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22話
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◇◇◇
ーーホブゴブリンの討伐から一夜明けた今日。
【鑑定士】トビは、いつも通りクエストを受けるためにギルドに来ていた。
昨日あったホブゴブリン発見の情報がすぐに全ギルドに伝わったようで、Fランクのクエストからゴブリン討伐が無くなっていた。
その代わりに、Eランク以上の冒険者宛にホブゴブリンの調査依頼クエストというものが出されていた。
しかし、まだFランクのトビにはその調査依頼は関係ないので、別のクエストを探す。
「ーートビさんにお話があるのですがよろしいですか?」
トビがクエストを選んでいると、急に受付嬢が話しかけてきた。
「はい?」
「これはあくまで相談なんですが、Eランククエストを受けてみませんか?」
「え?」
トビは突如、受付嬢からEランクのクエストを受けないかという話を持ち掛けられたのだ。
それはつまり冒険者のランクを昇格するクエストということになる。
「トビさんはまだ冒険者になって日が浅いのですが、既に十分Eランク冒険者になる技量をお持ちだと思います。
もうEランククエストに挑戦してもいいかなと判断しました。
いかがですか?」
受付嬢の話では、本来ならFランク冒険者からEランク冒険者になるのには、もう少し経験を積んでから挑戦することになるらしい。
しかしトビは、既にFランククエストを規格外の成果でクリアしているし、ホブゴブリンというEランク以上の魔物も討伐している。
それを全て知っている受付嬢は、経験値以上の技量があると判断し、Eランククエストの許可を出したのだ。
これがクリアできれば、はれてEランク冒険者となる。
「いいですね。
何のクエストになりますか?」
受付嬢の話を聞いて、トビは乗り気になっていた。
冒険者になった以上、高みを目指したいという気持ちはトビにもあり、早くもチャンスが舞い込んできたことに嬉しくもあったのだ。
「今回行ってもらいたいEランククエストは、ウルフ討伐になります」
「ウルフですか・・・」
トビは既にその魔物を知っている。
冒険者を助けた時に出会った魔物だ。
「そういえば、トビさんは既にウルフと出会っていましたね」
冒険者を助けた話は受付嬢にもしていたので、既にトビがウルフと出会っていることを知っていた。
ただ、受付嬢が知らないのは、トビが既にウルフの討伐を行なっていることだ。
「そのクエスト受けます」
トビには既にウルフを討伐した経験があるので、すぐにそのクエストを受けることにした。
あの時は、ウルフがEランクの魔物と知らなかったし、トビはまだ戦闘経験が浅い時でもあった。
今なら、戦闘経験も増えて、あの時よりも安全に討伐できると思ったのだ。
ーーホブゴブリンの討伐から一夜明けた今日。
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昨日あったホブゴブリン発見の情報がすぐに全ギルドに伝わったようで、Fランクのクエストからゴブリン討伐が無くなっていた。
その代わりに、Eランク以上の冒険者宛にホブゴブリンの調査依頼クエストというものが出されていた。
しかし、まだFランクのトビにはその調査依頼は関係ないので、別のクエストを探す。
「ーートビさんにお話があるのですがよろしいですか?」
トビがクエストを選んでいると、急に受付嬢が話しかけてきた。
「はい?」
「これはあくまで相談なんですが、Eランククエストを受けてみませんか?」
「え?」
トビは突如、受付嬢からEランクのクエストを受けないかという話を持ち掛けられたのだ。
それはつまり冒険者のランクを昇格するクエストということになる。
「トビさんはまだ冒険者になって日が浅いのですが、既に十分Eランク冒険者になる技量をお持ちだと思います。
もうEランククエストに挑戦してもいいかなと判断しました。
いかがですか?」
受付嬢の話では、本来ならFランク冒険者からEランク冒険者になるのには、もう少し経験を積んでから挑戦することになるらしい。
しかしトビは、既にFランククエストを規格外の成果でクリアしているし、ホブゴブリンというEランク以上の魔物も討伐している。
それを全て知っている受付嬢は、経験値以上の技量があると判断し、Eランククエストの許可を出したのだ。
これがクリアできれば、はれてEランク冒険者となる。
「いいですね。
何のクエストになりますか?」
受付嬢の話を聞いて、トビは乗り気になっていた。
冒険者になった以上、高みを目指したいという気持ちはトビにもあり、早くもチャンスが舞い込んできたことに嬉しくもあったのだ。
「今回行ってもらいたいEランククエストは、ウルフ討伐になります」
「ウルフですか・・・」
トビは既にその魔物を知っている。
冒険者を助けた時に出会った魔物だ。
「そういえば、トビさんは既にウルフと出会っていましたね」
冒険者を助けた話は受付嬢にもしていたので、既にトビがウルフと出会っていることを知っていた。
ただ、受付嬢が知らないのは、トビが既にウルフの討伐を行なっていることだ。
「そのクエスト受けます」
トビには既にウルフを討伐した経験があるので、すぐにそのクエストを受けることにした。
あの時は、ウルフがEランクの魔物と知らなかったし、トビはまだ戦闘経験が浅い時でもあった。
今なら、戦闘経験も増えて、あの時よりも安全に討伐できると思ったのだ。
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