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病んでる神達との日常 高天原編

愛しい人のため (ラキ視点)

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イザナミ(闇)「これで…終わりよ!!!」

やられるっ…!
ギュッと目を瞑った…ら

ビチャビチャ…!

ラキ「え…?」

ラキ「お兄…ちゃん?」

ユウネ「がっ…はっ…」

ビチャ…

ラキ「お兄ちゃん!!!」

お兄ちゃんが血を吐き出した。
お兄ちゃんの腹には、刀が突き刺さってる。
…僕を、庇ったのだ。

イザナミ(闇)「…あいつを狙ったのに。」

イザナミ(闇)「まぁいいわ」

イザナミ(闇)「アマテラスのためなら、なんだってできるもの」

イザナミ(闇)「ふふふ…っあはははっ!」

僕はお兄ちゃんに回復の術を唱えて…

ラキ「…本当にそうですか」

イザナミ(闇)「…は?」

ラキ「僕、知ってますよ」

イザナミ(闇)「な、何をよ!」

ラキ「貴女が…」

ラキ「心の中で抗っているのを」

イザナミ(闇)「っ!?」

ラキ「…もう、やめましょうよ」

ラキ「貴女は…」

ラキ「命様や、イザナギさんが大好きなんでしょう?」

イザナミ(闇)「っ!」

ラキ「貴女がずっと洗脳なんかにかかっていたら…」

ラキ「命様もイザナギさんも悲しむと思います」

イザナミ(闇)「命…イザナギ…」

ラキ「…盲目ですよね。貴女も僕も」

ラキ「大好きな人に、愛をいっぱい注いで」

ラキ「周りの人達は見えなくなって」

ラキ「…そして、やっと気付くんです。」

ラキ「周りの人達のおかげで、大好きな人に愛を注げれる。」

ラキ「その周りの人達も、大切にしましょうよ!」

ラキ「…たとえ偽善者だって言われても、構わないですよ、僕は」

ラキ「だって」

ラキ「大好きな人や、大切な周りの人達がいますからねっ!」

イザナミ(闇)「…ふふっ」

イザナミ「落ちたものね。私も」

イザナミ「命ちゃんと同じくらいの子に、教えられるなんて。」

ラキ「イザナミさんっ!」

ユウネ「…ん」

ユウネ「ふわぁーあ…」

ユウネ「…あれ」

ユウネ「もう、終わっちゃった感じ?」

ラキ「うん」

ユウネ「あ、そう」



イザナミ「…そんなことが」

イザナミ「行きましょう」

ユウネ&ラキ「はいっ!」
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