43 / 114
第2章 呪いを治す聖女
第43話 二人目の同行者
しおりを挟む
馬に乗り、レオとアリエスはカマリの街へと帰還する。
あのあと、意識を失っている冒険者たちを馬車に乗せ、レオは彼らの乗ってきた馬を引く形で歩くこととなった。
結果としてかなり時間はかかったものの、無事に翌日の朝方には戻ってくることができた。
リベラとシェラはレオの歩みについてきてくれはしたが、途中で馬車に戻って冒険者の容態を見てくれたりしていた。
一方でアリエスはレオから片時も離れずに、時を見ては祝福でレオの呪いを治していた。
パフォーマンスに影響は出ないものの、自分の中の呪いが少しずつ小さくなることが分かる。
完全に消えるにはまだまだ時間がかかりそうだが。
「やっと、戻ってこれましたね」
「ああ、長かったな」
「レオさんもアリエスさんも、お疲れ様でした。宿でゆっくりと休んでください。
いくらでも使って構いませんから」
シェラと会話をしつつ、門をくぐる。
やっと戻ってきたといった感想を抱いたとき。
「……?」
不意にレオは振り返る。
「レオ様?」
「え?……あ、ああ、なんでもない」
そう言ってレオはすれ違った黒いフードの後ろ姿から目を外す。
あの人物と、どこかで前にもあった気がしたのだが、気のせいかと思い再び歩き出した。
一行はそのまま大通りを歩き、冒険者組合の前まで。
すると丁度良いタイミングで、受付嬢の一人が出勤してきたタイミングだった。
「シェラさん!? 良かった、昨日戻ってこないから心配したんですよ!」
「ごめんなさい。ちょっと魔物に襲われてしまいまして……けれどレオさんが助けてくれたので大丈夫です。
雇った三人の冒険者さん達は怪我をして馬車で休んでいますが、一本角の魔物はレオさんが倒してくれました」
「い、一本角の魔物ですか!?」
シェラの説明に驚き、声を荒げる受付嬢。
その言葉に、何事かと周りがざわつき始めるのを聞いて、彼女はすぐに表情を切り替えた。
「と、とりあえず中の冒険者さんは組合の人に頼んで病院に運んでもらいますね。
皆さんはとりあえず中にどうぞ」
そう言って組合に入っていく受付嬢に続いて中に入っていくシェラ。
振り返ればリベラも馬車から降りてきていた。
組合の中は騒がしいので、まだ朝だが人がまあまあいるのだろう。
馬車の冒険者は任せ、レオは組合の入り口の階段を上る。
背後のアリエスをチラリと見れば、やや疲れた様子の彼女が目に入った。
「アリエス、大丈夫?」
「……はい」
彼女の返事にどこか引っ掛かりつつも、レオは気にすることなく足を踏み出した。
×××
冒険者組合では、一本角の魔物を倒したということで莫大な報酬を手に入れることができた。
その後宿屋に戻ったレオは、アリエスが疲れているにもかかわらず祝福をかけようとする姿を見て、無理を言って寝かせる事にした。
最初は渋っていたアリエスだが、レオのまっすぐな目に負け、ベッドに入ってくれた。
夜通しの行進に、祝福の連続使用で彼女の体力は限界だったのか、すぐに穏やかな寝息が聞こえてきた。
結果として体内の呪いは本当に少しずつだが消えているので、アリエスには感謝しかない。
そして夕暮れになり、アリエスが目を覚ましたタイミングでまるで見ていたかのようにシェラとリベラが部屋を訪れた。
「レオさん……大丈夫?」
「大丈夫だ。
全く支障はないし、アリエスがこうして治してくれているから気にしなくていい」
心底心配そうな目を向けるリベラに対し、アリエスに現在進行形で治療されているレオは軽い調子で答える。
「レオさん、落ち着くまでここはどれだけ使っても構いませんからね。それにお代も大丈夫です。
命の恩人からお金を取ろうなんて、お父さんに怒られちゃいますから」
「ありがとう」
そう言って微笑むシェラに、レオは正直に感謝を告げる。
宿屋を使わせてくれるのはありがたいし、金銭を使用しなくていいというのも、とてもありがたかった。
とはいえ、レオ自身も分かっていることだ。もうこの街ですることは、無い。
「でも、明日には出て行くよ。この街で出来ることはしたから呪いを解くために西に行く」
「そうですか……寂しくなりますね」
心底残念そうな顔で呟くシェラ。
少しぎこちなくはあるけれど、レオに目を向けてくれる。
その奥には恐怖の感情があるが、それでも目を合わせて会話できるくらいには打ち解けてくれたようだ。
そして、そんな女性はもう一人。
「レオさん……お願いがあるんだけど……」
そんなもう一人であるリベラはレオの目をまっすぐ見てくる。
瞳の奥には恐怖の感情は全くなく、正面からレオの視線を受け止めてくれていた。
そんな彼女は不安げな表情をしていたが、やがて意を決したように口を開いた。
「レオさんの旅に、私も連れて行ってくれないかな」
「……え?」
「私はレオさんに救われた。だから少しでも恩返しをしたいの……ダメかな?」
突然の言葉にレオは押し黙ってしまう。
確かに以前、彼女に一緒に来ないかと誘ったことはある。
けれどそれはリベラの中に呪いがあったからで、今の彼女は健康そのものだ。
それに、彼女には護るべきものがある筈だ。
「でも……孤児院は?」
「領主様が昼間のうちに領主代理を罷免して、街の体制を見直したらしいんです。
その中にリベラの孤児院の事もあって、支援金が戻ることが発表されたそうですよ」
「うん、孤児院についてもレオさんのお陰だよ」
「そうか」
穏やかに微笑む二人に対して、レオは内心で息を吐く。
リベラとシェラの二人はこれまでとは違い、何も抱えていない。
本当の意味で二人は過去の呪縛から解放されたのだろう。それなら、自分が何か言う必要はない。
そんなことを思ったものの、レオは思わずアリエスを見た。
目の合ったアリエスはレオの言いたいことを理解したのか、リベラの方を向く。
アリエスとリベラのまっすぐな視線同士がぶつかり合う。
二人がその間に何を思っていたのかはレオには分からない。
けれど、二人の間では確かに伝わったのだろう。
やがてアリエスはリベラから視線を外し、レオを見て微笑んだ。
「レオ様に委ねますが、わたしは構いませんよ」
「そうか……なら一緒に行こう、リベラさん」
アリエスの言葉に、レオは即答した。
レオからしてもアリエスと同じで意思疎通ができる人物はありがたい。
それにリベラは周辺地理の事にも詳しいだろう。
アリエスを信じていないわけではないが、自分よりも頼りになる人の事を、レオが拒絶するはずがなかった。
「ふふっ……リベラでいいよ。本当にありがとう。
迷惑かけちゃうかもしれないけど、よろしくね、レオ」
「レオ様を……呼び捨て?」
「い、いや、それくらいは許してほしいんだけど……」
「……まあいいでしょう」
アリエスの絶対零度の視線で縮こまるリベラを見て、早くも二人の力関係が決まりつつあることにレオは気づかなかった。
「次の目的地はどこになるんだ?」
「次は法国の首都であるレーヴァティですね。ここから南西にあるやや大きな国家です」
「レーヴァティは私の孤児院と同じ教会の総本山なんだ。
といっても、孤児院は末端中の末端で、名前だけ借りているみたいな感じなんだけどね」
アリエスとリベラ両者の説明に、レオは内心で感心する。
教会の総本山というのはよく分からないが、何か呪いに関するヒントはあるだろうか。
「聞いた話によると、呪いを解くための研究をしていて、いくつかの解除に成功しているみたいです。ひょっとしたらレオさんの呪いを解く鍵があるかもしれませんね」
シェラの補足説明を聞きながら、レオは小さく期待をする。
呪いを解ける、というのが今まで失敗に終わってきたものの、こればっかりはどうしようもない。
少しでも可能性があるなら、期待してしまうのだ。
「治せると良いですね、レオ様」
「ああ、そうだな」
少し暗い表情のアリエスに微笑みかけ、レオはそう答えた。
あのあと、意識を失っている冒険者たちを馬車に乗せ、レオは彼らの乗ってきた馬を引く形で歩くこととなった。
結果としてかなり時間はかかったものの、無事に翌日の朝方には戻ってくることができた。
リベラとシェラはレオの歩みについてきてくれはしたが、途中で馬車に戻って冒険者の容態を見てくれたりしていた。
一方でアリエスはレオから片時も離れずに、時を見ては祝福でレオの呪いを治していた。
パフォーマンスに影響は出ないものの、自分の中の呪いが少しずつ小さくなることが分かる。
完全に消えるにはまだまだ時間がかかりそうだが。
「やっと、戻ってこれましたね」
「ああ、長かったな」
「レオさんもアリエスさんも、お疲れ様でした。宿でゆっくりと休んでください。
いくらでも使って構いませんから」
シェラと会話をしつつ、門をくぐる。
やっと戻ってきたといった感想を抱いたとき。
「……?」
不意にレオは振り返る。
「レオ様?」
「え?……あ、ああ、なんでもない」
そう言ってレオはすれ違った黒いフードの後ろ姿から目を外す。
あの人物と、どこかで前にもあった気がしたのだが、気のせいかと思い再び歩き出した。
一行はそのまま大通りを歩き、冒険者組合の前まで。
すると丁度良いタイミングで、受付嬢の一人が出勤してきたタイミングだった。
「シェラさん!? 良かった、昨日戻ってこないから心配したんですよ!」
「ごめんなさい。ちょっと魔物に襲われてしまいまして……けれどレオさんが助けてくれたので大丈夫です。
雇った三人の冒険者さん達は怪我をして馬車で休んでいますが、一本角の魔物はレオさんが倒してくれました」
「い、一本角の魔物ですか!?」
シェラの説明に驚き、声を荒げる受付嬢。
その言葉に、何事かと周りがざわつき始めるのを聞いて、彼女はすぐに表情を切り替えた。
「と、とりあえず中の冒険者さんは組合の人に頼んで病院に運んでもらいますね。
皆さんはとりあえず中にどうぞ」
そう言って組合に入っていく受付嬢に続いて中に入っていくシェラ。
振り返ればリベラも馬車から降りてきていた。
組合の中は騒がしいので、まだ朝だが人がまあまあいるのだろう。
馬車の冒険者は任せ、レオは組合の入り口の階段を上る。
背後のアリエスをチラリと見れば、やや疲れた様子の彼女が目に入った。
「アリエス、大丈夫?」
「……はい」
彼女の返事にどこか引っ掛かりつつも、レオは気にすることなく足を踏み出した。
×××
冒険者組合では、一本角の魔物を倒したということで莫大な報酬を手に入れることができた。
その後宿屋に戻ったレオは、アリエスが疲れているにもかかわらず祝福をかけようとする姿を見て、無理を言って寝かせる事にした。
最初は渋っていたアリエスだが、レオのまっすぐな目に負け、ベッドに入ってくれた。
夜通しの行進に、祝福の連続使用で彼女の体力は限界だったのか、すぐに穏やかな寝息が聞こえてきた。
結果として体内の呪いは本当に少しずつだが消えているので、アリエスには感謝しかない。
そして夕暮れになり、アリエスが目を覚ましたタイミングでまるで見ていたかのようにシェラとリベラが部屋を訪れた。
「レオさん……大丈夫?」
「大丈夫だ。
全く支障はないし、アリエスがこうして治してくれているから気にしなくていい」
心底心配そうな目を向けるリベラに対し、アリエスに現在進行形で治療されているレオは軽い調子で答える。
「レオさん、落ち着くまでここはどれだけ使っても構いませんからね。それにお代も大丈夫です。
命の恩人からお金を取ろうなんて、お父さんに怒られちゃいますから」
「ありがとう」
そう言って微笑むシェラに、レオは正直に感謝を告げる。
宿屋を使わせてくれるのはありがたいし、金銭を使用しなくていいというのも、とてもありがたかった。
とはいえ、レオ自身も分かっていることだ。もうこの街ですることは、無い。
「でも、明日には出て行くよ。この街で出来ることはしたから呪いを解くために西に行く」
「そうですか……寂しくなりますね」
心底残念そうな顔で呟くシェラ。
少しぎこちなくはあるけれど、レオに目を向けてくれる。
その奥には恐怖の感情があるが、それでも目を合わせて会話できるくらいには打ち解けてくれたようだ。
そして、そんな女性はもう一人。
「レオさん……お願いがあるんだけど……」
そんなもう一人であるリベラはレオの目をまっすぐ見てくる。
瞳の奥には恐怖の感情は全くなく、正面からレオの視線を受け止めてくれていた。
そんな彼女は不安げな表情をしていたが、やがて意を決したように口を開いた。
「レオさんの旅に、私も連れて行ってくれないかな」
「……え?」
「私はレオさんに救われた。だから少しでも恩返しをしたいの……ダメかな?」
突然の言葉にレオは押し黙ってしまう。
確かに以前、彼女に一緒に来ないかと誘ったことはある。
けれどそれはリベラの中に呪いがあったからで、今の彼女は健康そのものだ。
それに、彼女には護るべきものがある筈だ。
「でも……孤児院は?」
「領主様が昼間のうちに領主代理を罷免して、街の体制を見直したらしいんです。
その中にリベラの孤児院の事もあって、支援金が戻ることが発表されたそうですよ」
「うん、孤児院についてもレオさんのお陰だよ」
「そうか」
穏やかに微笑む二人に対して、レオは内心で息を吐く。
リベラとシェラの二人はこれまでとは違い、何も抱えていない。
本当の意味で二人は過去の呪縛から解放されたのだろう。それなら、自分が何か言う必要はない。
そんなことを思ったものの、レオは思わずアリエスを見た。
目の合ったアリエスはレオの言いたいことを理解したのか、リベラの方を向く。
アリエスとリベラのまっすぐな視線同士がぶつかり合う。
二人がその間に何を思っていたのかはレオには分からない。
けれど、二人の間では確かに伝わったのだろう。
やがてアリエスはリベラから視線を外し、レオを見て微笑んだ。
「レオ様に委ねますが、わたしは構いませんよ」
「そうか……なら一緒に行こう、リベラさん」
アリエスの言葉に、レオは即答した。
レオからしてもアリエスと同じで意思疎通ができる人物はありがたい。
それにリベラは周辺地理の事にも詳しいだろう。
アリエスを信じていないわけではないが、自分よりも頼りになる人の事を、レオが拒絶するはずがなかった。
「ふふっ……リベラでいいよ。本当にありがとう。
迷惑かけちゃうかもしれないけど、よろしくね、レオ」
「レオ様を……呼び捨て?」
「い、いや、それくらいは許してほしいんだけど……」
「……まあいいでしょう」
アリエスの絶対零度の視線で縮こまるリベラを見て、早くも二人の力関係が決まりつつあることにレオは気づかなかった。
「次の目的地はどこになるんだ?」
「次は法国の首都であるレーヴァティですね。ここから南西にあるやや大きな国家です」
「レーヴァティは私の孤児院と同じ教会の総本山なんだ。
といっても、孤児院は末端中の末端で、名前だけ借りているみたいな感じなんだけどね」
アリエスとリベラ両者の説明に、レオは内心で感心する。
教会の総本山というのはよく分からないが、何か呪いに関するヒントはあるだろうか。
「聞いた話によると、呪いを解くための研究をしていて、いくつかの解除に成功しているみたいです。ひょっとしたらレオさんの呪いを解く鍵があるかもしれませんね」
シェラの補足説明を聞きながら、レオは小さく期待をする。
呪いを解ける、というのが今まで失敗に終わってきたものの、こればっかりはどうしようもない。
少しでも可能性があるなら、期待してしまうのだ。
「治せると良いですね、レオ様」
「ああ、そうだな」
少し暗い表情のアリエスに微笑みかけ、レオはそう答えた。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる