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シアの本当の目的
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「なにをする気だ。言っとくが何をしようと意見は変えないぞ。そしてそろそろこれを解いてもらおうか。いい加減手が痛いんでな」
そう言うとシアは立ち止まり
「そんなことをすると君は逃げるでしょ?まぁそんなことはできないけど、ボクの前ではね」
そう言いながら拘束を解いた。その瞬間シアに向かって蹴りを入れた。
「いきなりひどいなぁ。…まぁボクも言えないか、一様女の子なんだけどボク」
「普通の女は人を攫ったり拘束したりしない。それに、あんな大金をどこで手に入れた」
「手紙に書いた通りさ。ボクは悪が許せない。君もそうなんでしょ?アイの親とアイを殺した警察が許せない、だからあの姉妹の件を引き受けた。違う?ボクはね生まれた時から親がいなかった。ボクは姉、兄に育てられた。2人はいつもボクに言ってた。『人を傷つけてはいけない。ボクたちの親も優しい人だった。だから人を傷つけるのではなく守るような人間になれ』って、姉と兄はもういない。死んだよ、そしてボクだけが残され、両親と姉と兄が残したたくさんの金がたくさんあるだけ…でも君の部活の噂を聞いたときボクは嬉しかった。ボクはね君みたいな人間を待ってたんだよ!」
そう言いながら俺を押し倒しさっきまでが地下室だったはずの部屋が普通の部屋へと変わった。
「これは…なんだ?人間じゃない‥」
「ひどいなぁ女の子になんてこと言うの…でもしょうがないよね。こんなの見せられたら…」
そう言いながら俺から離れ
「お願いだよ、中田竜一。ボクの相棒になってほしい。もちろん君の仲間には手を出さない。だからお願い、ボクの」
「断る‥大体拘束したり、攫ったり、やってることがもう犯罪だ。俺は見なかったことにしておく。分かったらもう俺に関わるな。じゃあな」
そうして家から出ようとすると
「逃がさない!メイク・ア・ルーム!」
そして再びあの地下室が現れた。
「なんだ?これは…メイク・ア・ルーム?‥部屋を造る。という意味か」
「そう、これをみんなが知っているように言うと超能力だよ。あのアイも持ってたと思うよ。未来が見えるんだもん。普通はそんなことはないんだよ。そして君はバカバカしいと思っている。でもねそれが事実なんだよ。嘘偽りのない事実」
そう言いながらどこからか刀を取り出した。「4本…それで俺を殺す気か?‥いや違うなそんなことをするとお前は目的を果たせない。お前はなにがしたい」
そう言うとシアは
「えっ!」
っと言いながらぴたりと止まった。
「お前は本当はなにがしたい、人を守る?違うだろ?お前は寂しかったんじゃないのか?親も兄弟もなくしてお前は一人だった。それを忘れるようにお前は人を守ろうとしてきた。しかし今までそんなお前を嫌がってたやつがほとんどだっただろう。正義ばかりいう奴は嫌われる。俺も嫌だ。そしてお前は自分と同じ目的を持つ俺とことを知り接触してきた。違うか?一人残された奴は恨むか、偽りの行動をするやつが多い。お前は」
「…そうかもしれないね…でもねたまには、ありがとうって言ってくれる人もいるんだよ?特に子供やお年寄りの人はね。でもほとんどの人は軽蔑したり嫌がらせをしてくる人もいた。中学校では友達は少なかった。そうだよね、こんな私を好きになる人なんていないもん」
そしてシアは膝をつき能力を解除した。
「ごめんね、竜一君、君を巻き込んで。今からボクは」
「言っただろ?見なかったことにすると。それにだ、お前の気持ちも分かる。誰かの役に立ちたい。力になりたいって。」
俺はシアを優しく抱きしめた。
「俺が言うと嫌かもしれんが、‥今までよく頑張ったな。お前に敬意を表する」
「君には彼女がいるんでしょ?こんなことをしたら‥」
「安心しろ、説明したら納得してくれるさ」「だといいね」
そう言いながら背中に腕を回してくる。
「お前の提案、一つ条件がある。俺がお前の相棒になる件についてだ」
そう言うと俺から離れて
「なに?」
っと首をかしげながら言った。
「俺とお前は、もしお前の言う超能力があるとするならば、そいつと闘わなくてはいけない時、もしくは闘はなければならない時その時だけの相棒はどうだ?」
「‥そう‥ボクは戦う時の相棒とそれ以外は‥」
「友達‥いや親友だ!それでいいなら受け入れる。どうだ?」
そう言うとシアは
「‥君がいいのなら‥よろしくお願いします」
っと頭を下げた。
そう言うとシアは立ち止まり
「そんなことをすると君は逃げるでしょ?まぁそんなことはできないけど、ボクの前ではね」
そう言いながら拘束を解いた。その瞬間シアに向かって蹴りを入れた。
「いきなりひどいなぁ。…まぁボクも言えないか、一様女の子なんだけどボク」
「普通の女は人を攫ったり拘束したりしない。それに、あんな大金をどこで手に入れた」
「手紙に書いた通りさ。ボクは悪が許せない。君もそうなんでしょ?アイの親とアイを殺した警察が許せない、だからあの姉妹の件を引き受けた。違う?ボクはね生まれた時から親がいなかった。ボクは姉、兄に育てられた。2人はいつもボクに言ってた。『人を傷つけてはいけない。ボクたちの親も優しい人だった。だから人を傷つけるのではなく守るような人間になれ』って、姉と兄はもういない。死んだよ、そしてボクだけが残され、両親と姉と兄が残したたくさんの金がたくさんあるだけ…でも君の部活の噂を聞いたときボクは嬉しかった。ボクはね君みたいな人間を待ってたんだよ!」
そう言いながら俺を押し倒しさっきまでが地下室だったはずの部屋が普通の部屋へと変わった。
「これは…なんだ?人間じゃない‥」
「ひどいなぁ女の子になんてこと言うの…でもしょうがないよね。こんなの見せられたら…」
そう言いながら俺から離れ
「お願いだよ、中田竜一。ボクの相棒になってほしい。もちろん君の仲間には手を出さない。だからお願い、ボクの」
「断る‥大体拘束したり、攫ったり、やってることがもう犯罪だ。俺は見なかったことにしておく。分かったらもう俺に関わるな。じゃあな」
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「逃がさない!メイク・ア・ルーム!」
そして再びあの地下室が現れた。
「なんだ?これは…メイク・ア・ルーム?‥部屋を造る。という意味か」
「そう、これをみんなが知っているように言うと超能力だよ。あのアイも持ってたと思うよ。未来が見えるんだもん。普通はそんなことはないんだよ。そして君はバカバカしいと思っている。でもねそれが事実なんだよ。嘘偽りのない事実」
そう言いながらどこからか刀を取り出した。「4本…それで俺を殺す気か?‥いや違うなそんなことをするとお前は目的を果たせない。お前はなにがしたい」
そう言うとシアは
「えっ!」
っと言いながらぴたりと止まった。
「お前は本当はなにがしたい、人を守る?違うだろ?お前は寂しかったんじゃないのか?親も兄弟もなくしてお前は一人だった。それを忘れるようにお前は人を守ろうとしてきた。しかし今までそんなお前を嫌がってたやつがほとんどだっただろう。正義ばかりいう奴は嫌われる。俺も嫌だ。そしてお前は自分と同じ目的を持つ俺とことを知り接触してきた。違うか?一人残された奴は恨むか、偽りの行動をするやつが多い。お前は」
「…そうかもしれないね…でもねたまには、ありがとうって言ってくれる人もいるんだよ?特に子供やお年寄りの人はね。でもほとんどの人は軽蔑したり嫌がらせをしてくる人もいた。中学校では友達は少なかった。そうだよね、こんな私を好きになる人なんていないもん」
そしてシアは膝をつき能力を解除した。
「ごめんね、竜一君、君を巻き込んで。今からボクは」
「言っただろ?見なかったことにすると。それにだ、お前の気持ちも分かる。誰かの役に立ちたい。力になりたいって。」
俺はシアを優しく抱きしめた。
「俺が言うと嫌かもしれんが、‥今までよく頑張ったな。お前に敬意を表する」
「君には彼女がいるんでしょ?こんなことをしたら‥」
「安心しろ、説明したら納得してくれるさ」「だといいね」
そう言いながら背中に腕を回してくる。
「お前の提案、一つ条件がある。俺がお前の相棒になる件についてだ」
そう言うと俺から離れて
「なに?」
っと首をかしげながら言った。
「俺とお前は、もしお前の言う超能力があるとするならば、そいつと闘わなくてはいけない時、もしくは闘はなければならない時その時だけの相棒はどうだ?」
「‥そう‥ボクは戦う時の相棒とそれ以外は‥」
「友達‥いや親友だ!それでいいなら受け入れる。どうだ?」
そう言うとシアは
「‥君がいいのなら‥よろしくお願いします」
っと頭を下げた。
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