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勇者パーティー
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「うぉぉぉ」
叫び声と剣のぶつかる音が響き渡る。
「キルオン!お前はなぜ、なぜ世界を狙う」
魔王キルオン・・・世界征服を掲げる魔物の長
「わしはこの世界が憎い、魔物を悪とし、蔑み 忌み嫌う貴様らが憎い」
キルオンは魔物に生きやすい世界を作るため
世界征服を始めた
「だからって、子供や年寄りを殺すことは無いじゃないか!!」
2人の剣の音が悲しく聞こえた……
2人の足が地面につく
「もう、終わりにしよう」
勇者の一言にキルオンは答える
「あぁ、最後の一撃だ」
2人は最後の技モーションにはいる
「3カウントオーバードライブ」
「暗黒・ヘルヘイム」
勇者の技は剣に気を溜めると同時に体の身体強化・治癒を行う。
相手に向かう際に出るスピードはマッハ3
相手に近づきマッハ3の双斬撃を与える
だが使える時間は3分のみ
キルオンの技は両手に貯めた獄炎を周りに拡散させ、マッハ3のスピードで近づき連続の打撃を与え、好きなタイミングで周りに散らした玉を爆発させる
「「うぉぉぉぉ!!」」
2人は叫びながらマッハ3で近づいた
「死ね!こわっぱがぁぁぁ」
キルオンは勇者に向かい打撃をあてる
「魔王!切り刻むぜ」
勇者の斬撃がで魔王を狙う
両者の剣と拳のぶつかる音は響き渡り
ぶつかる事に音は音撃に変わり周りのものを壊していく。
「その程度か!クソガキ」
音速の中、魔王が勇者に語りかける
「お前こそ!限界なんじゃねぇのか!」
勇者は笑っていたが、実は
"ぐ…腕が…"
「どうした!スピードがおちてきてるぜ」
勇者の左腕の骨が耐えれず折れていのだ
「おいおい!落ちているのはお前の方じゃねぇのかよ」
魔王は眉間にしわをよせ叫んだ
「貴様ごときがなめんじゃねぇ!!」
魔王は拳を勇者のいない所に手から獄炎を
飛ばし、宙に浮かび停止しさせた。
「さぁ!勇者!最高の祭りを始めよう」
魔王が言った直後
「おらぁ!おらぁ!おらあああ」
後ろから獄炎が勇者に向かい飛んでくる
勇者はそれに反応し、獄炎を切り刻む
「姑息な技しか使えないのか!」
魔王はニヤリと笑い 宙に浮き始める
「これからだよ」
勇者は魔王に向かってジャンプした。
それと同時に獄炎が勇者を狙う
「おらおらおらおら」
無数の獄炎が勇者を苦しめる
「く!キリがねぇ!!」
その時背後から
「よそ見はよくないぜ!!」
キルオンの打撃をもろに勇者が受けた。
地面にたたきつけられた勇者に獄炎が
容赦なく降り注ぐ
「もうおわりか。呆気ないな」
魔王は降下しながら言った。
「勇者とはこんなものか」
煙が消えた
「!?」
そこには誰もいなかった
「いない!?どこだ!?」
辺りを見渡しても誰もいない
「まさか!?」
魔王は空を見上げた!
そこには勇者が剣を構えていたのだ!!
いけー!!!勇者!!
「ターン・オーバー乱空剣撃」
勇者は空を飛んだ状態で剣を振り下ろした
「くそがああああ」
勇者の斬撃を魔王は受け流すことが出来ず、左腕が切断されてしまったのだ。
「うがああああああああああああ」
魔王はあまりの痛みに耐えきれず叫ぶ
「よくも、よくもやったな」
先程まであった笑みが消え、怒りがあらわとなる。
「許さん許さんぞ!虫けらぁ」
魔王の切られた所から黒い腕が生え
「バンクショットヘルグレード」
黒腕から丸い球体が現れ、周りに浮かぶ
「死を楽しめ」
勇者は魔王にもう一度乱空を当てようとジャンプしたその時
「バーンだ」
魔王の出した球体が爆発したのだ
「避けれない!?うあああ」
ドカンドカンと爆発した
それはまるで花火のように綺麗であった
「さすがに死んだか」
瓦礫の下になって倒れている 勇者を引っ張り出し、首を絞めながら腕を上へ上げた
「もうギブか?」
勇者は首を横に振る
「そうか、だったら死ね」
魔王は勇者を地面に叩きつけ、ヘルヘイムを纏った拳で勇者を地面ごと殴った。
勇者はぴくりとも動かなくなった。
「楽しかったぜ、勇者。」
魔王は近くの壁によりかかり
「勇者はきついぜ…でもまたやりてぇな」
決着がつき、10分がたった頃
「勇者!どこだ!!」
勇者パーティーが現れたのだ
「!?」
激闘後の状況にみな、唖然としていた
僧侶が勇者を見つけ声をかける
「勇者様!勇者様!」
いくら声をかけても、揺さぶっても反応はなかった。
「連れていきな」
その言葉に4人は反応した
「あなた!魔王ね」
アタッカーが質問をする
「あぁ、だが、もう戦えない」
よりかかっていた魔王が立ち上がり、
「勇者は強いやつだったよ」
そう言うと歩いて出ていった
「魔王……おそろしいぜ」
武闘家の娘が汗を流していた
武闘家だけでなく、みな冷や汗をかいていた
「勇者様…死なないで…」
僧侶が泣き始めた
アタッカー、武闘家と次々泣き崩れていく
消えた希望
リーダーを失った悲しみ
みんなが泣き崩れていた時
崩壊した天井から、黒服の羽を生やした
青年が現れた。
「やぁ君たち!久しぶり」
青年が声をかける
だが、誰も返してはくれなかった。
「もう!冷たいな~冷たいのはあの時以来だよ!」
勇者パーティーは涙が止まり、きょとんとしていた
「え?みんなだんまり??死んだんじゃないんだからさ~それとも、もう1回死ぬ?」
青年はニヤリと笑った
勇者パーティーは立ち上がり、戦闘態勢に入る
「なにこいつ……体が勝手に動いたんだけど」
「きおつけて!みんな!!」
アタッカーと格闘家が先頭に、僧侶とタンクが後ろでサポートにまわる
「そんなにみがまえるなよ」
青年は笑っていた
「あの人のオーラやばいです」
僧侶が後ろから情報を送る
「真っ黒なオーラが見えます」
僧侶はスキル(スキャニングオーラパワー)
を使い、人のオーラで属性を判別できる。
「どんくらいやばいの?」
アタッカーが問いかける
「純度100%の真っ黒です。」
「純度100%ってやばいね」
僧侶の言葉に驚きを隠せていなかった。
「腹黒」
格闘家がボソッと言った
「おいおい、腹黒は失礼ではないかい?」
ちいさくつぶやいた言葉を聞かれビクッと
少し動く格闘家
「そこのタンクにいいものを見せてあげる」
そう言い、青年は指を鳴らす
"パチン"
「うがああああああああ」
タンクが悲鳴を上げながらひざをついた
「どうした!!タンク!!」
アタッカーがタンクに声をかけた
「ああああああああ」
タンクはうずくまった
「タンクさん!しっかりして!ヒーリング」
僧侶が回復魔法をかける
「無駄だよ、タンクはダメージを受けたわけじゃないからね」
僧侶は青年を睨んだ
「あ~こわいこわい、そんなに睨んだらかわいい顔が台無しだよ」
青年は僧侶を煽り始める
「あなた、タンクさんになにをしたんですか!!」
僧侶は怒りをあらわにした
「何って、ノイズメモリーて言えばわかるかい?」
僧侶の顔が怒り顔から無に変わる
「ノイズメモリー・・・消えた記憶」
僧侶は怒りや悲しみが0になる
「そう!わかったようだね、僧侶君」
青年はイキイキしていた
「まさか……記憶をけしていたの?」
僧侶は震え始める
「そうだよ、タンクだけじゃない、君たちも」
青年が真顔になる
「君たちも思い出すといい」
青年が指をならす
「みんな!!」
僧侶が二人の間から出て前に杖を構える
"パチン"
指から音と共に波動が飛んでくる。
「マジックキャンセラーシールド」
魔法の盾を召喚する
「ん!!つよ…い」
「押し負けちゃだめ!!踏ん張るんだからああああああああ」
僧侶は足に力を入れる。
波動の方が強く、僧侶の盾は砕けた
割られた僧侶は反動で飛ばされる
だが、アタッカーと武闘家が後ろから僧侶を支えた
「大丈夫!?」
「何があっても、みんな一緒だよ」
3人は波動の中に飲み込まれた。
目の前が真っ白から色を取り戻す。
左右には武闘家とアタッカーがいた
(私透明状態だ……)
僧侶は自分が透明状態だとすぐに気づいた
なぜなら
目の前に自分がいるからである。
(ここは…さっきまでいた場所だ)
「勇者様!勇者様!」
目の前では勇者を揺さぶっていた自分がいた
(私こんなに泣いていたのね)
悲しさが込み上げてくる
「やぁ!君たち」
そこに青年が現れる
(この後戦闘態勢に入ったのよね)
「死んでくれ」
そう言って右肘から手先にかけて紫に光だし
横に水平振った
「え」
一瞬だった
瞬きをした次の瞬間
武闘家の首がなくなっていた。
誰も動けなかった
首のない武闘家の体は横にそのまま倒れた
「あ…ああああああああああああ」
タンクが叫んだ
「うるさいな、爺さん」
青年は斬撃をタンクに向け放つ
ヒュン……ドカーン
斬撃が2つに折れ爆破した
「勇者パーティーを舐めるなよ」
アタッカーが斬撃を真っ二つにしたのだ
「ほぅやるね」
青年はおどろいていた
「なら!楽しもう!」
青年はアタッカーに向かって走り始める
「ころしてやるー」
アタッカーが迎え撃つ
ぶつかり合う刃と刃
ひとつ間違えると致命傷になるこの戦い
「そこだぁ!」
アタッカーはジャンプし、空を飛ぶ青年に
剣を振り下ろす
「遅いよ」
青年は難なく避け、自分の羽でアタッカー
を囲い円形に閉じ込め視界を悪くした。
アタッカーは羽を切ろうとするが切れず
空振りをしていた
その時、紫の刃が彼女の左目を襲う
「きゃああああああああ」
羽は下に落ち、刃が左目に刺さっている
その光景に僧侶とタンク唖然としていた
「そんな……」
僧侶は腰を抜かしていた
「ああああああああ」
刃は消え、地面に落とされるアタッカー
「いだい…いだい」
アタッカーは地面に手を付きながら片目を押さえていた
「痛いでちゅか?お兄さんがよしよししてあげまちゅよ~」
青年の言葉に痛さより怒りが勝っていた
アタッカーは立ち上がり、青年に向かいジャンプした
「くそがああああああああ」
アタッカーが青年のところに向かう最中
「羽には気おつけな」
青年は右腕の人差し指をアタッカーに向ける
空中に舞っている羽たちがアタッカーにくっつき始める
「ばくは」
アタッカーにくっついた羽が次々光り始める
「なに!?やば」
"ドカーン"
空中爆発した
煙の中からボロボロのアタッカーが落ちてきた。
地面に落ちるアタッカー
「滑稽だね、君」
青年がアタッカーに近づく
"ブゥン"
「へぇまだ戦える力あるんだ、意外だな」
アタッカーは立ち上がり剣を振った
「はぁはぁ、てめーに負けてたまるかよ」
アタッカーの腕はもう動かない
「気持ちでは君に負けたよ、でも」
「物理では俺の勝ちだ」
青年は紫の刃をだし、横に振る
「わたしは……」
最後のアタッカーの声を聞けずに頭が飛んだ
「アタッカーああああああああ」
タンクが走り出す
「まだいたね、そう言えば」
青年はタンクに向け、斬撃を放つ
「チェーンシールド」
魔法の黄色いチェーンを下から出す
斬撃をシールドで防ぎ、青年を拘束した
「いけー!僧侶!」
後ろから僧侶が走ってくる
「グランドファイヤーー」
走りながら貯めた火のデカい玉を青年に放つ
「ふー」
青年は捕らえられた状態から火の玉に息をふきかけた
"シュ"
僧侶のグランドファイヤーは青年の吐息で消失した。
「え…そんな」
いきなりの出来事に僧侶は体が固まった
「僧侶!気を確かに持て!いくぞ」
タンクは僧侶に声をかけ走り出す
「ブーストシールド・ON」
盾の形状が変わり、盾にエンジンホースが現れる
タンクは青年にぶつかりに行く
「無駄なのに」
「ブレスハリケーン」
アンクを狙い口から息を吐く
その勢いは台風を超える程だった
「うぉぉぉぉ!!まけねぇぞ!」
強い風に押されながらも前に歩き始める
「わたしもストームハリケーン」
僧侶も風魔法で対抗する
だが、風同士のぶつかり合いでも、それは
天と地の差
「進まねぇ!むしろ押される」
タンクは徐々に押され始める
「私の力が負けちゃう」
ブレスハリケーンは風量が増し、2人を押し
始める
そして
「ぐあああああああああ」
「きゃあああああああ」
タンクと僧侶はブレスハリケーンに耐えれず
飛ばされてしまう。
「弱いね、君たち」
青年はチェーンを壊し、僧侶の元に歩き始める
「僧侶には手を触れさせないぞ!」
タンクが青年の前に立ち塞がる
「お前は強いのか?」
タンクは青年を睨む
「弱くないはずだぜ?勇者パーティーの一員だからな」
青年はタンクに質問をした。
「勇者パーティーは強いのかい?」
「当たり前だ、勇者が数ある冒険者の中から選んだパーティーだからな」
青年はタンクの周りを歩き始める
「勇者が選んだ…ねぇ 適当だったりして」
「そんなことはない!!」
タンクは声を上げた
「うぅこわいね~でもお前がタンクの中ではNo1になるけど、どうやって決めたんだい?」
「俺はNo1じゃない」
「なら強いとも限らないわけだ」
タンクを煽るようにタンクの目先に顔を出す
青年
「ふん!ならやるか?しぬぞ」
タンクは煽りに乗らずに煽り返したのだ
「へぇ~強気だね、面白い!いっちょやりますか!!」
青年はジャンプし、準備運動をした
「なら、こちらからいくぞ!ジャンプシールド」
下にシールドをだし、空に飛んだ。
「へぇ空中戦か!いいね!」
青年も空に飛び始める
「ボムシールド」
盾の真ん中から爆弾を落とす
「何これ!?まるーい」
青年が爆弾を持った
「チェーンシールド!ダブルシールド!」
2つのチェーンシールドをつくり、青年をチェーンで拘束する。
「うお!?うごけな!?」
青年は身動きを取れなくなった
「もらった!バーンアウト!!」
ボムが青年の所にいき、引火した
「アタッカーにやった技だ!」
「仕返しですか、醜いですね!」
青年は手から獄炎を放った
「喰らうかよ!」
タンクは盾を前にし、
「ブーストシールド・ON」
青年に向け飛んでいく
チェーンで拘束され、動けない青年と共に
地面に落ちていく
「死にやがれぇぇぇ」
スピードが加速していく
「おまえ!死ぬ気か!!」
青年とタンクは重力のかかった状態で地面にぶつかった
「う……ん…はぁはぁ」
瓦礫の下からタンクが現れた。
「生きて…いる…勝ったのか」
周りを見渡しても、やつはいない
「勝ったんだ!!やった!やったぞ!」
タンクは拳を上げた
天高く拳を上げた
だが
「タンクさん!!後ろ!!」
僧侶の声が聞こえた。
「なん…ゴフォ」
口から血が出てきた。
「なにがおきた…」
タンクは下を見た。
「腕…か?」
タンクの腹から腕が出ていた
「なんだこれは…」
腕はぐるりと周り手のひらをタンクに向け
手を振る
「はぁ~い!タンクちゃん元気?」
タンクは思いっ切り盾を後ろに振った
「おっとあぶない、あぶない」
タンクはよろけ、左膝を着いた
「なんか、タンクちゃんがガッツポーズしてたから、イラついて殴っちゃった!てへ」
僧侶がタンクに近づく
「僧侶すまねぇ、負けちまった…はやとちりが…良くなかったな…」
僧侶は泣いていた。
「ううん、頑張ったよ、タンク」
僧侶が言ったその時
「お別れは済んだかい?じゃあね」
青年は紫の刃をだし、横に振った
タンクの体は前に血を出しながら倒れた
「うぅ…タンク」
青年は僧侶の前に歩きよった
「さぁ!君はどうする?戦うか死ぬか」
僧侶は涙をふいて答えた。
「戦うわ!みんなの想いを背負って!」
青年は笑顔を見せ
「はじめよう」
青年が戦いの合図をだす
「マザーフック」母の横殴り
青年は技を出す前に回避した
「いくよ!閃光蹴(せんこうげり)」
「マザーフック」
青年の右足と僧侶の左腕がぶつかる
「いいね!いいね!」
すかさず左足が僧侶を狙う
「ローズバリア」
バラの盾で蹴りを防ぐ
「獄炎!」
手から獄炎を放つのに対し0距離で
「サンシャインサンフラワー」
僧侶は杖からひまわりを出し、真ん中から
光の光線を放つ
「なに!?ああああ」
サンシャインサンフラワーをもろに受ける
青年
「レインボーフラワーダイナミック」
7色の花が現れ、7つの光線が青年を狙う
「ああああああああ」
青年から半径30mに凹みができていた
「生きていますか?」
青年は何とか起き上がった。
「すごいですわね、関心ですわ」
僧侶は冷たい目で青年を見る
「まさか、悲しみで覚醒するとは…」
さっきまで余裕だった青年の雲行きが怪しくなった。
「少し本気でやるか」
青年は首や足をうごかし準備運動をし始める
「さぁ!始めようか」
青年は僧侶に走りながら
「すぐにこわれないでよね!」
青年は僧侶の前でフェイントをかます
「蹴ると思った?正解はこぶグハッ」
青年は左足蹴りをするふりをして右アッパーをするつもりが逆に左マザーフックを喰らってしまった。
「あなたの考えはまるで子供ね」
青年は起き上がると
「ふ、さっきのはたまたまさ」
青年は羽を中に散らし、姿を暗ます
「みえないだろ!!」
青年はアタッカー同様 隙の一撃を狙っていた
「これはアタッカーにやったやり方ね」
青年はタイミングを見て、紫の刃で刺した
「やったぜ!これで終わりだ」
羽を移動させた時
「!?」
目の前には誰もおらず、石が刺さっていた
「どこに!?どぁ」
ガシャーーン
青年は空中からの僧侶の打撃をくらい地面に叩きつけられた
「あなたそんなに弱かったのね」
青年は悔しさが増していく
「いいよ、本気みせてやる」
青年は力を貯める
「はああああああああああああああああ」
僧侶は青年を見ていた
「ああああああああああああああああ」
頭から角が生え、筋肉は膨張し、黒い毛が生え始める
「うああああああああああああはあ!!」
その見た目はもはや青年ではなく、怪物そのものだった。
「見た目が好きじゃなくてね、いつもは控えるんだよ」
僧侶は杖を構え、戦闘態勢にはいる。
「さぁ!第3ラウンドだ」
怪物は走り出した
「グランドマザーアッパー」
地面から土の巨大な拳が出現する。
怪物は避けるかのようにバク転をした
「破壊光線」
口から光線を出す
「ローズバリア、グランドバリア、ミラーハウンド、分身バリア」
バラ、土、鏡、分身と4段階のシールドを作る。
"パリン""パリン"パリン""うわぁぁぁ"
4つのバリアは一瞬で砕けた
だが、僧侶は逃げる時間が欲しかった為
十分だった。
「ファイヤーボム+ブリザードフラワー」
火の玉と氷の花を作り、怪物に飛ばした
「くらいなさい!水素爆発」
水素爆発は怪物に引火した
ドカーン
「ふはははは」
不気味な笑いが響き渡る。
「あー弱いな、実に弱い」
怪物はホコリを払うかのように腕をほろった
「チッ効いてないみたいね」
怪物は僧侶を見た
「ぬるいんだよ、もう少し暑くしな」
僧侶の最大火力でもぬるいという怪物に
後退りした
「なら、サンダーエンド」
上空より雷が怪物を襲う
「痛くねぇな、逆にマッサージされてるみたいだ」
僧侶は目を細めた
「魔法耐性か」
怪物はニヤリと笑い
「その通り」
僧侶はこの時負けを確信した
「勝てないなんて思うなよ、僧侶」
それでも僧侶はくじけてはいなかった。
なぜなら
「私はたしかに魔法では負けているわ、でもね」
彼女は自身に強化魔法をかけていく
「攻撃力、防御、スピード、格闘センス
すべて10倍 この意味分かるかしら」
怪物は目を丸くした。
(10倍だと!?俺を上回るのか!?)
怪物は何も言わず突撃した
「言葉も出ないか、ふん!!」
怪物VS怪物のぶつかり合い
両者引かずに殴りあった
「おらおらおらおら」
「てやてやてやてや」
1分で100発打つスピードで殴り合う
「くらいな!!」
僧侶の一撃が顎にもろに入る
「ぐぁ」
怪物がよろけた
「これは格闘家の分!」
左ストレートが怪物の顔面に当たる
「これがアタッカーの分」
右フックが顔面にあたる
「そして!タンクの分だぁぁぁ」
下からのアッパー
「ぐあああああ」
怪物が宙に舞う
「私を甘く見すぎたね」
怪物は動かない
「やったよ、みんな」
僧侶が怪物を見ていたら
"ドクン"
デカいドクンという音が聞こえた。
「なんの音?」
音は次第にデカく、そして近いことに気づいた
「まさか!?」
怪物は立ち上がり、周りの闇のオーラを吸収し始めた
「これは!?なんだ!」
怪物のなかに次々闇のオーラが入っていく
「これは…やばいかも」
僧侶は杖を持ち
「エデンフィールド」
天国の領域を発動した。
「さぁ!これで天国に」
闇のオーラは次第に固まり始め、人型に変わる
「なにあれ」
人型は地面に拳をぶつける
すると闇のエネルギーがエデンを侵食していく
「エデンが…きゃああああああああ」
闇のエネルギーは僧侶を拘束した
「動けない」
人型は怪物の胸に手を当て、体の中に入っていく
「あんなのしらないわ」
闇は進んでいく 頭、腰、足と中に入った
怪物は光出した
「あぁ、勇者パーティーに倒された者たちが戦えと言っている」
怪物の見た目はさっきまでのとは大きく違っていた。
怪物と人間が合わさった見た目
ベースは人間、頭には角が生え、目は黒く瞳は白 体は筋肉質でムキムキ、肌は黒く紋章が描かれていた。
「これはいい!ベースはやっぱり人間だな
呼び名は悪魔でいいよ」
悪魔は僧侶を見た
「どぉ?かっこいいだろ?」
僧侶は動けず反応しない
「闇をどかしてあげよう」
悪魔は闇を吸収した。
「あなた人格はそのままなのね」
悪魔は不思議そうに僧侶を見た
「当たり前じゃないか!僕は僕だ」
胸に手を当て答えた
「確かに死にかけたが、誰かに呼び起こされてね、そしたらこれでさ」
悪魔は笑顔で話した
「気持ち悪い話だわ」
悪魔は目だけを僧侶に向けた
「そうだろ」
私は瞬きした、その時には悪魔はいなかった
「気持ち悪いだろ。でも強ければそれでいい」
私は違和感を感じた
「いい指してるね、僧侶なんかやって自分を偽ってたんだね!えへへへへ」
指?私はいつ悪魔に見せたんだ
私は指を見た
片腕がなかった
「左腕は…どこ?」
私は冷や汗をかいた
「まさか」
悪魔を見たら、悪魔は私の指を舐めていた
「あ…あ…ああああああああああああ」
悪魔は1本ずつ指を舐めていた
「あはっ 美味しい!うまいよ!僧侶」
僧侶の腕は瞬きの瞬間に裂かれ、奪われていた。
「返して!かえして!!」
僧侶は悪魔にマザーフックをしたが、回避し
逆に悪魔は顔面に右ストレートを放った
僧侶は飛ばされた。
「痛いかい?それとも気持ちいい?」
倒れた僧侶の顔の前に立つ悪魔
「ぎ…きもちよくないわよ」
悪魔はニヤニヤしていた
「そ、なら気持ちよくしてあげる」
悪魔は足で僧侶の顔を踏んだ
ドンドンドンドンドン
僧侶の顔踏み続ける悪魔
「気持ちいい?」
悪魔の言葉に反応しない僧侶
「反応しろや!!おらぁ」
悪魔は僧侶を蹴った
瓦礫にぶつかる僧侶
「あーあ、つまんないな~いきてる?」
悪魔が僧侶に近づいた
「あ…あんだなんがにまげない」
悪魔が僧侶の前に立つ
「あんだをだおじで、みんなにいうんだ」
僧侶は血だらけの状態で立とうとしていた
「なんて言うんだい?」
悪魔のオーラが変わる
一瞬にして、オーラが禍々しくなった
「がっだよっで」
立ち上がりきる前に
「それはこれでなくなったね!」
どーん とぶつかる音がした
悪魔は僧侶の顔面に膝を入れた
瓦礫に後頭部がぶつかる
「あーあ、死んじゃったか?」
悪魔がまじまじと僧侶を見ていた
その時
悪魔の横腹に違和感を感じた
「ん??」
左の横腹が殴られていた
「いだっ」
悪魔は左に飛ばされた
「なに!?いたいじゃないか!!」
瓦礫から頭が現れ、立ち上がる
「すごい生命力だね、びっくりだよ」
悪魔は立ち上がり、僧侶のところにジャンプした
「くらえ!閃光蹴!」
悪魔の動きが止まった。
「もう少しあそべると思ったんだけどな」
悪魔は攻撃をやめた
「あなたはとても強かったわ、殺すのがもったいない」
悪魔はそう言い紫の刃を出した
「また会いましょ」
悪魔の最後の斬撃により、僧侶の首が宙を舞った
「あぁ、終わっちゃった。戻すか」
悪魔は指を鳴らした
"パチン"
音と共に周りが動き始める
「僧侶ちゃん、これ見たらなんて思うかな」
悪魔はワクワクしていた
死んだはずのアタッカー、武闘家、タンク、僧侶の頭と体が蘇り始める
そして透明の私達も現世へ戻された。
「はぁはぁはぁ」
みんなはいままで息をしていなかったように
息を吸い始める
「どうだった?」
青年が問いかける
「死んだの…」
僧侶が青年を見る
「うん!死んだよ!!」
僧侶は下を向いた
「いやああああ」
後ろのから叫び声が聞こえ、走り出す武闘家
「逃がさないよ」
さっきまで前にいたのに気づいたら、後ろに青年がいた
「ああああ…」
叫びながら走っていた武闘家の声が消えた
いや上から聞こえた
「え」
3人は状況を理解できなかった
だっていきなり目の前から首が消え
上から声がしたから
「もう!勝手に動かないでよ!」
青年は頬を膨らましていた
「やば…にげ」
タンクが僧侶の方向いた瞬間、首が飛んだ
「タン…」
タンクの方に青年が行ったと伝える前に首が切られた
「え、みんな…」
1分の間に3人の首が切られた
僧侶はいきなりの光景に腰を抜かした。
「みんな…みんな!いやだああああ」
青年の目は輝きだした
「くるか!くるか!」
青年の狙いは僧侶の覚醒だった
だが、僧侶は杖を頭にあて
「ノイズメモリー」
自身に呪文をかけた
「はぁ、自分にかけるなんてな」
僧侶は瞳を閉じ開いた
僧侶は青年を見て
「あなた、だれ?」
記憶を無くした僧侶に青年は
「かなしいものだな」
そう言って、僧侶の首をはねた
視界が真っ暗になっていく…
「また、やり直しだな」
"パチン"
次回に続く
叫び声と剣のぶつかる音が響き渡る。
「キルオン!お前はなぜ、なぜ世界を狙う」
魔王キルオン・・・世界征服を掲げる魔物の長
「わしはこの世界が憎い、魔物を悪とし、蔑み 忌み嫌う貴様らが憎い」
キルオンは魔物に生きやすい世界を作るため
世界征服を始めた
「だからって、子供や年寄りを殺すことは無いじゃないか!!」
2人の剣の音が悲しく聞こえた……
2人の足が地面につく
「もう、終わりにしよう」
勇者の一言にキルオンは答える
「あぁ、最後の一撃だ」
2人は最後の技モーションにはいる
「3カウントオーバードライブ」
「暗黒・ヘルヘイム」
勇者の技は剣に気を溜めると同時に体の身体強化・治癒を行う。
相手に向かう際に出るスピードはマッハ3
相手に近づきマッハ3の双斬撃を与える
だが使える時間は3分のみ
キルオンの技は両手に貯めた獄炎を周りに拡散させ、マッハ3のスピードで近づき連続の打撃を与え、好きなタイミングで周りに散らした玉を爆発させる
「「うぉぉぉぉ!!」」
2人は叫びながらマッハ3で近づいた
「死ね!こわっぱがぁぁぁ」
キルオンは勇者に向かい打撃をあてる
「魔王!切り刻むぜ」
勇者の斬撃がで魔王を狙う
両者の剣と拳のぶつかる音は響き渡り
ぶつかる事に音は音撃に変わり周りのものを壊していく。
「その程度か!クソガキ」
音速の中、魔王が勇者に語りかける
「お前こそ!限界なんじゃねぇのか!」
勇者は笑っていたが、実は
"ぐ…腕が…"
「どうした!スピードがおちてきてるぜ」
勇者の左腕の骨が耐えれず折れていのだ
「おいおい!落ちているのはお前の方じゃねぇのかよ」
魔王は眉間にしわをよせ叫んだ
「貴様ごときがなめんじゃねぇ!!」
魔王は拳を勇者のいない所に手から獄炎を
飛ばし、宙に浮かび停止しさせた。
「さぁ!勇者!最高の祭りを始めよう」
魔王が言った直後
「おらぁ!おらぁ!おらあああ」
後ろから獄炎が勇者に向かい飛んでくる
勇者はそれに反応し、獄炎を切り刻む
「姑息な技しか使えないのか!」
魔王はニヤリと笑い 宙に浮き始める
「これからだよ」
勇者は魔王に向かってジャンプした。
それと同時に獄炎が勇者を狙う
「おらおらおらおら」
無数の獄炎が勇者を苦しめる
「く!キリがねぇ!!」
その時背後から
「よそ見はよくないぜ!!」
キルオンの打撃をもろに勇者が受けた。
地面にたたきつけられた勇者に獄炎が
容赦なく降り注ぐ
「もうおわりか。呆気ないな」
魔王は降下しながら言った。
「勇者とはこんなものか」
煙が消えた
「!?」
そこには誰もいなかった
「いない!?どこだ!?」
辺りを見渡しても誰もいない
「まさか!?」
魔王は空を見上げた!
そこには勇者が剣を構えていたのだ!!
いけー!!!勇者!!
「ターン・オーバー乱空剣撃」
勇者は空を飛んだ状態で剣を振り下ろした
「くそがああああ」
勇者の斬撃を魔王は受け流すことが出来ず、左腕が切断されてしまったのだ。
「うがああああああああああああ」
魔王はあまりの痛みに耐えきれず叫ぶ
「よくも、よくもやったな」
先程まであった笑みが消え、怒りがあらわとなる。
「許さん許さんぞ!虫けらぁ」
魔王の切られた所から黒い腕が生え
「バンクショットヘルグレード」
黒腕から丸い球体が現れ、周りに浮かぶ
「死を楽しめ」
勇者は魔王にもう一度乱空を当てようとジャンプしたその時
「バーンだ」
魔王の出した球体が爆発したのだ
「避けれない!?うあああ」
ドカンドカンと爆発した
それはまるで花火のように綺麗であった
「さすがに死んだか」
瓦礫の下になって倒れている 勇者を引っ張り出し、首を絞めながら腕を上へ上げた
「もうギブか?」
勇者は首を横に振る
「そうか、だったら死ね」
魔王は勇者を地面に叩きつけ、ヘルヘイムを纏った拳で勇者を地面ごと殴った。
勇者はぴくりとも動かなくなった。
「楽しかったぜ、勇者。」
魔王は近くの壁によりかかり
「勇者はきついぜ…でもまたやりてぇな」
決着がつき、10分がたった頃
「勇者!どこだ!!」
勇者パーティーが現れたのだ
「!?」
激闘後の状況にみな、唖然としていた
僧侶が勇者を見つけ声をかける
「勇者様!勇者様!」
いくら声をかけても、揺さぶっても反応はなかった。
「連れていきな」
その言葉に4人は反応した
「あなた!魔王ね」
アタッカーが質問をする
「あぁ、だが、もう戦えない」
よりかかっていた魔王が立ち上がり、
「勇者は強いやつだったよ」
そう言うと歩いて出ていった
「魔王……おそろしいぜ」
武闘家の娘が汗を流していた
武闘家だけでなく、みな冷や汗をかいていた
「勇者様…死なないで…」
僧侶が泣き始めた
アタッカー、武闘家と次々泣き崩れていく
消えた希望
リーダーを失った悲しみ
みんなが泣き崩れていた時
崩壊した天井から、黒服の羽を生やした
青年が現れた。
「やぁ君たち!久しぶり」
青年が声をかける
だが、誰も返してはくれなかった。
「もう!冷たいな~冷たいのはあの時以来だよ!」
勇者パーティーは涙が止まり、きょとんとしていた
「え?みんなだんまり??死んだんじゃないんだからさ~それとも、もう1回死ぬ?」
青年はニヤリと笑った
勇者パーティーは立ち上がり、戦闘態勢に入る
「なにこいつ……体が勝手に動いたんだけど」
「きおつけて!みんな!!」
アタッカーと格闘家が先頭に、僧侶とタンクが後ろでサポートにまわる
「そんなにみがまえるなよ」
青年は笑っていた
「あの人のオーラやばいです」
僧侶が後ろから情報を送る
「真っ黒なオーラが見えます」
僧侶はスキル(スキャニングオーラパワー)
を使い、人のオーラで属性を判別できる。
「どんくらいやばいの?」
アタッカーが問いかける
「純度100%の真っ黒です。」
「純度100%ってやばいね」
僧侶の言葉に驚きを隠せていなかった。
「腹黒」
格闘家がボソッと言った
「おいおい、腹黒は失礼ではないかい?」
ちいさくつぶやいた言葉を聞かれビクッと
少し動く格闘家
「そこのタンクにいいものを見せてあげる」
そう言い、青年は指を鳴らす
"パチン"
「うがああああああああ」
タンクが悲鳴を上げながらひざをついた
「どうした!!タンク!!」
アタッカーがタンクに声をかけた
「ああああああああ」
タンクはうずくまった
「タンクさん!しっかりして!ヒーリング」
僧侶が回復魔法をかける
「無駄だよ、タンクはダメージを受けたわけじゃないからね」
僧侶は青年を睨んだ
「あ~こわいこわい、そんなに睨んだらかわいい顔が台無しだよ」
青年は僧侶を煽り始める
「あなた、タンクさんになにをしたんですか!!」
僧侶は怒りをあらわにした
「何って、ノイズメモリーて言えばわかるかい?」
僧侶の顔が怒り顔から無に変わる
「ノイズメモリー・・・消えた記憶」
僧侶は怒りや悲しみが0になる
「そう!わかったようだね、僧侶君」
青年はイキイキしていた
「まさか……記憶をけしていたの?」
僧侶は震え始める
「そうだよ、タンクだけじゃない、君たちも」
青年が真顔になる
「君たちも思い出すといい」
青年が指をならす
「みんな!!」
僧侶が二人の間から出て前に杖を構える
"パチン"
指から音と共に波動が飛んでくる。
「マジックキャンセラーシールド」
魔法の盾を召喚する
「ん!!つよ…い」
「押し負けちゃだめ!!踏ん張るんだからああああああああ」
僧侶は足に力を入れる。
波動の方が強く、僧侶の盾は砕けた
割られた僧侶は反動で飛ばされる
だが、アタッカーと武闘家が後ろから僧侶を支えた
「大丈夫!?」
「何があっても、みんな一緒だよ」
3人は波動の中に飲み込まれた。
目の前が真っ白から色を取り戻す。
左右には武闘家とアタッカーがいた
(私透明状態だ……)
僧侶は自分が透明状態だとすぐに気づいた
なぜなら
目の前に自分がいるからである。
(ここは…さっきまでいた場所だ)
「勇者様!勇者様!」
目の前では勇者を揺さぶっていた自分がいた
(私こんなに泣いていたのね)
悲しさが込み上げてくる
「やぁ!君たち」
そこに青年が現れる
(この後戦闘態勢に入ったのよね)
「死んでくれ」
そう言って右肘から手先にかけて紫に光だし
横に水平振った
「え」
一瞬だった
瞬きをした次の瞬間
武闘家の首がなくなっていた。
誰も動けなかった
首のない武闘家の体は横にそのまま倒れた
「あ…ああああああああああああ」
タンクが叫んだ
「うるさいな、爺さん」
青年は斬撃をタンクに向け放つ
ヒュン……ドカーン
斬撃が2つに折れ爆破した
「勇者パーティーを舐めるなよ」
アタッカーが斬撃を真っ二つにしたのだ
「ほぅやるね」
青年はおどろいていた
「なら!楽しもう!」
青年はアタッカーに向かって走り始める
「ころしてやるー」
アタッカーが迎え撃つ
ぶつかり合う刃と刃
ひとつ間違えると致命傷になるこの戦い
「そこだぁ!」
アタッカーはジャンプし、空を飛ぶ青年に
剣を振り下ろす
「遅いよ」
青年は難なく避け、自分の羽でアタッカー
を囲い円形に閉じ込め視界を悪くした。
アタッカーは羽を切ろうとするが切れず
空振りをしていた
その時、紫の刃が彼女の左目を襲う
「きゃああああああああ」
羽は下に落ち、刃が左目に刺さっている
その光景に僧侶とタンク唖然としていた
「そんな……」
僧侶は腰を抜かしていた
「ああああああああ」
刃は消え、地面に落とされるアタッカー
「いだい…いだい」
アタッカーは地面に手を付きながら片目を押さえていた
「痛いでちゅか?お兄さんがよしよししてあげまちゅよ~」
青年の言葉に痛さより怒りが勝っていた
アタッカーは立ち上がり、青年に向かいジャンプした
「くそがああああああああ」
アタッカーが青年のところに向かう最中
「羽には気おつけな」
青年は右腕の人差し指をアタッカーに向ける
空中に舞っている羽たちがアタッカーにくっつき始める
「ばくは」
アタッカーにくっついた羽が次々光り始める
「なに!?やば」
"ドカーン"
空中爆発した
煙の中からボロボロのアタッカーが落ちてきた。
地面に落ちるアタッカー
「滑稽だね、君」
青年がアタッカーに近づく
"ブゥン"
「へぇまだ戦える力あるんだ、意外だな」
アタッカーは立ち上がり剣を振った
「はぁはぁ、てめーに負けてたまるかよ」
アタッカーの腕はもう動かない
「気持ちでは君に負けたよ、でも」
「物理では俺の勝ちだ」
青年は紫の刃をだし、横に振る
「わたしは……」
最後のアタッカーの声を聞けずに頭が飛んだ
「アタッカーああああああああ」
タンクが走り出す
「まだいたね、そう言えば」
青年はタンクに向け、斬撃を放つ
「チェーンシールド」
魔法の黄色いチェーンを下から出す
斬撃をシールドで防ぎ、青年を拘束した
「いけー!僧侶!」
後ろから僧侶が走ってくる
「グランドファイヤーー」
走りながら貯めた火のデカい玉を青年に放つ
「ふー」
青年は捕らえられた状態から火の玉に息をふきかけた
"シュ"
僧侶のグランドファイヤーは青年の吐息で消失した。
「え…そんな」
いきなりの出来事に僧侶は体が固まった
「僧侶!気を確かに持て!いくぞ」
タンクは僧侶に声をかけ走り出す
「ブーストシールド・ON」
盾の形状が変わり、盾にエンジンホースが現れる
タンクは青年にぶつかりに行く
「無駄なのに」
「ブレスハリケーン」
アンクを狙い口から息を吐く
その勢いは台風を超える程だった
「うぉぉぉぉ!!まけねぇぞ!」
強い風に押されながらも前に歩き始める
「わたしもストームハリケーン」
僧侶も風魔法で対抗する
だが、風同士のぶつかり合いでも、それは
天と地の差
「進まねぇ!むしろ押される」
タンクは徐々に押され始める
「私の力が負けちゃう」
ブレスハリケーンは風量が増し、2人を押し
始める
そして
「ぐあああああああああ」
「きゃあああああああ」
タンクと僧侶はブレスハリケーンに耐えれず
飛ばされてしまう。
「弱いね、君たち」
青年はチェーンを壊し、僧侶の元に歩き始める
「僧侶には手を触れさせないぞ!」
タンクが青年の前に立ち塞がる
「お前は強いのか?」
タンクは青年を睨む
「弱くないはずだぜ?勇者パーティーの一員だからな」
青年はタンクに質問をした。
「勇者パーティーは強いのかい?」
「当たり前だ、勇者が数ある冒険者の中から選んだパーティーだからな」
青年はタンクの周りを歩き始める
「勇者が選んだ…ねぇ 適当だったりして」
「そんなことはない!!」
タンクは声を上げた
「うぅこわいね~でもお前がタンクの中ではNo1になるけど、どうやって決めたんだい?」
「俺はNo1じゃない」
「なら強いとも限らないわけだ」
タンクを煽るようにタンクの目先に顔を出す
青年
「ふん!ならやるか?しぬぞ」
タンクは煽りに乗らずに煽り返したのだ
「へぇ~強気だね、面白い!いっちょやりますか!!」
青年はジャンプし、準備運動をした
「なら、こちらからいくぞ!ジャンプシールド」
下にシールドをだし、空に飛んだ。
「へぇ空中戦か!いいね!」
青年も空に飛び始める
「ボムシールド」
盾の真ん中から爆弾を落とす
「何これ!?まるーい」
青年が爆弾を持った
「チェーンシールド!ダブルシールド!」
2つのチェーンシールドをつくり、青年をチェーンで拘束する。
「うお!?うごけな!?」
青年は身動きを取れなくなった
「もらった!バーンアウト!!」
ボムが青年の所にいき、引火した
「アタッカーにやった技だ!」
「仕返しですか、醜いですね!」
青年は手から獄炎を放った
「喰らうかよ!」
タンクは盾を前にし、
「ブーストシールド・ON」
青年に向け飛んでいく
チェーンで拘束され、動けない青年と共に
地面に落ちていく
「死にやがれぇぇぇ」
スピードが加速していく
「おまえ!死ぬ気か!!」
青年とタンクは重力のかかった状態で地面にぶつかった
「う……ん…はぁはぁ」
瓦礫の下からタンクが現れた。
「生きて…いる…勝ったのか」
周りを見渡しても、やつはいない
「勝ったんだ!!やった!やったぞ!」
タンクは拳を上げた
天高く拳を上げた
だが
「タンクさん!!後ろ!!」
僧侶の声が聞こえた。
「なん…ゴフォ」
口から血が出てきた。
「なにがおきた…」
タンクは下を見た。
「腕…か?」
タンクの腹から腕が出ていた
「なんだこれは…」
腕はぐるりと周り手のひらをタンクに向け
手を振る
「はぁ~い!タンクちゃん元気?」
タンクは思いっ切り盾を後ろに振った
「おっとあぶない、あぶない」
タンクはよろけ、左膝を着いた
「なんか、タンクちゃんがガッツポーズしてたから、イラついて殴っちゃった!てへ」
僧侶がタンクに近づく
「僧侶すまねぇ、負けちまった…はやとちりが…良くなかったな…」
僧侶は泣いていた。
「ううん、頑張ったよ、タンク」
僧侶が言ったその時
「お別れは済んだかい?じゃあね」
青年は紫の刃をだし、横に振った
タンクの体は前に血を出しながら倒れた
「うぅ…タンク」
青年は僧侶の前に歩きよった
「さぁ!君はどうする?戦うか死ぬか」
僧侶は涙をふいて答えた。
「戦うわ!みんなの想いを背負って!」
青年は笑顔を見せ
「はじめよう」
青年が戦いの合図をだす
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青年は技を出す前に回避した
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「マザーフック」
青年の右足と僧侶の左腕がぶつかる
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すかさず左足が僧侶を狙う
「ローズバリア」
バラの盾で蹴りを防ぐ
「獄炎!」
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僧侶は杖からひまわりを出し、真ん中から
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青年
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「ああああああああ」
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「生きていますか?」
青年は何とか起き上がった。
「すごいですわね、関心ですわ」
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「少し本気でやるか」
青年は首や足をうごかし準備運動をし始める
「さぁ!始めようか」
青年は僧侶に走りながら
「すぐにこわれないでよね!」
青年は僧侶の前でフェイントをかます
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青年は左足蹴りをするふりをして右アッパーをするつもりが逆に左マザーフックを喰らってしまった。
「あなたの考えはまるで子供ね」
青年は起き上がると
「ふ、さっきのはたまたまさ」
青年は羽を中に散らし、姿を暗ます
「みえないだろ!!」
青年はアタッカー同様 隙の一撃を狙っていた
「これはアタッカーにやったやり方ね」
青年はタイミングを見て、紫の刃で刺した
「やったぜ!これで終わりだ」
羽を移動させた時
「!?」
目の前には誰もおらず、石が刺さっていた
「どこに!?どぁ」
ガシャーーン
青年は空中からの僧侶の打撃をくらい地面に叩きつけられた
「あなたそんなに弱かったのね」
青年は悔しさが増していく
「いいよ、本気みせてやる」
青年は力を貯める
「はああああああああああああああああ」
僧侶は青年を見ていた
「ああああああああああああああああ」
頭から角が生え、筋肉は膨張し、黒い毛が生え始める
「うああああああああああああはあ!!」
その見た目はもはや青年ではなく、怪物そのものだった。
「見た目が好きじゃなくてね、いつもは控えるんだよ」
僧侶は杖を構え、戦闘態勢にはいる。
「さぁ!第3ラウンドだ」
怪物は走り出した
「グランドマザーアッパー」
地面から土の巨大な拳が出現する。
怪物は避けるかのようにバク転をした
「破壊光線」
口から光線を出す
「ローズバリア、グランドバリア、ミラーハウンド、分身バリア」
バラ、土、鏡、分身と4段階のシールドを作る。
"パリン""パリン"パリン""うわぁぁぁ"
4つのバリアは一瞬で砕けた
だが、僧侶は逃げる時間が欲しかった為
十分だった。
「ファイヤーボム+ブリザードフラワー」
火の玉と氷の花を作り、怪物に飛ばした
「くらいなさい!水素爆発」
水素爆発は怪物に引火した
ドカーン
「ふはははは」
不気味な笑いが響き渡る。
「あー弱いな、実に弱い」
怪物はホコリを払うかのように腕をほろった
「チッ効いてないみたいね」
怪物は僧侶を見た
「ぬるいんだよ、もう少し暑くしな」
僧侶の最大火力でもぬるいという怪物に
後退りした
「なら、サンダーエンド」
上空より雷が怪物を襲う
「痛くねぇな、逆にマッサージされてるみたいだ」
僧侶は目を細めた
「魔法耐性か」
怪物はニヤリと笑い
「その通り」
僧侶はこの時負けを確信した
「勝てないなんて思うなよ、僧侶」
それでも僧侶はくじけてはいなかった。
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「ぐぁ」
怪物がよろけた
「これは格闘家の分!」
左ストレートが怪物の顔面に当たる
「これがアタッカーの分」
右フックが顔面にあたる
「そして!タンクの分だぁぁぁ」
下からのアッパー
「ぐあああああ」
怪物が宙に舞う
「私を甘く見すぎたね」
怪物は動かない
「やったよ、みんな」
僧侶が怪物を見ていたら
"ドクン"
デカいドクンという音が聞こえた。
「なんの音?」
音は次第にデカく、そして近いことに気づいた
「まさか!?」
怪物は立ち上がり、周りの闇のオーラを吸収し始めた
「これは!?なんだ!」
怪物のなかに次々闇のオーラが入っていく
「これは…やばいかも」
僧侶は杖を持ち
「エデンフィールド」
天国の領域を発動した。
「さぁ!これで天国に」
闇のオーラは次第に固まり始め、人型に変わる
「なにあれ」
人型は地面に拳をぶつける
すると闇のエネルギーがエデンを侵食していく
「エデンが…きゃああああああああ」
闇のエネルギーは僧侶を拘束した
「動けない」
人型は怪物の胸に手を当て、体の中に入っていく
「あんなのしらないわ」
闇は進んでいく 頭、腰、足と中に入った
怪物は光出した
「あぁ、勇者パーティーに倒された者たちが戦えと言っている」
怪物の見た目はさっきまでのとは大きく違っていた。
怪物と人間が合わさった見た目
ベースは人間、頭には角が生え、目は黒く瞳は白 体は筋肉質でムキムキ、肌は黒く紋章が描かれていた。
「これはいい!ベースはやっぱり人間だな
呼び名は悪魔でいいよ」
悪魔は僧侶を見た
「どぉ?かっこいいだろ?」
僧侶は動けず反応しない
「闇をどかしてあげよう」
悪魔は闇を吸収した。
「あなた人格はそのままなのね」
悪魔は不思議そうに僧侶を見た
「当たり前じゃないか!僕は僕だ」
胸に手を当て答えた
「確かに死にかけたが、誰かに呼び起こされてね、そしたらこれでさ」
悪魔は笑顔で話した
「気持ち悪い話だわ」
悪魔は目だけを僧侶に向けた
「そうだろ」
私は瞬きした、その時には悪魔はいなかった
「気持ち悪いだろ。でも強ければそれでいい」
私は違和感を感じた
「いい指してるね、僧侶なんかやって自分を偽ってたんだね!えへへへへ」
指?私はいつ悪魔に見せたんだ
私は指を見た
片腕がなかった
「左腕は…どこ?」
私は冷や汗をかいた
「まさか」
悪魔を見たら、悪魔は私の指を舐めていた
「あ…あ…ああああああああああああ」
悪魔は1本ずつ指を舐めていた
「あはっ 美味しい!うまいよ!僧侶」
僧侶の腕は瞬きの瞬間に裂かれ、奪われていた。
「返して!かえして!!」
僧侶は悪魔にマザーフックをしたが、回避し
逆に悪魔は顔面に右ストレートを放った
僧侶は飛ばされた。
「痛いかい?それとも気持ちいい?」
倒れた僧侶の顔の前に立つ悪魔
「ぎ…きもちよくないわよ」
悪魔はニヤニヤしていた
「そ、なら気持ちよくしてあげる」
悪魔は足で僧侶の顔を踏んだ
ドンドンドンドンドン
僧侶の顔踏み続ける悪魔
「気持ちいい?」
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悪魔は僧侶を蹴った
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悪魔のオーラが変わる
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「それはこれでなくなったね!」
どーん とぶつかる音がした
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「あーあ、死んじゃったか?」
悪魔がまじまじと僧侶を見ていた
その時
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「ん??」
左の横腹が殴られていた
「いだっ」
悪魔は左に飛ばされた
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「くらえ!閃光蹴!」
悪魔の動きが止まった。
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悪魔は攻撃をやめた
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悪魔はそう言い紫の刃を出した
「また会いましょ」
悪魔の最後の斬撃により、僧侶の首が宙を舞った
「あぁ、終わっちゃった。戻すか」
悪魔は指を鳴らした
"パチン"
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「はぁはぁはぁ」
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息を吸い始める
「どうだった?」
青年が問いかける
「死んだの…」
僧侶が青年を見る
「うん!死んだよ!!」
僧侶は下を向いた
「いやああああ」
後ろのから叫び声が聞こえ、走り出す武闘家
「逃がさないよ」
さっきまで前にいたのに気づいたら、後ろに青年がいた
「ああああ…」
叫びながら走っていた武闘家の声が消えた
いや上から聞こえた
「え」
3人は状況を理解できなかった
だっていきなり目の前から首が消え
上から声がしたから
「もう!勝手に動かないでよ!」
青年は頬を膨らましていた
「やば…にげ」
タンクが僧侶の方向いた瞬間、首が飛んだ
「タン…」
タンクの方に青年が行ったと伝える前に首が切られた
「え、みんな…」
1分の間に3人の首が切られた
僧侶はいきなりの光景に腰を抜かした。
「みんな…みんな!いやだああああ」
青年の目は輝きだした
「くるか!くるか!」
青年の狙いは僧侶の覚醒だった
だが、僧侶は杖を頭にあて
「ノイズメモリー」
自身に呪文をかけた
「はぁ、自分にかけるなんてな」
僧侶は瞳を閉じ開いた
僧侶は青年を見て
「あなた、だれ?」
記憶を無くした僧侶に青年は
「かなしいものだな」
そう言って、僧侶の首をはねた
視界が真っ暗になっていく…
「また、やり直しだな」
"パチン"
次回に続く
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国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
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「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
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聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
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転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
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〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
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【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
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とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
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Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
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孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
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