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第10章 永遠の愛をキスで誓う
ピクニックは楽しく…?
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グレイとの事が有ってから数日後…俺達の距離感の様子から、鋭い洞察力を持つイグナシオに何が有ったのかを感じ取られ、イグナシオにもコレまでのことや転生者という事を話す事になった…
イグナシオに転生の話をした時に何故もっと早く相談してくれなかったんだと怒られたため、アルグレッドにも話そうかと考えた…グレイも怒ってたし…話した方が良いだろうな…多分
そんなわけで、俺はイグナシオと…ついでに紅葉を連れてアルグレッドとピクニックに出かけることにした。
「なんか、このメンツで出かけるの久々だな~」
「そうですね、我々が騎士団に入隊してからは…アルグレッド様との接点は減ってしまいましたからね」
「執務が忙しくなければ、私も会いに行けるんだが……」
「王子だもんなぁ、忙しそう……あんま無理するなよ??」
「…あぁそうだな、有り難う」
嬉しそうに微笑むアルグレッドを見て、ほんの少し昔を思い出す…
学園に居た頃は良くこの3人で遊んだな…
「ぴゅぅう!」
「わっ!」
考え事をしていると、後ろから紅葉が背中へと飛びついてきた。
「ぴゅるるぅ…」
「あー…ごめんな?紅葉、お前も外出るの久々だもんな」
どうやら3人で楽しげにしていたのが気に入らなかったらしい。
寂しそうな顔して可愛い…
「よしよし、紅葉もピクニック楽しもうな」
「ぴゅう!」
肩から顔を覗かせている紅葉を撫でながら歩いていると、俺達は目的地である草原へと到着した。
「んー…やっぱり外は良いな、最近は部屋に一日中閉じこもって書類仕事をしてたから…気持ちいいー…」
「あははっ、1国の王子がそんな無防備で良いのかよ?襲われても知んねーぞ??」
「心配しなくともそう簡単に襲われたりしないさ、それに…この3人の中で襲われるって言うならレオだろ」
「…いやいや、俺よりお前の方が身分が上なんだから身代金高いだろ??」
「んー…そう言う意味じゃあ無いんだけどな」
「…??」
「ご心配なく、レオンハルト様…いざとなれば私がお守りしますので」
「ん?…おう…??」
「どうだかな…どちらかと言えば襲う側じゃないのか??」
「…殿下もそんな発言できる立場では無いと思いますけどね」
「あはは、何のことを言っているのか分からないな」
…まーたバチバチしてるよ…この2人は…
「お前ら…相変わらず仲良いなぁ…」
「仲良く無いよ?」「仲良くありません」
「きゅぅ!」
「ほら、紅葉も仲良しだってさ」
「「………」」
日差しもポカポカで気持ちいい、紅葉もはしゃいで凄く楽し気だ。
ある声が聞こえるまでは……
「!!イグナシオ様にアルグレッド様!!!こんな所でお会いできるなんて奇遇ですね!」
……あー……久々に聞いたわ…この甘ったるい声………
イグナシオに転生の話をした時に何故もっと早く相談してくれなかったんだと怒られたため、アルグレッドにも話そうかと考えた…グレイも怒ってたし…話した方が良いだろうな…多分
そんなわけで、俺はイグナシオと…ついでに紅葉を連れてアルグレッドとピクニックに出かけることにした。
「なんか、このメンツで出かけるの久々だな~」
「そうですね、我々が騎士団に入隊してからは…アルグレッド様との接点は減ってしまいましたからね」
「執務が忙しくなければ、私も会いに行けるんだが……」
「王子だもんなぁ、忙しそう……あんま無理するなよ??」
「…あぁそうだな、有り難う」
嬉しそうに微笑むアルグレッドを見て、ほんの少し昔を思い出す…
学園に居た頃は良くこの3人で遊んだな…
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「わっ!」
考え事をしていると、後ろから紅葉が背中へと飛びついてきた。
「ぴゅるるぅ…」
「あー…ごめんな?紅葉、お前も外出るの久々だもんな」
どうやら3人で楽しげにしていたのが気に入らなかったらしい。
寂しそうな顔して可愛い…
「よしよし、紅葉もピクニック楽しもうな」
「ぴゅう!」
肩から顔を覗かせている紅葉を撫でながら歩いていると、俺達は目的地である草原へと到着した。
「んー…やっぱり外は良いな、最近は部屋に一日中閉じこもって書類仕事をしてたから…気持ちいいー…」
「あははっ、1国の王子がそんな無防備で良いのかよ?襲われても知んねーぞ??」
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「…いやいや、俺よりお前の方が身分が上なんだから身代金高いだろ??」
「んー…そう言う意味じゃあ無いんだけどな」
「…??」
「ご心配なく、レオンハルト様…いざとなれば私がお守りしますので」
「ん?…おう…??」
「どうだかな…どちらかと言えば襲う側じゃないのか??」
「…殿下もそんな発言できる立場では無いと思いますけどね」
「あはは、何のことを言っているのか分からないな」
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「お前ら…相変わらず仲良いなぁ…」
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「きゅぅ!」
「ほら、紅葉も仲良しだってさ」
「「………」」
日差しもポカポカで気持ちいい、紅葉もはしゃいで凄く楽し気だ。
ある声が聞こえるまでは……
「!!イグナシオ様にアルグレッド様!!!こんな所でお会いできるなんて奇遇ですね!」
……あー……久々に聞いたわ…この甘ったるい声………
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