能力が基本となった世界4

復讐の連鎖

吉沢としばらく敵を倒していたのだが数がかなり多いため体力が尽きてきた。
「もう能力を使うのがしんどくなってきた」
「こっちも弾丸が無くなってきた。そろそろ決めないとまずいな」
そんな会話をしながら敵をなぎ倒していく。
「楓恋さんは大丈夫なんかな？」
吉沢が敵を蹴り飛ばしながら言う。
「あのメンバーだったら問題はないだろう。それにしても人が多いな」
そして奥の方にこいつらのボス的なやつが見えた。
「あいつが親玉か？」
「ちっこの数相手しながらはきついな。
勝、お前はそいつを倒せ。雑魚は任せろ」
そう言って鉄の塊を作り出し敵にぶつけた。
「そう言う事なら、『能力解放！』」
そう言いながら目標に向かって行くのだった。
・・・・・
「1人突っ込んできます！」
と仲間の1人が声をあげる。
「そのようだな」
目の前の仲間たちが扇風機に飛ばされる紙のように吹っ飛ばされていく。
「やるしかないようだな」
そして全ての仲間を倒しきった男が目の間に立つ。
「融獄、いや、瑠璃川勝」
「俺を知ってるのか？」
っと目の前の男が言う。
「あぁ、よく知ってるさ。
俺の仲間北野を殺した人間はなっ！」
そして俺は瑠璃川勝に強烈な蹴りを食らわせるのだった。
「お前の仇は打つぞ、優斗」
・・・・
俺は強烈な蹴りをくらい地面に倒れていた。
「やはり、北野の仲間か」
星野が言った通りってことか。
「まったく、復讐は連鎖するってのはまさにこの事だな」
そして目の前に転がっている銃を拾い上げポケットにしまいナイフを取り出す。
「やるしかないようだな」
そして俺はナイフを構えるのだった…