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追い出されたよ編
2-19
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「一番人気はどれじゃ?」
自分で選ぶのもいいが、ここはやはり熟知している者からのオススメを聞くべきじゃと思ったのじゃ! ……断じて迷う時間を減らそうだなんて考えてはいないぞ。
「一番人気かい? そうだねぇ、ここら辺は冒険者が多いからか、ガッツリ系が人気さね。その中でもステーキ定食は特に自慢さ。」
鼻高々にそう言うマドレン。ほうほう、そうなのか。ステーキ定食か……ふむ。
「じゃあそのステーキ定食を一つお願いするのじゃ!」
「あいよ!」
お腹の空き具合的に、ガッツリ系はちょうどいい。じゅるり、早く来ないかのぅ!
首を長くしてステーキ定食を待つ。
「はい、ステーキ定食だよ。」
「ありがとうなのじゃ!」
ドン、とテーブルに置かれたステーキ定食。真ん中にステーキ、両隣にパンとスープが。お、ここの定食にはサラダも付いているのか! 豪華じゃな!
ワシの目がキラキラと輝いているのが自分でも分かった。
「ぐぅぎゅるるる~るるる」
お腹も『早く食べろやゴルァ!』と言わんばかりに鳴り響く。うむうむ、そんなに急かさなくても今食べるさ!
「いただきます!」
もぐり、まずはサラダから。噛むたびにシャキシャキとレタスときゅうりが鳴る。新鮮なのがよく分かるのぅ。ドレッシングは……オリーブオイルかの? 実に美味じゃ。
スープは……あっさり塩味。辛くも甘くもなくてちょうど良いの。あ、このパンを付けて食べたら美味いかもしれん。
そう考えたワシはパンを一口大に千切り、スープに付ける。ふむ、これでパンは柔らかくなった。うまうま。
さてさてメインのステーキじゃ。それを一口大に切り、パクリと食べる。ふぉぉ、肉汁が口の中で溢れてこぼれ落ちそうじゃ。お肉、お肉、うまうま。いい塩加減じゃな。
「レタア、どうだい? 美味いだろう?」
「うむ! とても美味じゃ!」
マドレンが接客の合間にワシを気にかけてくれた。マドレンは優しいのぅ。心までほくほくじゃな!
「ご馳走さま。けふ……」
美味しかった。満腹満腹。お腹をさすって満足感に浸る。
「いい食べっぷりだったね!」
「うむ! とても美味じゃった!」
「お、嬉しいこと言ってくれるじゃあないか!」
ニッコリ笑顔でマドレンはそう言う。ふむふむ、マドレンもいい人じゃし、料理も美味い。ならばここの常連になる他ないじゃろう。よし、決めた。
「マドレン、またお腹が空いたらここに食べに来るからな。」
「ああ、是非来てくれ。」
お代を払い、マドレンに手を振りながらポロロンを後にする。
自分で選ぶのもいいが、ここはやはり熟知している者からのオススメを聞くべきじゃと思ったのじゃ! ……断じて迷う時間を減らそうだなんて考えてはいないぞ。
「一番人気かい? そうだねぇ、ここら辺は冒険者が多いからか、ガッツリ系が人気さね。その中でもステーキ定食は特に自慢さ。」
鼻高々にそう言うマドレン。ほうほう、そうなのか。ステーキ定食か……ふむ。
「じゃあそのステーキ定食を一つお願いするのじゃ!」
「あいよ!」
お腹の空き具合的に、ガッツリ系はちょうどいい。じゅるり、早く来ないかのぅ!
首を長くしてステーキ定食を待つ。
「はい、ステーキ定食だよ。」
「ありがとうなのじゃ!」
ドン、とテーブルに置かれたステーキ定食。真ん中にステーキ、両隣にパンとスープが。お、ここの定食にはサラダも付いているのか! 豪華じゃな!
ワシの目がキラキラと輝いているのが自分でも分かった。
「ぐぅぎゅるるる~るるる」
お腹も『早く食べろやゴルァ!』と言わんばかりに鳴り響く。うむうむ、そんなに急かさなくても今食べるさ!
「いただきます!」
もぐり、まずはサラダから。噛むたびにシャキシャキとレタスときゅうりが鳴る。新鮮なのがよく分かるのぅ。ドレッシングは……オリーブオイルかの? 実に美味じゃ。
スープは……あっさり塩味。辛くも甘くもなくてちょうど良いの。あ、このパンを付けて食べたら美味いかもしれん。
そう考えたワシはパンを一口大に千切り、スープに付ける。ふむ、これでパンは柔らかくなった。うまうま。
さてさてメインのステーキじゃ。それを一口大に切り、パクリと食べる。ふぉぉ、肉汁が口の中で溢れてこぼれ落ちそうじゃ。お肉、お肉、うまうま。いい塩加減じゃな。
「レタア、どうだい? 美味いだろう?」
「うむ! とても美味じゃ!」
マドレンが接客の合間にワシを気にかけてくれた。マドレンは優しいのぅ。心までほくほくじゃな!
「ご馳走さま。けふ……」
美味しかった。満腹満腹。お腹をさすって満足感に浸る。
「いい食べっぷりだったね!」
「うむ! とても美味じゃった!」
「お、嬉しいこと言ってくれるじゃあないか!」
ニッコリ笑顔でマドレンはそう言う。ふむふむ、マドレンもいい人じゃし、料理も美味い。ならばここの常連になる他ないじゃろう。よし、決めた。
「マドレン、またお腹が空いたらここに食べに来るからな。」
「ああ、是非来てくれ。」
お代を払い、マドレンに手を振りながらポロロンを後にする。
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