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追い出されたよ編
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「……そういえば自己紹介もしていなかったか。それは悪いことをした。すまないな。」
「い、いえっ!」
流石に失礼じゃったよな。申し訳なさと怒られるかもしれない緊張で冷や汗が止まらない。ピシッと姿勢も正す。
「じゃあ改めて自己紹介しよう。俺はモジャヒ。ここのギルドの長だ。」
「ぶふっ!」
不意打ちは良くないぞ。笑ってしまったじゃろうが!
しかしモジャヒか……一文字足すとモジャヒゲ……並び替えるとヒゲもじゃ……
なるほど、生まれた時からヒゲもじゃである運命じゃったのか。ふむふむ。
「ヒゲもじ……モジャヒじゃな。覚えた。ワシはレタア。まあ、家を追い出されたので家名は無しじゃ。」
「レタアだな。覚えておく。何かあれば気軽に相談してくれてもいいからな。」
「ありがとうなのじゃ!」
心強い味方をゲットなのじゃ! 何か分からないことがあればモジャヒに聞こう。よし、決めた。
「さて、そろそろお前さんが持ってきてくれたビッグベアの解体も終わった頃だろうし、今日のところは解散ということで。」
「じゃな。モジャヒ、これから宜しく頼む。」
「ああ。」
立ち上がってモジャヒと握手を交わす。おお、ワシ(十五歳)よりも頭二つ……いや、三つくらい背の高さが違う。モジャヒはでっかいのぅ……
「暇な時はここに寄ってくれてもいいからな。」
「ああ! 是非そうしよう!」
ばいばーいと部屋を後にする。さて、どっちから来たっけ。うーむ。顎に手を当てて悩むが答えが出てくるわけでもなく。
よし、モジャヒに聞くことにしよう。もう一度今までいた部屋の扉を開ける。
「モジャヒ、下の階に行くにはどっちに行けばいい?」
「左だ。」
資料から目を離さずに教えてくれた。相当忙しいのじゃろう。
「ありがとうなのじゃ!」
「はいはい。」
未だ資料から目を離さずにひらひらと手を振るモジャヒ。見ていないじゃろうがワシはもう一度ばいばーいと手を振って部屋を出る。
よし、左じゃったな。指差し確認オーケー。
てくてくと来た道を戻る。
「い、いえっ!」
流石に失礼じゃったよな。申し訳なさと怒られるかもしれない緊張で冷や汗が止まらない。ピシッと姿勢も正す。
「じゃあ改めて自己紹介しよう。俺はモジャヒ。ここのギルドの長だ。」
「ぶふっ!」
不意打ちは良くないぞ。笑ってしまったじゃろうが!
しかしモジャヒか……一文字足すとモジャヒゲ……並び替えるとヒゲもじゃ……
なるほど、生まれた時からヒゲもじゃである運命じゃったのか。ふむふむ。
「ヒゲもじ……モジャヒじゃな。覚えた。ワシはレタア。まあ、家を追い出されたので家名は無しじゃ。」
「レタアだな。覚えておく。何かあれば気軽に相談してくれてもいいからな。」
「ありがとうなのじゃ!」
心強い味方をゲットなのじゃ! 何か分からないことがあればモジャヒに聞こう。よし、決めた。
「さて、そろそろお前さんが持ってきてくれたビッグベアの解体も終わった頃だろうし、今日のところは解散ということで。」
「じゃな。モジャヒ、これから宜しく頼む。」
「ああ。」
立ち上がってモジャヒと握手を交わす。おお、ワシ(十五歳)よりも頭二つ……いや、三つくらい背の高さが違う。モジャヒはでっかいのぅ……
「暇な時はここに寄ってくれてもいいからな。」
「ああ! 是非そうしよう!」
ばいばーいと部屋を後にする。さて、どっちから来たっけ。うーむ。顎に手を当てて悩むが答えが出てくるわけでもなく。
よし、モジャヒに聞くことにしよう。もう一度今までいた部屋の扉を開ける。
「モジャヒ、下の階に行くにはどっちに行けばいい?」
「左だ。」
資料から目を離さずに教えてくれた。相当忙しいのじゃろう。
「ありがとうなのじゃ!」
「はいはい。」
未だ資料から目を離さずにひらひらと手を振るモジャヒ。見ていないじゃろうがワシはもう一度ばいばーいと手を振って部屋を出る。
よし、左じゃったな。指差し確認オーケー。
てくてくと来た道を戻る。
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