバランに内心で苦笑いをしながらレオは答えた。
「魔王ミリアを討伐するときにな。これのせいで散々だ。早く解けないかと思ってる」
「王国が魔王を倒した話は聞いていたが、本当だったとは……それに討伐したのがレオだったなんてな」
驚いた表情をしたバランは、しかしすぐに申し訳なさそうに目じりを下げた。
「でも……呪いを解く手助けはできなさそうだ。
少なくとも俺の耳には帝国が呪いを何とかできる、みたいな話は入ってないからな……」
「そうか……いや、ありがとう」
国のトップの一員でもあるバランが言うならその通りなのだろう。
解けないことは残念だが、これで次の国へ行くきっかけが出来た。
黒い鎧も人違いというか魔物違いであることが判明したし、これで帝国に居る意味もなくなった。
「それなら、俺達は明日には西に向かう」
「……そうか、レオのような人材が帝国に居てくれるのはありがたかったし、できればまだ滞在していて欲しかったんだがな。
よし、それなら黒い鎧を討伐した祝いに今日は奢るぜ。
といっても、俺はレオが来るまで黒い鎧を足止めしてたみたいな感じで何もしてないんだけどな」
おおらかに笑うバランの言葉に、レオはしっかりと頷いて答える。
短い間だったが良い出会いができたなと、そう思った。
×××
負傷した冒険者たちを組合に送り届けて後を任せたのち、レオ達とバラン達は組合の前で別れることになった。
「それじゃあ、夜に宿にエリシアを連れて行くな」
バランに宿の場所を共有し、夜の宴会の予定を決めた。
その後、まだ時間があることとバランのすることが残っているために一旦解散の流れとなった。
「ああ、分かった」
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右目に、鋭い痛みが走った。
「っ」
来ないと思っていたタイミングでの激痛に、レオは一瞬だが苦しそうな声を出す。
それでも蹲るようなことはせずになんとか堪えた。
「レオ? 大丈夫か?」
「レオ様? レオ様!?」
心配するようなバランとアリエスの声を聞きながら、レオの右目は映し出していた。
褐色の肌に真っ黒な髪の女性が、狂気に満ちた笑みを浮かべながら魔物に喰い殺される光景を。
(なんだ……これ……)
レオの右目は光景を見せる直前にエリシアを視界にとらえていた。
けれど彼女の肌の色は肌色であるし、髪も白だ。
その姿かたちは、右目が見せる光景の少女とはまるで違う。
アリエスの時のようにエリシアが変身魔法を使っているわけではないことは分かっている。
なら、この右目が見せているものは一体なんだ?
混乱するレオをよそに、右目の激痛は収まってくる。
目に入るのは、相変わらず空虚なエリシアの瞳だ。
右目が見せてきた光景の少女が浮かべていた狂気に満ちた瞳ではない。
「すまない、時折発作が起きるんだ。もう、大丈夫だ」
「……そ、そうか」
以前にアリエス達と決めた言葉を告げて、レオは息を吐く。
いつものように、もうすっかり右目の痛みはなくなっていた。
「大丈夫か? もし辛いなら飯はなしにしても……」
「いや、大丈夫だ。それじゃあ、いったん戻る」
「あ、ああ……」
本当にもう問題ないのでそう告げると、バランは戸惑いながらも引き下がってくれた。
レオとしては一刻も早くアリエス達と情報を共有したかったので助かる。
今度こそ踵を返し、バラン達と別れてレオ達一行は宿屋への帰路へ着く。
振り返り際のエリシアは表情や目は変わらなかったものの、纏った雰囲気はどこか寂しげだったようにレオには感じられた。
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