61 / 114
第3章 神に愛された女教皇
第61話 右の温かさ
しおりを挟む
日もすっかり沈んだ夜に、レオは木に寄りかかって開けた空間に目を向けていた。
その横にはアリエスとリベラも居て、レオと同じくそこで作業をしている兵士達を見ている。
エニフ谷の近くまで来たところで進路を少し変え、この開けた地へとやってきた。
毎年使っている場所のようで、兵士達は慣れた手つきで準備をしていく。
レオもまた誰に言うわけでもないが、魔物避けの祝福を使用していた。
アリエスに使用したような結界のように直接的な攻撃を防げるわけではないが、魔物が接近するのを嫌がるような領域を展開する祝福だ。
その領域は防御力を持たない代わりに、この場に居る兵士達ならば楽々囲ってしまうほどの広さとなっている。
「……本当にレオってなんでもできるね。いくつ祝福持ってるの?」
レオから説明された魔物避けの祝福についての話を聞いてリベラが尋ねる。
とはいえレオとしても自分の中にいくつの祝福があるのか正確には把握していないので答えに窮した。
その様子で読み取ったのか、アリエスは苦笑いをする。
「数えきれないほどいっぱいなんですね」
ふと兵士達の間から一人の女性がこちらに歩いてくることにレオ達は気づいた。
この旅が始まってからは会ってなかったレーヴァティ法国の教皇、ルシャだ。
彼女はいつもの穏やかな笑みを浮かべて、レオ達の元へとやってきた。
「こんばんはレオさん、道中お疲れさまでした。ララ枢機卿は粗相をしなかったでしょうか?」
「大丈夫だ。それと、念のために魔物避けの祝福を張った。
警戒するに越したことはないが、少しでも被害の軽減になればと思う」
個人的には軽減どころか起こることさえないと思うのだが、あえてぼかすことにした。
ルシャはレオの言葉に驚いたように目を見開き、すぐに頭を深く下げた。
「本当に、何から何までありがとうございます。
感謝してもしきれません………ところで、念のために兵士の皆さんにはレオさんの事を詳しくは伝えていないのですが、良かったでしょうか?」
「ああ、ありがたい」
レオとしても不要な注目を浴びるのは避けたかったため、ルシャの気遣いはありがたいものである。
一歩、白銀の少女が前に出る。アリエスはじっとルシャを見つめ、ゆっくりとその口を開いた。
「ルシャ教皇様、質問があるのですが……」
「そんなかしこまらなくても結構ですよ。気軽にルシャさんとでも呼んでください」
「ではルシャさん、昨日の件に関してなのですが……ルシャさんに強い恨みを抱くような人物について何か心当たりはないでしょうか?」
急なアリエスの質問だが、ルシャは特に驚いた様子もなく、悲しげに目を伏せた。
「……サマカ枢機卿の死に、あの爆発。
レオさんが居なければ私たちは死んでいてもおかしくはなかったですからね…………。
教皇という役職は恨みを買いやすいものですが、特定の人は思い当たりません。
とはいえ、ファイ枢機卿が状況や現場から調査を進めてくれています。
近いうちに真相は明らかになると思いますよ」
「……そうですね。それを期待します」
「それでは、私はこれで。レオさん達の場所にはなるべく近づかないように伝えてあります。
安心してお休みください。また、もしも何か不都合や必要なものがあればおっしゃってください。可能な限り対応します」
そういってルシャは来た時と同じように深く頭を下げ、立ち去っていく。
その背中を見ながら、ポツリとリベラが零した。
「……今のところは何も起きてないみたいだね」
「はい、ルシャ教皇も無事ですし、兵士達を見ていても怪しい動きはありません。
神聖玉を作成して、一仕事終えた後の隙を突くという可能性も十分にあるので油断はできませんが……」
「今日の夜はどうする? ルシャ教皇が攫われたりしたら目も当てられないけど……」
「いや、それなら問題ない」
心配そうなリベラの言葉を聞いて、レオはすぐに否定した。
「今張っている魔物避けの祝福に併せて、動作感知の祝福も展開している。
この場所から外に出ても、中に入ってきても知らせてくれるから、対応できる」
流石に外から誰かが侵入してこちらを攻撃するなら対処の必要があるが、中から秘密裏に抜け出すのならそれを知らせる仕掛けを使えばいい。
以前サマカの部屋に仕掛けようとした祝福の応用になるが、これで誰かが通れば寝ていても気づけるだろう。
そして、感知した段階でレオよりも速い人間は片手で数える程なので、ほぼ間違いなく捕らえることができる。
「なら、問題はなさそうですね。仕掛けてくるのは明日の可能性が高いので、今日は早く寝てしまいましょう」
「レオの右目の事もあるしね」
二人の言葉にレオは頷き、三人は歩き出す。
少しだけ離れたところには、兵士が立ててくれたテントが2つ。
それらを見て、レオ達は立ち止まった。
「……え……っと……」
言葉を詰まらせるリベラ。しかしアリエスはレオを見上げる。
「レオ様、どちらのテントを使いますか?」
「……どっちも同じじゃ?」
見たところ、一般的なテントのように思える。
勇者時代に使用していたものよりは少し小さいものの、左右のテントで大きな違いはないだろう。
そう言った意味で問い返すと、アリエスは頷いた。
「はい、ですので右か左か好きな方をお選びください」
「じゃあ左で」
なんとなく右という単語を避けたかったので左と告げると、アリエスは頷いて歩き出した。
左のテントへと。
「見た感じ十分余裕はありそうです。小さすぎなくて助かりました。
これで今日もしっかりとレオ様の手を握ることができます」
「……握ってくれるのはありがたいけど、まだ十分休んでないだろ」
「昨日よりは少しマシになっているので、大丈夫です」
そんな会話をしながらテントに足を踏み入れる。
やはり思った通りやや小さいものの、3人で使う分には問題ない広さだった。
最後に入ってきたリベラが何とも言えない様子でテントの幕を下ろす。
「……言いたいことは山ほどあるけど」
溜息を吐いてレオとアリエスを見て、リベラは再度溜息を吐いた。
「いや、まあいいや。
ところで、私とっても良い案を思いついたんだけどさ、手を繋いだ状態で布とかで縛ればいいんじゃない?」
「……手を繋いで、布で?」
頷くリベラを見ながら、レオは考える。
確かにそれならば、アリエスも寝ることができる。
睡眠に入りにくくはなるかもしれないが、寝ないよりはずっと楽なはずだ。
しかしアリエスは賛成というわけではなく、何かを考えているようだ。
「……良い案だとは思うのですが、それでレオ様の苦しみが和らぐでしょうか」
「やってみないと分からないよ。ほら、手だして」
「い、いまですか?」
少し困った様子を見せるアリエスだが、おずおずと自身の右手を差し出してくる。
その手を、レオは馬車から降りる時と同じように握った。
「……それだと寝るときに手首変な感じになるでしょ、こう!」
リベラはアリエスの背を押し、レオの横に並ぶように位置付ける。
重なっていた手の向きは変わり、以前スイードとメリナが握っていた握り方に近いものになったとレオは思った。
「……んしょっと、これで良し。じゃあ、もう寝よう」
何故か楽しそうなリベラ。
テントの中には寝台は二つしかないので、寝るには十分なスペースがないことに気づいていないのだろう。
レオは無言で布を外した。
「ちょっと」
「いや、寝台足りないだろ。リベラに持ってこさせるわけにはいかないし、俺が持ってくるよ」
そう言ってレオは隣のテントへと向かう。
きょとんとした顔をするリベラと、やや顔の赤いアリエスには気づかなかった。
×××
隣のテントから寝台を持ってきて、それを並べる。
やや重い寝台だが、レオからすれば紙のようなものだ。
「今度こそこれで……よし」
そうして再びリベラに繋いでもらい、レオとアリエスは寝台へと進む。
アリエスが一番奥に、レオが真ん中、そしてリベラが一番手前だ。
アリエスに続いて寝台に入るときには、リベラがテントの明かりを消している最中だった。
暗くなる視界。闇が、テントの中を支配する。
寝台の布の温かさが体に伝わる。今日は、右目の光景に深く入らないつもりだ。
それにアリエスに握ってもらっているのだ。そこまで深刻なことにならないと信じたい。
体に命令し、レオは深い深い眠りに落ちていく。絶望の地獄へと向かう。
落ちる意識の隅で、右耳が一瞬だけ声を捉えた。
「……レオ、負けないでね」
次の瞬間には、その声の事も忘れてしまった。
その日、視た光景の影響はアリエスのお陰でやや少なかった。
精神的にも楽だったし、起きたときにも震えや寒さは感じなかった。
起きたときに右手も温かいと感じるくらい、これまで視た後では最も良い朝だった。
その横にはアリエスとリベラも居て、レオと同じくそこで作業をしている兵士達を見ている。
エニフ谷の近くまで来たところで進路を少し変え、この開けた地へとやってきた。
毎年使っている場所のようで、兵士達は慣れた手つきで準備をしていく。
レオもまた誰に言うわけでもないが、魔物避けの祝福を使用していた。
アリエスに使用したような結界のように直接的な攻撃を防げるわけではないが、魔物が接近するのを嫌がるような領域を展開する祝福だ。
その領域は防御力を持たない代わりに、この場に居る兵士達ならば楽々囲ってしまうほどの広さとなっている。
「……本当にレオってなんでもできるね。いくつ祝福持ってるの?」
レオから説明された魔物避けの祝福についての話を聞いてリベラが尋ねる。
とはいえレオとしても自分の中にいくつの祝福があるのか正確には把握していないので答えに窮した。
その様子で読み取ったのか、アリエスは苦笑いをする。
「数えきれないほどいっぱいなんですね」
ふと兵士達の間から一人の女性がこちらに歩いてくることにレオ達は気づいた。
この旅が始まってからは会ってなかったレーヴァティ法国の教皇、ルシャだ。
彼女はいつもの穏やかな笑みを浮かべて、レオ達の元へとやってきた。
「こんばんはレオさん、道中お疲れさまでした。ララ枢機卿は粗相をしなかったでしょうか?」
「大丈夫だ。それと、念のために魔物避けの祝福を張った。
警戒するに越したことはないが、少しでも被害の軽減になればと思う」
個人的には軽減どころか起こることさえないと思うのだが、あえてぼかすことにした。
ルシャはレオの言葉に驚いたように目を見開き、すぐに頭を深く下げた。
「本当に、何から何までありがとうございます。
感謝してもしきれません………ところで、念のために兵士の皆さんにはレオさんの事を詳しくは伝えていないのですが、良かったでしょうか?」
「ああ、ありがたい」
レオとしても不要な注目を浴びるのは避けたかったため、ルシャの気遣いはありがたいものである。
一歩、白銀の少女が前に出る。アリエスはじっとルシャを見つめ、ゆっくりとその口を開いた。
「ルシャ教皇様、質問があるのですが……」
「そんなかしこまらなくても結構ですよ。気軽にルシャさんとでも呼んでください」
「ではルシャさん、昨日の件に関してなのですが……ルシャさんに強い恨みを抱くような人物について何か心当たりはないでしょうか?」
急なアリエスの質問だが、ルシャは特に驚いた様子もなく、悲しげに目を伏せた。
「……サマカ枢機卿の死に、あの爆発。
レオさんが居なければ私たちは死んでいてもおかしくはなかったですからね…………。
教皇という役職は恨みを買いやすいものですが、特定の人は思い当たりません。
とはいえ、ファイ枢機卿が状況や現場から調査を進めてくれています。
近いうちに真相は明らかになると思いますよ」
「……そうですね。それを期待します」
「それでは、私はこれで。レオさん達の場所にはなるべく近づかないように伝えてあります。
安心してお休みください。また、もしも何か不都合や必要なものがあればおっしゃってください。可能な限り対応します」
そういってルシャは来た時と同じように深く頭を下げ、立ち去っていく。
その背中を見ながら、ポツリとリベラが零した。
「……今のところは何も起きてないみたいだね」
「はい、ルシャ教皇も無事ですし、兵士達を見ていても怪しい動きはありません。
神聖玉を作成して、一仕事終えた後の隙を突くという可能性も十分にあるので油断はできませんが……」
「今日の夜はどうする? ルシャ教皇が攫われたりしたら目も当てられないけど……」
「いや、それなら問題ない」
心配そうなリベラの言葉を聞いて、レオはすぐに否定した。
「今張っている魔物避けの祝福に併せて、動作感知の祝福も展開している。
この場所から外に出ても、中に入ってきても知らせてくれるから、対応できる」
流石に外から誰かが侵入してこちらを攻撃するなら対処の必要があるが、中から秘密裏に抜け出すのならそれを知らせる仕掛けを使えばいい。
以前サマカの部屋に仕掛けようとした祝福の応用になるが、これで誰かが通れば寝ていても気づけるだろう。
そして、感知した段階でレオよりも速い人間は片手で数える程なので、ほぼ間違いなく捕らえることができる。
「なら、問題はなさそうですね。仕掛けてくるのは明日の可能性が高いので、今日は早く寝てしまいましょう」
「レオの右目の事もあるしね」
二人の言葉にレオは頷き、三人は歩き出す。
少しだけ離れたところには、兵士が立ててくれたテントが2つ。
それらを見て、レオ達は立ち止まった。
「……え……っと……」
言葉を詰まらせるリベラ。しかしアリエスはレオを見上げる。
「レオ様、どちらのテントを使いますか?」
「……どっちも同じじゃ?」
見たところ、一般的なテントのように思える。
勇者時代に使用していたものよりは少し小さいものの、左右のテントで大きな違いはないだろう。
そう言った意味で問い返すと、アリエスは頷いた。
「はい、ですので右か左か好きな方をお選びください」
「じゃあ左で」
なんとなく右という単語を避けたかったので左と告げると、アリエスは頷いて歩き出した。
左のテントへと。
「見た感じ十分余裕はありそうです。小さすぎなくて助かりました。
これで今日もしっかりとレオ様の手を握ることができます」
「……握ってくれるのはありがたいけど、まだ十分休んでないだろ」
「昨日よりは少しマシになっているので、大丈夫です」
そんな会話をしながらテントに足を踏み入れる。
やはり思った通りやや小さいものの、3人で使う分には問題ない広さだった。
最後に入ってきたリベラが何とも言えない様子でテントの幕を下ろす。
「……言いたいことは山ほどあるけど」
溜息を吐いてレオとアリエスを見て、リベラは再度溜息を吐いた。
「いや、まあいいや。
ところで、私とっても良い案を思いついたんだけどさ、手を繋いだ状態で布とかで縛ればいいんじゃない?」
「……手を繋いで、布で?」
頷くリベラを見ながら、レオは考える。
確かにそれならば、アリエスも寝ることができる。
睡眠に入りにくくはなるかもしれないが、寝ないよりはずっと楽なはずだ。
しかしアリエスは賛成というわけではなく、何かを考えているようだ。
「……良い案だとは思うのですが、それでレオ様の苦しみが和らぐでしょうか」
「やってみないと分からないよ。ほら、手だして」
「い、いまですか?」
少し困った様子を見せるアリエスだが、おずおずと自身の右手を差し出してくる。
その手を、レオは馬車から降りる時と同じように握った。
「……それだと寝るときに手首変な感じになるでしょ、こう!」
リベラはアリエスの背を押し、レオの横に並ぶように位置付ける。
重なっていた手の向きは変わり、以前スイードとメリナが握っていた握り方に近いものになったとレオは思った。
「……んしょっと、これで良し。じゃあ、もう寝よう」
何故か楽しそうなリベラ。
テントの中には寝台は二つしかないので、寝るには十分なスペースがないことに気づいていないのだろう。
レオは無言で布を外した。
「ちょっと」
「いや、寝台足りないだろ。リベラに持ってこさせるわけにはいかないし、俺が持ってくるよ」
そう言ってレオは隣のテントへと向かう。
きょとんとした顔をするリベラと、やや顔の赤いアリエスには気づかなかった。
×××
隣のテントから寝台を持ってきて、それを並べる。
やや重い寝台だが、レオからすれば紙のようなものだ。
「今度こそこれで……よし」
そうして再びリベラに繋いでもらい、レオとアリエスは寝台へと進む。
アリエスが一番奥に、レオが真ん中、そしてリベラが一番手前だ。
アリエスに続いて寝台に入るときには、リベラがテントの明かりを消している最中だった。
暗くなる視界。闇が、テントの中を支配する。
寝台の布の温かさが体に伝わる。今日は、右目の光景に深く入らないつもりだ。
それにアリエスに握ってもらっているのだ。そこまで深刻なことにならないと信じたい。
体に命令し、レオは深い深い眠りに落ちていく。絶望の地獄へと向かう。
落ちる意識の隅で、右耳が一瞬だけ声を捉えた。
「……レオ、負けないでね」
次の瞬間には、その声の事も忘れてしまった。
その日、視た光景の影響はアリエスのお陰でやや少なかった。
精神的にも楽だったし、起きたときにも震えや寒さは感じなかった。
起きたときに右手も温かいと感じるくらい、これまで視た後では最も良い朝だった。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

実験施設から抜け出した俺が伝説を超えるまでの革命記! 〜Light Fallen Angels〜
朝日 翔龍
ファンタジー
それはある世界の、今よりずっと未来のこと。いくつもの分岐点が存在し、それによって分岐された世界線、いわゆるパラレルワールド。これは、そ無限と存在するパラレルワールドの中のひとつの物語。
その宇宙に危機を及ぼす脅威や魔族と呼ばれる存在が、何度も世界を消滅させようと襲撃した。そのたびに、最強無血と謳われるレジェンド世代と称されたデ・ロアーの8人集が全てを解決していった。やがては脅威や魔族を封印し、これ以上は世界の危機もないだろうと誰もが信じていた。
しかし、そんな彼らの伝説の幕を閉ざす事件が起き、封印されていたはずの脅威が蘇った。瞬く間に不安が見え隠れする世界。そこは、異世界線へと繋がるゲートが一般的に存在し、異世界人を流れ込ませたり、例の脅威をも出してしまう。
そんな世界の日本で、実験体としてとある施設にいた主人公ドンボ。ある日、施設から神の力を人工的に得られる薬を盗んだ上で脱走に成功し、外の世界へと飛び出した。
そして街中に出た彼は恐怖と寂しさを覆い隠すために不良となり、その日凌ぎの生き方をしていた。
そんな日々を過ごしていたら、世界から脅威を封印したファイター企業、“デ・ロアー”に属すると自称する男、フラットの強引な手段で険しい旅をすることに。
狭い視野となんの知識もないドンボは、道中でフラットに教えられた生きる意味を活かし、この世界から再び脅威を取り除くことができるのであろうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる