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ウェンボード家の事情 前編
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人間、動物、魔獣の精神、その他には物体などといったいろいろなものを操る力――そんな異能を持つ人間が多く輩出されるウェンボード家。
その特異な能力を持っていることから、血統の管理は王族よりも徹底して行われていると言われている。
ウェンボード家傍系一族である『アロテラ家』にディーセラが生まれた時も、生まれた子供に異能の能力が備わっているか確認をするために、両親は子供を連れて本家であるウェンボード家に向かった。
そこで当主から「かなり微弱ではあるが、その子供は何らかの形で人を操る能力を持っているかもしれない」と伝えられた。
本家の人間ほどの危険さは無いとはいえ、気を付けて育てるようにと注意をされていたが、ディーセラの両親は当主の言葉を直ぐに忘れ、人形のように可愛らしい外見で生まれたディーセラをただただ可愛がり続けた。
両親から溺愛され、好きなものは何でも買い与えられて蝶よ花よと育てられた結果――天使のような見た目とは真逆な性格の令嬢にディーセラは成長してしまった。
いつでも自分が最優先にならなければ機嫌が悪くなるし、人々の関心事が自分よりも他人に向かうのも許せ生来ない。
生来持って生まれた性格もあるのかもしれないが、悪いことをするのに何の躊躇いもなく、人が傷つくのも悲しむのも何も感じないそんな令嬢に育った。
そんなディーセラの人を操る能力は、自分の魔力を操りたい人物の体内に入れることによって発動する。
ディーセラが食べ物や飲み物に手をかざして魔力を注いだものを誰かが飲んだり食べたりすると、ディーセラを少しずつ意識するようになったり好意的になったりする。
一種の弱い媚薬を飲んだような状態になるのだ。
魔力が溶け込んだものを長期間接種した人間はディーセラが言うことをどんな内容でも信じるようになり、最終的には彼女の為なら何でもしようと動くようになる。
ただ、ディーセラよりも能力の強い人間にはあまり効かず、それこそ年単位で毎日取り込ませ続けなければ操ることが出来ない。
そんな力を自分の為だけに使い続ければ誰かにバレるようなものだが、『かなり微弱』と言われていた能力であったため、誰にも気付かれずに行うことが可能であった。
そしてその能力を武器として、ディーセラはまず両親や邸に仕えている使用人、そして周りにいた友人の令嬢達やウェンボード家の傍系一族達など、時間をかけて自分に有利に動く人間となるように気付かれずに『洗脳』し――ついには、ウェンボード家当主の妻という立場にまで上り詰めたのだった。
しかし、そんなディーセラが『妻』という立場に満足するなんてことはなかった。
常に『一番』でいたい人間であったディーセラは、子供を身籠った時にその子供を自分の思い通りに操り、ウェンボード家そのものを……実権を手に入れようと考えた。
当主である夫をどうにかしようにも、こちらは警戒心も強かったため何十年も時間をかけなければならず、まずは長男であるクインから手懐けることにしたのだ。
クインは虚弱体質なこともあり、あまり自分の思いや考えを他人に言えないような子供であったため、直ぐに思い通りに操れると思っていた。
だがその考えは直ぐに誤りだと気付く。
自分の魔力とクインの魔力の相性がかなり悪かったのと、夫と同じく自分以外の魔力に敏感で簡単に操ることが出来なかったからだ。
クインはそれなりに『使えそう』な子供ではあったので、様子を見ることにした。
次に双子の子供が生まれた時、ディーセラは素晴らしい『手駒』が手に入ったと喜ぶことになる。
クルゥと名付けられた男の子はかなり強力な能力を持って生まれたが、魔力の相性が夫やクインよりも更に悪く、絶対に操れないような子供であった。
その反面、女の子であるクリスティアナは強い能力と魔力を持っていてもディーセラとの相性がとても良く、すんなりと魔力をその体内に吸収していく。
頭の中で、クリスティアナを使って今後どう動いていくかを計算していく。
乳母が子供達を世話している姿を見ながら、操ることの出来ない息子達はいつかウェンボード家を手に入れるには邪魔な存在になるかもしれないので、ある程度育てたら使い捨てることにした。
ディーセラにとって『子供』とは守るべく愛すべき存在などではなく、いかに自分の都合のいいように動く人形のようなものであった。
愛情というものが一切ないので、自分が産んだ子供を捨てることに一切の躊躇いもなかったのだ。
しかし、長男クインは七歳の頃から魔力操作技術が歴代最高峰と言われるような能力者になってしまい、簡単に家から追い出すことも消すことも出来ない存在になってしまう。
クルゥは巨大な魔力を持っていても使うことも出来ずに落ちこぼれの存在に成り下がっていたので、どう処理をしようかと思っていた時にフェリスというエルフの女がクルゥを連れて家を出て行ってしまった。
たいして役に立たない子供であったので、その時は目の前からいなくなってくれてよかったと喜んでいたくらいであったのに……
それなのになにをどう間違ったのか、落ちこぼれだと思って捨ておいていた息子達によって長年の企みを阻止され、ウェンボード家の実権を握るどころか能力を完全に封印された状態で、誰も来ないような山中にある塔に幽閉されていた。
重犯罪者が入るような牢屋ではなく、それなりに裕福な家庭の室内と同等の家具などが置かれていた部屋ではあったが、幼少期から贅沢三昧な生活をしていたディーセラにとっては今の状況は耐え難いものであった。
窓枠には鉄格子が嵌められており、部屋の物を壊したとしても直ぐに元通りになる魔法がかけられていたし、自死も出来ない魔法も、能力を封印されるときに同時に施されていた。
今までの生活とは違い召使やメイドなど誰もおらず、地味な白地のワンピースを着てただただ無常に時間が過ぎるだけの生活に、誰かに文句を言おうにも一日三回食事を運んで来る武装した人間だけしか顔を合わせないし、彼らは食事や必要な物を運ぶ以外に一切ディーセラと口を利かず、絶対に目も合わせなかった。
「ありえないわ……こんなこと。
私はウェンボード家の当主になるような人間なのよ? こんな場所にいていいはずなんてないわっ!」
「まだそのような考えを持っていたんですね」
髪を手でぐしゃぐしゃにしながら床に座ってヒステリックに叫んでいると、今は一番聞きたくなかった声が聞こえてきてピタリと口を噤む。
乱れた髪の隙間から声がした方へ視線を向けると、長男であるクインが痛ましいような者を見る目でディーセラを見下ろす。
「お前……よくもあんな真似をしておいて私の前に来れたわね!」
「母様……落ち着いてください」
「おだまり、裏切り者がっ! そこらへんにいる愚民共と一緒になってヘラヘラしているような人間に、『母』と呼ばれたくはないっ!」
足元に転がっていたコップを掴み、「私の前から消え失せろ!」と叫びながらクインの顔めがけて投げつけた時――クインの後ろに隠れていた人物が前に出てきて、コップを叩き落とした。
「ふんっ。ボクよりも魔力の量が少なくて、クリスティアナよりも秀でた能力を持っているわけでも、兄様ほどの魔力操作技術もないような人がなにを言っているのやら……だね」
コップがクインに当たる直前で叩き落したクルゥは、手を腰に当てながら首を傾げつつ「『裏切り者』って言うのは、あんたみたいな人のことを言うんだよ」とディーセラを見下しながら、軽蔑した目でそう言ったのだった。
その特異な能力を持っていることから、血統の管理は王族よりも徹底して行われていると言われている。
ウェンボード家傍系一族である『アロテラ家』にディーセラが生まれた時も、生まれた子供に異能の能力が備わっているか確認をするために、両親は子供を連れて本家であるウェンボード家に向かった。
そこで当主から「かなり微弱ではあるが、その子供は何らかの形で人を操る能力を持っているかもしれない」と伝えられた。
本家の人間ほどの危険さは無いとはいえ、気を付けて育てるようにと注意をされていたが、ディーセラの両親は当主の言葉を直ぐに忘れ、人形のように可愛らしい外見で生まれたディーセラをただただ可愛がり続けた。
両親から溺愛され、好きなものは何でも買い与えられて蝶よ花よと育てられた結果――天使のような見た目とは真逆な性格の令嬢にディーセラは成長してしまった。
いつでも自分が最優先にならなければ機嫌が悪くなるし、人々の関心事が自分よりも他人に向かうのも許せ生来ない。
生来持って生まれた性格もあるのかもしれないが、悪いことをするのに何の躊躇いもなく、人が傷つくのも悲しむのも何も感じないそんな令嬢に育った。
そんなディーセラの人を操る能力は、自分の魔力を操りたい人物の体内に入れることによって発動する。
ディーセラが食べ物や飲み物に手をかざして魔力を注いだものを誰かが飲んだり食べたりすると、ディーセラを少しずつ意識するようになったり好意的になったりする。
一種の弱い媚薬を飲んだような状態になるのだ。
魔力が溶け込んだものを長期間接種した人間はディーセラが言うことをどんな内容でも信じるようになり、最終的には彼女の為なら何でもしようと動くようになる。
ただ、ディーセラよりも能力の強い人間にはあまり効かず、それこそ年単位で毎日取り込ませ続けなければ操ることが出来ない。
そんな力を自分の為だけに使い続ければ誰かにバレるようなものだが、『かなり微弱』と言われていた能力であったため、誰にも気付かれずに行うことが可能であった。
そしてその能力を武器として、ディーセラはまず両親や邸に仕えている使用人、そして周りにいた友人の令嬢達やウェンボード家の傍系一族達など、時間をかけて自分に有利に動く人間となるように気付かれずに『洗脳』し――ついには、ウェンボード家当主の妻という立場にまで上り詰めたのだった。
しかし、そんなディーセラが『妻』という立場に満足するなんてことはなかった。
常に『一番』でいたい人間であったディーセラは、子供を身籠った時にその子供を自分の思い通りに操り、ウェンボード家そのものを……実権を手に入れようと考えた。
当主である夫をどうにかしようにも、こちらは警戒心も強かったため何十年も時間をかけなければならず、まずは長男であるクインから手懐けることにしたのだ。
クインは虚弱体質なこともあり、あまり自分の思いや考えを他人に言えないような子供であったため、直ぐに思い通りに操れると思っていた。
だがその考えは直ぐに誤りだと気付く。
自分の魔力とクインの魔力の相性がかなり悪かったのと、夫と同じく自分以外の魔力に敏感で簡単に操ることが出来なかったからだ。
クインはそれなりに『使えそう』な子供ではあったので、様子を見ることにした。
次に双子の子供が生まれた時、ディーセラは素晴らしい『手駒』が手に入ったと喜ぶことになる。
クルゥと名付けられた男の子はかなり強力な能力を持って生まれたが、魔力の相性が夫やクインよりも更に悪く、絶対に操れないような子供であった。
その反面、女の子であるクリスティアナは強い能力と魔力を持っていてもディーセラとの相性がとても良く、すんなりと魔力をその体内に吸収していく。
頭の中で、クリスティアナを使って今後どう動いていくかを計算していく。
乳母が子供達を世話している姿を見ながら、操ることの出来ない息子達はいつかウェンボード家を手に入れるには邪魔な存在になるかもしれないので、ある程度育てたら使い捨てることにした。
ディーセラにとって『子供』とは守るべく愛すべき存在などではなく、いかに自分の都合のいいように動く人形のようなものであった。
愛情というものが一切ないので、自分が産んだ子供を捨てることに一切の躊躇いもなかったのだ。
しかし、長男クインは七歳の頃から魔力操作技術が歴代最高峰と言われるような能力者になってしまい、簡単に家から追い出すことも消すことも出来ない存在になってしまう。
クルゥは巨大な魔力を持っていても使うことも出来ずに落ちこぼれの存在に成り下がっていたので、どう処理をしようかと思っていた時にフェリスというエルフの女がクルゥを連れて家を出て行ってしまった。
たいして役に立たない子供であったので、その時は目の前からいなくなってくれてよかったと喜んでいたくらいであったのに……
それなのになにをどう間違ったのか、落ちこぼれだと思って捨ておいていた息子達によって長年の企みを阻止され、ウェンボード家の実権を握るどころか能力を完全に封印された状態で、誰も来ないような山中にある塔に幽閉されていた。
重犯罪者が入るような牢屋ではなく、それなりに裕福な家庭の室内と同等の家具などが置かれていた部屋ではあったが、幼少期から贅沢三昧な生活をしていたディーセラにとっては今の状況は耐え難いものであった。
窓枠には鉄格子が嵌められており、部屋の物を壊したとしても直ぐに元通りになる魔法がかけられていたし、自死も出来ない魔法も、能力を封印されるときに同時に施されていた。
今までの生活とは違い召使やメイドなど誰もおらず、地味な白地のワンピースを着てただただ無常に時間が過ぎるだけの生活に、誰かに文句を言おうにも一日三回食事を運んで来る武装した人間だけしか顔を合わせないし、彼らは食事や必要な物を運ぶ以外に一切ディーセラと口を利かず、絶対に目も合わせなかった。
「ありえないわ……こんなこと。
私はウェンボード家の当主になるような人間なのよ? こんな場所にいていいはずなんてないわっ!」
「まだそのような考えを持っていたんですね」
髪を手でぐしゃぐしゃにしながら床に座ってヒステリックに叫んでいると、今は一番聞きたくなかった声が聞こえてきてピタリと口を噤む。
乱れた髪の隙間から声がした方へ視線を向けると、長男であるクインが痛ましいような者を見る目でディーセラを見下ろす。
「お前……よくもあんな真似をしておいて私の前に来れたわね!」
「母様……落ち着いてください」
「おだまり、裏切り者がっ! そこらへんにいる愚民共と一緒になってヘラヘラしているような人間に、『母』と呼ばれたくはないっ!」
足元に転がっていたコップを掴み、「私の前から消え失せろ!」と叫びながらクインの顔めがけて投げつけた時――クインの後ろに隠れていた人物が前に出てきて、コップを叩き落とした。
「ふんっ。ボクよりも魔力の量が少なくて、クリスティアナよりも秀でた能力を持っているわけでも、兄様ほどの魔力操作技術もないような人がなにを言っているのやら……だね」
コップがクインに当たる直前で叩き落したクルゥは、手を腰に当てながら首を傾げつつ「『裏切り者』って言うのは、あんたみたいな人のことを言うんだよ」とディーセラを見下しながら、軽蔑した目でそう言ったのだった。
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