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夜3
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とても痛かった。
全く大丈夫じゃなかった。リサは激怒したいところだったが、疲れていたので睡眠を優先した。
嘘つきの夫もリサの体に腕を回して寝ているようだ。腕が重いのでヨイショとどかし、安心して眠りに落ちた。
何か違和感がある。
股の違和感ではない。リサは目を覚ました。まだ室内は暗い。ふとお腹の方を見ると腕が目に入った。ぼうっと見ていると、背中側から回された太い腕に付いている大きな手がモゾモゾとリサの胸をまさぐっている。ああ、結婚したんだっけとボンヤリと考えていると、反対の手がまだ痛みを訴えるリサの大事な所に到達した。
一気に覚醒したリサは肘を振り上げた。
「んぐぁっ」
見事顔面にヒットした。
「まあ! 申し訳ありません旦那様。私びっくりしてしまって」
白々しく向き合って、どこにあたったのかは分からないが、取り敢えず頬にそっと手を添えた。
「いや、大丈夫だ。それよりも……」
添えた手の上から手を重ねてゆっくりと離される。
そしてリサに口付けながら覆いかぶさってきた。
「旦那様、あの私、まだ体が辛いのですが」
「大丈夫だ。すぐ慣れる」
リサは夫の首を絞めたくなった。
が、力では敵わない為、恥じらいながら体勢を変えるフリをして脚で股間を狙う。
しかし十分なスペースが得られず不発に終わった。
リサは真剣にお願いする事にした。
「旦那様。まだ痛いのです」
「よし。舐めて治してやろう」
(ふざけんなボケですわあ!!)
既に舐め始めている。腫れているのか感覚がよく分からない。
短い金髪の頭を見ながら、この髪をギュウギュウ引っ掴んでやろうかと考えていると、突然刺激が走った。
リサの体がビクッと反応したのが分かったのだろう。ソコを重点的に責めてくる。
(あ、これは気持ちいいわ……でも痛いのは嫌……ああでも……)
止めるべきか悩んでいると、両脚を持ち上げられた。
「待って!! 待ってください!!」
「待てない。大丈夫だ」
オリフィエルの“大丈夫”が大丈夫だった事などない。
「私、良い物を持ってます!! 気持ちいい物です!! 是非旦那様と試してみたいわ!」
動きが止まった。
「それを塗ると、とっても気持ち良くなるんですって。ねえ、旦那様。私のココに香油を塗ってくださらない?」
サイドテーブルの上の香油を指差してから、身をくねらせて自らの股を見せつける。
夫が激しく励もうとするたびにリサは甘く囁く。
「ゆっくり動いた方が高まるんですって」
「私の胸を旦那様のお口で慰めてください」
「ああ! こんな所にも香油が付いてしまいました。ねえ、旦那様。これどうしたらいいとおもいます?」
リサは必死で自分の体を守りつつ、なるべく自身の快楽も得られるよう奮闘した。
二度目は長く、窓の外が白む頃、二人は墜落するように眠った。
全く大丈夫じゃなかった。リサは激怒したいところだったが、疲れていたので睡眠を優先した。
嘘つきの夫もリサの体に腕を回して寝ているようだ。腕が重いのでヨイショとどかし、安心して眠りに落ちた。
何か違和感がある。
股の違和感ではない。リサは目を覚ました。まだ室内は暗い。ふとお腹の方を見ると腕が目に入った。ぼうっと見ていると、背中側から回された太い腕に付いている大きな手がモゾモゾとリサの胸をまさぐっている。ああ、結婚したんだっけとボンヤリと考えていると、反対の手がまだ痛みを訴えるリサの大事な所に到達した。
一気に覚醒したリサは肘を振り上げた。
「んぐぁっ」
見事顔面にヒットした。
「まあ! 申し訳ありません旦那様。私びっくりしてしまって」
白々しく向き合って、どこにあたったのかは分からないが、取り敢えず頬にそっと手を添えた。
「いや、大丈夫だ。それよりも……」
添えた手の上から手を重ねてゆっくりと離される。
そしてリサに口付けながら覆いかぶさってきた。
「旦那様、あの私、まだ体が辛いのですが」
「大丈夫だ。すぐ慣れる」
リサは夫の首を絞めたくなった。
が、力では敵わない為、恥じらいながら体勢を変えるフリをして脚で股間を狙う。
しかし十分なスペースが得られず不発に終わった。
リサは真剣にお願いする事にした。
「旦那様。まだ痛いのです」
「よし。舐めて治してやろう」
(ふざけんなボケですわあ!!)
既に舐め始めている。腫れているのか感覚がよく分からない。
短い金髪の頭を見ながら、この髪をギュウギュウ引っ掴んでやろうかと考えていると、突然刺激が走った。
リサの体がビクッと反応したのが分かったのだろう。ソコを重点的に責めてくる。
(あ、これは気持ちいいわ……でも痛いのは嫌……ああでも……)
止めるべきか悩んでいると、両脚を持ち上げられた。
「待って!! 待ってください!!」
「待てない。大丈夫だ」
オリフィエルの“大丈夫”が大丈夫だった事などない。
「私、良い物を持ってます!! 気持ちいい物です!! 是非旦那様と試してみたいわ!」
動きが止まった。
「それを塗ると、とっても気持ち良くなるんですって。ねえ、旦那様。私のココに香油を塗ってくださらない?」
サイドテーブルの上の香油を指差してから、身をくねらせて自らの股を見せつける。
夫が激しく励もうとするたびにリサは甘く囁く。
「ゆっくり動いた方が高まるんですって」
「私の胸を旦那様のお口で慰めてください」
「ああ! こんな所にも香油が付いてしまいました。ねえ、旦那様。これどうしたらいいとおもいます?」
リサは必死で自分の体を守りつつ、なるべく自身の快楽も得られるよう奮闘した。
二度目は長く、窓の外が白む頃、二人は墜落するように眠った。
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