うら記憶庫の大罪人
マイペースな探偵少女は突然、「世界のうらがわ」に来てしまう。強い感情を持つことが禁じられた、幻想的で不気味で、「おもて」とはまったく違う世界。そこで少女を引き取ったのは感情につながる記憶を封じる倉庫、「記憶庫」の番人だった。奇妙な記憶と人々と出来事が少女を、世界を振り回していく。
※過激な暴力表現等が予告なく入ります
※過激な暴力表現等が予告なく入ります
あなたにおすすめの小説
時の呪縛
葉羽
ミステリー
山間の孤立した村にある古びた時計塔。かつてこの村は繁栄していたが、失踪事件が連続して発生したことで、村人たちは恐れを抱き、時計塔は放置されたままとなった。17歳の天才高校生・神藤葉羽は、友人に誘われてこの村を訪れることになる。そこで彼は、幼馴染の望月彩由美と共に、村の秘密に迫ることになる。
葉羽と彩由美は、失踪事件に関する不気味な噂を耳にし、時計塔に隠された真実を解明しようとする。しかし、時計塔の内部には、過去の記憶を呼び起こす仕掛けが待ち受けていた。彼らは、時間が歪み、過去の失踪者たちの幻影に直面する中で、次第に自らの心の奥底に潜む恐怖と向き合わせることになる。
果たして、彼らは村の呪いを解き明かし、失踪事件の真相に辿り着けるのか?そして、彼らの友情と恋心は試される。緊迫感あふれる謎解きと心理的恐怖が交錯する本格推理小説。
記憶力の問題
つっちーfrom千葉
ミステリー
知性高いコルガン青年は、幼少の頃から努力を嫌い、ボヘミアン人生を望んでいた。彼は大学の授業においても、出席すること自体ほとんどしないという暴挙に出ていた。
運命の夏季試験日には、当然のことながら、進級を賭けた一夜漬けを余儀なくされる。持ち前の機知により試験を乗り越えた彼であったが、自室に戻ってみると、ドアには鍵がかけられていたにも関わらず、実家からの仕送り金の一部が盗まれていることに勘づいた。冷静沈着なコルガン青年は、わずか10分足らずの思考において、隣室の友人を容疑者として捕らえ、そのまま警察に引き渡す。犯人特定の決め手になったものは、いったい何だったのだろうか?
記憶力をテーマにした簡単な推理小説です。サスペンスではなく、コメディ寄りにしてみました。
騙し屋のゲーム
鷹栖 透
ミステリー
祖父の土地を騙し取られた加藤明は、謎の相談屋・葛西史郎に救いを求める。葛西は、天才ハッカーの情報屋・後藤と組み、巧妙な罠で悪徳業者を破滅へと導く壮大な復讐劇が始まる。二転三転する騙し合い、張り巡らされた伏線、そして驚愕の結末!人間の欲望と欺瞞が渦巻く、葛西史郎シリーズ第一弾、心理サスペンスの傑作! あなたは、最後の最後まで騙される。
捨てられた者同士の絆
O.K
SF
捨てられたホームレスの男性、ジェイクがゴミ捨て場で廃棄されたロボット、チャーリーを見つけ、家族のように大切にし始める。彼らは共に孤独と闘いながら絆を深め、技術の可能性を追求する。ある日、若い女性エミリーに出会い、彼女の協力でチャーリーは感情を取り戻し、新たなAIの道を歩むことができるようになる。ジェイク、エミリー、そしてチャーリーは、互いに支え合い、愛し合いながら社会の偏見に立ち向かい、新たな家族として未来を切り開いていく。彼らの物語は、捨てられた者同士が絆を深めていく姿を通じて、希望と勇気を与える感動的な物語となった。
【学園日常ミステリー】図書委員のヒマつぶし
暮伏九郎
ミステリー
単なるぼっち、夏狩夕輔。孤高の美少女、朝霧秋沙。正反対であり似た者同士の二人が、変哲のない高校生活に潜む『些細な謎』を『ヒマつぶし』として解き明かす!
図書室の幽霊や差出人不明のラブレターに挑む、青春日常ミステリー。
【感謝】皆様のおかげでジャンル別日間ランキング1位を記録できました! ありがとうございます!!
【追記】作品が面白いと思ったら一言でもいいので感想、お気に入り登録よろしくお願いします! つまらなかったら酷評でも構いません!
この満ち足りた匣庭の中で 三章―Ghost of miniature garden―
至堂文斗
ミステリー
幾度繰り返そうとも、匣庭は――。
『満ち足りた暮らし』をコンセプトとして発展を遂げてきたニュータウン、満生台。
その裏では、医療センターによる謎めいた計画『WAWプログラム』が粛々と進行し、そして避け得ぬ惨劇が街を襲った。
舞台は繰り返す。
三度、二週間の物語は幕を開け、定められた終焉へと砂時計の砂は落ちていく。
変わらない世界の中で、真実を知悉する者は誰か。この世界の意図とは何か。
科学研究所、GHOST、ゴーレム計画。
人工地震、マイクロチップ、レッドアウト。
信号領域、残留思念、ブレイン・マシン・インターフェース……。
鬼の祟りに隠れ、暗躍する機関の影。
手遅れの中にある私たちの日々がほら――また、始まった。
出題篇PV:https://www.youtube.com/watch?v=1mjjf9TY6Io
九竜家の秘密
しまおか
ミステリー
【第6回ホラー・ミステリー小説大賞・奨励賞受賞作品】資産家の九竜久宗六十歳が何者かに滅多刺しで殺された。現場はある会社の旧事務所。入室する為に必要なカードキーを持つ三人が容疑者として浮上。その内アリバイが曖昧な女性も三郷を、障害者で特殊能力を持つ強面な県警刑事課の松ヶ根とチャラキャラを演じる所轄刑事の吉良が事情聴取を行う。三郷は五十一歳だがアラサーに見紛う異形の主。さらに訳ありの才女で言葉巧みに何かを隠す彼女に吉良達は翻弄される。密室とも呼ぶべき場所で殺されたこと等から捜査は難航。多額の遺産を相続する人物達やカードキーを持つ人物による共犯が疑われる。やがて次期社長に就任した五十八歳の敏子夫人が海外から戻らないまま、久宗の葬儀が行われた。そうして徐々に九竜家における秘密が明らかになり、松ヶ根達は真実に辿り着く。だがその結末は意外なものだった。