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魔法剣士予選大会編
第三十二話 魔法剣士大会の準備
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屋敷の庭で向き合う、僕とニャーメイドさん。
僕は、ダウジングのターゲティングをニャーメイドにし、一気に詰め寄る。
僕の放った剣撃は、避けようとするニャーメイドを自動的に軌道補正した。
しかし、刀身がニャーメイドさんに触れることはない。
「くそー。なんで一撃も当たらないんだ」
「ソレはライカ様が、遅すぎるからです。まだ鶏の方がいい動きです」
「まったく、ひどい口撃だよ、ニャーメイドさん……」
ニャーメイドさんの口撃はいつも容赦がない。
「事実デス。そもそも人間は反射速度が動物や魔獣より遅いデス。だから鶏の方がいい動きなのは事実デス」
「そうなのか。確かに……人間って不便だな」
「デモ、ライカ様は他の人間より良い方デス」
「あ、ありがとう。うーん、何かいい方法はないかなぁ」
手合わせをしていた、僕らのところに、料理長さんが現れる。
「精が出ますな。ライカ坊っちゃん」
「うん。夢にまで見た魔法剣士大会がもうすぐだからね」
「あまり、無理はなさらぬように。坊っちゃんは夢中になったら止まらない性分なので」
「うん。わかったよ」
料理長さんは、服に付いた汚れを手で払いながら、僕に休憩を促す。
「さて、私も、鶏小屋の掃除が終わったので、ティータイムにしましょうか」
◇◇◇
昼から、厨房に籠もっていたルシアが、お茶と焼き菓子を持って入ってくる。
「今日はオーレスの街で買ってきたミントの入った紅茶と、焼き立てのフィナンシェです」
「ウニャニャ、いい匂いニャ。なんニャこの匂いは」
「焦がしたバターと木の実なの。いい匂いでしょ」
部屋に広がる焼き菓子の香りは、訓練で疲れた僕の身体が欲している甘い香りだ。
「ウニャ。ルシアは菓子作りの天才ニャ」
「うふふ。ありがと小白虎ちゃん」
「マタタビ酒に合いそうニャ」
マタタビ酒にハマってからというもの、昼から酔っ払っている小白虎。
「小白虎はなんでもマタタビ酒に合うんだろ?」
「ウニャ。マタタビ酒は最高ニャ」
この酒カス猫が、この地の守護聖獣だとは信じられない。
その様子を、微笑ましく眺めている料理長さんは、思い出したかのように言う。
「そういえば、ライカ坊っちゃん、いつ王都に発つのですか?」
「んっとね、明後日、ここを出発して、オーレスの街で選抜した剣士と合流する予定なんだ」
「やはり強敵はホワイトス公爵の部隊で?」
普段、ホワイトス家の名前が出ると嫌な顔をする料理長さんが、自らその名前を口にする。
「うん。ホワイトスの部隊は、皆、三つ星だろうし、更には四つ星のフィンも大将として出るだろうな」
「坊っちゃん、もしかしたら、フィン坊っちゃんが報告してるかも知れませんが、もし、そうでなかったら……」
僕が勘当され、ホワイトス家を出ていったあと、僕の存在は、死んだものとされていたみたいだ。
それはそうだろう。無能の子供が森を通らなければ行けない別荘に向かわされたのだ。
魔獣が増えてきた森で子供が一人で抜けられるわけない。
……。それがわかってて、この屋敷のある場所を充てがったということらしい。
「父上……そんなに僕のことを」
「嫌なことをお聞かせして、すみません、ライカ坊っちゃん」
料理長さんが悲しい顔をしながら、布に包まれた物を僕に手渡した。
「なので、これをお渡ししておきます」
包を開こうとした瞬間、マウラさんが、慌ただしく部屋に入ってくる。
「おい! ライカ。なんとか間に合ったぞ」
「わ、マウラさん、汗臭っ」
「気にするな! 風呂に入る時間もないくらい時間がかかっちまってな。ほれ。受け取れ」
僕が、マウラさんから渡された刀を鞘から抜くと、綺麗に輝く波紋が目に入る。
料理長さんが愛用している、白虎の包丁と同じ輝きだ。
「こ、これ」
「おう、刃の部分は白虎様の爪を素材にしたんだ」
形状は、先日マウラさんが作ってくれた、繋ぎとして貰った刀と一緒だ。
僕は、しばらく、刀身の美しさに魅入っていた。
この刃、白虎の爪ということは、魔力を付与させなくても魔獣を切り裂くほどの切れ味だろう。
「わかっていると思うが、白虎様の爪の切れ味だ。対人戦の時は峰で戦わないと、相手の剣ごと真っ二つにしてしまうから気をつけろよ」
そうか、峰打ちで戦えるように、直刀の形状にしてくれたのか。
さすが、鍛冶神と言われるだけはある。
試し斬りしたくてウズウズする。
「ありがとうマウラさん。」
「おうよ、わしも人生最高傑作が出来て感無量じゃわい。今日は火酒をかっくらって寝るぞい」
マウラさんは、両手に火酒の瓶を持って、大あくびをしながら、部屋を出ていく。
酒を飲む前に、お風呂に入ったほうがいいと思う。布団を選択するニャーメイドさんが怒らないか心配だ。
◇◇◇
いよいよ、出発の日が来た。
この日は、よく晴れた。その日差しはいつもより明るく温かい。
僕を応援してくれているのかと感じるさせる。
小さい頃からの夢、魔法剣士大会への出場が目の前にある。
期待を胸に、皆で馬車に乗り込み、屋敷を後にする。
僕は、ダウジングのターゲティングをニャーメイドにし、一気に詰め寄る。
僕の放った剣撃は、避けようとするニャーメイドを自動的に軌道補正した。
しかし、刀身がニャーメイドさんに触れることはない。
「くそー。なんで一撃も当たらないんだ」
「ソレはライカ様が、遅すぎるからです。まだ鶏の方がいい動きです」
「まったく、ひどい口撃だよ、ニャーメイドさん……」
ニャーメイドさんの口撃はいつも容赦がない。
「事実デス。そもそも人間は反射速度が動物や魔獣より遅いデス。だから鶏の方がいい動きなのは事実デス」
「そうなのか。確かに……人間って不便だな」
「デモ、ライカ様は他の人間より良い方デス」
「あ、ありがとう。うーん、何かいい方法はないかなぁ」
手合わせをしていた、僕らのところに、料理長さんが現れる。
「精が出ますな。ライカ坊っちゃん」
「うん。夢にまで見た魔法剣士大会がもうすぐだからね」
「あまり、無理はなさらぬように。坊っちゃんは夢中になったら止まらない性分なので」
「うん。わかったよ」
料理長さんは、服に付いた汚れを手で払いながら、僕に休憩を促す。
「さて、私も、鶏小屋の掃除が終わったので、ティータイムにしましょうか」
◇◇◇
昼から、厨房に籠もっていたルシアが、お茶と焼き菓子を持って入ってくる。
「今日はオーレスの街で買ってきたミントの入った紅茶と、焼き立てのフィナンシェです」
「ウニャニャ、いい匂いニャ。なんニャこの匂いは」
「焦がしたバターと木の実なの。いい匂いでしょ」
部屋に広がる焼き菓子の香りは、訓練で疲れた僕の身体が欲している甘い香りだ。
「ウニャ。ルシアは菓子作りの天才ニャ」
「うふふ。ありがと小白虎ちゃん」
「マタタビ酒に合いそうニャ」
マタタビ酒にハマってからというもの、昼から酔っ払っている小白虎。
「小白虎はなんでもマタタビ酒に合うんだろ?」
「ウニャ。マタタビ酒は最高ニャ」
この酒カス猫が、この地の守護聖獣だとは信じられない。
その様子を、微笑ましく眺めている料理長さんは、思い出したかのように言う。
「そういえば、ライカ坊っちゃん、いつ王都に発つのですか?」
「んっとね、明後日、ここを出発して、オーレスの街で選抜した剣士と合流する予定なんだ」
「やはり強敵はホワイトス公爵の部隊で?」
普段、ホワイトス家の名前が出ると嫌な顔をする料理長さんが、自らその名前を口にする。
「うん。ホワイトスの部隊は、皆、三つ星だろうし、更には四つ星のフィンも大将として出るだろうな」
「坊っちゃん、もしかしたら、フィン坊っちゃんが報告してるかも知れませんが、もし、そうでなかったら……」
僕が勘当され、ホワイトス家を出ていったあと、僕の存在は、死んだものとされていたみたいだ。
それはそうだろう。無能の子供が森を通らなければ行けない別荘に向かわされたのだ。
魔獣が増えてきた森で子供が一人で抜けられるわけない。
……。それがわかってて、この屋敷のある場所を充てがったということらしい。
「父上……そんなに僕のことを」
「嫌なことをお聞かせして、すみません、ライカ坊っちゃん」
料理長さんが悲しい顔をしながら、布に包まれた物を僕に手渡した。
「なので、これをお渡ししておきます」
包を開こうとした瞬間、マウラさんが、慌ただしく部屋に入ってくる。
「おい! ライカ。なんとか間に合ったぞ」
「わ、マウラさん、汗臭っ」
「気にするな! 風呂に入る時間もないくらい時間がかかっちまってな。ほれ。受け取れ」
僕が、マウラさんから渡された刀を鞘から抜くと、綺麗に輝く波紋が目に入る。
料理長さんが愛用している、白虎の包丁と同じ輝きだ。
「こ、これ」
「おう、刃の部分は白虎様の爪を素材にしたんだ」
形状は、先日マウラさんが作ってくれた、繋ぎとして貰った刀と一緒だ。
僕は、しばらく、刀身の美しさに魅入っていた。
この刃、白虎の爪ということは、魔力を付与させなくても魔獣を切り裂くほどの切れ味だろう。
「わかっていると思うが、白虎様の爪の切れ味だ。対人戦の時は峰で戦わないと、相手の剣ごと真っ二つにしてしまうから気をつけろよ」
そうか、峰打ちで戦えるように、直刀の形状にしてくれたのか。
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「ありがとうマウラさん。」
「おうよ、わしも人生最高傑作が出来て感無量じゃわい。今日は火酒をかっくらって寝るぞい」
マウラさんは、両手に火酒の瓶を持って、大あくびをしながら、部屋を出ていく。
酒を飲む前に、お風呂に入ったほうがいいと思う。布団を選択するニャーメイドさんが怒らないか心配だ。
◇◇◇
いよいよ、出発の日が来た。
この日は、よく晴れた。その日差しはいつもより明るく温かい。
僕を応援してくれているのかと感じるさせる。
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