82 / 105
-82℃ マトリョーシカケースのM
しおりを挟む
「ねー、スターラーってどんなのだろーねー。ゴツいのがいいなー、剥ぎがいがあるやつ! 女の子ってつまんないんだもん、さすがに男でしょ? うんそうだよねー。ね?」
SはS、スピーチイズシルバー。雄弁にも銀賞貰える価値はあるわけです。聞く方は沈黙してただ頷いてれば金なので、まあ。こっちにいるうちには美少女ちゃん殺されないはずなんで、まあまあ。時間稼ぎと言えなくもないんでまあまあまあ。
もうすぐかの有名なS、大量殺人鬼スターラーが襲来予定だってのになんで悠長なんですかね。そもそもなんで来るんですかね。とか考え始めると脳の容量が無駄になるんで疑問は全部ダストにシュート。時間稼ぎしてるだけじゃダメだった時の事考えましょ。
そして考えておいたのがこちらになります。
とりあえず自力でこの雄弁奔放美女殺人鬼の制圧は無理。今や何も持ってないさそり座の乙女なんで。
他力本願も望めませんよね。だって殺人鬼ですし。清廉な女子2人を助けに来てくれるわけじゃないでしょうし。
まあ、救いとチャンスもそこです。どっちの殺人鬼もか弱い女子2人を人質扱いしないだろうって事でしょう。話し合い……殺し合い? が始まったらその隙に、そこら辺に落ちてるガラスの破片まで這ってって縄切って逃げますかー。
となれば問題は、美少女ちゃんがどこに居るかって事で。多分階下なんですけど……。
「あ! ねえねえ聞こえた? 聞こえちゃったねーわあ! 凄くなーい? えーっ、どーしよどーしよ」
え、何か聞こえました?
「銃かー。好みじゃないんだよね。お兄ちゃんは得意なんだけどなー。体と心が入れ替わるって話あるじゃん? あれってずるいよねー、他人の体にみんな簡単に適合しちゃってさあ」
あの、パードンのPが始まりましたよ。あくまで黙っときますけど。
「穴が空いてるとこに入るのはいいじゃん、でもさー、記憶も分かんないし最初は体の使い方も分かんないしさ。ゼロから初めてお話みたいに楽だったら苦労しないよねえ。今はだいぶいいけどさー。そっかー銃なあ。ナイフでおとなしくなるかなあ」
大きなナイフと布と、鉄板がついた器具? なんて持って、なんかこっちを見てます?
わー、フォアボウディング~。不吉な予感のF~。
「お、お戯れを」
「大丈夫ー、慣れてるから~」
ええ、こちらもちょっとばかし人の体チョキるのは慣れてるんで、報いって気はしなくもないんですけあああああああぁあああああぁああああああ゛っ!
SはS、スピーチイズシルバー。雄弁にも銀賞貰える価値はあるわけです。聞く方は沈黙してただ頷いてれば金なので、まあ。こっちにいるうちには美少女ちゃん殺されないはずなんで、まあまあ。時間稼ぎと言えなくもないんでまあまあまあ。
もうすぐかの有名なS、大量殺人鬼スターラーが襲来予定だってのになんで悠長なんですかね。そもそもなんで来るんですかね。とか考え始めると脳の容量が無駄になるんで疑問は全部ダストにシュート。時間稼ぎしてるだけじゃダメだった時の事考えましょ。
そして考えておいたのがこちらになります。
とりあえず自力でこの雄弁奔放美女殺人鬼の制圧は無理。今や何も持ってないさそり座の乙女なんで。
他力本願も望めませんよね。だって殺人鬼ですし。清廉な女子2人を助けに来てくれるわけじゃないでしょうし。
まあ、救いとチャンスもそこです。どっちの殺人鬼もか弱い女子2人を人質扱いしないだろうって事でしょう。話し合い……殺し合い? が始まったらその隙に、そこら辺に落ちてるガラスの破片まで這ってって縄切って逃げますかー。
となれば問題は、美少女ちゃんがどこに居るかって事で。多分階下なんですけど……。
「あ! ねえねえ聞こえた? 聞こえちゃったねーわあ! 凄くなーい? えーっ、どーしよどーしよ」
え、何か聞こえました?
「銃かー。好みじゃないんだよね。お兄ちゃんは得意なんだけどなー。体と心が入れ替わるって話あるじゃん? あれってずるいよねー、他人の体にみんな簡単に適合しちゃってさあ」
あの、パードンのPが始まりましたよ。あくまで黙っときますけど。
「穴が空いてるとこに入るのはいいじゃん、でもさー、記憶も分かんないし最初は体の使い方も分かんないしさ。ゼロから初めてお話みたいに楽だったら苦労しないよねえ。今はだいぶいいけどさー。そっかー銃なあ。ナイフでおとなしくなるかなあ」
大きなナイフと布と、鉄板がついた器具? なんて持って、なんかこっちを見てます?
わー、フォアボウディング~。不吉な予感のF~。
「お、お戯れを」
「大丈夫ー、慣れてるから~」
ええ、こちらもちょっとばかし人の体チョキるのは慣れてるんで、報いって気はしなくもないんですけあああああああぁあああああぁああああああ゛っ!
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
旧校舎のシミ
宮田 歩
ホラー
中学校の旧校舎の2階と3階の間にある踊り場には、不気味な人の顔をした様なシミが浮き出ていた。それは昔いじめを苦に亡くなった生徒の怨念が浮き出たものだとされていた。いじめられている生徒がそのシミに祈りを捧げると——。


サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ゴーストバスター幽野怜
蜂峰 文助
ホラー
ゴーストバスターとは、霊を倒す者達を指す言葉である。
山奥の廃校舎に住む、おかしな男子高校生――幽野怜はゴーストバスターだった。
そんな彼の元に今日も依頼が舞い込む。
肝試しにて悪霊に取り憑かれた女性――
悲しい呪いをかけられている同級生――
一県全体を恐怖に陥れる、最凶の悪霊――
そして、その先に待ち受けているのは、十体の霊王!
ゴーストバスターVS悪霊達
笑いあり、涙あり、怒りありの、壮絶な戦いが幕を開ける!
現代ホラーバトル、いざ開幕!!
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる