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精神疾患の割引、公共交通機関で使えない事が多い

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障害者割引とは、手帳を提示する事によって様々なサービスを通常料金よりも安く利用できる制度です。

公共交通機関もその中の一つではありますが、精神疾患の方の割引は一部の交通会社だけでしか適用されません。

身体障害や知的障害は移動をする事が大変なので、ほとんどの交通機関で割引が適用されます。

しかし、精神疾患は五体満足なので、なかなか割引してもらう事ができません。

私はこの仕組みが不思議です。

精神疾患の多くは、自動車等の運転を制限されています。

そもそも、障害によって収入が少なくて自動車を所有できない方も多いのでは?

十分に移動手段に苦労はしています。国の方針で運転をする事もできないのですから。

それでも、公共交通機関の多くは通常料金で利用しなければならない。

うーん、制限するのであれば、割引はして欲しいところです。

体力も落ちて、長時間の徒歩も辛く、自分で乗り物を運転できない自分にとっては、割引サービスをもっと普及させて欲しいと言う願望があります。

勿論、全国で見ればそれなりの数の交通機関で精神疾患の割引サービスは展開されているもの。

でも、最大手の機関ですら、まだ認めていないものです。

私は、万が一の可能性があるので自動車の運転はしませんが、やはり不便です。

精神疾患についての理解がもっと世間に浸透すれば、公共交通機関で割引サービスを受けられる機会も増えるのでしょうか。

ただ、やはり精神疾患は理解されにくいもので、怠けている人間が割引されるなんておかしい、と言った批判も多く現れるはず。

公共交通機関の割引サービスは、精神疾患は適用外のまま、まだまだ続きそうですよね。
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