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浮気をされたサラリーマン1
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今日のお客様を発見。きっと僕についてきてくれるはず。
そう思いながら、まー君はスーツ姿の男性に近付いていく。
顔色も悪く、下を見ながら歩いていく男。賑やかな繁華街の中では浮いた存在だ。
まー君は、彼の足に軽く前足でタッチする。そして、甘えた声を出す。
「にゃーご」
そして、その後は繁華街から少し離れた路地へ向かって歩く。
「なんでこんなとこに猫がいるんだよ…野良猫かな」
スーツ姿の男は、何の気もなしにまー君の後を追う。
気がつくと、そこは見知らぬ路地裏。目の前には、静かな雰囲気だろうと分かるバーがあった。
「へぇ、こんなところにバーなんてあったんだ…ここに入りたいのか?」
そう言って男はバーの扉を開ける。まー君は、店内に入り、隅っこの小さな猫専用スペースに寝転んだ。
「いらっしゃい」
高くも低くもない、聴き心地の良い声質で挨拶をされた男。
「あ、すみません。猫がここに入りたそうにしていまして…」
男は会釈をする。マスターもそれに応える。
「それはありがとうございます。こちらは当店の看板ボーイですので」
「はぁ…猫がいるバーなんて、少し変わっていますね」
「よろしければ、飲んでいきますか?」
「ちょうど、静かに飲める雰囲気のお店を探していたのですよ。ありがとうございます」
こうして、スーツ姿の男はバーのカウンター席に腰掛けた。
まー君は寝転びながらもドヤ顔でマスターを見ていた。
そう思いながら、まー君はスーツ姿の男性に近付いていく。
顔色も悪く、下を見ながら歩いていく男。賑やかな繁華街の中では浮いた存在だ。
まー君は、彼の足に軽く前足でタッチする。そして、甘えた声を出す。
「にゃーご」
そして、その後は繁華街から少し離れた路地へ向かって歩く。
「なんでこんなとこに猫がいるんだよ…野良猫かな」
スーツ姿の男は、何の気もなしにまー君の後を追う。
気がつくと、そこは見知らぬ路地裏。目の前には、静かな雰囲気だろうと分かるバーがあった。
「へぇ、こんなところにバーなんてあったんだ…ここに入りたいのか?」
そう言って男はバーの扉を開ける。まー君は、店内に入り、隅っこの小さな猫専用スペースに寝転んだ。
「いらっしゃい」
高くも低くもない、聴き心地の良い声質で挨拶をされた男。
「あ、すみません。猫がここに入りたそうにしていまして…」
男は会釈をする。マスターもそれに応える。
「それはありがとうございます。こちらは当店の看板ボーイですので」
「はぁ…猫がいるバーなんて、少し変わっていますね」
「よろしければ、飲んでいきますか?」
「ちょうど、静かに飲める雰囲気のお店を探していたのですよ。ありがとうございます」
こうして、スーツ姿の男はバーのカウンター席に腰掛けた。
まー君は寝転びながらもドヤ顔でマスターを見ていた。
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