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第3章 少し慣れた俺は5歳になった…

クラステル魔法学園

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朝起きると暖かな日差しに頭がボーッとしてしまう。
あれからイグナシオとの距離も縮まり、今では朝起きたらハグをするのが日課になっている。
何故ハグなのかと聞かれると俺の希望だ、と言うのも…ジャ○プ信者である俺に取って男同士の友情は憧れが強い!ジャ○アンで言うところの〈心の友〉が俺も欲しいのだ。
更に友情や親睦を深めていくために、多少恥ずかしくても毎朝欠かせない…。


ぎゅぅ…と朝のハグをする。
人より低い体温も、フワリと香るフローラルな匂いも、何時もながら安心する。
イグナシオとハグするようになって1番驚いたのは彼の身体だった……

(…イグナシオ…相変わらず良い身体してるな……)

軽く抱擁することでようやく分かる筋肉や体付きは、俺よりも良い…俺も最近剣術を始めたものの…イグナシオの身体には遠く及ばない。
……俺も鍛え続ければきっと…

因みに、鍛え始めた俺の腹筋は…ついこの間うっすらと腹筋に筋が入っただけだった…



「レオンハルト様、本日はクラステル魔法学園への入学手続きのため…午後から学園へ行くことになっております、早めに身支度を致しましょう」

イグナシオが抱き締めながらそう言う。
俺も5歳になった……学園への入学は6歳かららしい…そのため、俺は親父とお袋…そしてイグナシオを連れて学園の手続きと下見に行くことになっている。

「あぁ、分かった」

屋敷の外へ出るのは3歳の時に外へ抜け出して以来だ、俺が知る〈永遠の愛をキスで誓う〉の世界かはまだ分からないが…折角転生できたんだ!今は俺なりにこの世界を楽しんでやる!

外へ馬車が到着したのか、親父達が俺を呼ぶ声が聞こえる。
イグナシオと身支度を調えると、ウキウキしながら俺は馬車へと乗り込んだ…
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