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25 後悔と強迫?
しおりを挟む「いいでしょう、やってみましょう」
と答えたのはリンであった。
「急に声出すなや! びっくりするやんか」
「というか、何故にリンさんが知っているのですか?」
「僕、何んも喋ってへんで?」
「タッタリア宇宙医学教授、分かりませんか? 三つの心が離れ離れになっている此の状況で、やらなければならないことは一つしかありません」
「それは?」タッタリア。
「それは?」マルセリーノ。
「彩ちゃんの力を借りるしかありません。そうですね? マルセリーノ統括教授?」
「いや、それは、そうなんやけど。彩ちゃんの心が壊れてまえへんか心配やねん」
「大丈夫です。私が付いています。彩香の心は私が必ず守ります。絶対に壊させません。そして、どのような内容よりも彼女の望んでいる結果を優先するべきではありませんか?」
「うっ、うう、うー、せやけど」
「せやけも、夕焼けも、朝焼けもありません! これ以上両親の関係が悪くなる前に打つ手があるのなら。マルセリーノ統括教授? でないと後悔しますよ」
「・・・・・・・・。」
「統括教授、ここはリンさんを信じてやってみてはいかがでしょうか? マルセリーノ統括教授? でないと後悔しますよ」
「お前も言うかー!」
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