能力が基本となった世界3

エピローグ

「やだやだやだやだやだやだ」
「まだ言ってるのか、お前の親父」
ヘリのプロペラの音にも負けないほどの声で呟いている星野の親父を見ながら言う。
「まぁなぁ、あの人仕事嫌いだから」
っとヘリコプターに乗ると星野の母親が荷物とかを乗せていた。
「母さん、親父を頼んだよ」
「えぇ、任せなさい。この国は私達が夫婦守るから」
その言葉に俺は
「あんたら夫婦だけじゃねぇぜ、この国を守るにはこの国の人間も必要だ。あいつらは守る気満々だぞ」
俺達の方を見ながらビシッと立っているセーラ、サラを見ながら言う。
「そうね」
そして吉沢がヘリが飛べる準備ができたと言い星野の母親はヘリから降り、距離をとる。
俺は星野と共にヘリのドアの前に立ち言葉と共に敬礼する。
「あとは、頼みます！」
『はっ！』
そしてヘリが大きな音を立て飛び立つ。
そして前へと進む。
場所？そんなのは決まっている。
俺の、いや俺達の祖国へと


ーーーー完ーーーーーー