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第4章
194.部屋。
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先輩と別れて、早速貰ったカードキーを使いエレベーターで部屋へ行く。
エレベーターが止まり、扉が見える。
木でできていて、装飾が施された大きくて立派な扉だ。
その大きな扉を開ければ広がる大きな空間。まるで1階建てのお家のような間取りをしていて、リビングダイニングキッチンとあり、リビングの後ろには2つ扉が着いていた。その扉を開ければこれまた広い部屋が拡がっていて、ここから先が個人の部屋だ。
俺の部屋は荷物が既に届いていて、今まで使っていた部屋とほとんど変わりのないような感じだった。学園側で用意してもらったもの以外のものも、既に届いており荷解きをする必要がなかった。
ベッドの上に、今日持ってきたリスくんと去年貰ったグリフォンのぬいぐるみ“グリンくん”を並べる。そこに学園の見学に来た時の帰りに買ってもらった熊のぬいぐるみを置き、俺は独りどやった。
思いの外メルヘンにならなかったベッドは、シーツなどのおかげと言えるだろう。濃紺のシーツはアミュートの色で、俺にとっては癒される色だ。それがぬいぐるみを並べてもメルヘンにならず、上手いこと調和が取れている…んだと思う。
そして俺のベッドが整ったところで、アミュートのベッドを用意する。
学園に頼むには少々微妙なものなので、家で普段アミュートが寝る時に使っているまぁるいベッドを持ってきているので、それを俺のベッドのすぐ横、普段と変わらない位置に設置する。
アミュートのベッドを綺麗に整え、俺の部屋は整った。
することが無くなり、ルルの部屋でも見てみるか…と部屋の前まで行きノックをする。
「ルル、入ってもいい?」
「え、あ、はい…!」
「入るよ~お邪魔しま~す」
「い、いらっしゃい」
ルルの部屋も間取りは俺と一緒だが、ルルは今日持ってきたものが多く、まだ終わっていなかった。
少し申し訳なさそうにしているルルに、なにか手伝うことはないかと問えば、さらに申し訳なさそうにしたので、部屋を出ることにした。これ以上いてもルルは俺の事が気になって上手く片付けることが出来ないだろうから。
そうして暇になった俺はキッチンの横にある扉を開ける。キッチンの横の扉を開ければそこは従者待機室になっており、俺たちの部屋に着いているベルと繋がっていたり、マリエリやアミュートのちょっとした私物が置かれていたりと、休憩室としても使われる部屋が着いていた。
こことは別で、この俺たちの暮らす部屋からでてエレベーターのすぐ近くにも小さな部屋がある。そこが従者専用の部屋だ。今マリエリとアミュートはそこの片付けというか荷解き的なことをしに行っていてここにはいない。
部屋の探検を一通り終え、することが無くなった俺はアミュートの部屋を覗きに行くことにした。
『アミュート~!終わった?今から行っていい?』
『いーよー終わってるから』
『じゃ、行くね』
アミュートの部屋はほとんどものがなかった。
着替えなどが入っている備え付けのタンスに服が入っていて、机の上や本棚には従者として必要なことが書かれた本や学んだことを書いたノートがあり、後は魔法の本などが本棚に詰まっているくらいだった。
部屋の壁にはケインから貰った俺とアミュートの写真が貼られていた。
ケインは俺たちのことをちょこちょこ観察し、ベストショットを水晶越しに見ればそのままスクショを撮るかのように俺たちの写真をたまに撮る。そしてそれをほかの神に自慢したり、俺やアミュートに自慢したり…。そしてそれらを俺たちは貰い、俺はアルバムにしまっているが、アミュートは壁に貼って眺める派のようだ。
そんな俺への愛で溢れているアミュートの部屋で俺は疲れて少し眠ることにした。
目が覚めれば自分の部屋で、隣にはもふもふのアミュートが気持ちよさそうに眠っていた。
エレベーターが止まり、扉が見える。
木でできていて、装飾が施された大きくて立派な扉だ。
その大きな扉を開ければ広がる大きな空間。まるで1階建てのお家のような間取りをしていて、リビングダイニングキッチンとあり、リビングの後ろには2つ扉が着いていた。その扉を開ければこれまた広い部屋が拡がっていて、ここから先が個人の部屋だ。
俺の部屋は荷物が既に届いていて、今まで使っていた部屋とほとんど変わりのないような感じだった。学園側で用意してもらったもの以外のものも、既に届いており荷解きをする必要がなかった。
ベッドの上に、今日持ってきたリスくんと去年貰ったグリフォンのぬいぐるみ“グリンくん”を並べる。そこに学園の見学に来た時の帰りに買ってもらった熊のぬいぐるみを置き、俺は独りどやった。
思いの外メルヘンにならなかったベッドは、シーツなどのおかげと言えるだろう。濃紺のシーツはアミュートの色で、俺にとっては癒される色だ。それがぬいぐるみを並べてもメルヘンにならず、上手いこと調和が取れている…んだと思う。
そして俺のベッドが整ったところで、アミュートのベッドを用意する。
学園に頼むには少々微妙なものなので、家で普段アミュートが寝る時に使っているまぁるいベッドを持ってきているので、それを俺のベッドのすぐ横、普段と変わらない位置に設置する。
アミュートのベッドを綺麗に整え、俺の部屋は整った。
することが無くなり、ルルの部屋でも見てみるか…と部屋の前まで行きノックをする。
「ルル、入ってもいい?」
「え、あ、はい…!」
「入るよ~お邪魔しま~す」
「い、いらっしゃい」
ルルの部屋も間取りは俺と一緒だが、ルルは今日持ってきたものが多く、まだ終わっていなかった。
少し申し訳なさそうにしているルルに、なにか手伝うことはないかと問えば、さらに申し訳なさそうにしたので、部屋を出ることにした。これ以上いてもルルは俺の事が気になって上手く片付けることが出来ないだろうから。
そうして暇になった俺はキッチンの横にある扉を開ける。キッチンの横の扉を開ければそこは従者待機室になっており、俺たちの部屋に着いているベルと繋がっていたり、マリエリやアミュートのちょっとした私物が置かれていたりと、休憩室としても使われる部屋が着いていた。
こことは別で、この俺たちの暮らす部屋からでてエレベーターのすぐ近くにも小さな部屋がある。そこが従者専用の部屋だ。今マリエリとアミュートはそこの片付けというか荷解き的なことをしに行っていてここにはいない。
部屋の探検を一通り終え、することが無くなった俺はアミュートの部屋を覗きに行くことにした。
『アミュート~!終わった?今から行っていい?』
『いーよー終わってるから』
『じゃ、行くね』
アミュートの部屋はほとんどものがなかった。
着替えなどが入っている備え付けのタンスに服が入っていて、机の上や本棚には従者として必要なことが書かれた本や学んだことを書いたノートがあり、後は魔法の本などが本棚に詰まっているくらいだった。
部屋の壁にはケインから貰った俺とアミュートの写真が貼られていた。
ケインは俺たちのことをちょこちょこ観察し、ベストショットを水晶越しに見ればそのままスクショを撮るかのように俺たちの写真をたまに撮る。そしてそれをほかの神に自慢したり、俺やアミュートに自慢したり…。そしてそれらを俺たちは貰い、俺はアルバムにしまっているが、アミュートは壁に貼って眺める派のようだ。
そんな俺への愛で溢れているアミュートの部屋で俺は疲れて少し眠ることにした。
目が覚めれば自分の部屋で、隣にはもふもふのアミュートが気持ちよさそうに眠っていた。
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