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ライカと白虎編
第二十六話 対魔法剣の戦い方講座
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「今日は、実際に魔法剣を使った実習を行います。その前に、ちょっと座学を」
僕は、修練場に黒板を運び込み、石灰を練り固めたチョークで図解する。
「火、氷、風、などの属性スキルを木剣に付与すると、どうなる?」
「木剣が壊れます!」
「うん正解!」
そう。スキルを付与できる素材というものは、属性によって様々だ。
僕のような『ダウジング』。あとは、土属性も物によっては木剣に付与することが出来る。
そこで、魔法剣士は通常、大体の属性のスキルを付与できる剣を使うんだ。
雷などのレアスキルは、感電しないために鍔と柄の部分にゴムをあしらったものであったり、槍を使ったり。
土属性を盾に付与する。なんてことも聞いたことがある。
「スキルの星の数では何が変わると思う?」
「い、威力ですか?」
「うん。半分正解。だと思う。僕の見解だと、魔力量なんだ」
星の数で、魔力量が決まる。修練によって星の数、すなわち、魔力量は増えないんだけど、実は魔力の凝縮率が高くなっていく。
「だから、仮に、一つ星と二つ星の氷同士がぶつかっても、修練によっては一つ星の威力のほうが強くなるってことなんだ。ただその場合、濃縮した魔力に耐えられる武器自体の強さが必よ」
「教官! 頭が破裂しそうです……」
「ははは。やっぱり、難しいか」
「わかりやすく言うと、魔法剣士としての強さは『星の数』✕『熟練度』✕『剣技』✕『武器自体の強さ』ということになるんだ」
「それならなんとか理解できます」
よかった。一旦、ここまで説明すれば、後は実際にやってみるのが良いかな。
剣士たちに均等な間隔を開けて立つように指示をだす。
「まずは、自分の剣に魔力を付与してください」
「「はい!」」
「そして、スキルを発動しないでそのまま維持」
「え! と、止まりません」
「わわっ! 急に言われても……ああっ」
次々と、それぞれの属性のスキルが上空へと発射されていく。
「剣の刃に魔力を留めたままで戦うことが出来るようにならなければダメなんだ」
「そんな器用なこと、すごく難しくないですか?」
「練習あるのみ! さて、そこの人、あ、マウラさんの飲み仲間のトマスさん。僕に思いっきり魔法剣を放ってください」
「え? 本当によろしですかい?」
「はい! どうぞ!」
トマスさんが、剣に魔力を込めると刃が赤く光を帯びる。
「『火』炎の矢!」
三本の炎の矢が、一直線に僕に向かってくる。
魔力を込めた剣で、僕はそれを払い除けて見せた。
「「おおおぉぉ」」
「ね。これが、対魔法剣の戦い方なんです」
「今日は、この練習を日が暮れるまで、ひたすらしましょう。開始!」
皆が苦戦している。
魔法の細かい扱いは、本当に難しかった。
僕の場合は『ダウジング』が、どういうスキルなのかわからずに、毎日毎日、剣に魔力を込めるだけの日々を送ってきたから出来るんだけど。
一日や二日で出来るようなものじゃないだろう。
だけど、決して不可能ではない。非戦闘スキルである『ダウジング』でも四つ星レアスキルと戦えるんだから。
先ほど、僕に魔法剣を放ったトマスさんという剣士。
マウラさんと飲み仲間で、ここのところ毎晩飲み歩いているちょっと間抜けな人。
なんと、この日に魔力の維持をできたのが、このトマスさんだった。
「あ、できちまいました」
みんながトマスさんに注目する。
まだ、完全に安定はしていないが、確かに魔力の維持をしている。
「え? すごい……まさか一日で出来る人がいるとは」
「なんか、オイラ、コツを掴んだみてぇですな」
感覚というか、器用というか、魔力操作にはそういう物があるのかも知れない。
これができれば、次の段階に進める。
剣に魔力を維持したままでの、剣技による直接攻撃だ。
「じゃぁ、トマスさん、そのままの状態で、僕の剣撃を受け止めて見てください」
「へ、へい」
僕は、剣に魔力を付与し、トマスさんの剣に攻撃をした。
「パキィィィィン」
甲高い、剣の折れる音が鳴り響く。
僕の剣は折れ、弧を描いて飛んだ、刃の先が地面にへと突き刺さる。
「は?」
「へ?」
「なぜ、僕の剣が折れるんだぁぁぁ」
僕の剣は、西の地一番の名工が打った、名剣なのに……。
一〇歳になった誕生日、父上から頂いた二振りの剣。僕の唯一の宝物だったのに。
まさか、この剣が、一般の魔法剣士の持つ剣に折られるとは思ってもいなかった。
「おお! さすがマウラ様に作ってもらった剣だ」
「え? それ、マウラさんが作った剣なの?」
「へい! 飲み友達の証だと……」
「「おい! トマスだけ、ずるいぞ」」
そういや、マウラさんが、酒によった勢いで、剣を作る約束したって言ってたな。
「今日の訓練はこれで終わりにしよう! 個人練習できるから、各自、練習しておくように」
僕は、急いで訓練場を後にした。
街中の酒場を走り回っている。
「ハァハァ、やっぱりここにいた!」
「おう! ライカ。もう訓練終わったのか。わしと白虎様も今、ちょうど飲み始めたところじゃ」
「そんなことより、僕の剣を作ってくれないか!」
「ん? 別に構わんが。どうした急に」
この後、マウラの剣は、このオーレス子爵領の魔法剣士部隊に大きな影響を与えることになる。
★☆★☆★☆★☆★☆
コメントが嬉しすぎて、筆が進みます!ありがとうございます。
今日は、四話分更新がんばります!
次は今日の11:10です
応援、おねがいしますニャ (ΦωΦ)
僕は、修練場に黒板を運び込み、石灰を練り固めたチョークで図解する。
「火、氷、風、などの属性スキルを木剣に付与すると、どうなる?」
「木剣が壊れます!」
「うん正解!」
そう。スキルを付与できる素材というものは、属性によって様々だ。
僕のような『ダウジング』。あとは、土属性も物によっては木剣に付与することが出来る。
そこで、魔法剣士は通常、大体の属性のスキルを付与できる剣を使うんだ。
雷などのレアスキルは、感電しないために鍔と柄の部分にゴムをあしらったものであったり、槍を使ったり。
土属性を盾に付与する。なんてことも聞いたことがある。
「スキルの星の数では何が変わると思う?」
「い、威力ですか?」
「うん。半分正解。だと思う。僕の見解だと、魔力量なんだ」
星の数で、魔力量が決まる。修練によって星の数、すなわち、魔力量は増えないんだけど、実は魔力の凝縮率が高くなっていく。
「だから、仮に、一つ星と二つ星の氷同士がぶつかっても、修練によっては一つ星の威力のほうが強くなるってことなんだ。ただその場合、濃縮した魔力に耐えられる武器自体の強さが必よ」
「教官! 頭が破裂しそうです……」
「ははは。やっぱり、難しいか」
「わかりやすく言うと、魔法剣士としての強さは『星の数』✕『熟練度』✕『剣技』✕『武器自体の強さ』ということになるんだ」
「それならなんとか理解できます」
よかった。一旦、ここまで説明すれば、後は実際にやってみるのが良いかな。
剣士たちに均等な間隔を開けて立つように指示をだす。
「まずは、自分の剣に魔力を付与してください」
「「はい!」」
「そして、スキルを発動しないでそのまま維持」
「え! と、止まりません」
「わわっ! 急に言われても……ああっ」
次々と、それぞれの属性のスキルが上空へと発射されていく。
「剣の刃に魔力を留めたままで戦うことが出来るようにならなければダメなんだ」
「そんな器用なこと、すごく難しくないですか?」
「練習あるのみ! さて、そこの人、あ、マウラさんの飲み仲間のトマスさん。僕に思いっきり魔法剣を放ってください」
「え? 本当によろしですかい?」
「はい! どうぞ!」
トマスさんが、剣に魔力を込めると刃が赤く光を帯びる。
「『火』炎の矢!」
三本の炎の矢が、一直線に僕に向かってくる。
魔力を込めた剣で、僕はそれを払い除けて見せた。
「「おおおぉぉ」」
「ね。これが、対魔法剣の戦い方なんです」
「今日は、この練習を日が暮れるまで、ひたすらしましょう。開始!」
皆が苦戦している。
魔法の細かい扱いは、本当に難しかった。
僕の場合は『ダウジング』が、どういうスキルなのかわからずに、毎日毎日、剣に魔力を込めるだけの日々を送ってきたから出来るんだけど。
一日や二日で出来るようなものじゃないだろう。
だけど、決して不可能ではない。非戦闘スキルである『ダウジング』でも四つ星レアスキルと戦えるんだから。
先ほど、僕に魔法剣を放ったトマスさんという剣士。
マウラさんと飲み仲間で、ここのところ毎晩飲み歩いているちょっと間抜けな人。
なんと、この日に魔力の維持をできたのが、このトマスさんだった。
「あ、できちまいました」
みんながトマスさんに注目する。
まだ、完全に安定はしていないが、確かに魔力の維持をしている。
「え? すごい……まさか一日で出来る人がいるとは」
「なんか、オイラ、コツを掴んだみてぇですな」
感覚というか、器用というか、魔力操作にはそういう物があるのかも知れない。
これができれば、次の段階に進める。
剣に魔力を維持したままでの、剣技による直接攻撃だ。
「じゃぁ、トマスさん、そのままの状態で、僕の剣撃を受け止めて見てください」
「へ、へい」
僕は、剣に魔力を付与し、トマスさんの剣に攻撃をした。
「パキィィィィン」
甲高い、剣の折れる音が鳴り響く。
僕の剣は折れ、弧を描いて飛んだ、刃の先が地面にへと突き刺さる。
「は?」
「へ?」
「なぜ、僕の剣が折れるんだぁぁぁ」
僕の剣は、西の地一番の名工が打った、名剣なのに……。
一〇歳になった誕生日、父上から頂いた二振りの剣。僕の唯一の宝物だったのに。
まさか、この剣が、一般の魔法剣士の持つ剣に折られるとは思ってもいなかった。
「おお! さすがマウラ様に作ってもらった剣だ」
「え? それ、マウラさんが作った剣なの?」
「へい! 飲み友達の証だと……」
「「おい! トマスだけ、ずるいぞ」」
そういや、マウラさんが、酒によった勢いで、剣を作る約束したって言ってたな。
「今日の訓練はこれで終わりにしよう! 個人練習できるから、各自、練習しておくように」
僕は、急いで訓練場を後にした。
街中の酒場を走り回っている。
「ハァハァ、やっぱりここにいた!」
「おう! ライカ。もう訓練終わったのか。わしと白虎様も今、ちょうど飲み始めたところじゃ」
「そんなことより、僕の剣を作ってくれないか!」
「ん? 別に構わんが。どうした急に」
この後、マウラの剣は、このオーレス子爵領の魔法剣士部隊に大きな影響を与えることになる。
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