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第43話 マシル対ルーディアス
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マシルは、テーブルに豪華な料理を並べていき、食事が始まる。その夜は、王宮でのフィリアの活躍や冒険譚を、まるで講談のように語るマシルに、フィリアの両親は感動しながら聞き入った。
***
翌日、父ロベルトには注射針の依頼をし、ガラス職人のダンダに注射器や容器の発注をすませたフィリアは、ワイン農場のフレーヴの元を訪ねた。
「フレーヴさん、ご無沙汰しております」
「おお! フィリア。おかえり。今日あたり来ると思って追ったよ」
「あのね、フレーヴさん」
「なんだい? どうせ無理難題だろう?」
「あはは、その通り。今まで以上に強いお酒が欲しいの」
「ふふふ。任しておけ! こんなこともあろうかと、儂も蒸留方法の研究をしておったとこよ」
「まぁ、さすがね」
「これなんだが、どうだい? ほぼ純粋なエーテルだぞ」
「すごい! これなら麻酔が作れそうだわ」
「麻? まあいい、お前は、子供の頃から不思議な子だったからな。お陰で儂もこの年になって、色々勉強になったわい」
お土産にワインを貰ったフィリアは、家へと戻る。この日、父ロベルトは、ちょうど納品を終えたところで、午後は仕事を休むことにしていた。昼食を作るマシルが、まるでディナーのような豪華な料理を作り終え、テーブルに料理を並べていく。
「フィリア、頼まれてた注射針だが、もう出来上がったぞ」
「さすが、パパ。あっという間に作っちゃったのね」
「おう。あれから、色々研究もしてな。もっと細い針も作れるようになったんだぞ」
「ほんと、器用だよね! 流石、国一番の鍛冶屋!」
「やめろぃ! 娘に褒められたらデレデレしてしまうじゃないか」
ロベルトは、午後の仕事がないのを良いことに、昼からワインを飲み始めている。それに付き合うマシルとルーディアスも上機嫌だ。
「兄上、マシル……昼から酒を飲むなんて……」
「お? それを言うなら、フィリア医官のお父様も一緒だぞ?」
「フフン、そうですよ。未来の義理の父ですよ」
「な……」
「クルード殿下、もしやウチの娘と……グギギギギ。王子でなければ金槌で……」
「あっはっは。どうぞ! お父様、この曲がった根性を叩き直してください」
「兄上! 貴様」
「お! やるか? 兄弟喧嘩するか? 強いぞぉ、私は」
「……チッ、おいマシル、この愚兄を懲らしめてやれ」
「嫌ですよ。流石にルーディアス様相手となると、こちらも只じゃすみませんって」
おどけて見せるマシルに向かって、ルーディアスが真面目な口調で話しかけた。
「なあ、マシル……勝負してみないか?」
「何をおっしゃいますか、酔っ払ってしまったのですか?」
「それもあるが、マーサ相手に共闘したときにな、マシルと私はどちらが強いか気になってしまってね」
マシルが真顔になり、細い目を見開く。
「本気……ですか?」
「……ああ」
「本気で……ですか?」
「ああ」
これは、本当に勝負が始まってしまう。止めなければどちらかが命をおとすことになるかもしれない。フィリアはクルードとロワンに助けを求めるような視線を送るが、反応してくれない。
「マシル、表に出ようか」
「ええ」
だめだ、もう止めることはできなそうである。いつもニコニコとしているマシルの表情は既に殺気立っている。同じく、いつも、ヘラヘラしているルーディアスも鋭い目つきへと変わっている。
「木剣がないですからね、真剣でいきましょう」
「ああ、そうしよう」
空気が張り詰める。素人のフィリアですら感じる二人の殺気は、マーサと戦ったときよりも、威圧感を感じた。
「では」
「おう」
最初に仕掛けたのは、マシルであった。その圧倒的なスピードにクルードやロワンも目を見開き驚いている。人間がこんなに早く動けるものだろうか。その勢いで繰り出す斬撃は刀身の残像のみしか見えない。
マシルの斬撃をかろうじて双剣で受け流すルーディアスは、剣を滑らせ、そのままマシルの胴体を真っ二つにする勢いで斬りつける。
それを予想していたように、跳躍しルーディアスの背後を取るマシルだが、空中にいるマシルに、ルーディアスが二本の剣を突き刺そうとする。
マシルは体を捻り、その突きを回避しながら着地し、距離を取ったと思いきや、すぐに平突きを放つ。その突きは深々とルーディアスの脇腹に刺さるのだが、同時にルーディアスの双剣がマシルの足と腹を貫いたのであった。
「強いですね……ルーディアス様」
「お前もだよ……マシル」
「どっちが勝ちでしょうね」
「うーん。引き分け……かな」
その言葉を交わすと、二人は同時に地面に倒れ込む。
「すごかったな、クルード」
「ああ、良いものを見た」
クルードとロワンが感心している。
「ちょっと、なに感心してるんですか!」
「大丈夫だ。フィリア、治療を頼む」
「私になすりつけないでくださいよー」
お互いに達人である。急所を避けて攻撃したのであろうが、傷口の深さは尋常ではない。直ぐ様二人の治療をするフィリアに申し訳無さそうなマシルとルーディアスであった。
***
翌日、父ロベルトには注射針の依頼をし、ガラス職人のダンダに注射器や容器の発注をすませたフィリアは、ワイン農場のフレーヴの元を訪ねた。
「フレーヴさん、ご無沙汰しております」
「おお! フィリア。おかえり。今日あたり来ると思って追ったよ」
「あのね、フレーヴさん」
「なんだい? どうせ無理難題だろう?」
「あはは、その通り。今まで以上に強いお酒が欲しいの」
「ふふふ。任しておけ! こんなこともあろうかと、儂も蒸留方法の研究をしておったとこよ」
「まぁ、さすがね」
「これなんだが、どうだい? ほぼ純粋なエーテルだぞ」
「すごい! これなら麻酔が作れそうだわ」
「麻? まあいい、お前は、子供の頃から不思議な子だったからな。お陰で儂もこの年になって、色々勉強になったわい」
お土産にワインを貰ったフィリアは、家へと戻る。この日、父ロベルトは、ちょうど納品を終えたところで、午後は仕事を休むことにしていた。昼食を作るマシルが、まるでディナーのような豪華な料理を作り終え、テーブルに料理を並べていく。
「フィリア、頼まれてた注射針だが、もう出来上がったぞ」
「さすが、パパ。あっという間に作っちゃったのね」
「おう。あれから、色々研究もしてな。もっと細い針も作れるようになったんだぞ」
「ほんと、器用だよね! 流石、国一番の鍛冶屋!」
「やめろぃ! 娘に褒められたらデレデレしてしまうじゃないか」
ロベルトは、午後の仕事がないのを良いことに、昼からワインを飲み始めている。それに付き合うマシルとルーディアスも上機嫌だ。
「兄上、マシル……昼から酒を飲むなんて……」
「お? それを言うなら、フィリア医官のお父様も一緒だぞ?」
「フフン、そうですよ。未来の義理の父ですよ」
「な……」
「クルード殿下、もしやウチの娘と……グギギギギ。王子でなければ金槌で……」
「あっはっは。どうぞ! お父様、この曲がった根性を叩き直してください」
「兄上! 貴様」
「お! やるか? 兄弟喧嘩するか? 強いぞぉ、私は」
「……チッ、おいマシル、この愚兄を懲らしめてやれ」
「嫌ですよ。流石にルーディアス様相手となると、こちらも只じゃすみませんって」
おどけて見せるマシルに向かって、ルーディアスが真面目な口調で話しかけた。
「なあ、マシル……勝負してみないか?」
「何をおっしゃいますか、酔っ払ってしまったのですか?」
「それもあるが、マーサ相手に共闘したときにな、マシルと私はどちらが強いか気になってしまってね」
マシルが真顔になり、細い目を見開く。
「本気……ですか?」
「……ああ」
「本気で……ですか?」
「ああ」
これは、本当に勝負が始まってしまう。止めなければどちらかが命をおとすことになるかもしれない。フィリアはクルードとロワンに助けを求めるような視線を送るが、反応してくれない。
「マシル、表に出ようか」
「ええ」
だめだ、もう止めることはできなそうである。いつもニコニコとしているマシルの表情は既に殺気立っている。同じく、いつも、ヘラヘラしているルーディアスも鋭い目つきへと変わっている。
「木剣がないですからね、真剣でいきましょう」
「ああ、そうしよう」
空気が張り詰める。素人のフィリアですら感じる二人の殺気は、マーサと戦ったときよりも、威圧感を感じた。
「では」
「おう」
最初に仕掛けたのは、マシルであった。その圧倒的なスピードにクルードやロワンも目を見開き驚いている。人間がこんなに早く動けるものだろうか。その勢いで繰り出す斬撃は刀身の残像のみしか見えない。
マシルの斬撃をかろうじて双剣で受け流すルーディアスは、剣を滑らせ、そのままマシルの胴体を真っ二つにする勢いで斬りつける。
それを予想していたように、跳躍しルーディアスの背後を取るマシルだが、空中にいるマシルに、ルーディアスが二本の剣を突き刺そうとする。
マシルは体を捻り、その突きを回避しながら着地し、距離を取ったと思いきや、すぐに平突きを放つ。その突きは深々とルーディアスの脇腹に刺さるのだが、同時にルーディアスの双剣がマシルの足と腹を貫いたのであった。
「強いですね……ルーディアス様」
「お前もだよ……マシル」
「どっちが勝ちでしょうね」
「うーん。引き分け……かな」
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「すごかったな、クルード」
「ああ、良いものを見た」
クルードとロワンが感心している。
「ちょっと、なに感心してるんですか!」
「大丈夫だ。フィリア、治療を頼む」
「私になすりつけないでくださいよー」
お互いに達人である。急所を避けて攻撃したのであろうが、傷口の深さは尋常ではない。直ぐ様二人の治療をするフィリアに申し訳無さそうなマシルとルーディアスであった。
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