能力が基本となった世界

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勝と北野の決着。そしてその後の物語‥‥

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「アイリ‥‥」
俺は大けがを負ったアイリを安全なところに運び手当てをしそれを終わらせ北野を追いかけようとしていた。
「駄目です!行かないでください」
っとアイリは俺の足にしがみついてくる。
「すまない。…だがこれは俺が決めた道なんだ。もう後戻りはできないんだ」
そう言って俺は走り出す。アイリの言葉を背中で聞きながら
「まっって…待ってください‥‥勝様~~~~~~」
すまない‥‥っと心の中で言いながら‥‥‥そして、血痕をたどって北野を見つけた。そいつは、木にもたれながらそいつはいた。
「…‥なあ、瑠璃川勝‥‥お前はこの後どうするんだ?もううこの世界にはいられないだろう。お前は‥‥」
「そんなの、なるようにしかならないさ」
…‥‥「っふ」
そうして俺は北野の頭を打ち抜いてとどめを刺すのだった。…‥‥
「勝…‥様‥‥‥」
きっとこの運命は避けられなかったのだろう。誰かが仕向けたのではない。誰かが望んだのではない。彼らは、この結果になる運命だった。‥‥‥
「勝様‥‥」
私は勝様を追いかけようとしたがそんな勇気は私にはなかった。ただ泣きじゃくるしかなかった。…‥
「勝様ぁあぁぁあ‥‥」
…‥1っか月後‥‥
「もう怪我はいいの?」
「はい未来様」
私は未来様に呼び出されていた。
「姫野と組むんだって?まぁあの子とあんたは一番関りあるからね」
「えぇ、星野さんも同じ考えのようです」
私はコーヒーを飲みほしながら言った。
「未来様はこれからどうするんですか?」
その問いに未来様は
「普通に生きるわ。仕事をして、平凡に…たまには勝のことを思い出したり、考えたり心配したり。‥‥でもあの子なら生きてるわ。どこか別の国で‥‥」
「そうですね…」
私はソファーから立ち上がって言った。
「また来てもいいですか?」
そう言うと未来様は
「えぇ、好きな時に来なさい」
そう言われ未来様の家を後にするのだった。…‥しかし私は知らなかった。1年後、まだこの事件が終わってなかったということを…私はまだ知らなかった…‥‥
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