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第4章 魔王の影を払う少女
第73話 初の討伐依頼
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東側の大陸にあって最も西側に近い帝国領。
その国名と同じ名をした首都アルティスはひらけた土地を基盤にして周囲を城壁で囲まれた作りで、まるで城塞都市のようだ。
すぐ南を大河が流れる自然豊かな都市はやや涼しく、過ごしやすい気候のようにも感じられた。
目的地へと着いたレオ達は宿屋を確保するよりも先に冒険者組合を見つけ、一旦顔を出すことにした。
街から街への移動の際には滞在する旨を表明しなくてはならないのが冒険者のルールだ。
そのついでに、エニフ谷で討伐した竜の魔石も売却しようとしたのだが。
「……金額は、こちらになります」
受付嬢から差し出された紙を見てレオは唖然とする。
対応してくれた受付嬢はレオの呪いのせいもあるが、記載された金額の件も相まって視線を少し遠くへと飛ばしていた。
結論から述べると、竜の魔石は破格の買取価格がついていた。
書いてある金額は見たこともないような数字で、もちろんレオが王国から渡された金銭よりも多かった。
それこそ路銀の問題を一気に解決してしまうくらいの金額だった。
一行の金庫番であるアリエスも目を見開いて絶句しているくらいだ。
その後すぐに正気に戻り、金貨を数えながら懐へと収めていたが。
ともかく、これで冒険者組合に用事は無くなった。
1番の問題だった路銀が解決してしまった今、レーヴァティの時と同じように呪いの解除や、見せる光景の解決を目的として滞在する方が良いのかもしれない。
そんなことを思ったとき。
「あの……お願いがあるのですが……」
珍しく、いや初めて受付嬢から声をかけられた。
これまで依頼の伝達などで話しかけられることはあったが、このように別件で話しかけられたことはない。
何事かと紙から彼女へと視線を移せば、目を合わせない状況で受付嬢は意を決したように拳を胸の前で握っていた。
「レオさんの冒険者としての活躍は確認させてもらいました。
ハマルの街、カマリの街での大型かつ強大な魔物の討伐に今回持ち込んでいただいた大きすぎる魔石……相当な実力者だとお見受けします。
実は……討伐して頂きたい魔物がいるのです」
依頼の斡旋かと思い、内容次第では断ろうと思った。
依頼をしたくないわけではないが、今は優先順位がある。
呪いに関係しないのなら、それは後回しでもいいだろう。
「冒険者を襲っている人型の魔物に困っているんです。
被害も甚大で……その黒い鎧の魔物を倒すために、さまざまな冒険者が動いている状況なんです」
「黒い鎧?」
顔を上げたレオに対して、受付嬢がびくりと反応し、おずおずと説明を始める。
「はい……真っ黒な鎧を着た兵士のような格好の魔物だそうです。
最初は人なのではないかと思われていたのですが、声をかけても会話はできず、攻撃した際に血は出ることなく、その隙間からは黒い靄のようなものが溢れていたそうです。
以上の理由から、悪事を働く盗賊のような人ではなく、魔物と認定されています」
「…………」
「あ、あの……」
「あ、ああ、すまない。それで、その魔物を討伐すればいいのか?」
黙っていることを不審に思った受付嬢に尋ねられ、レオは焦って返事をする。
もう彼の中では、その魔物を壊すことが決定していた。
「はい、この街にいる実力のある冒険者の方か勇者の方と協力して討伐に当たっていただければと思います。
もちろん、報酬の方はかなり奮ってお支払いいたします」
勇者。
その言葉に、背後から緊張感を感じた。同時に強い嫌悪も。
シェイミのような勇者を恐れるリベラに、ヘレナのような勇者を嫌うアリエスだろう。
「……すまないが勇者は断らせてくれ。冒険者の方で頼む」
「かしこまりました。ご協力、ありがとうございます。しばしお待ちください」
頭を下げ、受付嬢は奥へと向かってしまった。
おそらく実力のある冒険者を呼びに行ったのだろう。
レオとしても、この街の勇者は避けたかった。
これがカイルやスイードならば問題はない。共に任務を行い、確実に成功するだろう。
だが、この街の勇者だけはダメだ。
あれはシェイミと同じくらい、自分のことを嫌っているから。
レオが断ったことで飽和した背後の雰囲気を肌で感じながら、レオは考える。
今回の依頼内容、そして討伐すべき魔物について。
(……黒い鎧を着た、兵士のような魔物。そして黒い靄……)
これがただの魔物ならば、レオは依頼を断っていた。
魔物の討伐よりも呪いや、右目がこれから先見せてくるかもしれない光景に対処したかったから。
けれど、討伐対象の魔物が黒い鎧の兵士というなら話は変わってくる。
レオは、その魔物を知っているからだ。
(あの城で、壊したはずだ……)
ここから北西にあるアルゴル。
砂嵐の吹き荒れる極地にそびえる城の中で、確実に消し去ったはずだ。
つい最近の出来事であるにも関わらず、遠い昔のように思われる記憶が頭を巡る。
漆黒の鎧。ヘルムからのぞく赤い光。そして刃こぼれした剣。
それを流しながら、生じるのは一つの疑問。
なぜ魔王ミリアの城で確実に壊した魔物が、ここに居る?
その国名と同じ名をした首都アルティスはひらけた土地を基盤にして周囲を城壁で囲まれた作りで、まるで城塞都市のようだ。
すぐ南を大河が流れる自然豊かな都市はやや涼しく、過ごしやすい気候のようにも感じられた。
目的地へと着いたレオ達は宿屋を確保するよりも先に冒険者組合を見つけ、一旦顔を出すことにした。
街から街への移動の際には滞在する旨を表明しなくてはならないのが冒険者のルールだ。
そのついでに、エニフ谷で討伐した竜の魔石も売却しようとしたのだが。
「……金額は、こちらになります」
受付嬢から差し出された紙を見てレオは唖然とする。
対応してくれた受付嬢はレオの呪いのせいもあるが、記載された金額の件も相まって視線を少し遠くへと飛ばしていた。
結論から述べると、竜の魔石は破格の買取価格がついていた。
書いてある金額は見たこともないような数字で、もちろんレオが王国から渡された金銭よりも多かった。
それこそ路銀の問題を一気に解決してしまうくらいの金額だった。
一行の金庫番であるアリエスも目を見開いて絶句しているくらいだ。
その後すぐに正気に戻り、金貨を数えながら懐へと収めていたが。
ともかく、これで冒険者組合に用事は無くなった。
1番の問題だった路銀が解決してしまった今、レーヴァティの時と同じように呪いの解除や、見せる光景の解決を目的として滞在する方が良いのかもしれない。
そんなことを思ったとき。
「あの……お願いがあるのですが……」
珍しく、いや初めて受付嬢から声をかけられた。
これまで依頼の伝達などで話しかけられることはあったが、このように別件で話しかけられたことはない。
何事かと紙から彼女へと視線を移せば、目を合わせない状況で受付嬢は意を決したように拳を胸の前で握っていた。
「レオさんの冒険者としての活躍は確認させてもらいました。
ハマルの街、カマリの街での大型かつ強大な魔物の討伐に今回持ち込んでいただいた大きすぎる魔石……相当な実力者だとお見受けします。
実は……討伐して頂きたい魔物がいるのです」
依頼の斡旋かと思い、内容次第では断ろうと思った。
依頼をしたくないわけではないが、今は優先順位がある。
呪いに関係しないのなら、それは後回しでもいいだろう。
「冒険者を襲っている人型の魔物に困っているんです。
被害も甚大で……その黒い鎧の魔物を倒すために、さまざまな冒険者が動いている状況なんです」
「黒い鎧?」
顔を上げたレオに対して、受付嬢がびくりと反応し、おずおずと説明を始める。
「はい……真っ黒な鎧を着た兵士のような格好の魔物だそうです。
最初は人なのではないかと思われていたのですが、声をかけても会話はできず、攻撃した際に血は出ることなく、その隙間からは黒い靄のようなものが溢れていたそうです。
以上の理由から、悪事を働く盗賊のような人ではなく、魔物と認定されています」
「…………」
「あ、あの……」
「あ、ああ、すまない。それで、その魔物を討伐すればいいのか?」
黙っていることを不審に思った受付嬢に尋ねられ、レオは焦って返事をする。
もう彼の中では、その魔物を壊すことが決定していた。
「はい、この街にいる実力のある冒険者の方か勇者の方と協力して討伐に当たっていただければと思います。
もちろん、報酬の方はかなり奮ってお支払いいたします」
勇者。
その言葉に、背後から緊張感を感じた。同時に強い嫌悪も。
シェイミのような勇者を恐れるリベラに、ヘレナのような勇者を嫌うアリエスだろう。
「……すまないが勇者は断らせてくれ。冒険者の方で頼む」
「かしこまりました。ご協力、ありがとうございます。しばしお待ちください」
頭を下げ、受付嬢は奥へと向かってしまった。
おそらく実力のある冒険者を呼びに行ったのだろう。
レオとしても、この街の勇者は避けたかった。
これがカイルやスイードならば問題はない。共に任務を行い、確実に成功するだろう。
だが、この街の勇者だけはダメだ。
あれはシェイミと同じくらい、自分のことを嫌っているから。
レオが断ったことで飽和した背後の雰囲気を肌で感じながら、レオは考える。
今回の依頼内容、そして討伐すべき魔物について。
(……黒い鎧を着た、兵士のような魔物。そして黒い靄……)
これがただの魔物ならば、レオは依頼を断っていた。
魔物の討伐よりも呪いや、右目がこれから先見せてくるかもしれない光景に対処したかったから。
けれど、討伐対象の魔物が黒い鎧の兵士というなら話は変わってくる。
レオは、その魔物を知っているからだ。
(あの城で、壊したはずだ……)
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つい最近の出来事であるにも関わらず、遠い昔のように思われる記憶が頭を巡る。
漆黒の鎧。ヘルムからのぞく赤い光。そして刃こぼれした剣。
それを流しながら、生じるのは一つの疑問。
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