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第1章 呪いを恐れない奴隷少女
第23話 新たな噂でさらに西へ
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廃屋を出た後、レオとアリエスはちょうどよい場所を見つけて、そこを野営地とした。
レオの収納魔法から必要なものを出し、準備を終えて後は寝るだけとなったのだが。
「……レオ様、わたしだけ寝てしまって良いのでしょうか?」
簡易な寝床に体を半分入れた状態で、アリエスは木に背を預けたレオに尋ねる。
その目は少し閉じかけていて、眠そうだった。
「大丈夫だよ、明日にはハマルの街に帰れるし、今日は見張りをする必要があるしね」
「……そうですか」
アリエスはまだ何か言いたげだったが、諦めて寝床に体を沈める。
眠気が限界だったのか、すやすやとすぐに寝息が聞こえ始めた。
穏やかな寝顔を見ながら、レオは腕を組んで考え込む。
自分の事やこれからの事が頭を巡る。
けれど、すぐにたった一人のことが頭を過ぎった。
(アリエスは……救われたのだろうか)
分からない。
今まで、「世界を救う」ということをただ行ってきた。
敵を壊して壊して、壊し続けて、そうすれば救えると教わってきた。
そうして救ってきた。
救ったと、思っていた。
やったことは、それと同じ。
盗賊を壊して、アリエスの今を救った。
魔王ミリアを壊して、アリエスの過去を救った。
世界を救ってきたのだ。
だからアリエス一人を救うことだって、出来たはずだった。
けれど、どうしてもアリエスを救えたと胸を張って思えない。
思うことができない。
「……目に見える人を救うって……難しいな」
目を伏せ、レオはポツリと呟く。
その呟きは、彼以外の誰にも――アリエスにすら――聞かれることなく、夜の森の闇に消えていった。
×××
翌日の昼過ぎにはハマルの街に戻ってきた二人。
しっかりと眠ったのか、アリエスに眠そうな様子はない。
あの光景を乗り越えたからなのか、レオは仮眠を取っても昨夜は地獄を見なかった。
彼らはハマルの大通りを歩き、そして冒険者組合へと足を踏み入れる。
その途中に向けられたレオを見る視線を、もう二人はまったく気にしていなかった。
ベルの音を鳴らしながら組合の扉を開くレオ。
足を踏み入れた先から、騒がしかった室内が段々と静まり返っていく。
やがてそれまでの喧騒が嘘のように、沈黙が満ちた。
靴音を響かせながら、レオは受付へと向かう。その音だけが、響いていた。
受付には以前と同じ人が立っていた。名前は確かサリアだっただろうか。
そんなことを思い出しながら、レオは依頼書を受付に置いた。
廃屋で入手した魔石も。
「討伐してきた。これでいいだろうか」
視線を向けると、受付嬢のサリアは目線をレオから必死に外して、依頼書を見ていた。
そして魔石を見て、目を見開いた。
「さ、流石元勇者様です! はい、確かに! ほ、報酬は持ってくるのでお待ちください!」
そういって脱兎のごとく奥へと引っ込んでしまう。
用意には多少時間がかかるだろう。
そう思い、レオは辺りを見渡して、おやと感じた。
(……アリエスを見ている?)
レオが視線を向けるとすぐに逸らすものの、彼らはほとんどがアリエスに目を向けていた。
そこまで来て彼は思い出す。
ここに来た時と今とで、アリエスの姿が違うことを。
「……アリエス、念のために一緒に確認したい。いいか?」
「はい」
アリエスに声をかけると、彼女は頷いてレオの隣に立つ。
そのまましばらく待っていると、奥からサリアが戻ってきた。
「こ、こちらが報酬になります」
差し出されたのは硬貨の入った袋だった。
レオの持っているものよりも小さいものの、中身は十分に詰まっている。
ありがたく頂戴しようと思ったところで、アリエスがその袋に手を出した。
「失礼します、確認しますね」
そういって彼女は素早く袋の中の硬貨を数え始める。
受付の机の上で硬貨を種類別に仕分けながら置き、その金額を確かめ終わるのに、時間はかからなかった。
あまりの早業に、レオも言葉を失ってしまったくらいだ。
やがて数え終わったアリエスは、硬貨を袋に戻す。
「ありがとうございます。金額、たしかに確認しました」
「は、はい……」
いつものアリエスの頼れるところを目撃し、レオは心の中で彼女に頭を下げた。
もう上げられなさそうだ。
「……すごいな」
「一応村長の娘でしたので、昔ですが教えられました」
なるほど、そういうことか。
と納得したところで、サリアがおずおずと遠慮がちに口を出す。
「あ、あの……一応決まりで、この後調査員を派遣するのですが……あ、もちろん不正なんてしてないと思うんですけど、派遣するということだけ心に留めておいていただければ……」
サリアの言うことがよく分からなくて、レオは反応に困ってしまう。
その様子を横目で見たアリエスがすかさずフォローを入れた。
「依頼が本当に達成されているか、魔物の様子を探りに行くんです。
別の魔物で魔石を代用することもあるらしいので」
「……このサイズの魔石なんて他にないと思うので、しなくてもいいんですけどね」
あはは、と乾いた笑みを浮かべるサリアに対し、レオは納得して深く頷いて見せた。
倒しているのは事実なので、別に断る必要もない。
「あの、お聞きしたいことがあるのですが」
「……えっと……勇者様の新しい奴隷の方ですか?」
「はい、お初にお目にかかります。
わたし達は呪いを解く方法を探しているのですが、何か知らないでしょうか? どんなことでもいいのですが」
流れるように嘘をつくアリエス。
そんな彼女からの質問に、サリアは「あぁ」と声を上げた。
「つい最近噂になっている、聖女様のことですか?」
「聖女?」
聞き慣れない言葉にレオは内心で首を傾げる。
アリエスも聞いたことがなさそうだ。
サリアはアリエスとしっかりと目を合わせて、はきはきと語り始める。
「はい、ここから北西の方角にカマリという街があるのですが、そこで呪いを治してくれる聖女様が居ると噂になっていますよ。
詳しいことは私も分からないのですが」
「……呪いを治す……聖女」
まさかこんなにも早く情報が手に入るとは思っていなかった。
けれどこれは良い流れだ。その聖女なら、自分の呪いも治せるかもしれない。
そんなことを考えたレオだが、目を向けてみるとアリエスは真剣な表情で何かを考えているようだった。
(……アリエスでも治せなかったんだから、その聖女でもダメな可能性もあるか)
レオは内心でそう思うものの、その聖女に会わない理由にはならないと結論を出した。
「ありがとう。感謝する」
そういって報酬を収納魔法で格納し、アリエスを伴って外へと向かう。
以前と違い、レオを妨げるような冒険者は一人も居なかった。
入ってきた時と同じく、ベルの音を鳴らして扉を開き、外へと出る。
時間はまだ昼過ぎくらいで、太陽が高く昇っていた。
冒険者組合の入り口から少し外れたところで立ち止まり、レオは収納魔法でしまっていた二つの金貨袋を取り出した。
元々持っていた分と、ついさっき組合で受け取ったものだ。
「アリエス、これを持っていてくれないか」
「……え? いや、その……ええ?」
レオの突然の行動に困惑するアリエス。
しかしレオはそんな彼女を、何を焦っているんだろう、という目で見つめる。
「これから先、払ったり受け取ったりすることがあると思うけど、そのたびにアリエスに色々聞くより、最初から管理してもらった方がいいかなって思ったんだけど、ダメかな?」
「いえ……だ、ダメではないですが……逆によろしいのですか?」
奴隷に金銭を管理させる主なんて聞いたことが無いといった雰囲気でアリエスは聞き返す。
しかし、レオは強く頷くばかり。
彼の中ではアリエスは頼れるパートナーである。
そのため自分の大事なもの――それがあるかどうかはさておき――ですら預けられるのだろう。
ただ、唯一の武器である剣は危ないために預けられないようだが。
「ああ、頼む」
「……分かりました」
そう言ってアリエスは恐る恐る袋を受け取り、自身のローブの中にそれはそれは大事に保管した。
今この瞬間、金庫番アリエスが爆誕した。
「……と、とりあえず今日は一日、宿でゆっくりと休んで、明日の朝カマリへと出発しましょう」
「そうだな、そうしよう」
アリエスの言葉に頷き、レオ達は宿屋へと向かう。
次に向かう先は北西にある街、カマリ。
そこに居るであろう呪いを癒す聖女に会うために、二人の旅は続く。
第1章 盲目の奴隷少女 完
レオの収納魔法から必要なものを出し、準備を終えて後は寝るだけとなったのだが。
「……レオ様、わたしだけ寝てしまって良いのでしょうか?」
簡易な寝床に体を半分入れた状態で、アリエスは木に背を預けたレオに尋ねる。
その目は少し閉じかけていて、眠そうだった。
「大丈夫だよ、明日にはハマルの街に帰れるし、今日は見張りをする必要があるしね」
「……そうですか」
アリエスはまだ何か言いたげだったが、諦めて寝床に体を沈める。
眠気が限界だったのか、すやすやとすぐに寝息が聞こえ始めた。
穏やかな寝顔を見ながら、レオは腕を組んで考え込む。
自分の事やこれからの事が頭を巡る。
けれど、すぐにたった一人のことが頭を過ぎった。
(アリエスは……救われたのだろうか)
分からない。
今まで、「世界を救う」ということをただ行ってきた。
敵を壊して壊して、壊し続けて、そうすれば救えると教わってきた。
そうして救ってきた。
救ったと、思っていた。
やったことは、それと同じ。
盗賊を壊して、アリエスの今を救った。
魔王ミリアを壊して、アリエスの過去を救った。
世界を救ってきたのだ。
だからアリエス一人を救うことだって、出来たはずだった。
けれど、どうしてもアリエスを救えたと胸を張って思えない。
思うことができない。
「……目に見える人を救うって……難しいな」
目を伏せ、レオはポツリと呟く。
その呟きは、彼以外の誰にも――アリエスにすら――聞かれることなく、夜の森の闇に消えていった。
×××
翌日の昼過ぎにはハマルの街に戻ってきた二人。
しっかりと眠ったのか、アリエスに眠そうな様子はない。
あの光景を乗り越えたからなのか、レオは仮眠を取っても昨夜は地獄を見なかった。
彼らはハマルの大通りを歩き、そして冒険者組合へと足を踏み入れる。
その途中に向けられたレオを見る視線を、もう二人はまったく気にしていなかった。
ベルの音を鳴らしながら組合の扉を開くレオ。
足を踏み入れた先から、騒がしかった室内が段々と静まり返っていく。
やがてそれまでの喧騒が嘘のように、沈黙が満ちた。
靴音を響かせながら、レオは受付へと向かう。その音だけが、響いていた。
受付には以前と同じ人が立っていた。名前は確かサリアだっただろうか。
そんなことを思い出しながら、レオは依頼書を受付に置いた。
廃屋で入手した魔石も。
「討伐してきた。これでいいだろうか」
視線を向けると、受付嬢のサリアは目線をレオから必死に外して、依頼書を見ていた。
そして魔石を見て、目を見開いた。
「さ、流石元勇者様です! はい、確かに! ほ、報酬は持ってくるのでお待ちください!」
そういって脱兎のごとく奥へと引っ込んでしまう。
用意には多少時間がかかるだろう。
そう思い、レオは辺りを見渡して、おやと感じた。
(……アリエスを見ている?)
レオが視線を向けるとすぐに逸らすものの、彼らはほとんどがアリエスに目を向けていた。
そこまで来て彼は思い出す。
ここに来た時と今とで、アリエスの姿が違うことを。
「……アリエス、念のために一緒に確認したい。いいか?」
「はい」
アリエスに声をかけると、彼女は頷いてレオの隣に立つ。
そのまましばらく待っていると、奥からサリアが戻ってきた。
「こ、こちらが報酬になります」
差し出されたのは硬貨の入った袋だった。
レオの持っているものよりも小さいものの、中身は十分に詰まっている。
ありがたく頂戴しようと思ったところで、アリエスがその袋に手を出した。
「失礼します、確認しますね」
そういって彼女は素早く袋の中の硬貨を数え始める。
受付の机の上で硬貨を種類別に仕分けながら置き、その金額を確かめ終わるのに、時間はかからなかった。
あまりの早業に、レオも言葉を失ってしまったくらいだ。
やがて数え終わったアリエスは、硬貨を袋に戻す。
「ありがとうございます。金額、たしかに確認しました」
「は、はい……」
いつものアリエスの頼れるところを目撃し、レオは心の中で彼女に頭を下げた。
もう上げられなさそうだ。
「……すごいな」
「一応村長の娘でしたので、昔ですが教えられました」
なるほど、そういうことか。
と納得したところで、サリアがおずおずと遠慮がちに口を出す。
「あ、あの……一応決まりで、この後調査員を派遣するのですが……あ、もちろん不正なんてしてないと思うんですけど、派遣するということだけ心に留めておいていただければ……」
サリアの言うことがよく分からなくて、レオは反応に困ってしまう。
その様子を横目で見たアリエスがすかさずフォローを入れた。
「依頼が本当に達成されているか、魔物の様子を探りに行くんです。
別の魔物で魔石を代用することもあるらしいので」
「……このサイズの魔石なんて他にないと思うので、しなくてもいいんですけどね」
あはは、と乾いた笑みを浮かべるサリアに対し、レオは納得して深く頷いて見せた。
倒しているのは事実なので、別に断る必要もない。
「あの、お聞きしたいことがあるのですが」
「……えっと……勇者様の新しい奴隷の方ですか?」
「はい、お初にお目にかかります。
わたし達は呪いを解く方法を探しているのですが、何か知らないでしょうか? どんなことでもいいのですが」
流れるように嘘をつくアリエス。
そんな彼女からの質問に、サリアは「あぁ」と声を上げた。
「つい最近噂になっている、聖女様のことですか?」
「聖女?」
聞き慣れない言葉にレオは内心で首を傾げる。
アリエスも聞いたことがなさそうだ。
サリアはアリエスとしっかりと目を合わせて、はきはきと語り始める。
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詳しいことは私も分からないのですが」
「……呪いを治す……聖女」
まさかこんなにも早く情報が手に入るとは思っていなかった。
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そんなことを考えたレオだが、目を向けてみるとアリエスは真剣な表情で何かを考えているようだった。
(……アリエスでも治せなかったんだから、その聖女でもダメな可能性もあるか)
レオは内心でそう思うものの、その聖女に会わない理由にはならないと結論を出した。
「ありがとう。感謝する」
そういって報酬を収納魔法で格納し、アリエスを伴って外へと向かう。
以前と違い、レオを妨げるような冒険者は一人も居なかった。
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時間はまだ昼過ぎくらいで、太陽が高く昇っていた。
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元々持っていた分と、ついさっき組合で受け取ったものだ。
「アリエス、これを持っていてくれないか」
「……え? いや、その……ええ?」
レオの突然の行動に困惑するアリエス。
しかしレオはそんな彼女を、何を焦っているんだろう、という目で見つめる。
「これから先、払ったり受け取ったりすることがあると思うけど、そのたびにアリエスに色々聞くより、最初から管理してもらった方がいいかなって思ったんだけど、ダメかな?」
「いえ……だ、ダメではないですが……逆によろしいのですか?」
奴隷に金銭を管理させる主なんて聞いたことが無いといった雰囲気でアリエスは聞き返す。
しかし、レオは強く頷くばかり。
彼の中ではアリエスは頼れるパートナーである。
そのため自分の大事なもの――それがあるかどうかはさておき――ですら預けられるのだろう。
ただ、唯一の武器である剣は危ないために預けられないようだが。
「ああ、頼む」
「……分かりました」
そう言ってアリエスは恐る恐る袋を受け取り、自身のローブの中にそれはそれは大事に保管した。
今この瞬間、金庫番アリエスが爆誕した。
「……と、とりあえず今日は一日、宿でゆっくりと休んで、明日の朝カマリへと出発しましょう」
「そうだな、そうしよう」
アリエスの言葉に頷き、レオ達は宿屋へと向かう。
次に向かう先は北西にある街、カマリ。
そこに居るであろう呪いを癒す聖女に会うために、二人の旅は続く。
第1章 盲目の奴隷少女 完
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