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楓恋の能力
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「ねぇ、1つ聞いてもいい?」
「なんだ」
夜空を見上げていると楓恋が声をかけてきた。
「なんで勝はあの時私の能力を当てられたの?ほら暴走が起こった時私なら止められるって言ってたから」
「…それは、ただの推測だったのかもしれないがあんたの反応で分かった。
俺があの時『個人、または複数人のメンタルなど能力の暴走を止める能力、または癒す能力なんだろ?』と言った時顔が少しつり上がっていた。『どうしてそれを』と言わんばかりにな」
「表情だけで分かったの?」
「そういう事になる…な」
俺はポケットからタバコを取り出し火をつけ「ふぅ~」っと煙を吐く。
「嫌な匂い」
「ごめん」
「別にいいけど」
ぐっと背伸びをしながら楓恋は言う。
「確かヘビースモーカーの男性は心理学的に言えば幼児期に母親から過剰な愛を受けた可能性が高い。ある言わ」
「逆に孤独が強すぎたかのどちらか。俺の心も癒すのか?何を思ってそんな」
「さっきあなたが私に言ったのはノンバーバルコミュニケーションの1つ、人というのは原語以外でも沢山のサインや表情を浮かべている。
あなたは母親と言われた時目が細くなってた。その後は普通に戻ってたけど。
それはあなたの経緯からすると自分の 母親が嫌いだから、母親と言うか家系かな。それでも姉さんとか使用人のアイリさんとか亡くなったカイリさん達とは家族を超えたなにかがあるように思える」
「なるほど、そこまで言い当てるか」
俺は手に持っていたタバコを手でひねり潰しながら言う。
「あんた、この件が片付いたらそっちの道に行くのもいいんじゃないか?」
「う~ん、確かに私はこの件が片付いたらアイドルのような事も配信からも手を引くつもりだった。でもこの能力を活かせる場所はそこしかないもんね」
そして楓恋は屋上のドアの方まで行きドアの部をひねりこっちを見て言う。
「あなたが私を心配してくれてるのは分かる。自分のようになって欲しくないという意味でも。
それでも私は復讐を選ぶ。協力してくれるよね」
そして楓恋は屋上を後にした。
1人屋上に残された俺は
「やれやれ、まぁ分かってた事だがな」
っとぽつりと呟くのだった。
「なんだ」
夜空を見上げていると楓恋が声をかけてきた。
「なんで勝はあの時私の能力を当てられたの?ほら暴走が起こった時私なら止められるって言ってたから」
「…それは、ただの推測だったのかもしれないがあんたの反応で分かった。
俺があの時『個人、または複数人のメンタルなど能力の暴走を止める能力、または癒す能力なんだろ?』と言った時顔が少しつり上がっていた。『どうしてそれを』と言わんばかりにな」
「表情だけで分かったの?」
「そういう事になる…な」
俺はポケットからタバコを取り出し火をつけ「ふぅ~」っと煙を吐く。
「嫌な匂い」
「ごめん」
「別にいいけど」
ぐっと背伸びをしながら楓恋は言う。
「確かヘビースモーカーの男性は心理学的に言えば幼児期に母親から過剰な愛を受けた可能性が高い。ある言わ」
「逆に孤独が強すぎたかのどちらか。俺の心も癒すのか?何を思ってそんな」
「さっきあなたが私に言ったのはノンバーバルコミュニケーションの1つ、人というのは原語以外でも沢山のサインや表情を浮かべている。
あなたは母親と言われた時目が細くなってた。その後は普通に戻ってたけど。
それはあなたの経緯からすると自分の 母親が嫌いだから、母親と言うか家系かな。それでも姉さんとか使用人のアイリさんとか亡くなったカイリさん達とは家族を超えたなにかがあるように思える」
「なるほど、そこまで言い当てるか」
俺は手に持っていたタバコを手でひねり潰しながら言う。
「あんた、この件が片付いたらそっちの道に行くのもいいんじゃないか?」
「う~ん、確かに私はこの件が片付いたらアイドルのような事も配信からも手を引くつもりだった。でもこの能力を活かせる場所はそこしかないもんね」
そして楓恋は屋上のドアの方まで行きドアの部をひねりこっちを見て言う。
「あなたが私を心配してくれてるのは分かる。自分のようになって欲しくないという意味でも。
それでも私は復讐を選ぶ。協力してくれるよね」
そして楓恋は屋上を後にした。
1人屋上に残された俺は
「やれやれ、まぁ分かってた事だがな」
っとぽつりと呟くのだった。
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