16 / 214
第16話 白い糸、テイムの絆
しおりを挟む
降り注ぐ漆黒の雨を体に受けながら、俺は内心で舌打ちをした。
ここよりも難易度の高いダンジョンなら、こういった状態異常スキルを同時に使ってくるモンスターの集団も存在する。
だがそれはあくまでも集団での範囲。
今回のモンスターハウスのような、それを超える数――群れでの話ではない。
さらに状態異常を解除するスキルやアイテムは、そのほとんどにしばらくの間状態異常無効が付く。
それゆえにモンスターが一斉に状態異常スキルを使ってきてもそこまで問題にはならないのだが、俺にとっては話が変わってくる。
(ここでまた、モンスターであることの弊害か……)
今の俺の体は探索者だった頃からは考えられないほど魔法の適性が高いくせに、回復や状態異常回復といった種類の魔法を一切使えなかった。
おそらくモンスターとしての性質なのだろう。
他者を傷つけるモンスターである以上、そういった魔法は使えないのではないだろうか。
この体になって唯一惜しいと思っていることだったが、こんな風に割を食う日が来るとは。
(それでも……できる限りやるしかない……)
自分を励ますように気合を入れるが、それも空元気のようなものだ。
体は重く、この環境では魔法だってまともなダメージは与えられない。
そんな、牙を抜かれた獣が他の獣からどんな目に合うか。
それから先は語るもおぞましい暴力の嵐だった。
体中に爪を、牙を立てられ、殴る蹴るの暴行。
じっくりと甚振るように俺のHPを削っていく。
精いっぱい抵抗した。
襲い掛かるスールズの内の何人かを倒すこともした。
ボルテックスの魔法で自分を巻き込んで、スールズを道ずれにしようともした。
けれど、倒せたのは初回の時よりも遥かに少ない、たった数匹だった。
俺がいくら強くなったとはいえ、体力は有限だ。
数という暴力の前に、屈せざるを得なかった。
(く……そ……)
そうして戦って、戦って、戦い続けて。
いつからか嬲られるだけになっても必死に抵抗し続け。
体にはもう感覚がなくなった。
痛みを受けすぎて、意識も朦朧としてきていた。
(この体になって良い事ばかりだけど、体力が多いから痛みが長引くのは悪い事だな……)
地面に伏せた状態でスールズからの暴力に耐えながら、俺はそんなことを考えていた。
今もスールズは、まだ死なないのかとうんざりした様子で俺を甚振ってくる。
(悪いな……どうやらお前達と違って頑丈さも異次元みたいだ)
その様子がおかしくて鼻で笑えば、怒った一匹のスールズが力の限りに俺を蹴り飛ばした。
なす術もなく宙を舞い、ごみ袋のように地面に叩きつけられる。
金属が地面に落ちる音を聞きながら、いよいよ迫った終わりを悟る。
それならば、せめて少しでも多く道連れに。
そう思ったときに、俺の背に温かい何かが触れた。
ゆっくりと顔を上げてみれば、ぼやけた視界にあの子の顔が映った。
まるであの時の再現のような光景に、思わず言葉を失ってしまった。
あの子はそのまま右手で何かを拾い上げた。
俺が以前モンスターハウスで手に入れた、腕輪だ。
どうやら吹き飛ばされたときに前足から外れてしまったらしい。
「これ……借りるね」
頷くことを忘れていたが、彼女はそれを待つことなく腕輪を左手首に嵌めた。
そして俺に再度触れ、祈るように目を閉じた。
『テイマーとテイムモンスターは白い線で繋がれるんですよ。
といっても、それはテイマーにしか見えないので先輩達には分からないと思いますが……』
探索者だった頃のパーティメンバーのテイマーの子が言っていたことを、不意に思い出した。
もしもあの子にもう一度会えたのなら、教えてあげたいくらいだ。
その線は、テイムモンスターからも見えるんだよって。
俺とあの子の間に、確かに白い線が繋がったのが、目に映った。
(これ……は……)
力が、溢れてくる。
まるで噴水のように。どこから湧いてくるのか分からないが。
傷が癒えるのではない。
俺が進化しているのではない。
俺という存在が、一つ次元を超えているようなそんな感覚。
視界がはっきりしてくる。
あの子の驚いている表情が、大きく映った。
(この子……まさか……)
思わず考えが頭を過ぎったが、それを無理やり頭から追い出し、俺は起き上がる。
思うことは沢山ある。
けれどそれらは全て、あいつらを片付けてからだ。
ふぅー、と息を吐き、俺はスールズ達を睨みつける。
雰囲気が変わったことを悟ったのか、スールズ達の多くが少し後ずさった。
相手の数に変化はない。
けれど、先ほどまであった「これでもう終わり」という感覚は消え去っていた。
大きく息を吐き、雄たけびを上げる。
それと同時に光の魔法を放つ。
先ほどまで降っていた黒い雨をかき消すような、白い光の雨がスールズ達に降り注ぐ。
光の上級魔法、セイクリッド・レイン。
先ほどまでの俺では使えなかった魔法だ。
極限まで魔力を凝縮した光の雨は、スールズの体を次々と貫いていく。
異常事態に気づいたスールズの内、俺の近くに居た数体は飛び掛かってくるものの。
『無駄だ』
四本足に力を入れて、素早く横方向に一回転。
飛び掛かったスールズ達を尻尾と爪で攻撃をしつつ吹き飛ばす。
地面を転がったスールズ達は、HPの全てを失い、消滅していく。
今までの俺とは違い、物理方面にも大幅な強化がなされているようだ。
少なくともスールズがこれまでの上層のモンスターと同じくらいに思えるくらいには、強くなっている。
そうなったのは、間違いなく。
室内とは思えないほど明るくなった部屋。
スールズの死体の山を確認し、俺はゆっくりと振り返る。
驚いた表情に、胸に抱いた白い竜。
そんな彼女、望月理奈と白い線が繋がっていることを確認し、俺は得意げな顔をしてみせた。
ここよりも難易度の高いダンジョンなら、こういった状態異常スキルを同時に使ってくるモンスターの集団も存在する。
だがそれはあくまでも集団での範囲。
今回のモンスターハウスのような、それを超える数――群れでの話ではない。
さらに状態異常を解除するスキルやアイテムは、そのほとんどにしばらくの間状態異常無効が付く。
それゆえにモンスターが一斉に状態異常スキルを使ってきてもそこまで問題にはならないのだが、俺にとっては話が変わってくる。
(ここでまた、モンスターであることの弊害か……)
今の俺の体は探索者だった頃からは考えられないほど魔法の適性が高いくせに、回復や状態異常回復といった種類の魔法を一切使えなかった。
おそらくモンスターとしての性質なのだろう。
他者を傷つけるモンスターである以上、そういった魔法は使えないのではないだろうか。
この体になって唯一惜しいと思っていることだったが、こんな風に割を食う日が来るとは。
(それでも……できる限りやるしかない……)
自分を励ますように気合を入れるが、それも空元気のようなものだ。
体は重く、この環境では魔法だってまともなダメージは与えられない。
そんな、牙を抜かれた獣が他の獣からどんな目に合うか。
それから先は語るもおぞましい暴力の嵐だった。
体中に爪を、牙を立てられ、殴る蹴るの暴行。
じっくりと甚振るように俺のHPを削っていく。
精いっぱい抵抗した。
襲い掛かるスールズの内の何人かを倒すこともした。
ボルテックスの魔法で自分を巻き込んで、スールズを道ずれにしようともした。
けれど、倒せたのは初回の時よりも遥かに少ない、たった数匹だった。
俺がいくら強くなったとはいえ、体力は有限だ。
数という暴力の前に、屈せざるを得なかった。
(く……そ……)
そうして戦って、戦って、戦い続けて。
いつからか嬲られるだけになっても必死に抵抗し続け。
体にはもう感覚がなくなった。
痛みを受けすぎて、意識も朦朧としてきていた。
(この体になって良い事ばかりだけど、体力が多いから痛みが長引くのは悪い事だな……)
地面に伏せた状態でスールズからの暴力に耐えながら、俺はそんなことを考えていた。
今もスールズは、まだ死なないのかとうんざりした様子で俺を甚振ってくる。
(悪いな……どうやらお前達と違って頑丈さも異次元みたいだ)
その様子がおかしくて鼻で笑えば、怒った一匹のスールズが力の限りに俺を蹴り飛ばした。
なす術もなく宙を舞い、ごみ袋のように地面に叩きつけられる。
金属が地面に落ちる音を聞きながら、いよいよ迫った終わりを悟る。
それならば、せめて少しでも多く道連れに。
そう思ったときに、俺の背に温かい何かが触れた。
ゆっくりと顔を上げてみれば、ぼやけた視界にあの子の顔が映った。
まるであの時の再現のような光景に、思わず言葉を失ってしまった。
あの子はそのまま右手で何かを拾い上げた。
俺が以前モンスターハウスで手に入れた、腕輪だ。
どうやら吹き飛ばされたときに前足から外れてしまったらしい。
「これ……借りるね」
頷くことを忘れていたが、彼女はそれを待つことなく腕輪を左手首に嵌めた。
そして俺に再度触れ、祈るように目を閉じた。
『テイマーとテイムモンスターは白い線で繋がれるんですよ。
といっても、それはテイマーにしか見えないので先輩達には分からないと思いますが……』
探索者だった頃のパーティメンバーのテイマーの子が言っていたことを、不意に思い出した。
もしもあの子にもう一度会えたのなら、教えてあげたいくらいだ。
その線は、テイムモンスターからも見えるんだよって。
俺とあの子の間に、確かに白い線が繋がったのが、目に映った。
(これ……は……)
力が、溢れてくる。
まるで噴水のように。どこから湧いてくるのか分からないが。
傷が癒えるのではない。
俺が進化しているのではない。
俺という存在が、一つ次元を超えているようなそんな感覚。
視界がはっきりしてくる。
あの子の驚いている表情が、大きく映った。
(この子……まさか……)
思わず考えが頭を過ぎったが、それを無理やり頭から追い出し、俺は起き上がる。
思うことは沢山ある。
けれどそれらは全て、あいつらを片付けてからだ。
ふぅー、と息を吐き、俺はスールズ達を睨みつける。
雰囲気が変わったことを悟ったのか、スールズ達の多くが少し後ずさった。
相手の数に変化はない。
けれど、先ほどまであった「これでもう終わり」という感覚は消え去っていた。
大きく息を吐き、雄たけびを上げる。
それと同時に光の魔法を放つ。
先ほどまで降っていた黒い雨をかき消すような、白い光の雨がスールズ達に降り注ぐ。
光の上級魔法、セイクリッド・レイン。
先ほどまでの俺では使えなかった魔法だ。
極限まで魔力を凝縮した光の雨は、スールズの体を次々と貫いていく。
異常事態に気づいたスールズの内、俺の近くに居た数体は飛び掛かってくるものの。
『無駄だ』
四本足に力を入れて、素早く横方向に一回転。
飛び掛かったスールズ達を尻尾と爪で攻撃をしつつ吹き飛ばす。
地面を転がったスールズ達は、HPの全てを失い、消滅していく。
今までの俺とは違い、物理方面にも大幅な強化がなされているようだ。
少なくともスールズがこれまでの上層のモンスターと同じくらいに思えるくらいには、強くなっている。
そうなったのは、間違いなく。
室内とは思えないほど明るくなった部屋。
スールズの死体の山を確認し、俺はゆっくりと振り返る。
驚いた表情に、胸に抱いた白い竜。
そんな彼女、望月理奈と白い線が繋がっていることを確認し、俺は得意げな顔をしてみせた。
5
お気に入りに追加
155
あなたにおすすめの小説
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
借金背負ったので死ぬ気でダンジョン行ったら人生変わった件 やけくそで潜った最凶の迷宮で瀕死の国民的美少女を救ってみた
羽黒 楓
ファンタジー
旧題:借金背負ったので兄妹で死のうと生還不可能の最難関ダンジョンに二人で潜ったら瀕死の人気美少女配信者を助けちゃったので連れて帰るしかない件
借金一億二千万円! もう駄目だ! 二人で心中しようと配信しながらSSS級ダンジョンに潜った俺たち兄妹。そしたらその下層階で国民的人気配信者の女の子が遭難していた! 助けてあげたらどんどんとスパチャが入ってくるじゃん! ってかもはや社会現象じゃん! 俺のスキルは【マネーインジェクション】! 預金残高を消費してパワーにし、それを自分や他人に注射してパワーアップさせる能力。ほらお前ら、この子を助けたければどんどんスパチャしまくれ! その金でパワーを女の子たちに注入注入! これだけ金あれば借金返せそう、もうこうなりゃ絶対に生還するぞ! 最難関ダンジョンだけど、絶対に生きて脱出するぞ! どんな手を使ってでも!
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる