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第3章 神に愛された女教皇
第51話 少女たちは彼を支える
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見る。視る。
4度目の光景も、またレオに「死」を伝えてくる。
しかも、その光景はアリエスの時のようにすぐの「死」ではない。
リベラのように、後悔がありつつも安らかな「死」ではない。
明かりのない牢屋の中でルシャは鎖に繋がれ、ボロボロの姿で苦しみの「死」を味わっている。
桃色の髪はところどころが汚れ、焦燥した様子で体もかなり弱っていた。
昼間見たルシャからは予想もできないほど壮絶で痛々しい姿だった。
死の寸前に、唇が動く。
その動きを呼んで、彼女が最後に呟いた言葉をレオは把握した。
『神様……』
死ぬ瞬間ですら、教皇である彼女は自分の信じる神に祈りを捧げているように思えた。
×××
ベッドから起き上がり、リベラは部屋を歩き、離れた位置にある椅子に座った。
椅子を引いた音にピクリとベッドの傍に座りこんだアリエスが反応する。
「まだ起きていたのですか、リベラ」
後ろを振り返ることなく、アリエスが小さな声で呟く。
彼女はレオの眠るベッドの横に座り込んで、彼の手を握っていた。
「あんなこと聞いたら寝れないよ。アリエスはいつもこうしているの?」
「光景を見始めた時は、かなり早い時間からうなされるんです。
でも明日からは朝方になると思います。以前もそうでしたから」
両手で優しく手を包む白銀の少女を見ながら、リベラは思う。
この少女はどれだけ傍でレオを支えてきたのだろうと。
その献身が少し羨ましくも、そして危うくも感じた。
「……とりあえずは大丈夫そうですね」
アリエスは手をレオから離し、立ち上がるとそのままリベラの座るテーブルに近づく。
そして空いている席についた。
「それで、何か聞きたいことでもあるのではないですか?」
「あら? 分かっちゃったか」
「夕方もレオ様と何かを話していましたからね。あまり大きな声では話せませんが」
アリエスもまた自分の事をよく見てくれていたらしい。
それならばと、お言葉に甘えて質問をしようと思った。
「アリエスはさ、レオの呪いが治ったらどうするの?」
尋ねたのは夕方、レオに尋ねたのと同じ内容だった。
リベラはまだレオとアリエスのことを知らない。
だから会話を重ねて、もっと彼らについて知ろうと思ったのだ。
「わたしはレオ様についていきます。レオ様がどこに行こうとも、必ず」
「まあ、そうかなとは思っていたよ」
リベラからしても、アリエスのレオに対する入れ込み方は尋常ではない。
そんな彼女ならば、必ずレオの支えになるために動くだろうと考えた。
(そのまま二人でゴールインかなぁ、これは勝ち目薄いかもなぁ)
リベラとしてもレオに救われた恩から彼に対して惹かれているのは自覚している。
けれどもレオとアリエスの関係を見ていると、彼らの中には誰も踏み込めないような雰囲気がある。
あまり考えてもマイナスな感情しか生まれてこなさそうなので、ちょっと話を変えることにした。
意識を逸らすために、リベラはつい最近の事を話題に出す。
「そういえば、なんでアリエスは昼間レオの言葉に微妙そうな顔をしたの?」
「微妙そうな顔、ですか?」
自覚がないらしく、困ったように聞き返してくるアリエス。
リベラはさらに深堀して説明することにした。
「ほら、レオがルシャ教皇を助けるって言ったときにさ。
声には出さなかったけど、そんな表情したでしょ?
レオもちょっと気にしていたみたいだけどさ」
「……そう……なのですね……」
本当に自覚がなかったのか、目を伏せるアリエスに対し、聞いてはいけないことを聞いてしまったのかとリベラは思った。
「あ、でも言いたくないなら――」
「わたし、ルシャ教皇を助けるのに全面的に賛成できないんです」
放たれたアリエスの言葉に、リベラは何も言えなかった。
それはリベラの知るアリエスからすれば考えられないような発言で、思わず目を見開いてしまったくらいだ。
「レオ様がそれを望んでいることは分かっています。
それにそうした結果、わたしやリベラが助かったことも痛いほど分かっています。
事実、リベラを助けるということに関して当時は賛成でした」
「……なら、どうして?」
「レオ様が誰かを助けた結果、レオ様自身が傷つくなら、それは嫌だと思ったからです」
自虐的に笑い、アリエスは溜息を吐いた。
「リベラの一件で、思い知りました。
わたしが提案したことではあるのですが、結果としてレオ様は呪いに蝕まれました。
その呪いはわたしが必ず治しきってみせます。
けど……もしもわたしにも治せないことがあれば? もしもレオ様が死んでしまうようなことになったら?
そう考えるだけで、わたしは怖くなってしまいます」
「でも……でもそれは……」
リベラとしてもアリエスの言いたいことは分かる。
分かるけれど。
「はい、そうです。今考えても仕方ないことです。現に今レオ様は危険に晒されていません。
けれど、わたしはこれから先に出会う人よりもレオ様の方が大切なんです。
酷いですよね、レオ様に救われながらも、同じようにレオ様に救われる人を切り捨てたいって思っているんですから……本当、最低です」
「アリ……エス……」
この少女は、全てを知った上でその気持ちを抱えている。
分かった上で、その気持ちが独りよがりであるものを知りながら、苦しんでいる。
だから、こんな風に笑うのだろう。
「でも、こんなことレオ様に言えるわけありません。
人を助けることに意味を見出しているレオ様に救ってもらったわたしが、偉そうに何を言うのですか。
だから、リベラもこのことはレオ様には内緒にしておいてくださいね」
「…………」
返す言葉も見つからなくて、しっかりと頷けばアリエスは微笑んだ。
その笑顔がやけに悲しくて、思わずリベラは口に出していた。
「ならさ」
アリエスの不安も分かる。
それが訪れても居ないもしもの可能性だからこそ、対処できない不安であることも。
だからこそ。
「私たち二人で、レオを支えればいいんじゃない?
例えレオが右目で見たあらゆる人を救っても、倒れないように」
「わたし……達が……」
思いもよらなかったであろう言葉に、アリエスは目を見開く。
そうだ、何も一人で抱え込む必要はない。
それは自分が過去にやってしまった大きな間違い。
だから、この少女はそうならないように、年上のお姉さんがフォローしよう。
アリエスは否定すると思うけれど。
「そうですね……力を貸してくれますか、リベラ」
「うん、任せてよ。といっても、出来る事なんて多くないけどね」
「それはわたしも同じですよ」
二人して笑いあう。
まだ一歩進めたわけではないと思うけれど、前を向くことくらいはできたのではないか、とリベラは思った。
「ねえ、もっとアリエスの事聞かせてよ。
レオの話ばっかりだったけど、アリエスの事も知りたい」
「あまり自分の事を話すのは好きではないのですが……まあ、構いませんよ」
そうして二人は寝ることを忘れて話し始める。
アリエスがどこで生まれ、どう育ち、何が起きて奴隷に落ち、そしてレオとどう運命的な再開を果たしたのかは以前話した。
今回話したのは、その後廃屋で何があって、今の二人は固い絆で結ばれたのか。
アリエス自身が話すことを避けていた部分だ。
けれど目の前で座って小さな声量で話す白銀の少女は、少しだけ心を開いてくれた。
かなり重い話もあったが、その全てを余すことなく語ってくれたのをリベラは理解した。
本当の意味で彼らを知り尽くすことはできなくても、レオとアリエスの二人がどういった人物であるのかを知ることができた。
(これは……私も放っておけないなぁ)
そして二人があまりにも不器用であることもよく分かっていた。
レオは人の心に疎いし、自分を蔑ろにしすぎる。
アリエスは自分一人で何でも解決し、同時に一人で抱え込みがちだ。
だからこそ、リベラは彼らを放っておけない。
出来ることは少ないけれど、少しでも彼らを支えてあげたいとさえ思っていた。
そしてそんなことを思ったときに、不意に目の前のベッドで眠るレオの姿が消えた。
次の瞬間、リベラの目には破られる窓や扉が映り、そしてそれらの乱暴な音が耳に響いた。
4度目の光景も、またレオに「死」を伝えてくる。
しかも、その光景はアリエスの時のようにすぐの「死」ではない。
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桃色の髪はところどころが汚れ、焦燥した様子で体もかなり弱っていた。
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『神様……』
死ぬ瞬間ですら、教皇である彼女は自分の信じる神に祈りを捧げているように思えた。
×××
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「まだ起きていたのですか、リベラ」
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「あんなこと聞いたら寝れないよ。アリエスはいつもこうしているの?」
「光景を見始めた時は、かなり早い時間からうなされるんです。
でも明日からは朝方になると思います。以前もそうでしたから」
両手で優しく手を包む白銀の少女を見ながら、リベラは思う。
この少女はどれだけ傍でレオを支えてきたのだろうと。
その献身が少し羨ましくも、そして危うくも感じた。
「……とりあえずは大丈夫そうですね」
アリエスは手をレオから離し、立ち上がるとそのままリベラの座るテーブルに近づく。
そして空いている席についた。
「それで、何か聞きたいことでもあるのではないですか?」
「あら? 分かっちゃったか」
「夕方もレオ様と何かを話していましたからね。あまり大きな声では話せませんが」
アリエスもまた自分の事をよく見てくれていたらしい。
それならばと、お言葉に甘えて質問をしようと思った。
「アリエスはさ、レオの呪いが治ったらどうするの?」
尋ねたのは夕方、レオに尋ねたのと同じ内容だった。
リベラはまだレオとアリエスのことを知らない。
だから会話を重ねて、もっと彼らについて知ろうと思ったのだ。
「わたしはレオ様についていきます。レオ様がどこに行こうとも、必ず」
「まあ、そうかなとは思っていたよ」
リベラからしても、アリエスのレオに対する入れ込み方は尋常ではない。
そんな彼女ならば、必ずレオの支えになるために動くだろうと考えた。
(そのまま二人でゴールインかなぁ、これは勝ち目薄いかもなぁ)
リベラとしてもレオに救われた恩から彼に対して惹かれているのは自覚している。
けれどもレオとアリエスの関係を見ていると、彼らの中には誰も踏み込めないような雰囲気がある。
あまり考えてもマイナスな感情しか生まれてこなさそうなので、ちょっと話を変えることにした。
意識を逸らすために、リベラはつい最近の事を話題に出す。
「そういえば、なんでアリエスは昼間レオの言葉に微妙そうな顔をしたの?」
「微妙そうな顔、ですか?」
自覚がないらしく、困ったように聞き返してくるアリエス。
リベラはさらに深堀して説明することにした。
「ほら、レオがルシャ教皇を助けるって言ったときにさ。
声には出さなかったけど、そんな表情したでしょ?
レオもちょっと気にしていたみたいだけどさ」
「……そう……なのですね……」
本当に自覚がなかったのか、目を伏せるアリエスに対し、聞いてはいけないことを聞いてしまったのかとリベラは思った。
「あ、でも言いたくないなら――」
「わたし、ルシャ教皇を助けるのに全面的に賛成できないんです」
放たれたアリエスの言葉に、リベラは何も言えなかった。
それはリベラの知るアリエスからすれば考えられないような発言で、思わず目を見開いてしまったくらいだ。
「レオ様がそれを望んでいることは分かっています。
それにそうした結果、わたしやリベラが助かったことも痛いほど分かっています。
事実、リベラを助けるということに関して当時は賛成でした」
「……なら、どうして?」
「レオ様が誰かを助けた結果、レオ様自身が傷つくなら、それは嫌だと思ったからです」
自虐的に笑い、アリエスは溜息を吐いた。
「リベラの一件で、思い知りました。
わたしが提案したことではあるのですが、結果としてレオ様は呪いに蝕まれました。
その呪いはわたしが必ず治しきってみせます。
けど……もしもわたしにも治せないことがあれば? もしもレオ様が死んでしまうようなことになったら?
そう考えるだけで、わたしは怖くなってしまいます」
「でも……でもそれは……」
リベラとしてもアリエスの言いたいことは分かる。
分かるけれど。
「はい、そうです。今考えても仕方ないことです。現に今レオ様は危険に晒されていません。
けれど、わたしはこれから先に出会う人よりもレオ様の方が大切なんです。
酷いですよね、レオ様に救われながらも、同じようにレオ様に救われる人を切り捨てたいって思っているんですから……本当、最低です」
「アリ……エス……」
この少女は、全てを知った上でその気持ちを抱えている。
分かった上で、その気持ちが独りよがりであるものを知りながら、苦しんでいる。
だから、こんな風に笑うのだろう。
「でも、こんなことレオ様に言えるわけありません。
人を助けることに意味を見出しているレオ様に救ってもらったわたしが、偉そうに何を言うのですか。
だから、リベラもこのことはレオ様には内緒にしておいてくださいね」
「…………」
返す言葉も見つからなくて、しっかりと頷けばアリエスは微笑んだ。
その笑顔がやけに悲しくて、思わずリベラは口に出していた。
「ならさ」
アリエスの不安も分かる。
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だからこそ。
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「わたし……達が……」
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そうだ、何も一人で抱え込む必要はない。
それは自分が過去にやってしまった大きな間違い。
だから、この少女はそうならないように、年上のお姉さんがフォローしよう。
アリエスは否定すると思うけれど。
「そうですね……力を貸してくれますか、リベラ」
「うん、任せてよ。といっても、出来る事なんて多くないけどね」
「それはわたしも同じですよ」
二人して笑いあう。
まだ一歩進めたわけではないと思うけれど、前を向くことくらいはできたのではないか、とリベラは思った。
「ねえ、もっとアリエスの事聞かせてよ。
レオの話ばっかりだったけど、アリエスの事も知りたい」
「あまり自分の事を話すのは好きではないのですが……まあ、構いませんよ」
そうして二人は寝ることを忘れて話し始める。
アリエスがどこで生まれ、どう育ち、何が起きて奴隷に落ち、そしてレオとどう運命的な再開を果たしたのかは以前話した。
今回話したのは、その後廃屋で何があって、今の二人は固い絆で結ばれたのか。
アリエス自身が話すことを避けていた部分だ。
けれど目の前で座って小さな声量で話す白銀の少女は、少しだけ心を開いてくれた。
かなり重い話もあったが、その全てを余すことなく語ってくれたのをリベラは理解した。
本当の意味で彼らを知り尽くすことはできなくても、レオとアリエスの二人がどういった人物であるのかを知ることができた。
(これは……私も放っておけないなぁ)
そして二人があまりにも不器用であることもよく分かっていた。
レオは人の心に疎いし、自分を蔑ろにしすぎる。
アリエスは自分一人で何でも解決し、同時に一人で抱え込みがちだ。
だからこそ、リベラは彼らを放っておけない。
出来ることは少ないけれど、少しでも彼らを支えてあげたいとさえ思っていた。
そしてそんなことを思ったときに、不意に目の前のベッドで眠るレオの姿が消えた。
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