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………なんか体中痛い。
起きたくない。正直もう少し寝ていたい。でも起きなきゃいけない。でも……………
そういえば何故寝てるんだ?何故体中が痛い?……何してた?
…………………みかを抱えて家に向かってなかったっけ?
……それで急に嵐になって…雷がゴロゴロ言ってて…………。
みかは?!美影はどうなった?!無事だよな!なんか体中痛いし嫌な予感がするんだが……いや、気のせいだ。きっと。だって、俺の予想が正しかったら確実に即死だろ。こんな風に考えたりできないはずだ。……でも死後意識がどうなるかなんて分からないしな………いやいや、ないない!!やめよう、考えるのは!取り敢えず起きよう。正直起きたくないけど、どうなってるか確認しなきゃみかのことも心配だ。よし!起きるぞ!………でも、起きれなかったらどうしよう…脳死とかでまだ心臓は動いてるけど意識戻らん。みたいな状況だったらどうしよう……脳死だったら考えたりできないはずだしきっと大丈夫だよな……あー起きるの怖い。起きたくない。
………………おわりおわり!考えるの終わり!起きるぞ!よし!!せーの!!!!!
「……起きれた。でも…ここどこだ?
((キョロキョロ))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
オェェェェェェ!!
え………なにこれ………どうなってんだ?!
…………はっ!みかは?!居ないのか?
みか!美影!!おーい!」
俺が目覚めて見た光景。まず初めに俺のいる場所は薄暗い空の見えない森の中。そして俺の周りには無数に横たわる血まみれの死体。
俺はグロイのは割と、と言うより結構平気だ。動物の解体とかも見たことあるが全然平気だった。多少気分は悪くなったがその程度。命に対するありがたみや感謝の気持ちを抱き申し訳ないと思いはしたが、気持ち悪いとかは思わなかった。
しかし、俺の周りにあるのは苦痛に歪んだ表情をした人間の……そしてその中には子供のものも混ざっていた。無理だ。寝起きにこんなもの見せられて吐くなという方がむちゃである。実際この状況を整理できずキャパオーバーで吐いた。
しかし、パニックになってもおかしくないそんな状況だが、頭の中を整理するよりミカを探す方が先だ。
しばらくみかを探していると不意に視界に入ったそれをみて俺は固まった。
みかによく似ている。それはそれはクローンではないかと疑うほどに。しかし違う所がある。美影は大人だ。童顔でよく学生と間違えられるが成人済みだ。しかしそこにいるのは5歳程の子供。髪色だって違う。みかの髪は昔は綺麗な栗色だったが今はストレスで真っ白だ。しかしきちんと手入れされていて綺麗だ。
その子供の髪色は手入れをすれば綺麗に輝くだろう金色。今はボサボサでバサバサで汚れている。それに血まみれ。
どう考えても別人。だが、顔が一緒。そして、俺の中の何かが“こいつはみかだ”と言っている。
脳がこいつは美影だと認識する。すると涙が次から次へと溢れてくる。
俺はその美影だと思われる子供に駆け寄った。
「おい!おい!みかなのか?大丈夫か?!おい!しっかりしろ!死んでないよな?生きてるよな?!なぁ!おい!生きてるよな!!起きろ!起きろよ!!」
いくら声をかけても起きない。そりゃそうだ。こいつの体は真っ赤だ。つまり血まみれ。
怖い。みかが居なくなるなんて。死んでしまうなんてそんなの絶対に嫌だ。
冷静に考えれば違うのだ。見た目も年齢も。しかし脳がそう認識するのだから仕方がない。
泣きながら横たわる小さな美影にほとんど叫びながら声をかけ続けた。
どれくらいそういていただろう。もしかしたらそんなに時間が経っていないのかもしれない。反対にものすごく時間が経ったのかもしれない。空を見ようにも見えないため時間が分からない。
しかし未だに俺の涙は止まらない。
体力も大分減り正直そろそろ頭を切りかえて状況確認したいところだ。だが切り替えられない。
「みかぁ…ヒック…死んじゃやだよぉ……死ぬなよぉ……起きろよぉ……起きて、起きてよぉ……ヒック、ヒック…俺を1人にしないでぇ……((ポロポロ))」
起きたくない。正直もう少し寝ていたい。でも起きなきゃいけない。でも……………
そういえば何故寝てるんだ?何故体中が痛い?……何してた?
…………………みかを抱えて家に向かってなかったっけ?
……それで急に嵐になって…雷がゴロゴロ言ってて…………。
みかは?!美影はどうなった?!無事だよな!なんか体中痛いし嫌な予感がするんだが……いや、気のせいだ。きっと。だって、俺の予想が正しかったら確実に即死だろ。こんな風に考えたりできないはずだ。……でも死後意識がどうなるかなんて分からないしな………いやいや、ないない!!やめよう、考えるのは!取り敢えず起きよう。正直起きたくないけど、どうなってるか確認しなきゃみかのことも心配だ。よし!起きるぞ!………でも、起きれなかったらどうしよう…脳死とかでまだ心臓は動いてるけど意識戻らん。みたいな状況だったらどうしよう……脳死だったら考えたりできないはずだしきっと大丈夫だよな……あー起きるの怖い。起きたくない。
………………おわりおわり!考えるの終わり!起きるぞ!よし!!せーの!!!!!
「……起きれた。でも…ここどこだ?
((キョロキョロ))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
オェェェェェェ!!
え………なにこれ………どうなってんだ?!
…………はっ!みかは?!居ないのか?
みか!美影!!おーい!」
俺が目覚めて見た光景。まず初めに俺のいる場所は薄暗い空の見えない森の中。そして俺の周りには無数に横たわる血まみれの死体。
俺はグロイのは割と、と言うより結構平気だ。動物の解体とかも見たことあるが全然平気だった。多少気分は悪くなったがその程度。命に対するありがたみや感謝の気持ちを抱き申し訳ないと思いはしたが、気持ち悪いとかは思わなかった。
しかし、俺の周りにあるのは苦痛に歪んだ表情をした人間の……そしてその中には子供のものも混ざっていた。無理だ。寝起きにこんなもの見せられて吐くなという方がむちゃである。実際この状況を整理できずキャパオーバーで吐いた。
しかし、パニックになってもおかしくないそんな状況だが、頭の中を整理するよりミカを探す方が先だ。
しばらくみかを探していると不意に視界に入ったそれをみて俺は固まった。
みかによく似ている。それはそれはクローンではないかと疑うほどに。しかし違う所がある。美影は大人だ。童顔でよく学生と間違えられるが成人済みだ。しかしそこにいるのは5歳程の子供。髪色だって違う。みかの髪は昔は綺麗な栗色だったが今はストレスで真っ白だ。しかしきちんと手入れされていて綺麗だ。
その子供の髪色は手入れをすれば綺麗に輝くだろう金色。今はボサボサでバサバサで汚れている。それに血まみれ。
どう考えても別人。だが、顔が一緒。そして、俺の中の何かが“こいつはみかだ”と言っている。
脳がこいつは美影だと認識する。すると涙が次から次へと溢れてくる。
俺はその美影だと思われる子供に駆け寄った。
「おい!おい!みかなのか?大丈夫か?!おい!しっかりしろ!死んでないよな?生きてるよな?!なぁ!おい!生きてるよな!!起きろ!起きろよ!!」
いくら声をかけても起きない。そりゃそうだ。こいつの体は真っ赤だ。つまり血まみれ。
怖い。みかが居なくなるなんて。死んでしまうなんてそんなの絶対に嫌だ。
冷静に考えれば違うのだ。見た目も年齢も。しかし脳がそう認識するのだから仕方がない。
泣きながら横たわる小さな美影にほとんど叫びながら声をかけ続けた。
どれくらいそういていただろう。もしかしたらそんなに時間が経っていないのかもしれない。反対にものすごく時間が経ったのかもしれない。空を見ようにも見えないため時間が分からない。
しかし未だに俺の涙は止まらない。
体力も大分減り正直そろそろ頭を切りかえて状況確認したいところだ。だが切り替えられない。
「みかぁ…ヒック…死んじゃやだよぉ……死ぬなよぉ……起きろよぉ……起きて、起きてよぉ……ヒック、ヒック…俺を1人にしないでぇ……((ポロポロ))」
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