16 / 67
第4章 クラステル魔法学園入学
魔獣との遭遇
しおりを挟む
「おいおい…勘弁してくれよ……」
そう呟く俺の2メートル先には、ヒグマのような姿をした赤毛の魔獣がこちらを睨みつけていた…
魔獣の定義は魔石が身体の何処かに有ることだが、戦闘に特化している魔物は身体の外側に魔石を付けていることが多い。
このヒグマの場合、魔石は眉間から大きなツノをかたどって生えて居た。
俺が悠長に魔物を観察していると、魔物の方から襲いかかって来る。
グルプァッ!!
ふぁ!?なんだあの熊にあるまじき声、ちょ…笑うって…
俺は必死に笑いを堪えながらグレイ騎士団長達の所へ逃げ始めた。
プァー!!
「くっ……」
グレイ騎士団長達が見えるまで、俺は何度も心が乱れそうになる。
何だプァーって、吹き出しそうになるから止めてくれ…!
「…ん?おい…あれレオンハルトじゃねぇか?」
「…あぁ本当ですね、全く…どちらに行かれていたんですかレオンハルト様……」
「……兄さん、アイツ…なんか連れてないか…?」
「…ホントだ……デカいな、レッドグリズリーの亜種か?」
やっと気付いてくれた…グレイ騎士団長助けて!
グルプァーッ!!
後ろで大きく吠え?ている熊は、どうやら俺から皆へターゲットを変えたようで、俺は少し離れたところから皆の無事を祈ることにした。
……だって…俺異世界転生してもチートじゃねぇし……丸腰だし…6歳だし……
「おー…デカいな」
「レッドグリズリーでしょうか……かなり骨の有りそうな相手ですね…」
「兄さん、俺応援を呼んできます!」
「おう!頼んだぞ」
…おぉ……皆良く笑わずに居られるな……
暫くして、ドシンッと何かが倒れる音がした。どうやら方が付いたらしく、向こうからイグナシオが小走りでやってくるのが見えた。
「レオンハルト様、お怪我は御座いませんでしたか??」
イグナシオが心配している様子で俺の周りを怪我などを探すようにグルグルと回る。
バターになっても知らないぞイグナシオ…
「俺は直ぐに走って逃げてきたから平気だ、それよりお前も戦ってあの熊をやっつけたのか??」
俺が丸腰だったと言うことは、アルグレッド王子とイグナシオも丸腰だったハズだ、唯一剣を持って居たのはグレイ騎士団長だったしな…
「えぇ、そうですが…?」
「……丸腰で??」
当然でしょう?とでも言いたげにイグナシオが言う物だから、ついつい確認してしまった……
「はい、私はレオンハルト様と違い魔法が使えますので」
晴れやかにイグナシオが言う…
うぉいこら!俺一応お前の主人なんだぞ!?良いのか!黒○事のセバ○チャンだってもっと従順だったぞ!!
「……アー…ソウデスカ……」
授業か始まれば魔法学も有るし、俺にだって魔術の1つや2つ!
「頑張って下さいね?」
……まるで俺の考えが分かっているかのようにイグナシオが返す。
見てろよ………俺は自分の言葉は曲げない!それが俺の忍道だ!!!
……ぁ、これ木の○隠れの里の忍者じゃ無い奴が使っても良いんだっけか………
そう呟く俺の2メートル先には、ヒグマのような姿をした赤毛の魔獣がこちらを睨みつけていた…
魔獣の定義は魔石が身体の何処かに有ることだが、戦闘に特化している魔物は身体の外側に魔石を付けていることが多い。
このヒグマの場合、魔石は眉間から大きなツノをかたどって生えて居た。
俺が悠長に魔物を観察していると、魔物の方から襲いかかって来る。
グルプァッ!!
ふぁ!?なんだあの熊にあるまじき声、ちょ…笑うって…
俺は必死に笑いを堪えながらグレイ騎士団長達の所へ逃げ始めた。
プァー!!
「くっ……」
グレイ騎士団長達が見えるまで、俺は何度も心が乱れそうになる。
何だプァーって、吹き出しそうになるから止めてくれ…!
「…ん?おい…あれレオンハルトじゃねぇか?」
「…あぁ本当ですね、全く…どちらに行かれていたんですかレオンハルト様……」
「……兄さん、アイツ…なんか連れてないか…?」
「…ホントだ……デカいな、レッドグリズリーの亜種か?」
やっと気付いてくれた…グレイ騎士団長助けて!
グルプァーッ!!
後ろで大きく吠え?ている熊は、どうやら俺から皆へターゲットを変えたようで、俺は少し離れたところから皆の無事を祈ることにした。
……だって…俺異世界転生してもチートじゃねぇし……丸腰だし…6歳だし……
「おー…デカいな」
「レッドグリズリーでしょうか……かなり骨の有りそうな相手ですね…」
「兄さん、俺応援を呼んできます!」
「おう!頼んだぞ」
…おぉ……皆良く笑わずに居られるな……
暫くして、ドシンッと何かが倒れる音がした。どうやら方が付いたらしく、向こうからイグナシオが小走りでやってくるのが見えた。
「レオンハルト様、お怪我は御座いませんでしたか??」
イグナシオが心配している様子で俺の周りを怪我などを探すようにグルグルと回る。
バターになっても知らないぞイグナシオ…
「俺は直ぐに走って逃げてきたから平気だ、それよりお前も戦ってあの熊をやっつけたのか??」
俺が丸腰だったと言うことは、アルグレッド王子とイグナシオも丸腰だったハズだ、唯一剣を持って居たのはグレイ騎士団長だったしな…
「えぇ、そうですが…?」
「……丸腰で??」
当然でしょう?とでも言いたげにイグナシオが言う物だから、ついつい確認してしまった……
「はい、私はレオンハルト様と違い魔法が使えますので」
晴れやかにイグナシオが言う…
うぉいこら!俺一応お前の主人なんだぞ!?良いのか!黒○事のセバ○チャンだってもっと従順だったぞ!!
「……アー…ソウデスカ……」
授業か始まれば魔法学も有るし、俺にだって魔術の1つや2つ!
「頑張って下さいね?」
……まるで俺の考えが分かっているかのようにイグナシオが返す。
見てろよ………俺は自分の言葉は曲げない!それが俺の忍道だ!!!
……ぁ、これ木の○隠れの里の忍者じゃ無い奴が使っても良いんだっけか………
49
お気に入りに追加
2,538
あなたにおすすめの小説
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
召喚先は腕の中〜異世界の花嫁〜【完結】
クリム
BL
僕は毒を飲まされ死の淵にいた。思い出すのは優雅なのに野性味のある獣人の血を引くジーンとの出会い。
「私は君を召喚したことを後悔していない。君はどうだい、アキラ?」
実年齢二十歳、製薬会社勤務している僕は、特殊な体質を持つが故発育不全で、十歳程度の姿形のままだ。
ある日僕は、製薬会社に侵入した男ジーンに異世界へ連れて行かれてしまう。僕はジーンに魅了され、ジーンの為にそばにいることに決めた。
天然主人公視点一人称と、それ以外の神視点三人称が、部分的にあります。スパダリ要素です。全体に甘々ですが、主人公への気の毒な程の残酷シーンあります。
このお話は、拙著
『巨人族の花嫁』
『婚約破棄王子は魔獣の子を孕む』
の続作になります。
主人公の一人ジーンは『巨人族の花嫁』主人公タークの高齢出産の果ての子供になります。
重要な世界観として男女共に平等に子を成すため、宿り木に赤ん坊の実がなります。しかし、一部の王国のみ腹実として、男女平等に出産することも可能です。そんなこんなをご理解いただいた上、お楽しみください。
★なろう完結後、指摘を受けた部分を変更しました。変更に伴い、若干の内容変化が伴います。こちらではpc作品を削除し、新たにこちらで再構成したものをアップしていきます。
楓の散る前に。
星未めう
BL
病弱な僕と働き者の弟。でも、血は繋がってない。
甘やかしたい、甘やかされてはいけない。
1人にしたくない、1人にならなくちゃいけない。
愛したい、愛されてはいけない。
はじめまして、星見めうと申します。普段は二次創作で活動しておりますが、このたび一次創作を始めるにあたってこちらのサイトを使用させていただくことになりました。話の中に体調不良表現が多く含まれます。嘔吐等も出てくると思うので苦手な方はプラウザバックよろしくお願いします。
ゆっくりゆるゆる更新になるかと思われます。ちょくちょくネタ等呟くかもしれないTwitterを貼っておきます。
星見めう https://twitter.com/hoshimimeu_00
普段は二次垢におりますのでもしご興味がありましたらその垢にリンクあります。
お気に入り、しおり、感想等ありがとうございます!ゆっくり更新ですが、これからもよろしくお願いします(*´˘`*)♡
【完結】攻略中のゲームに転生したら攻略されました
久乃り
BL
こちらは、小説家になろう 内で別名で掲載した作品をR18仕様に加筆訂正したものになります。
R18のある場所に特に印はつけていません。ご了承ください。
タグ等ご指摘ありましたらご連絡ください。
一部に残酷な表現があります。ご注意下さい。
ゲーム攻略サイトでライターをしている瀬川大輔は、過労によって倒れた。享年36歳。
しかし、大輔は大好きなゲームの世界に転生をはたした。が、目覚めて気がついたのである。
この世界が攻略中の恋愛シュミレーションゲームだったことに。
しかもモブたど思っていたら攻略対象者になってしまい、いつの間にかにルートも決まり攻略されていたらしい。
メリーバトエン?監禁?そんな望んでないエンディングから逃げ出せるのか?
※ムーンライトノベルズ 様にも掲載しております。
平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。
しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。
基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。
一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。
それでも宜しければどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる