能力が基本となった世界０

勝のトレーニング

私が自室にて読書をしていた時だった。ドアがガチャりと開けられ勝様が入ってきた。
「どうかしましたか？」
と言うと勝様は私の前立って言った。
「俺を鍛えて欲しい」
っと……
「えと…なんでですか？それなら姉さんか未来様にお願いした方が…私から言ってきましょうか？」
と私がそう言って立ち上がり、2人が居る部屋に行こうとすると勝様が私の服を掴んだ。
「アイリ、俺はお前だから頼んでるんだ。あの2人は強い、加減ができるかなんて…それにお前の能力は戦闘向け、拳、ナイフ接近戦タイプ、姉さんはどの距離からでも対処可能、そして氷だ。戦闘は強くてもアイリ程ではない、だからお前に頼んでるんだ。」
「なるほど…」
私は少し考えた。何故らな勝様が本当の主、そしてこの家の主、元い勝様の父が家主様、もしも勝様に…それは無いあの人は勝様の事を嫌っている。ならばあの2人は…
そして私は勝様に言った。
「分かりました、なら明日からにしましょ。今日は明日のためにゆっくり休んでください」
………
そして深夜、私は未来様の部屋で姉さんと勝様の件で相談していた。
「なるほど、勝が…でも一体何が…」
「おそらく家主様の例のやつが原因だと思う、強くなればあんな事をされることは無いと。でしょアイリ」
「うん、姉さんの言った通りだと思います。 勝様はいつも手当をしている時いつも『ごめん、ごめん』っと小さく言っているのを私は聞いています。そして昔はいつもその事で泣いていたので…」
そして未来様は言った。
「いいわよ、あの子が強くなってくれた方が安心だし。ただし、たまには私達にも教えさせてよ。接近戦で何が大事とか色々と、貴方以外の観点とか教えてあげたいし」
「はい、分かりました。ありがとうございます」
すると私のデバイスが鳴った。
このデバイスは勝様からの呼び出しのやつでなにかあった時に使うものである。
「あの子からね」
「はい、すみません私ここで失礼します」
そして私は勝様の部屋へとむかうのだつた…