百一本目の蝋燭様と

山の端さっど

文字の大きさ
上 下
15 / 18

九尾十爪十一時十二支

しおりを挟む
百一本 ひゃくいつ

 最近、口伝い、口吐き、口遊み、口喰むことに慎重。



導 汐封 しるべ しをかね

 水紋透かしの鉄扇は百一本から貰った。



虚事虫 うろこむし

 影の存在が取り沙汰される時はろくな話にならない。



「サトリ」

 閲覧注意。大樹の形の虫の巣だった。



「おとろし」

 目の前の者の意識や軽い悪縁を落とすこともできる。



「鷹っ子」

 得ている神技は少し翼艶の良くなるだけのもの一つ。



導 遠熾 しるべ みちをき

 汐封の実父。導道祖教の教主。敗因は筋肉不足など。



「さき」

 汐封の実母。本名は不明。近況も不明。



子泣き爺

 子供の泣き声を食べ泣き止ませる。育児歴二百年。



子泣き婆

 子供の泣き声に敏感。二百年前からお婆さん。
しおりを挟む

処理中です...