3 / 11
3
しおりを挟むその後は相良さんに送ってもらいつつ宿を解約し防犯面から家へ拠点を移した。渡り人が残した家はたとえSランクでも侵入出来ず壊れないらしい。カタログギフトがあれば家具は何とかなるし。
オーフェンさんと春子さん、灯里と高梨さんの都合は相良さんが調整役を買って出てくれた。
シリウスさんのせいで出歩くのが危険と判断された為だ。最低限の防御が出来るまでは引きこもり生活になってしまった。
家に入ってリビングに行く。
まだ夕方なので電気をつけた。
カタログギフトでカーテンを出し窓につける。
窓側にレースのカーテンをかけ内側に好みのカーテンをかけた。
かけるところはレールになっておらず固定にされていて動かない。
カーテンを開けるときは左右に結ぶ必要があるみたい。
夕方なので閉めておいた。
アイテムボックスから出してたカタログギフトを出そうとして手が止まる。
……あれ? このカタログギフトって出したっけ?
そこには昨日ネット通販したカタログギフトが入っていた。
む? ……もしかして。
さらにアイテムボックスを漁るとそこにはレトルトパウチが入っていた。
「通販したのアイテムボックスに入ってる!!」
あっちで通販したらネットバンキングからお金が減ってアイテムボックスに入る? そう言うことなの?
そんな嬉しいシステムなの?!
あ、そうだ!お金おろしに行かないと!!
カタログギフトを開き銀行ATMが有るホテルを選択した。
今回は宿泊。申し込み番号と日付と名前を入力しはいを押した。
「いらっしゃいませ。ご予約頂きました橋沼様ですね。お部屋が18階の1805室になります。こちらがカードキーになります。チェックアウトは12:00となります。それではごゆっくりどうぞ」
鍵を受け取り周りを見た。
人の多さにビックリする。
私横入りになってない? 大丈夫?
フロントには数列人の列が出来ていた。その他にもロビーには今から買い物に行く家族連れや部屋に行く荷物を持った人々、団体旅行客や海外から来てると思わしき人々それはもう沢山人が居た。
と……とりあえず部屋に行こう。
その場の雰囲気に呑まれATMに行く前に部屋に行くことにした。
あれ?エレベーターどれに乗れば良いの?これは10階まで……。 こっちは最上階直通……。これは高階層用……。 18階に行けるエレベーターどれ?!
ウロウロと辺りをうろつきようやく見つけたエレベーターに乗り部屋に行った。
ドアに鍵を差し込み鍵を開けドアを開けるとカードキーを抜き取り中の差し込み口に差し込み部屋の明かりをつけた。
ドアに鍵をしドアチェーンを掛けた。
部屋の中はツインベッドで意外と広い。
入ってすぐ左にトイレとバスがあり、その先左奥にベッド、右側に机とテレビがある。
奥にある窓は広く都会の風景が広がった。
ベッドに腰掛けアイテムボックスからお茶を取り出し飲む。
そういえば私あの列並んで無いよね? 突然現れてビックリされなかったんだけど魔法の効果なのかな?
今までは人も少なくて気にならなかった事が急に気になり出した。
でも騒ぎになってないし……普通人が突然現れたら騒ぎになるよね。
それが無いってことは大丈夫って事で良いのかな?
よし。ATM探しに行くか。
気合を入れ直しお茶をアイテムボックスに仕舞い部屋を出た。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
【完結】イケメン騎士が僕に救いを求めてきたので呪いをかけてあげました
及川奈津生
BL
気づいたら十四世紀のフランスに居た。百年戦争の真っ只中、どうやら僕は密偵と疑われているらしい。そんなわけない!と誤解をとこうと思ったら、僕を尋問する騎士が現代にいるはずの恋人にそっくりだった。全3話。
※pome村さんがXで投稿された「#イラストを投げたら文字書きさんが引用rtでssを勝手に添えてくれる」向けに書いたものです。元イラストを表紙に設定しています。投稿元はこちら→https://x.com/pomemura_/status/1792159557269303476?t=pgeU3dApwW0DEeHzsGiHRg&s=19
超絶美麗な美丈夫のグリンプス ─見るだけで推定一億円の男娼でしたが、五倍の金を払ったら溺愛されて逃げられません─
藜-LAI-
BL
ヤスナの国に住む造り酒屋の三男坊で放蕩者のシグレは、友人からある日、なんでもその姿を見るだけで一億円に相当する『一千万ゼラ』が必要だという、昔話に準えて『一目千両』と呼ばれる高級娼婦の噂を聞く。
そんな中、シグレの元に想定外の莫大な遺産が入り込んだことで、『一目千両』を拝んでやろうと高級娼館〈マグノリア〉に乗り込んだシグレだったが、一瞬だけ相見えた『一目千両』ことビャクは、いけ好かない高慢ちきな美貌のオトコだった!?
あまりの態度の悪さに、なんとかして見る以外のことをさせようと、シグレは破格の『五千万ゼラ』を用意して再び〈マグノリア〉に乗り込んだのだが…
〜・Å・∀・Д・ω・〜・Å・∀・Д・ω・〜
シグレ(26) 造り酒屋〈龍海酒造〉の三男坊
喧嘩と玄人遊びが大好きな放蕩者
ビャク(30〜32?) 高級娼館〈マグノリア〉の『一目千両』
ヤスナでは見かけない金髪と翠眼を持つ美丈夫
〜・Å・∀・Д・ω・〜・Å・∀・Д・ω・〜
Rシーンは※をつけときます。

代わりでいいから
氷魚彰人
BL
親に裏切られ、一人で生きていこうと決めた青年『護』の隣に引っ越してきたのは強面のおっさん『岩間』だった。
不定期に岩間に晩御飯を誘われるようになり、何時からかそれが護の楽しみとなっていくが……。
ハピエンですがちょっと暗い内容ですので、苦手な方、コメディ系の明るいお話しをお求めの方はお気を付け下さいませ。
他サイトに投稿した「隣のお節介」をタイトルを変え、手直ししたものになります。
悩める文官のひとりごと
きりか
BL
幼い頃から憧れていた騎士団に入りたくても、小柄でひ弱なリュカ・アルマンは、学校を卒業と同時に、文官として騎士団に入団する。方向音痴なリュカは、マルーン副団長の部屋と間違え、イザーク団長の部屋に入り込む。
そこでは、惚れ薬を口にした団長がいて…。
エチシーンが書けなくて、朝チュンとなりました。
ムーンライト様にも掲載しております。

フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
後輩に嫌われたと思った先輩と その先輩から突然ブロックされた後輩との、その後の話し…
まゆゆ
BL
澄 真広 (スミ マヒロ) は、高校三年の卒業式の日から。
5年に渡って拗らせた恋を抱えていた。
相手は、後輩の久元 朱 (クモト シュウ) 5年前の卒業式の日、想いを告げるか迷いながら待って居たが、シュウは現れず。振られたと思い込む。
一方で、シュウは、澄が急に自分をブロックしてきた事にショックを受ける。
唯一自分を、励ましてくれた先輩からのブロックを時折思い出しては、辛くなっていた。
それは、澄も同じであの日、来てくれたら今とは違っていたはずで仮に振られたとしても、ここまで拗らせることもなかったと考えていた。
そんな5年後の今、シュウは住み込み先で失敗して追い出された途方に暮れていた。
そこへ社会人となっていた澄と再会する。
果たして5年越しの恋は、動き出すのか?
表紙のイラストは、Daysさんで作らせていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる