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竜一、シア対ヴィーヴル

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「お前たち‥‥そこまでやるとはな、やはりお前は俺が期待した通りの人間だった」
「そうかい、だが俺はなにも期待はしてないぞ」
そう言いながら足に力を入れた。
「いくぞ!」
「うん!」
そう言いながら俺たちはヴィーヴルに向かっていく。
「一刀流…一刀両断!」
シアがヴィーヴルに攻撃を仕掛ける。
「クッソ!」
ヴィーヴルはなんとかそれを回避する。そこを俺は見逃さなかった。ヴィーヴルは回避をした瞬間少しだがスキがあった。
「そこだ!!」
「なにぃ!!」
ヴィーヴルがスキを見せた瞬間ヴィーヴルの腹部を蹴り飛ばした。
「ナイス!」
「おう!‥一気にたたみかけるぞ!」
「オッケ!」
そう言いながら俺たちはヴィーヴルに向かっていく。
「お前ら!絶対に許さん!。時は加速する」「させっかよ!時よ止まれ!」
しかし一瞬遅かったのか間に合わず気づけば俺たちは吹っ飛ばされていた。
「遅かったか。」
そう言いながら木を掴み何とか止めることができた。そしてシアも刀を木にぶっ刺し止める。
「シア、あとは俺がやる。あいつは時間計能力者。俺はただ時間を止めるだけの能力者。やり方はあるってことだよ、お前では勝てない。あとは任せて潮谷のところへ行ってやれ」
そう言うとシアは
「分かった」
っと言って来た道を引き返していった。
「はぁはぁはぁはぁ…貴様みたいなガキに俺が負けるなんてあってはならないんだぁああ!」
「…そうかい、だが残念だったな。俺の勝ちだ。両腕を切り落とされ出血もひどい、さっき時間を加速させ俺たちに蹴りを入れなたっからまだ勝てたかもしれないが…お前はここで死ぬ」
そう冷たく言い放つ。
「ば、馬鹿なことを言うなぁあああああ!」そう言いながら拳を掲げながら向かってくる。
「動きが単純すぎる、…さよならだ」
そう言いながらヴィーヴルの腕をつかみ投げ飛ばした。そして魔法で刀を数本だしそれをヴィーヴルの周りを囲った。そしてヴィーヴルに話しかけた。
「最後に俺たちをもとの世界に戻せ。できるんだろ?そうしないと、苦しませて殺してやる。返してくれるなら楽に殺してやる。」
そう言うとヴィーヴルは
「‥‥分かった。お前たち3人を…返してやるよ…ただし…」
「分かってる。あっちも能力が基本となる世界になるんだろ?覚悟はしてるさ」
そう言うと
「ははっ、お前は何というか、よくわからん奴だ。この世界の奴らからはお前たちへの記憶は消しておく。…安心しろ、嘘はつかない。…ただ…悔しいな。あいつらと決着がつかなかったのは…」
「それは‥‥」
「まぁ、いいさ。お前も…がんばれよ。俺みたいに能力を間違った方法で使うな。俺みたいに仲間を傷つけることになる。最後に…お前達みたいなやつと戦えてよかったと心の底から思うよ…さらばだ。‥‥お前たちの健闘を祈る‥‥」
そう言ってヴィーヴルは俺たちを元の世界へと返した。あの後ヴィーヴルがどうなったかは分からない。
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