【実話】私は人生を諦めた〜教育委員会の対応〜

みゆき

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話し合い10

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みゆき
「なんでしょうか?」

土井
「いやいや、もうええです。話聞きましたんで。いいです」

土井
「そしたら、もうちょっと12時前なんで、学校の方に電話入れたってくれる?そんな事で、前、安田さんがこう言ってたんでって。」

山田
「はい。それは。」

土井
「いいですか?それで」

みゆき
「いいですか?と聞かれたら良くはないですよ。勿論」

土井
「そらそうですよ。勿論、仰る通り。ただ、話はもう内容は伺っていますんで」

みゆき
「パワハラ認定の基準について教えてもらってよろしいですか?」

土井
「認定の基準?」

土井
「先ほど言いましたよね?」

みゆき
「先ほど仰られたこちらは基準に乗っ取ってパワハラであるかないか、判定していると。ですからその基準を教えて下さい」

土井
「読み上げたってよ」

山田
「はい。申し上げましょうか。一つ、職務上の権限や地位等を背景にした言動である事。二つ、本来の校務や指導の範囲を超えて、人格の否定や個人の尊厳を侵害する言動である事。三つ、一過性でなく、繰り返し行われる言動である事。以上です」

みゆき
「はい。その三つ全てを満たしたらパワハラ認定と言う事なんでしょうか?それとも、一つを満たせば、パワハラ。どっちなんですか?」

山田
「全てです」

みゆき
「全てですね。繰り返し行われてたらそうなるんですね」

土井
「一つね、職務上の権限や地位をと言う背景にした言動である事っていうところもね、あったらまた言うてもうたら」

みゆき
「勿論、職務上の権限ですよね?上司と言う」

土井
「上司?まぁ…」

みゆき
「正規採用された職員であると言う。そういう力を持ってやってきた事であり、何度も何度も繰り返し立ちっぱなしで説教とかもそうですし、もう一つはなんでしたっけ?最後の一つ」

土井
「本来の校務や指導の範囲を超えて自我の否定や個人の尊厳を侵害する言動である事」

みゆき
「私、そうですね。人格否定もされましたね」

土井
「まぁ、そのこういった基準なんで、どない言うんですかね。ちょっと」

みゆき
「あなた達の基準にとっても満たしていると思います。十分」

土井
「ふーん。そうですか」

みゆき
「法律上では違反しているんじゃないかと思われるのですが。それに対してはどうでしょうか」

土井
「え?」

みゆき
「安全配慮義務違反についてはどうでしょう」

土井
「そこまで認定とかって。ないと思いますよ。それは。状況は分からへんですけど、校長先生や教頭先生は見えるものは見えるし、見えないものもたくさんありますし。だけど、常に、校長先生方は学校の職員室の中の働きやすい職場作り精励していただいてるんで、それはないと思います」

みゆき
「ないと思います、ですね?」

土井
「はい。ないと思います」

山田「非常勤講師と言うお立場でね、共用のスペースであったと思うんですよ。机。だから入れ替わり立ち代わり入ってますよね。で、中にはね、そのスペースすらない人もおるんですけど。例えば、みゆきさんであったら準備室がありましたよね。情報と言う教科上。そこに言うてみたら席を置いて仕事をする事が多くなるって事は必然でしたよね?そう言った事もあると言う事で、なかなかね、ずっと職員室にいるかいないかってところに関しては、難しいと思います」

みゆき
「見えてくるものなんで。それは。必然と」

山田
「見えてくる?」

みゆき
「教頭先生なら当然、職員室におる時間は長いので、あれ?みゆきって教員は顔が分からんぞ。名前は見た事あるけど、顔は分からんぞ。とかなってくるはずなんで。なんで職員室におらへんのや。そう疑問に思うのが普通でしょ」



この会話の中で疑問な事は、教育委員会がパワハラとして認定する基準を満たしている事を伝えても

「ふーん。そうですか」

と言うだけ。これは実際に、そのままの言葉を文字起こししています。本当にそのまま。

自分達の決めた基準を満たしていても、それをパワハラと認めない。聞く耳を持たない。本当に酷いものですね。
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