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第3章 神に愛された女教皇
第67話 最高の勇者、再来
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「「ありがとうございました」」
地下に駆け付けてきたスイード達の言葉にレオは頷いて答える。
ちらりと目線を向ければ、しゃがみ込んで俯いたルシャと壁に背を預けて乾いた笑みを浮かべるファイの姿が見えた。
この二人は、もう終わりだろう。
自分達も、この街には用はない、そう思い出口へと足を向ける。
「「もう行くのですか?」」
足を止めて目を向ければ、無表情で双子はルシャ達を見張っている。
「ああ」
「それでは、宿と冒険者組合にはこちらから言っておきます」
「荷物は大丈夫ですか?」
二人の言葉に宿屋の一室を思い返すが、主に就寝のために使用していただけなので、荷物は置いていないはずだ。
アリエスとリベラに目で尋ねると、彼女達も荷物を置いていないのか首を横に振った。
「大丈夫だ。助かる」
「「…………」」
レオの言葉には答えずに、双子は同じ動きで背中に背負う女性を一瞥した。
しかし彼らは特に何も言うことなく、顔の向きをルシャ達に戻す。
どうやらレーヴァティ法国の人間ではない彼らには興味のないことらしい。
別れの挨拶も交わすことなく、レオ達は地下の小部屋を後にする。
牢屋のある廊下を抜け、螺旋階段を上り、地上へと。
そして裏口から出ようと思い、全員に姿を隠す祝福を使用して教会の廊下に出る。
そして少し歩き始めたところで、右手から駆けてくる足音を聞いた。
目線を向けてみれば、ザウラク教皇派閥の眼鏡をかけた女性の枢機卿が多数の兵士を連れて、先ほどレオ達が出た部屋へと向かってきていた。
女性の枢機卿はレオ達には当然気づくことなく、扉を開けて部屋へと入っていく。
「……結局、ザウラク教皇の一人勝ちでしたね」
「ルシャ教皇派閥は消滅、ガーランド教皇派閥も冤罪とはいえ枢機卿が一人捕まったとなればね……」
先ほど女性が入っていった扉を何ともいえない顔で見ながら、アリエスとリベラは呟く。
これから先、法国は荒れるだろうという話をしていたが、レオとしては難しい話は分からない。
「レオ様、行きましょう。その女性を抱えたままここに居るのは危険です。
街を出て、北の帝国へ向かいましょう」
「そうだね……パインさんだっけ?
連れて行くって決めた以上、早くここを離れないとめんどくさいことになると思うよ」
二人の忠告にレオは頷いた。
廊下を歩き、裏口から教会を出る。
右目の呪いの光景は越えたから、もうこの街に用はない。
そう思うことで、どっと溜まっていた精神的な疲れが出てきたように感じた。
日は完全に沈み、夜になっている。
野宿でも構わないのでレオは右目に邪魔されない、深い眠りに落ちてしまいたかった。
×××
『北に向かいましょう。
アルティス帝国に向かいつつ、途中の街でその女性を休ませた方がよいと思います。
それに、服についても事前にどこかの街で買う必要がありますね』
レオの背負った女性、パインの容態を見ながら提案したアリエスの言葉に従い、レオ達は徒歩で北へと向かっていた。
姿を見られるわけにはいかないので、馬車は使えない。
けれどレーヴァティを出れば教会の関係者に見つかることもないだろう。
パインの傷を癒していたアリエスの提案にリベラも賛成のようで、彼女は辺りを見渡しながらレオについてきている。
「夜の森って不気味だね。レオ、急に走ったりしないでね」
「……しないよ」
背にはパインが居るし、この状況下で走り出す理由がない。
けれどこれまでは馬車での移動だったので気にならなかったようだが、真夜中の森が怖いのか、リベラはチラチラと辺りを見渡している。
「……確かに不気味です。こんなに静かなものでしょうか?」
アリエスの言葉に、レオは耳を澄ませる。
聴力を強化する祝福を用いて、ようやくレオは異常に気付いた。
森の中の動物が、息をひそめている。
しかもレオ達の周辺だけではない、この森全てが静まり返っているような。
聞こえるのは、風で木々がざわめく音だけ。
吹いてくる風も、どこか冷たさを感じさせた。
(……なにか、居る?)
そう思い、レオが気配察知の祝福を発動させる寸前。
「――ッ!!」
背後のリベラが息を止める音が、はっきりとレオの耳に届いた。
彼女は目を見開き、震える指でとある方角を指す。
レオ達が歩いている方向よりも東の方角から、音が聞こえる。
草木をかき分けて歩くような音。音の大きさから判断して数は一人。
一体誰がこんなところに、そう思い視線を東へ向けたとき、レオもまた言葉を失った。
(まじ……か……)
雲の切れ目から月が顔を出し、森全体を淡く照らす。
冷たい夜風に月光で反射して輝く灰色の髪を流しながら、それは歩いている。
スイード達のような黒でも、レオのような白でもない。
もっとも会いたくない灰色の少女が、なぜこんなところに。
(おち……つけ……)
焦る気持ちを必死で沈め、レオは自分たちの様子を観察する。
リベラは息を止めこそしたが、あの程度ならば姿を隠す祝福は音を外には出さない。
その隣に立つアリエスもまた、驚いてはいるものの声を発することなくじっと少女を見ている。
そうだ。自分達は今、姿を隠す祝福を使用している。
レオは自分の持つ祝福に自信がある。
世界で誰よりも多くの祝福を持ち、その祝福を強化することもできる。
だから、大丈夫だ。目の前の少女に、自分達は見つけられない。
なぜここに居るのかは分からないが、ここの通り過ぎて西へと向かうだろう。
それを見届けた後に、しばらく時間をかけて再び歩き出せばいい。
俯いて地面を見て、嵐が過ぎ去るのを待つ。
――ザッ、ザッ
少女の足音が、一定のスピードで近づいてくる。
草木を踏みしめる音が、少しずつ大きくなる。
――ザッ、ザッ
なんて長い時間だと、レオは内心で舌打ちをした。
いつもはすぐに過ぎる時間が、今はやけに長く感じる。
前方の少女が横切るのに3分もかからない筈なのに、その時間が遠い。
――ザッ、ザッ
心なしか心臓の音も大きく感じる。緊張している。
早く通り過ぎてくれ、そう内心で思った。
――ザッ
(…………)
音が、止まった。
急に訪れた静寂。先ほどまでの雑踏の音は一切せず、木々の葉が風で擦れあう音だけが響く。
冷たい風が肌を撫で、独特な木の香りは安らぎを与えてくれるはずなのに鼓動が止まない。
堪えきれなくなって、レオはゆっくりと頭を上げた。
本当にゆっくりとした、彼からしたら遅すぎる程の動作で、前方に目を向ける。
「……っ」
見ている。
体の向きは西を向いているのに、首だけをこちらに向けて、灰色の無機質な瞳がレオを射抜いている。
見えていない筈なのに、見ている。
――ザッ
わざと地面を強く踏み、少女は体の向きを変える。
視線の向きはそのままに、南の方角に、レオ達と向き合うような方向に。
「みつけた」
刹那、振りかかる重圧。
レオが抑えきるよりも前に、限界を迎えたリベラが顔を真っ青にする。
「ひっ!」
恐怖に声を上げるリベラを護るために、レオは全力で重圧をぶつけ、和らげる。
目を向けてみればアリエスも同じように恐怖を感じたのか、手が震え尋常ではない汗をかいている。
レオは二人の様子に観念し、姿を隠す祝福を解除した。
「…………」
自分の想定通り、隠れているレオ達を見つけたというのに目の前の少女の表情は変わらなかった。
ただじっと無表情でレオを見ているだけだ。いや、むしろ少し重圧が強くなった気さえする。
「にがさない」
何の感情も籠っていない、ただの言葉がレオの耳に届いた。
なぜ彼女がここに居るのか、それはレオには分からない。
けれど灰色の少女の――シェイミからは逃げられないという確信がレオにはあった。
地下に駆け付けてきたスイード達の言葉にレオは頷いて答える。
ちらりと目線を向ければ、しゃがみ込んで俯いたルシャと壁に背を預けて乾いた笑みを浮かべるファイの姿が見えた。
この二人は、もう終わりだろう。
自分達も、この街には用はない、そう思い出口へと足を向ける。
「「もう行くのですか?」」
足を止めて目を向ければ、無表情で双子はルシャ達を見張っている。
「ああ」
「それでは、宿と冒険者組合にはこちらから言っておきます」
「荷物は大丈夫ですか?」
二人の言葉に宿屋の一室を思い返すが、主に就寝のために使用していただけなので、荷物は置いていないはずだ。
アリエスとリベラに目で尋ねると、彼女達も荷物を置いていないのか首を横に振った。
「大丈夫だ。助かる」
「「…………」」
レオの言葉には答えずに、双子は同じ動きで背中に背負う女性を一瞥した。
しかし彼らは特に何も言うことなく、顔の向きをルシャ達に戻す。
どうやらレーヴァティ法国の人間ではない彼らには興味のないことらしい。
別れの挨拶も交わすことなく、レオ達は地下の小部屋を後にする。
牢屋のある廊下を抜け、螺旋階段を上り、地上へと。
そして裏口から出ようと思い、全員に姿を隠す祝福を使用して教会の廊下に出る。
そして少し歩き始めたところで、右手から駆けてくる足音を聞いた。
目線を向けてみれば、ザウラク教皇派閥の眼鏡をかけた女性の枢機卿が多数の兵士を連れて、先ほどレオ達が出た部屋へと向かってきていた。
女性の枢機卿はレオ達には当然気づくことなく、扉を開けて部屋へと入っていく。
「……結局、ザウラク教皇の一人勝ちでしたね」
「ルシャ教皇派閥は消滅、ガーランド教皇派閥も冤罪とはいえ枢機卿が一人捕まったとなればね……」
先ほど女性が入っていった扉を何ともいえない顔で見ながら、アリエスとリベラは呟く。
これから先、法国は荒れるだろうという話をしていたが、レオとしては難しい話は分からない。
「レオ様、行きましょう。その女性を抱えたままここに居るのは危険です。
街を出て、北の帝国へ向かいましょう」
「そうだね……パインさんだっけ?
連れて行くって決めた以上、早くここを離れないとめんどくさいことになると思うよ」
二人の忠告にレオは頷いた。
廊下を歩き、裏口から教会を出る。
右目の呪いの光景は越えたから、もうこの街に用はない。
そう思うことで、どっと溜まっていた精神的な疲れが出てきたように感じた。
日は完全に沈み、夜になっている。
野宿でも構わないのでレオは右目に邪魔されない、深い眠りに落ちてしまいたかった。
×××
『北に向かいましょう。
アルティス帝国に向かいつつ、途中の街でその女性を休ませた方がよいと思います。
それに、服についても事前にどこかの街で買う必要がありますね』
レオの背負った女性、パインの容態を見ながら提案したアリエスの言葉に従い、レオ達は徒歩で北へと向かっていた。
姿を見られるわけにはいかないので、馬車は使えない。
けれどレーヴァティを出れば教会の関係者に見つかることもないだろう。
パインの傷を癒していたアリエスの提案にリベラも賛成のようで、彼女は辺りを見渡しながらレオについてきている。
「夜の森って不気味だね。レオ、急に走ったりしないでね」
「……しないよ」
背にはパインが居るし、この状況下で走り出す理由がない。
けれどこれまでは馬車での移動だったので気にならなかったようだが、真夜中の森が怖いのか、リベラはチラチラと辺りを見渡している。
「……確かに不気味です。こんなに静かなものでしょうか?」
アリエスの言葉に、レオは耳を澄ませる。
聴力を強化する祝福を用いて、ようやくレオは異常に気付いた。
森の中の動物が、息をひそめている。
しかもレオ達の周辺だけではない、この森全てが静まり返っているような。
聞こえるのは、風で木々がざわめく音だけ。
吹いてくる風も、どこか冷たさを感じさせた。
(……なにか、居る?)
そう思い、レオが気配察知の祝福を発動させる寸前。
「――ッ!!」
背後のリベラが息を止める音が、はっきりとレオの耳に届いた。
彼女は目を見開き、震える指でとある方角を指す。
レオ達が歩いている方向よりも東の方角から、音が聞こえる。
草木をかき分けて歩くような音。音の大きさから判断して数は一人。
一体誰がこんなところに、そう思い視線を東へ向けたとき、レオもまた言葉を失った。
(まじ……か……)
雲の切れ目から月が顔を出し、森全体を淡く照らす。
冷たい夜風に月光で反射して輝く灰色の髪を流しながら、それは歩いている。
スイード達のような黒でも、レオのような白でもない。
もっとも会いたくない灰色の少女が、なぜこんなところに。
(おち……つけ……)
焦る気持ちを必死で沈め、レオは自分たちの様子を観察する。
リベラは息を止めこそしたが、あの程度ならば姿を隠す祝福は音を外には出さない。
その隣に立つアリエスもまた、驚いてはいるものの声を発することなくじっと少女を見ている。
そうだ。自分達は今、姿を隠す祝福を使用している。
レオは自分の持つ祝福に自信がある。
世界で誰よりも多くの祝福を持ち、その祝福を強化することもできる。
だから、大丈夫だ。目の前の少女に、自分達は見つけられない。
なぜここに居るのかは分からないが、ここの通り過ぎて西へと向かうだろう。
それを見届けた後に、しばらく時間をかけて再び歩き出せばいい。
俯いて地面を見て、嵐が過ぎ去るのを待つ。
――ザッ、ザッ
少女の足音が、一定のスピードで近づいてくる。
草木を踏みしめる音が、少しずつ大きくなる。
――ザッ、ザッ
なんて長い時間だと、レオは内心で舌打ちをした。
いつもはすぐに過ぎる時間が、今はやけに長く感じる。
前方の少女が横切るのに3分もかからない筈なのに、その時間が遠い。
――ザッ、ザッ
心なしか心臓の音も大きく感じる。緊張している。
早く通り過ぎてくれ、そう内心で思った。
――ザッ
(…………)
音が、止まった。
急に訪れた静寂。先ほどまでの雑踏の音は一切せず、木々の葉が風で擦れあう音だけが響く。
冷たい風が肌を撫で、独特な木の香りは安らぎを与えてくれるはずなのに鼓動が止まない。
堪えきれなくなって、レオはゆっくりと頭を上げた。
本当にゆっくりとした、彼からしたら遅すぎる程の動作で、前方に目を向ける。
「……っ」
見ている。
体の向きは西を向いているのに、首だけをこちらに向けて、灰色の無機質な瞳がレオを射抜いている。
見えていない筈なのに、見ている。
――ザッ
わざと地面を強く踏み、少女は体の向きを変える。
視線の向きはそのままに、南の方角に、レオ達と向き合うような方向に。
「みつけた」
刹那、振りかかる重圧。
レオが抑えきるよりも前に、限界を迎えたリベラが顔を真っ青にする。
「ひっ!」
恐怖に声を上げるリベラを護るために、レオは全力で重圧をぶつけ、和らげる。
目を向けてみればアリエスも同じように恐怖を感じたのか、手が震え尋常ではない汗をかいている。
レオは二人の様子に観念し、姿を隠す祝福を解除した。
「…………」
自分の想定通り、隠れているレオ達を見つけたというのに目の前の少女の表情は変わらなかった。
ただじっと無表情でレオを見ているだけだ。いや、むしろ少し重圧が強くなった気さえする。
「にがさない」
何の感情も籠っていない、ただの言葉がレオの耳に届いた。
なぜ彼女がここに居るのか、それはレオには分からない。
けれど灰色の少女の――シェイミからは逃げられないという確信がレオにはあった。
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