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魔法学校編
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「レタア! 感謝はしますけど、なんて無茶するのよ!」
「記憶をなくしたのも、魔力を使いすぎたからじゃないのか!?」
「それはありそう! で、レタア、実際どうなの!?」
グリタリア、ガウディロ、ユーリ、の順番で詰め寄られるワシ。なんじゃ、この図。
というのも、ワシが四人に防御魔法を掛けた(らしい)ことをニイナが三人に話したんじゃよ。そうしたらこうなった。何故。
「あたし達なんかのために魔力を、それも高度な魔法を使い続けるなんて、馬鹿じゃないの!?」
「と、言われても……ワシ、その魔法を掛けた時の心情なんて覚えてなくてな、そう言われてもどう反応して良いか……」
ほとほと困り果てている、と言うような表情を作ってそう言ってみる。すると四人は揃って気まずい空気を醸し出す。
ああ、責めたくて言ったわけじゃあないのに。言葉のチョイスを間違えたと自責する。
「ま、まあ、ワシの魔力はこれしきでは空にならないからな! 心配御無用! じゃ!」
「でも……」
「レタア。僕達はね、守られるだけじゃあ嫌なんだ。確かにレタアは魔力が多いらしい。でも、僕達に出来ることは自分達でやっていきたい。だから、ええと、今は無理でも、いつかはレタアを守れるくらいまで強くなるから!」
そう言ってから『あれ、僕の言葉、支離滅裂?』だなんて苦笑するガウディロ。でも言いたいことはなんとなく分かった。
「じゃあ早く守ってもらえるように、鍛錬、もっと厳しくいってもいいんじゃな?」
そう言ってニヤリと (冗談めかして)笑うと、四人は顔を青ざめさせながらよ、よろしく……と声を震わせたのだった。
今日も底をつくまで魔法を使い続け、体力気力共に無くなった四人は地面に倒れ込む。ゼーハーと荒い息を整えている間暇になってしまうワシは、四人に回復魔法をほんの少しだけ掛けてあげることにした。
使いすぎてついこの間のワシの二の舞にならんように、ほんの少しだけ。
「なぁ、そういえば来週の交流会って何をするんじゃ?」
後で質問しようと思っていたことを今思い出した。ということで聞いてみると、情報通のユーリが息を整えながらポツリポツリと教えてくれた。
纏めると、
・魔法技術の向上や人脈形成といった利点のために開かれている
・しかし今では上のクラスにしか利がないものになっている
・Iクラスなんて特にただの馴れ合いにしかならない意味のない会になっているのが現状
・だからIクラスの担任(笑)は行かない、がまかり通ってしまう
とのこと。ふむふむ、何となく雰囲気が分かった気がするな。あまり気が進まないが、何事も経験! と気合を入れることにした。
「記憶をなくしたのも、魔力を使いすぎたからじゃないのか!?」
「それはありそう! で、レタア、実際どうなの!?」
グリタリア、ガウディロ、ユーリ、の順番で詰め寄られるワシ。なんじゃ、この図。
というのも、ワシが四人に防御魔法を掛けた(らしい)ことをニイナが三人に話したんじゃよ。そうしたらこうなった。何故。
「あたし達なんかのために魔力を、それも高度な魔法を使い続けるなんて、馬鹿じゃないの!?」
「と、言われても……ワシ、その魔法を掛けた時の心情なんて覚えてなくてな、そう言われてもどう反応して良いか……」
ほとほと困り果てている、と言うような表情を作ってそう言ってみる。すると四人は揃って気まずい空気を醸し出す。
ああ、責めたくて言ったわけじゃあないのに。言葉のチョイスを間違えたと自責する。
「ま、まあ、ワシの魔力はこれしきでは空にならないからな! 心配御無用! じゃ!」
「でも……」
「レタア。僕達はね、守られるだけじゃあ嫌なんだ。確かにレタアは魔力が多いらしい。でも、僕達に出来ることは自分達でやっていきたい。だから、ええと、今は無理でも、いつかはレタアを守れるくらいまで強くなるから!」
そう言ってから『あれ、僕の言葉、支離滅裂?』だなんて苦笑するガウディロ。でも言いたいことはなんとなく分かった。
「じゃあ早く守ってもらえるように、鍛錬、もっと厳しくいってもいいんじゃな?」
そう言ってニヤリと (冗談めかして)笑うと、四人は顔を青ざめさせながらよ、よろしく……と声を震わせたのだった。
今日も底をつくまで魔法を使い続け、体力気力共に無くなった四人は地面に倒れ込む。ゼーハーと荒い息を整えている間暇になってしまうワシは、四人に回復魔法をほんの少しだけ掛けてあげることにした。
使いすぎてついこの間のワシの二の舞にならんように、ほんの少しだけ。
「なぁ、そういえば来週の交流会って何をするんじゃ?」
後で質問しようと思っていたことを今思い出した。ということで聞いてみると、情報通のユーリが息を整えながらポツリポツリと教えてくれた。
纏めると、
・魔法技術の向上や人脈形成といった利点のために開かれている
・しかし今では上のクラスにしか利がないものになっている
・Iクラスなんて特にただの馴れ合いにしかならない意味のない会になっているのが現状
・だからIクラスの担任(笑)は行かない、がまかり通ってしまう
とのこと。ふむふむ、何となく雰囲気が分かった気がするな。あまり気が進まないが、何事も経験! と気合を入れることにした。
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