31 / 114
第2章 呪いを治す聖女
第31話 孤児院のシスターに迫る魔の手
しおりを挟む
まるで母親に連れられる子供のように、アリエスに手を引かれてシェラの営む宿屋へと戻ってきたレオ。
彼はそのまま自室に連行され、ベッドへと無理やり座らせられた。
「えっと、とりあえず祝福で治さないと……あぁ、でもわたしの祝福はレオ様には……」
「あ、アリエス、もう大丈夫だから。
呪いで死の光景を見たときは痛かったけど、今は何ともないから」
「で、ですが、以前サルマン様の館では蹲る程ではなかったはずです! や、やはりどこか悪いのでは……」
あぁ、とレオは納得した。
確かにサルマンの館でアリエスを見たときに、右目の呪いが発動して光景を見た。
今回はその時とは違い蹲ったが。
「いや、それは驚いたからなんだ。
つい最近まで見ることなかったから油断してたというか、もう見ないと思ってたからというか……」
実際、サルマンの館でアリエスの死の光景を見たときと痛みの程度はそこまで変わらなかったように思える。
ただ、前回よりも少し期間が空いていたためなのだ。
「本当……ですか……?」
しかしアリエスは今にも泣きそうな顔でレオに尋ねてくる。
もしもここで本当は痛いなんて冗談を言い出した暁には、ずっと祝福をかけつづけてしまうことだろう。
レオは力強くコクコクと頷いた。
「そう……ですか……」
はぁ、と深く安堵の息を吐き、彼女は肩を下ろした。
つい先ほどまでレオの緊急事態だと思っていたために、緊張していた糸がようやく解けたような、そんな感じだ。
そんなアリエスに対し、内心でレオが必死に謝っていると、部屋にコンコンというノックの音が響いた。
鈍い音を立てて扉が開き、伺うような動作で宿主であるシェラが現れる。
「大丈夫ですか? なにやら鬼気迫る勢いで部屋に入っていきましたが……」
この宿に入るときに、当然受付に立っていたシェラにも二人は目撃されている。
余裕のなかった二人はシェラの方を見ていなかったが、シェラの方はそんな二人をしっかりと見ていたようだ。
あまりにも様子のおかしい二人に、心配して部屋を覗いてくれたのだろう。
「もしも何か必要ならば持ってきますが……」
「お騒がせしてすみません、ちょっと勘違いをしていまして……大丈夫です」
アリエスの言葉にシェラはほっと息を吐き、胸を撫で下ろした。
「……そうでしたか。ところで、なにか聖女については分かりましたか?」
ついでに世間話でもと思ったのだろう、シェラが今日のことについて聞いてくる。
「路地裏で聖女の情報を探したが、見つからなかった」
「路地裏の聖女、ですね。私もここ最近は全く噂を聞いていないので、なかなか難しいと思います」
レオの方を向いて、シェラは答える。
リベラのように目を見てくれるわけではないが、彼女もまたレオと会話をしてくれる数少ない人物の一人だ。
(そう考えると、この街にはきちんと話をしてくれる人が2人も居るのか)
ハマルや王都ではあまり見なかった人物が二人も居るということにしみじみとして、レオは続けて発言した。
「そういえば、西の端の孤児院にも行ったよ。リベラさんというシスターに会った」
「…………」
反応が無いのでチラリと様子を伺ってみると、シェラは目を見開いていた。
「そ、そうですか。良い方だと伺っていますよ。孤児院のリベラさん」
「そうなのか?」
「はい……元気そうでしたか?」
「ああ、元気そうではあったよ」
少しシェラの反応が気になったものの、ひょっとしたらリベラはこの街でも有名なのかもしれないと思った。
どうせならばと思い、彼女にリベラのことを聞いてみることにした。
「リベラさんはどんな人なんだ?」
「彼女はこの街の生まれですが、幼い頃に両親を亡くしまして、その後に孤児院に引き取られました。
今はその孤児院でシスターとして働いていると聞きます。
とても親切で優しい方だともっぱらの評判ですよ」
「そうなのか」
どうやらリベラはこの街でかなり有名人のようだ。
納得したところで、ふと全く話に参加しない白銀の少女の事を思い出し、彼女の方を見たのだが。
「…………」
ものすごく不貞腐れたような表情をしたアリエスが居た。
いかにも不機嫌ですという雰囲気を醸し出している。
(……え?)
なぜ彼女がこんなに不機嫌なのか分からず、レオは困惑する。
ひょっとしたら何かしてしまったのだろうか。先ほどまでは心配してくれていたのだが。
「あまり他人の事を詳しく言うのは良くないので、リベラさんに関しては、あとは本人に聞いてくださいね。
それでは、もう夜も遅いのでおやすみなさい」
ちょうどよい時間帯だからなのか、それとも白銀の少女の圧を感じ取ったのかは定かではないが、シェラはお辞儀をすると部屋を後にした。
パタン、という音が部屋に響いた。
残ったのは不機嫌な白銀の少女と、小さく縮こまっているように見える最強の勇者だった。
「えっと……その……」
何といえばよいのか分からず逡巡するレオに対し、アリエスは目じりを下げて息を吐いた。
そのままレオの向かいのベッドに腰かけ、まっすぐに見つめ返してくる。
しかしもう不機嫌な様子はどこにもなかった。
「まあいいです。それよりレオ様、呪いの光景について教えてください。
見たんですよね、リベラさんの亡くなるところを」
「ああ」
レオは頷き、右目が見せた光景を話し始める。
「といっても、そこまで複雑じゃないよ。リベラさんがベッドで横になって、静かにという感じだ」
「リベラさんは、先ほど見たリベラさんのままでしたか?」
「そうだと思う」
少なくとも年老いているようには見えなかったという意味で返事をすると、アリエスは考え始めた。
いつもの、右手で拳をつくり、人差し指の付け根付近を唇に当てる姿勢だ。
「老衰でないし、ベッドで亡くなったことを考えると病気でしょうか?」
「怪我をしている様子はなかったし、見えた光景はそれだけだったよ。
多分そうだと思う」
アリエスの言う通り、病気でリベラが亡くなるという線が一番濃厚だ。
「……なんだか、普通ではありませんか?
そんな死因ならば、ありふれていてどんな人にでもレオ様の目が反応しそうなものですが」
「……確かに」
「それに、わたしは今までレオ様の右目の見せる光景が、レオ様自身でなんとかできるものだと思っていました。
レオ様だからこそ、あの魔物からわたしを救ってくれたのだと……けれど、リベラさんが病死ならば、レオ様が救うことはできません。
わ、わたしもレオ様の一部として考えるなら、話は別ですが」
どこか赤くなった顔で告げるアリエスに対し、レオは納得して頷く。
アリエスのとき、呪いが見せた光景は魔物に殺される彼女だった。
だからこそ魔物を咄嗟に倒せたのだが、今回は少し事情が異なってくる。
レオは他者に対して壊す、壊されるというイメージしか持てないため、癒す祝福を使うことができない。
そのため、レオが病死するリベラを救うことは不可能だ。
むしろそれが出来るのはアリエスということになる。
自分が受けた呪いのことながら理解不能な状況に、頭を抱えそうになった時。
「レオ様、一つだけ質問しても良いでしょうか?」
アリエスが不意に尋ねてきた。
しっかりと頷くと、アリエスは右手を下ろしてずいっと前のめりになる。
「レオ様の目的は呪いを解除すること、というのは理解しています。
ですが呪いが見せる光景も何とかしたいと思っている……合っていますか?」
「……そうだね。呪いは解きたいけど、同時に何度も見ている人を助けたいとも思うよ」
これまで救ってきた目に見えない人とは全く違う、目に見える人を救うということ。
それが難しいことであるのはアリエスの件でよく分かっているけれど、レオはそれを諦めたくなかった。
アリエスは大きく頷き、花のような笑みを浮かべる。
「レオ様ならそう言うと思っていました。それに従います。
なら、この旅の目的はレオ様の呪いを治すことと、呪いが見せる死の運命を回避すること、ですね」
レオとアリエス。主人と奴隷という関係でありながら、二人の心は同じだった。
「それなら、明日はお昼くらいに今日行った孤児院に行ってみましょう。
リベラさんと話をすれば、呪いが見せた光景について何か分かるかもしれません。
流石に何も言わずにわたしの祝福を使用するのはバレてしまうので出来ませんが、もしもリベラさんが重い病気にかかっているとの事でしたら、力を使うのもやむなしです」
「ああ、そうしよう。呪いを治す聖女や路地裏の聖女の事は気になるけど、今はリベラさんの死の運命を変えることが大切だ」
二人して頷き合い、明日の目標を共有するのと、シェラによって夕食の合図のノックの音が響くのは同時だった。
彼はそのまま自室に連行され、ベッドへと無理やり座らせられた。
「えっと、とりあえず祝福で治さないと……あぁ、でもわたしの祝福はレオ様には……」
「あ、アリエス、もう大丈夫だから。
呪いで死の光景を見たときは痛かったけど、今は何ともないから」
「で、ですが、以前サルマン様の館では蹲る程ではなかったはずです! や、やはりどこか悪いのでは……」
あぁ、とレオは納得した。
確かにサルマンの館でアリエスを見たときに、右目の呪いが発動して光景を見た。
今回はその時とは違い蹲ったが。
「いや、それは驚いたからなんだ。
つい最近まで見ることなかったから油断してたというか、もう見ないと思ってたからというか……」
実際、サルマンの館でアリエスの死の光景を見たときと痛みの程度はそこまで変わらなかったように思える。
ただ、前回よりも少し期間が空いていたためなのだ。
「本当……ですか……?」
しかしアリエスは今にも泣きそうな顔でレオに尋ねてくる。
もしもここで本当は痛いなんて冗談を言い出した暁には、ずっと祝福をかけつづけてしまうことだろう。
レオは力強くコクコクと頷いた。
「そう……ですか……」
はぁ、と深く安堵の息を吐き、彼女は肩を下ろした。
つい先ほどまでレオの緊急事態だと思っていたために、緊張していた糸がようやく解けたような、そんな感じだ。
そんなアリエスに対し、内心でレオが必死に謝っていると、部屋にコンコンというノックの音が響いた。
鈍い音を立てて扉が開き、伺うような動作で宿主であるシェラが現れる。
「大丈夫ですか? なにやら鬼気迫る勢いで部屋に入っていきましたが……」
この宿に入るときに、当然受付に立っていたシェラにも二人は目撃されている。
余裕のなかった二人はシェラの方を見ていなかったが、シェラの方はそんな二人をしっかりと見ていたようだ。
あまりにも様子のおかしい二人に、心配して部屋を覗いてくれたのだろう。
「もしも何か必要ならば持ってきますが……」
「お騒がせしてすみません、ちょっと勘違いをしていまして……大丈夫です」
アリエスの言葉にシェラはほっと息を吐き、胸を撫で下ろした。
「……そうでしたか。ところで、なにか聖女については分かりましたか?」
ついでに世間話でもと思ったのだろう、シェラが今日のことについて聞いてくる。
「路地裏で聖女の情報を探したが、見つからなかった」
「路地裏の聖女、ですね。私もここ最近は全く噂を聞いていないので、なかなか難しいと思います」
レオの方を向いて、シェラは答える。
リベラのように目を見てくれるわけではないが、彼女もまたレオと会話をしてくれる数少ない人物の一人だ。
(そう考えると、この街にはきちんと話をしてくれる人が2人も居るのか)
ハマルや王都ではあまり見なかった人物が二人も居るということにしみじみとして、レオは続けて発言した。
「そういえば、西の端の孤児院にも行ったよ。リベラさんというシスターに会った」
「…………」
反応が無いのでチラリと様子を伺ってみると、シェラは目を見開いていた。
「そ、そうですか。良い方だと伺っていますよ。孤児院のリベラさん」
「そうなのか?」
「はい……元気そうでしたか?」
「ああ、元気そうではあったよ」
少しシェラの反応が気になったものの、ひょっとしたらリベラはこの街でも有名なのかもしれないと思った。
どうせならばと思い、彼女にリベラのことを聞いてみることにした。
「リベラさんはどんな人なんだ?」
「彼女はこの街の生まれですが、幼い頃に両親を亡くしまして、その後に孤児院に引き取られました。
今はその孤児院でシスターとして働いていると聞きます。
とても親切で優しい方だともっぱらの評判ですよ」
「そうなのか」
どうやらリベラはこの街でかなり有名人のようだ。
納得したところで、ふと全く話に参加しない白銀の少女の事を思い出し、彼女の方を見たのだが。
「…………」
ものすごく不貞腐れたような表情をしたアリエスが居た。
いかにも不機嫌ですという雰囲気を醸し出している。
(……え?)
なぜ彼女がこんなに不機嫌なのか分からず、レオは困惑する。
ひょっとしたら何かしてしまったのだろうか。先ほどまでは心配してくれていたのだが。
「あまり他人の事を詳しく言うのは良くないので、リベラさんに関しては、あとは本人に聞いてくださいね。
それでは、もう夜も遅いのでおやすみなさい」
ちょうどよい時間帯だからなのか、それとも白銀の少女の圧を感じ取ったのかは定かではないが、シェラはお辞儀をすると部屋を後にした。
パタン、という音が部屋に響いた。
残ったのは不機嫌な白銀の少女と、小さく縮こまっているように見える最強の勇者だった。
「えっと……その……」
何といえばよいのか分からず逡巡するレオに対し、アリエスは目じりを下げて息を吐いた。
そのままレオの向かいのベッドに腰かけ、まっすぐに見つめ返してくる。
しかしもう不機嫌な様子はどこにもなかった。
「まあいいです。それよりレオ様、呪いの光景について教えてください。
見たんですよね、リベラさんの亡くなるところを」
「ああ」
レオは頷き、右目が見せた光景を話し始める。
「といっても、そこまで複雑じゃないよ。リベラさんがベッドで横になって、静かにという感じだ」
「リベラさんは、先ほど見たリベラさんのままでしたか?」
「そうだと思う」
少なくとも年老いているようには見えなかったという意味で返事をすると、アリエスは考え始めた。
いつもの、右手で拳をつくり、人差し指の付け根付近を唇に当てる姿勢だ。
「老衰でないし、ベッドで亡くなったことを考えると病気でしょうか?」
「怪我をしている様子はなかったし、見えた光景はそれだけだったよ。
多分そうだと思う」
アリエスの言う通り、病気でリベラが亡くなるという線が一番濃厚だ。
「……なんだか、普通ではありませんか?
そんな死因ならば、ありふれていてどんな人にでもレオ様の目が反応しそうなものですが」
「……確かに」
「それに、わたしは今までレオ様の右目の見せる光景が、レオ様自身でなんとかできるものだと思っていました。
レオ様だからこそ、あの魔物からわたしを救ってくれたのだと……けれど、リベラさんが病死ならば、レオ様が救うことはできません。
わ、わたしもレオ様の一部として考えるなら、話は別ですが」
どこか赤くなった顔で告げるアリエスに対し、レオは納得して頷く。
アリエスのとき、呪いが見せた光景は魔物に殺される彼女だった。
だからこそ魔物を咄嗟に倒せたのだが、今回は少し事情が異なってくる。
レオは他者に対して壊す、壊されるというイメージしか持てないため、癒す祝福を使うことができない。
そのため、レオが病死するリベラを救うことは不可能だ。
むしろそれが出来るのはアリエスということになる。
自分が受けた呪いのことながら理解不能な状況に、頭を抱えそうになった時。
「レオ様、一つだけ質問しても良いでしょうか?」
アリエスが不意に尋ねてきた。
しっかりと頷くと、アリエスは右手を下ろしてずいっと前のめりになる。
「レオ様の目的は呪いを解除すること、というのは理解しています。
ですが呪いが見せる光景も何とかしたいと思っている……合っていますか?」
「……そうだね。呪いは解きたいけど、同時に何度も見ている人を助けたいとも思うよ」
これまで救ってきた目に見えない人とは全く違う、目に見える人を救うということ。
それが難しいことであるのはアリエスの件でよく分かっているけれど、レオはそれを諦めたくなかった。
アリエスは大きく頷き、花のような笑みを浮かべる。
「レオ様ならそう言うと思っていました。それに従います。
なら、この旅の目的はレオ様の呪いを治すことと、呪いが見せる死の運命を回避すること、ですね」
レオとアリエス。主人と奴隷という関係でありながら、二人の心は同じだった。
「それなら、明日はお昼くらいに今日行った孤児院に行ってみましょう。
リベラさんと話をすれば、呪いが見せた光景について何か分かるかもしれません。
流石に何も言わずにわたしの祝福を使用するのはバレてしまうので出来ませんが、もしもリベラさんが重い病気にかかっているとの事でしたら、力を使うのもやむなしです」
「ああ、そうしよう。呪いを治す聖女や路地裏の聖女の事は気になるけど、今はリベラさんの死の運命を変えることが大切だ」
二人して頷き合い、明日の目標を共有するのと、シェラによって夕食の合図のノックの音が響くのは同時だった。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる