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第4章 魔王の影を払う少女
第74話 協力し合う冒険者たち
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アルティスの冒険者組合の個室にて、レオ達は静かに待っていた。
あの後、戻ってきた受付嬢は実力のある冒険者が別件で少しだけ遅れるとのことで、レオ達を個室に案内した。
レオ達の前に置かれた空いている椅子の数は2つ。
つまり実力のある冒険者というのは2人組なのだろう。
(依頼を受けるのは構わないけど、合同か……)
レオとしては気の乗らない依頼である。
受付では勇者か実力のある冒険者のどちらかを選択する形で問われたために後者を選んだ。
魔王を倒す前までのレオならば誰かと共に任務をこなすのは何の問題もなかったのだが、今のレオは右目が呪われていて他者に強烈な恐怖と嫌悪を与えてしまう。
いくら実力のある冒険者でも任務に支障が出てしまうだろう。
だから今回行動を共にする予定の冒険者には悪いが、顔合わせをした後に断ろうとした。
その後で受付嬢と話をして、個人で黒い鎧の兵士を討伐するのが良いと考えたのだ。
「レオ様、この街にいる勇者について教えていただきたいのですが……それと、黒い鎧の魔物についても何か知っているのですか?」
隣に座るアリエスが覗き込むようにして尋ねる。
そちらへと視線を向けてみれば、同様に気になったのであろうリベラとパインの視線も感じた。
「あぁ、じゃあまずは勇者から。
この街に居るのは、スイードの言っていた通りならヴァンとスピカの二人の筈だよ」
「……それって、仲が悪い勇者だよね?」
「……ああ」
リベラの小さな声に対して、レオははっきりと答えた。
以前、自分と敵対する勇者としてヴァンの名前をアリエス達には話していた。
「ヴァンは……なんていうか、凶暴な性格で他の勇者とも仲が悪いんだ。
カイルや他の勇者にも当たりが強いから」
スイードが彼の事を狂犬だと呼んでいたことを思い出した。
今になって思ってみれば、ピッタリな表現だと思える。
「……孤児院のいじめっ子みたいな感じかぁ……そのヴァンって人はあのシェイミって子よりも強いの?」
「まさか」
「……それ、シェイミって子は黙っているの?」
「シェイミは他の勇者には興味が無いみたいで、口を出しているところは見たことがないね」
カイルに暴力を振るったり暴言を吐くヴァンに、それを冷たい目で見るスイードの姿を思い出す。
その状況においても、シェイミはただ窓の外をぼーっと見ているだけだった。
レオ本人も当時は他人に興味が無く、目を瞑って自分の戦いを脳内で再現していたためシェイミの事は悪くは言えないのだが。
「まあ、納得というかなんというか……」
カマリの街やレーヴァティを出た後でシェイミと会っているリベラは苦笑いしながら呟いた。
彼女もまたシェイミという少女の特異性に気づいているようだ。
たった二回の邂逅で強烈な衝撃を残した灰色の少女が特殊であることを感じているのだろう。
「それと、黒い鎧の兵士だけど……俺の記憶が正しければアルゴルで倒した筈なんだ」
「魔王ミリアの城に居たということでしょうか?」
「うん。門番のような役割をしていて、消滅する姿も確認したんだけどな……」
魔王城の門番だけあってそこら辺の魔物よりは強かったものの、レオからすれば苦労なく倒すことができた。
記憶では確かに黒い鎧の兵士は斬り殺された後に灰になって風に流されていったはずだ。
「神様がミスをするはずがありません。この街での黒い鎧の兵士は別の魔物です」
「……そ、そうだね」
信仰心が限界突破しているパインの一点の曇りもない宣言に、レオは戸惑った声を出した。
信じてくれる彼女の気持ちは嬉しいのだが、自分はそんな完璧な人間ではないために少し気後れする。
「黒い鎧を着て、しかも黒い靄を出した人型の魔物なんてすごく珍しいと思うけど……」
「信徒リベラ、神様を疑うというのですか?」
腕を組んで疑問を呈したリベラに対して、パインの鋭い視線と言葉が飛んだ。
まるでナイフのようで、視線や言葉だけなのに相手を殺せそうなほどの狂気を感じた。
しかしリベラは慣れてきているのか、ゆっくりと首を横に振って否定の意を示す。
「違うから落ち着いて。
私が言いたいのは、レオは確実にアルゴルでその魔物を倒した。
でも実はそれと似たような……魔物にこういうのがあるのか分かんないけど兄弟?みたいなやつが居て、それがこの街に来たんじゃないかってこと」
「同じ種族ですが、個体としては違うということですね」
リベラの意見に対して補足したアリエスの説明にレオは納得する。
今まで数多くの魔物を倒してきたが、例えば狼型の魔物など同じ種類の魔物は多くいる。
それと同じということか。確かにそれならば納得なのだが。
(そう……なのか?)
レオの記憶が正しければ、あの城の魔物は一つとして他と同じ形のものは居なかった。
それに、その全てが魔王ミリアの手で強化されていたような。
レオの属していた王国としても、その黒い靄が証なのではないかと考えていたはずだ。
もし同一種族の別個体ならば、魔王ミリアの城からこのアルティスにやってきたことになる。
けれど、あの城に居る全ての魔物は確実に壊した筈だ。
城を出るときに反応を探ったが、引っかかるものはなかったはず。
「……まあ、戦えばわかることか」
いずれにせよこの街で出現する黒い鎧の魔物の正体を探らない事には始まらない。
それが別個体であれば壊せばいいし、同個体ならば逃したという罪悪感は多少あるものの、責任を持って壊せばいい。
結果は変わらない。
結論を出したとき、ノックの音が部屋に響いた。
同じ大きさ、そして同じ間隔の音が室内に響く。
慌ててアリエスが答えると、音を立てて扉が開いた。
「すまない、待たせてしまったな」
入ってきたのは金髪の中性的な顔立ちをした男性だった。
甲冑に身を包み、穏やかだが鋭い目をしている。
アリエス達は女性から人気が出そうな人物だと評価を下したが、レオは別の部分、彼の動きや装備、そして雰囲気に注目した。
(……強いな)
ハマルやカマリで多くの冒険者を目にしたが、ここまでの冒険者は初めて見る。
使い込まれた鎧や剣の柄。そして室内にもかかわらず、あらゆる警戒を怠らない観察眼。
隙のない立ち振る舞いに、ピリピリするような雰囲気。
勇者達には及ばないものの、それに迫る程の実力をレオは感じ取っていた。
(これは実力があるっていうのも納得だ)
アルティスは元々冒険者のレベルが高い国だ。
中でもさらに実力のある冒険者となれば、彼くらいのレベルになるのだろう。
その実力はハマルやカマリの冒険者とは一線を画するように思えた。
そしてその後ろから入ってきたのは一人のメイドだった。
彼女は部屋に入るや否や深く頭を下げ、そそくさと手前の椅子を引いた。
「すまない」
男性はそう言って椅子へと着席する。メイドは付き人のようなものなのだろうか。
メイドは隣には着席することなく、男性の後ろに直立して目を閉じた。
それと同時、一人の少女が扉をくぐった。
(…………)
その少女を見て、レオは言葉を失った。
彼女は真っ白な髪を雑に切った小柄な少女だった。
その体には無数の傷があり、頭長にはペタンと伏した犬耳が見えることから獣人のようだ。
耳も切り傷が多く、数多くの修羅場を潜り抜けてきたことが伺える。
けれどそれ以上にレオが衝撃を受けたのは、彼女の目だった。
光がない。
シェイミのように何も感じさせない、無機質な瞳ではない。
そもそも感じることを放棄した、何もない虚無の瞳だ。
人は見かけには寄らないとアリエスは言うが、この少女は見かけと同じ、いやそれ以上の何かを見てきたのかもしれない。
少女は何も言うことなく足を進め、空いている席に腰を下ろした。
彼女はその場に居ながらも、他者を認識していなかった。
かつてのアリエスのように目が見えないわけではない。
(……俺と、同じだ)
彼女には他者を見るという意思がない。
かつてのレオと同じように、彼女には何もないのだ。
それがなぜか、酷くレオの心を締め付けて離さなかった。
こうして、当初はレオの呪いによりすぐに終わると思えた実力のある冒険者との邂逅は思わぬ形を迎えたのである。
あの後、戻ってきた受付嬢は実力のある冒険者が別件で少しだけ遅れるとのことで、レオ達を個室に案内した。
レオ達の前に置かれた空いている椅子の数は2つ。
つまり実力のある冒険者というのは2人組なのだろう。
(依頼を受けるのは構わないけど、合同か……)
レオとしては気の乗らない依頼である。
受付では勇者か実力のある冒険者のどちらかを選択する形で問われたために後者を選んだ。
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いくら実力のある冒険者でも任務に支障が出てしまうだろう。
だから今回行動を共にする予定の冒険者には悪いが、顔合わせをした後に断ろうとした。
その後で受付嬢と話をして、個人で黒い鎧の兵士を討伐するのが良いと考えたのだ。
「レオ様、この街にいる勇者について教えていただきたいのですが……それと、黒い鎧の魔物についても何か知っているのですか?」
隣に座るアリエスが覗き込むようにして尋ねる。
そちらへと視線を向けてみれば、同様に気になったのであろうリベラとパインの視線も感じた。
「あぁ、じゃあまずは勇者から。
この街に居るのは、スイードの言っていた通りならヴァンとスピカの二人の筈だよ」
「……それって、仲が悪い勇者だよね?」
「……ああ」
リベラの小さな声に対して、レオははっきりと答えた。
以前、自分と敵対する勇者としてヴァンの名前をアリエス達には話していた。
「ヴァンは……なんていうか、凶暴な性格で他の勇者とも仲が悪いんだ。
カイルや他の勇者にも当たりが強いから」
スイードが彼の事を狂犬だと呼んでいたことを思い出した。
今になって思ってみれば、ピッタリな表現だと思える。
「……孤児院のいじめっ子みたいな感じかぁ……そのヴァンって人はあのシェイミって子よりも強いの?」
「まさか」
「……それ、シェイミって子は黙っているの?」
「シェイミは他の勇者には興味が無いみたいで、口を出しているところは見たことがないね」
カイルに暴力を振るったり暴言を吐くヴァンに、それを冷たい目で見るスイードの姿を思い出す。
その状況においても、シェイミはただ窓の外をぼーっと見ているだけだった。
レオ本人も当時は他人に興味が無く、目を瞑って自分の戦いを脳内で再現していたためシェイミの事は悪くは言えないのだが。
「まあ、納得というかなんというか……」
カマリの街やレーヴァティを出た後でシェイミと会っているリベラは苦笑いしながら呟いた。
彼女もまたシェイミという少女の特異性に気づいているようだ。
たった二回の邂逅で強烈な衝撃を残した灰色の少女が特殊であることを感じているのだろう。
「それと、黒い鎧の兵士だけど……俺の記憶が正しければアルゴルで倒した筈なんだ」
「魔王ミリアの城に居たということでしょうか?」
「うん。門番のような役割をしていて、消滅する姿も確認したんだけどな……」
魔王城の門番だけあってそこら辺の魔物よりは強かったものの、レオからすれば苦労なく倒すことができた。
記憶では確かに黒い鎧の兵士は斬り殺された後に灰になって風に流されていったはずだ。
「神様がミスをするはずがありません。この街での黒い鎧の兵士は別の魔物です」
「……そ、そうだね」
信仰心が限界突破しているパインの一点の曇りもない宣言に、レオは戸惑った声を出した。
信じてくれる彼女の気持ちは嬉しいのだが、自分はそんな完璧な人間ではないために少し気後れする。
「黒い鎧を着て、しかも黒い靄を出した人型の魔物なんてすごく珍しいと思うけど……」
「信徒リベラ、神様を疑うというのですか?」
腕を組んで疑問を呈したリベラに対して、パインの鋭い視線と言葉が飛んだ。
まるでナイフのようで、視線や言葉だけなのに相手を殺せそうなほどの狂気を感じた。
しかしリベラは慣れてきているのか、ゆっくりと首を横に振って否定の意を示す。
「違うから落ち着いて。
私が言いたいのは、レオは確実にアルゴルでその魔物を倒した。
でも実はそれと似たような……魔物にこういうのがあるのか分かんないけど兄弟?みたいなやつが居て、それがこの街に来たんじゃないかってこと」
「同じ種族ですが、個体としては違うということですね」
リベラの意見に対して補足したアリエスの説明にレオは納得する。
今まで数多くの魔物を倒してきたが、例えば狼型の魔物など同じ種類の魔物は多くいる。
それと同じということか。確かにそれならば納得なのだが。
(そう……なのか?)
レオの記憶が正しければ、あの城の魔物は一つとして他と同じ形のものは居なかった。
それに、その全てが魔王ミリアの手で強化されていたような。
レオの属していた王国としても、その黒い靄が証なのではないかと考えていたはずだ。
もし同一種族の別個体ならば、魔王ミリアの城からこのアルティスにやってきたことになる。
けれど、あの城に居る全ての魔物は確実に壊した筈だ。
城を出るときに反応を探ったが、引っかかるものはなかったはず。
「……まあ、戦えばわかることか」
いずれにせよこの街で出現する黒い鎧の魔物の正体を探らない事には始まらない。
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結果は変わらない。
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同じ大きさ、そして同じ間隔の音が室内に響く。
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「すまない」
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メイドは隣には着席することなく、男性の後ろに直立して目を閉じた。
それと同時、一人の少女が扉をくぐった。
(…………)
その少女を見て、レオは言葉を失った。
彼女は真っ白な髪を雑に切った小柄な少女だった。
その体には無数の傷があり、頭長にはペタンと伏した犬耳が見えることから獣人のようだ。
耳も切り傷が多く、数多くの修羅場を潜り抜けてきたことが伺える。
けれどそれ以上にレオが衝撃を受けたのは、彼女の目だった。
光がない。
シェイミのように何も感じさせない、無機質な瞳ではない。
そもそも感じることを放棄した、何もない虚無の瞳だ。
人は見かけには寄らないとアリエスは言うが、この少女は見かけと同じ、いやそれ以上の何かを見てきたのかもしれない。
少女は何も言うことなく足を進め、空いている席に腰を下ろした。
彼女はその場に居ながらも、他者を認識していなかった。
かつてのアリエスのように目が見えないわけではない。
(……俺と、同じだ)
彼女には他者を見るという意思がない。
かつてのレオと同じように、彼女には何もないのだ。
それがなぜか、酷くレオの心を締め付けて離さなかった。
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