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2章

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服を変えたのだが、替えた服がバレると危ないので、替えた服をなるべく早く美織に見つかる前に隠しておかないと…

と思いながら風呂に入ってると、人生の危機がやって来た。

「あれれ~? この服はなんだろう~? あっ他の女の匂いがする~ さては喋ったな~? これはお仕置きが必要みたいね~」

隠してたのに服が見つかるなんてヤバすぎ。

しかも僕しか知らない場所に隠してるのになんで見つかる?

あっもしかして監視してる? 脳内で監視されている事にようやく気がついた。

でも待てよ。 学校では監視をされている事もあり得るか?

とりあえず美織からお仕置きがあるようで風呂を上がって受けるか逃げるかの2択を迫られていた。

受けたら受けたで、ヤバそうだし、逃げたら余計にヤバい気がする。

とりあえず説得してみてダメだったら香織の家に逃げ込もう。と思った。

「少し待って。 そもそも何で他の女と喋る事を封じるの?」

脳内では香織の一言で分かった言葉が流れている。 (それはあれだよー藻利のことを独占したいからだよ!)

「あっそれもそうだね~ 理由は簡単な話~浮気をしないかどうかの話なんだよね~」

浮気て最初から付き合ってる前提なのかなぁ?

「浮気って付き合ってるカップルの事を指すけど僕と美織は付き合ってないよ?」

もちろんのことこんな陰キャが彼女など出来るわけがないと思っているのだが美織は違った。

「いや? 付き合ってるよ~? 何言ってるの?」

いつ付き合ったのか疑問ではあるが、一般的にリア充になったってことだよな?

顔を傾ける。 僕はまだ納得行ってない。

「はぁ~ 私のこと舐めすぎだらダメだって~」

そうすると、変装していた香織が出てきた。

「え!? 香織!? 何で!?」

正直ビックリした。 まさか美織が香織だとは全然思っていなかった。

「いや~藻利って察しが悪いよね~ 誰に似たのやら~」
「もしかして美織って言うのは香織で香織がヤンデレ!?」
「そうよ~ 私香織はヤンデレ~ だから付き合ってることにしたんだよね~」

マジか。 美織は香織だったのか。

しかも付き合ってることにしてるとか前々まではヤンデレとか無かったのに高校に入ってからヤンデレになったのかと思いながらまた新しい家族がそして香織の意外な一面が知れて良かったなと思った。
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